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2005/05/26

■再び靖国問題について・・・その1「極東軍事裁判」

拙ブログ、情けないほどTBが無い中で、靖国問題にだけは、TBが付いたので、再び靖国問題について書こう・・・・と思ったら書くことが無い。

http://yahhoo.cocolog-tcom.com/goodwill/cat3221753/index.html

で述べたのは、①サンフランシスコ平和条約との矛盾、②憲法(信教の自由)との矛盾だが、これで全て。だからこれ以上言うことが無い。

しかしたったこれだけの単純な疑問に、靖国派の人々は絶対にストレートに答えないで、先ずはヒステリーを起こすのが常だ。必ず論点をずらした攻撃をしてくるので、リアルタイムで非論理性とヒステリーを解析し証明しようと目論んだのだが、これといった書き込みも攻撃も無く、私のもくろみは失敗してしまったようだ。

当たり前だが、TBは基本的に小生と意見を同じくする人々だった。ところで私は頑なに靖国を否定しているのではない。上記矛盾点が解決されれば自説に固執することなく受け入れるともりだ。しかしそれにはサンフランシスコ平和条約11条への公式な国際世論の修正と憲法改正が必要だ。

唯一頂いたコメントは、サンフランシスコ平和条約11条を否定できるかの論調だったので期待したが、どうもそうではなさそうだ。それに右翼系の反論にしては紳士的だった。ま、これは余談だ。本題に入ろう、誰も牙を剥いてこないので、よく右翼系が挙げる論を例にその議論の傾向と対策を示してみようと思う。ま、暇つぶしにお付き合いくださいな。

     戦犯問題は極東軍事裁判自体が無効で、国際法学上も定説である。

こういう理屈、非常に多い。そこだけ見ればそのとおりだと思う。だが、論点はサンフランシスコ平和条約11条を日本が「受け入れた」つまり「罪を認めた」事なのであって、罪の真偽ではないから、関係ない。「あー、そう。それで?」でオシマイなのだ。罪を認めておいて、後になって身内同士で無罪だと騒いでも、裁判のやり直しをしない限り失笑を買うだけなんだが、一向にこういう筋違いの反論が後を絶たない。

だがついでだから、極東軍事裁判について少し話そう。パール判事の言葉を借りずとも勝った方(=より多く殺した方)が負けた方(=より多く殺された方)を裁くことの矛盾は小学生でも分かる。だったら何故日本は受け入れたのか。間違っていることが分かっていて、戦勝国の言うことだからと従ったのならば、日本人は国を挙げて強い者の言うことには白を黒といって従う卑屈な民族ではないか。

そして、後になって国力が付いてきたら、他人のことばを借りたり、色々な解釈を付けてはあれは無効だと言う。なんともハヤ、何故真正面からサンフランシスコ平和条約を否定し、それを国際社会のルールで明文化しないのだ。日本人は卑屈な上に卑劣だと言われても仕方が無い。

自衛隊が軍隊か否かも同じだ、世界有数武力なんだから能力としては明らかに軍隊。なのに、軍隊として機能しない。それを場当たり的な法解釈を続け海外派遣までやってのけた。いやはやだ。しかしこの自衛隊問題は戦犯問題と異なり、完全に国内法規の問題であり、他国に指示を受けるものではない。だったら憲法改正すればよいのに、それも出来ない。非常に曖昧なのだ。

日本が曖昧なのは日本の勝手といえばそのとおりだが、その曖昧な日本人が他国との関り方や歴史認識を言うならば、勝手では済むまいし、誰も信用しない。必要以上に自虐的になるのは卑屈というものだが、かといってキチンと総括をして決着をつけないでおいて、後になってあれこれ言うのは卑劣と言うべきだ。

歴史認識を自虐史観と反発する向きの論理は、例えて言うなら地動説が分かっていながら天動説に固執するのに似ている。太陽が中心と言う事実を認めた上で、地球の意義を言えば良いのに複雑怪奇な数式で、なんとしても地球が中心であると証明したところで信じる者の間だけの特殊解の一つに過ぎず、普遍性は無いからだ。

お分かりいただけるだろうか、私は自虐的史観を認めろと言っているのではない、戦犯問題も歴史認識も何らかの認識を他人に求めるならば、自分や自分の身内だけが信じても何の意味も無い。相手を納得させるか文句を言わないと約束させなければ、ただの独り言や癇癪に過ぎないのだ。

こういうと、中国や韓国とは所詮歴史認識が平行線だとしたり顔で言われる事が多いが、それが分かっているなら、なぜその前提で戦略を立てないのだろうか。何時までも平行線のままで行こうというのだろうか、だとしたらバカだ。日本が加害者であることが国際世論の前提なんだから・・・。これについては次項で述べよう。

