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2005/05/15

■斎藤昭彦さんイラクで拘束といえば・・・

【今日の話のポイント】:私の話どうも長文過ぎると反省、言いたいことはこれです。

Ø  戦争体験者は悲惨さを訴えるばかりで、実戦体験を伝えていないが、これはもったいない。存命中に是非、実戦の様子・テクニックを伝えて欲しい。

【説明】:以下はその説明。また長文になってしまった。(反省)

斎藤昭彦さんイラクで拘束といえば、思い出すのは高遠さん・・・ではない。日本人の戦い方のテクニックだ。何のことか分かりにくいだろうが、斎藤昭彦さんは元仏外人部隊という、となると同じく元仏外人部隊にいた作家柘植久慶氏を思い出す。柘植久慶氏と言えば、その戦闘シーンのリアルさは群を抜いていて、具体的戦い方のテクニックの記述には感銘を受ける。そんな訳で戦い方のテクニックを思い起こした次第。

話が飛びすぎているので少し説明しよう。日本にはまだ先の大戦で戦闘を体験した多くの方がいる、言ってみれば実戦のエキスパートでもあるわけだ。ところが戦争の悲惨さを訴えるばかりで、せっかくの実戦経験ノウハウが全く活かされていない。とは日本の友人の弁

大きな書店に行くと戦争コーナーがあり多数の戦争関係著書が並べられているが、どれもがその悲惨さばかりを扱っていて、確かに戦闘自体を扱っているものは皆無に近く、唯一戦闘機乗りの著書に若干、戦いの実際や戦い方が載っている程度だ。

そういう中にあって、例外的に戦闘の実体験や戦闘の仕方を具体的に書いているのが、作家柘植久慶氏の著作群だ。戦場での迫撃砲弾の落ち方や破裂の様子、サバイバルのノウハウ等クールでリアルな表現は読むものを震撼させ、100の悲惨な話よりはるかに戦争の残酷さを実感できると同時に、不幸にも事あるときの対処が学べるのだ。

例えば、ナイフで相手を刺すときは、わき腹を狙い刃を肋骨と平行に刺せば、スッと内臓に達し致命傷を負わせられるが、直角では骨に当たってうまくない。砲弾が破裂するときは口を大きく空け、肺の破裂を避ける。弾が上に逸れるときはたいした敵ではないが、下に着弾するときは注意すべき。何故敵を十分にひきつけてからではないと攻撃してはいけないか等々、実体験に裏打ちされた表現は、フィクションを超えたリアルさで読む者を圧倒する。

この柘植久慶氏が、実は斎藤昭彦さんと同じく仏外人部隊を経てグリーンベレーの格闘教官まで勤めた人物なのだ。あくまでかってな想像だが、斎藤昭彦さんは柘植氏に啓発されて外人部隊に入隊したのではないだろうか。茹で蛙のような状態のニッポンにあっては、命のやり取りをする戦場に、ある種の憧れがあるとは日本の友人の弁だが、確かに警察官僚OBらがテロや戦闘を解説しても、今一つリアリティが無く頼りない。

ちなみに仏外人部隊では、仲間が戦闘で重症を負ったら置いて行くのがお互いの不問律だそうだ。戦闘のプロフェッショナルとしては、一人のために部隊を危険にはさらせないからで、センチメンタリズムの入る余地は無い。

そういえば、日本の戦争体験記の中で数少ない実戦解説に坂井三郎の空戦記があるが、その中で確か「戦闘は1撃で決まる、その点、ボクシングなどで力を温存して最後に逆転するのと根本的に違う。ボクシングはスポーツだから出来ること。戦争は殺すか殺されるかなので、第2ラウンドは無い。」と述べていたのが印象的だった。

戦争は悲惨だ、そんなことは父母達からも聞いて十分に分かっている。それらを書いた書物ももう十分過ぎるほどある。出来ることなら、先の戦争で実戦を体験した方の戦い方の実際を聞いてみたい。自衛隊には定年があるため一人も実戦経験者がいないのだ。平和ボケした日本にあっては、彼らは貴重な実戦経験者なのだから、存命中に記録を残しておいて欲しいものだ。とは、友人の弁。私もそう思う。

日本では、戦争反対・核兵器反対といった運動やデモは目にするが、核シェルターの話題には出くわさない。しかし北朝鮮がはじけたら危ないし、最も危険なのは中国であることを知識階級は分かっているはず。「こうあるべきだ」と「こうである」とは違う。建設業者を食わせるために道路を掘っては埋めてと無駄な投資をするくらいなら、万一に備えての核シェルターくらい造るべきではないか。

しかし我々市民には、とてもそんな余力はないから、せめて戦闘のノウハウくらいは知っておいて損は無いはず。外人部隊20年のベテラン斎藤昭彦さんは、覚悟を決めてのイラク入りだろうし、実戦経験も豊富だろう。しかし我々にはとてもそんな覚悟も能力も望むべくも無いから、使う機会が無ければ最高にGOOD、不幸にして使う機会があれば、身を守れる。

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