                                                                                ・・・つづく

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コメント

何だー。この手の人だったのかw
だよねー。バイバイw

投稿: J | 2006/12/17 17:31

http://www.youtube.com/watch?v=I1xOTox9I1U

投稿: | 2006/12/16 06:04

>反論があったらここに書いてからメールで知らせてちょ。だめかな?
ダメ。第一、一体何に反論してほしいの?それに何故私がいちいち桃人間なる人物にメールで知らせなきゃいけないのかねえ。こういう精神構造は理解できないなあ。さて、ものの見事にこの桃人間氏はサル棒日本人を演じてくれたが、これでもかと言うくらいに自らダメ押しをしてくれたので、少し解説し事の顛末をみんなで楽しもう。

以下自家引用。
「靖国派の日本人は、靖国問題を少しでも批判するとたちまちヒステリーを起こし、ヒステリー故にこちらの論点や論旨は全く理解も出来ず、単語にだけ反応し、全く見当違いの反論をしてくる。見当違い故に簡単に論破でき、その結果、理屈でかなわないから、さらにヒステリーが高まりタダの感情論で、言い方が悪い謝れとなるのがオチだ。

こうなると靖国派は靖国問題を擁護すると言う本来の目的はどうでもよくて、ただこちらを謝らせる事が目的となっていて、典型的なサル棒ニッポンジンを演じてくれるだろう。で、とりあえず謝ってあげると、それで満足する。つまり議論が出来ないのだ。議論して相手を論破し納得させ説得することは端から眼中に無く、ただただ形だけ相手を屈服させればそれで満足なのだ。傍から見れば、バカを相手にしてもしょうがないから謝っておけば満足なんだろうということなので、これほど人をバカにしたことは無いのだが本人は気付かない。」

今は忙しくて、いちいち桃人間さんを相手にしてあげられないが、近いうち彼以外の靖国派日本人をも対象に、以上の点を証明する記事を書こう。で、ここまで人を操れるものかと言うことを証明することを予告しておきます。皆様お楽しみに・・・うぷぷ。

投稿: ベンダソン | 2005/07/19 17:02

あれ?おしまい?
まあいいや。
反論があったらここに書いてからメールで知らせてちょ。だめかな?

投稿: 桃人間 | 2005/07/12 01:16

>こういう失礼はだめ。品性ない文章書いたら誰だって怒るよ。すみませんくらい言うべきでは?

桃人間さま、その通りです。スミマセン、謝ります。

投稿: イザヨ・ベンダソン | 2005/06/08 22:46

受験で忙しいので、1つだけ

>>典型的なサル棒ジャパニーズですな。つまり何が論点か全く分かっていないで、単語にだけ反応する。ホントこういう右より日本人って多いなあ。
これでは中国には勝てっこないネ。
ヘイ・カマン・イエローモンキー

こういう失礼はだめ。品性ない文章書いたら誰だって怒るよ。すみませんくらい言うべきでは?

 ホントこういう左よりの日本人って多いなあ。
 貴方はこういわれてどうも思わないの?

投稿: 桃人間 | 2005/06/08 19:44

簡単に本題の反論を言うと
>>論点はサンフランシスコ平和条約11条を日本が「受け入れた」つまり「罪を認めた」事

と言っているが、これ根拠有るのと言いたい。
貴方は「裁判を受け入れた」→「だからA級戦犯は無罪とか言いたいのなら対日平和条約を破棄してもう一度やり直せ」
  と言う文章構造になってるんだけど、こっちは「判決執行の代行をしただけであって史観の受け入れはしていない」→「だからA級戦犯は無罪とかいうのは問題ない」と言いたいの。
この両者の対立点は「SF条約の解釈」であって現在日本政府は後藤田官房長官が貴方の見解を言っている。TVでも現政府の解釈を専門家が知ったかぶっていっているが根拠は有るのかと聞きたい。
まずはそっちからその解釈について話してくれ。こっちの解釈についてはまた後で。
しかし、前にも同じ事書いたのになあ。
追記 5月26日の文章の前提条件が崩れれば26日の「ネット右派」に対する非難はナンセンスになるわけだ。文章の前半部分が重要であって後半は付け足しに過ぎないと感じた。

投稿: 桃人間 | 2005/06/08 19:37

>>ご本人は、これを意見と思っていると考えられますが、さて何を主張しているのでしょうか、その前の投稿と合わせて考えても分かりません

前の投稿から、国際法上の解釈とかが無茶だといってるのだから分からなかったら失礼。
26日の文章は基本的なことが間違ってるからこの文章の考えでを批判しようとしたってナンセンスなの分かる?

>>日本人は物事の本質や中身には全く関心も理解力もなく、内容よりも単語にだけ反応する。」を証明したかったのでチョイ挑発してみたのですが、見事に乗ってくれました。

証明したいのならもっと実証的に行くべきですよ。文献も調査も無くこういうことは書くべきじゃないよね。貴方の妄想でしかない。

追記 、2005年6月 7日 午後 11時37分について怒ったのはいきなり失礼すぎる内容だったから。何が批判したいのか全然わかんないんだよ。もっと論理的に文章を書きましょうね。

投稿: 桃人間 | 2005/06/08 19:02

■コーヒーブレイク
という訳で桃人間さまは相当に怒っている様子?別に私は桃人間さまが何処のどなたか知りませんし、そもそもハンドルネームだからバーチャルな存在、つまり発言者の実像と発言内容が繋がっていないんですね。もっと分かりやすく言うと誰が言ってるか分からない野次と同じ、これを題材にプロフィールに書いたように直ぐ感情的になる日本人や拙稿2005/04/26の「日本人は物事の本質や中身には全く関心も理解力もなく、内容よりも単語にだけ反応する。」を証明したかったのでチョイ挑発してみたのですが、見事に乗ってくれました。

これは大変に面白い現象なので別稿で書きたいと思いますが、チョットだけ解説しましょう。尚あまりにも出来すぎているので私と桃人間さまが同一人物かと思われるかもしれませんが、全く別人。全然知りません。念のため。では・・・
>話になってねー。基本を知れっていってるの!
>イザヨ・ベンダソンさんよ、感情的に反応したってしょうがないぜ。

ワンショット・ライターですね。完全に切れて感情的になっていて、自己矛盾にも気付かない。しかし彼は具体的に何を怒っているのでしょうか?

>調べりゃすぐ分かる事なのに(ネットでも一発で分かる)具体的に論述しない文章では批判があるのは当然。

ご本人は、これを意見と思っていると考えられますが、さて何を主張しているのでしょうか、その前の投稿と合わせて考えても分かりません、但し単独で見ると彼の主張は正しいのです。全くその通りなのですが、面白いのはそれが本論とは単語だけが共通しているだけで、文章としては全く別のことを言っているので、何の関係も無いことです。

本来なら、私は「おっしゃるとおりですね」と言っておけば良かったのですが、個人を特定出来ないので、名誉を傷つけることが無いことから、拙稿2005/04/26を証明するカッコウの題材なので取り上げました。

ここでさらに面白いことを証明しましょう。
投稿は特定不明の野次である点を述べましたが、この先彼及びその周辺は自己の人格が否定されたと勘違いします。そして①罵詈雑言を浴びせる、②相変わらず単語にだけ反応する、③脅しをかける、この3パターンになります。(もう一つ確実な行動パターンがありますが、これはナイショ。本人だけが読まれていることに気付くでしょう)

決して、内容に直接言及することはないでしょう.。これが当初から私が言っている直ぐ歯をむき出すイエローモンキーです。しかしこのイエローモンキー、歯をむき出しくやしがっている様子は想像できるのですが何を悔しがっているのか、さらには実態が不明という点がおかしい。

投稿: イザヨ・ベンダソン | 2005/06/08 12:40

話になってねー。基本を知れっていってるの!
イザヨ・ベンダソンさんよ、感情的に反応したってしょうがないぜ。調べりゃすぐ分かる事なのに(ネットでも一発で分かる)具体的に論述しない文章では批判があるのは当然。

投稿: 桃人間 | 2005/06/08 00:32

いやー、期待通りのコメントありがとうございます。
本論7・8行目通り。見事これを証明してくれました、典型的なサル棒ジャパニーズですな。つまり何が論点か全く分かっていないで、単語にだけ反応する。ホントこういう右より日本人って多いなあ。

これでは中国には勝てっこないネ。
ヘイ・カマン・イエローモンキー

投稿: イザヨ・ベンダソン | 2005/06/07 23:37

アムネスティ条項でした

投稿: 桃人間 | 2005/06/07 08:38

基本的事実を知らないからこうなるんだなあ。
ちょっとは勉強してきてから書いた方がよいのでは?と思ってしまいました。
国際法学会上(国際法上といってもいい)の常識とか、国会で戦犯に関して各国にアムネスティ条約を適応するように求める決議を出した事。
それが基となって戦犯たちが名誉回復されて犯罪者でなくなったこと、中華民国政府も受け入れていることなんかを考えてもらいたい。

投稿: 桃人間 | 2005/06/07 08:34

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