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2005/08/28

国内法で国際問題が解決できる?

日本人は、単語にだけ反応し、物事の本質に触れることはない。このことを一番良く知っているのは民主党かもしれない。彼らのマニュフェストを眺めていて、つくづくそう思った。あるいは彼ら自身、単語しか理解できず、文脈を理解できないと言うことか。

一例を示そう。以下は「外交・安全保障」からの引用です。
③わが国の領土・領海、排他的経済水域を守ります。
北方領土問題の早期解決に取り組むとともに、尖閣諸島・竹島を含むわが国の領土・領海、排他的経済水域を守るため、国連海洋法条約に基づく「海洋権益確保法制(資源探査等主権行使法案など)」の制定をめざします。(引用終わり)

思わず、えっ?!と思いましたね。彼らは国内法で国際問題が解決できると思っているらしい。国際法規に基づいて国内法を制定すれば、北方領土も尖閣諸島・竹島も守られ解決するというのだろうか。フーン、じゃコレで一気に我が国は安泰なんだ。他所の国も同じだよなあ。オオッ!す・すごい、凄過ぎる、遂に人類は恒久的世界平和を成し遂げられるど。

イヤハヤ、耳障りの良い単語を並べておけば、どうせアホな国民は単語しか理解できないから、票が稼げるとでも?別に重箱の隅をつついたわけじゃない、彼らのマニュフェストはいたるところ矛盾だらけで、一例として挙げただけです。

まあ、皆さんじっくり読んでくださいな。噴飯モノとはよく言うが、じっくり読むと、これは笑えます。もっともこういう笑い話を平気でマニュフェストと公言してはばからない政党が政権を取ると考えると、冗談では済まされないが。

以前、イラクへの自衛隊派遣かなにかの党首討論を深夜放送で見ていて、不思議な感じがした。管直人氏の発言を、全部通しで聞いていると、何とも辻褄が合わなくて、それでいて、薄笑いを浮かべ、ただただ相手を見下したように自信たっぷりに話していたからだ。編集したその映像だけ見れば、管氏優勢と見えるかもしれないが、なんとも管氏の姑息さが、逆に浮き彫りにされたのが印象的だった。

国民にはどうせ単語や映像の印象しか理解できまいとするのが、この党の体質かもしれないが、全員がそんな人達とも思えない。中には埼玉県の上田知事などのように、誠実さを感じさせる政治家もいる。他にもまともな方がいるだろう。その一方では素人には分かり難いしがらみや、場の確保といった現実問題もあるだろう。だからやはり、ここはガラガラぽんで、政界再編しかないようだ。

革命とは何も血を流すこととは限らない、無血革命だってある。だから、今、革命前夜なのだ。その判断、行動因子は我々国民一人一人の内にある。そのことをこの選挙ではキモに命ずるべきだろう。

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2005/08/27

議員年金廃止?

民主党のマニュフェストに議員年金廃止とあった。一体何なんだろう、何のメリットがあるのだろう。私にはさっぱり分からない。だって、議員って我々市民の代表として政治を行うわけでしょう。我々の生活は、地方と言わず国と言わず、議員さんたちに懸かっているはず。

議員として正当な仕事をするなら、正当な報酬は当たり前、仕事に責任を持ってもらうためにもボランティアではやって欲しくない。それに天下国家・地域のために働いたなら、老後の保証だって一般人と同じで良いはずがない。第一、議員年金って本来退職金の流用じゃないのかな、それを廃止するということは、じゃあ政治家の間に私腹を肥しておけ、或いは私腹を肥して儲かるんだから議員年金は要らないだろうと、こういうことなんだろうか?・・・・ふーむ、分からん。

この国では常に本質をどこかに置き忘れ、目先の議論が多い。多分、民主党は、国民が議員だけ特別扱いはけしからんと思っているからと、人気取りに出たのだろうが、だとしたら何とも情けない。もし、経費節減をするなら、議員定数を削減し、少数精鋭にすべきだろう。アホな議員10人より、優秀で真面目な議員1人の方がはるかに役に立つ。

給料を5倍に上げたって経費は半分ですむ。5倍の待遇で老後も特別の年金を与えれば、利権で私腹を肥さなくてもやっていけるだろう。そもそも政治家の仕事って内容に照らしたら給料、すごく安いと思いません?例えば私の街の市長は給料がたったの年収1200万円。土曜も日曜も無く何かの行事に駆り出され、その中からいろんなご祝儀やらなんや出していて、そういう出費を差し引いて、時給に換算したら、とてもじゃないけどアホらしくてやってられない。

少なくともそんな実収入では、割に合わない上、生活が成り立たないから、私なら余程の隠された旨みが無ければやらない。それが皆さん、本音じゃあるまいか。逆にいえば、だから旨みを創るしかない。結局、待遇を下げると言うことは、仕事をするな、自分で裏金を稼げと言うようなものなのだ。

正当な仕事には正当な報酬、こういう当たり前のことが、この国では全く話題にならず、仕事の内容を無視して金額だけを言う。内容ではなく単語に反応してしまうのだ。コレでは民度の低さを指摘されてもしかたあるまい。何しろ、政権を狙う2大政党の一つがこういう事をマニュフェストに載せるんだから。

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2005/08/25

マイクの怪

今日は、前から不思議に思っていた日本の選挙の不思議な光景について書きます。

日本の選挙演説では・・・なぜあんなに、まるで花束みたいにマイクを抱えてるんでしょう。社民党の福島さんなんて、マイクの影に隠れるくらいドッサリ持ってましたね。重くないのかな。

日本はエレクトロニクス大国なんだからミキサーくらい普通にあると思うのですが・・・フーム謎です。こんなにマイクがあるぞーって自慢してるのかな。そんなもの自慢してどうなる。(爆)

あと、も一つ分からないのが、どうしてマイクロバスの屋根に登って演説するんでしょうか、暑くないのですかね、聞く方もタイヘンだし、どうしてエアコンの効いた室内じゃダメなんでしょう。

通行人に訴えかけるということでしょうか、だったらその演説行為がどれだけ結果に結びついたか、検証されるんでしょうか。客観的に検証されていないとしたら、単なる候補者の自己満足じゃない?

オー!ニホンジンノ センキョ ワカラナイネ。誰か分かったら教えてくださいな

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2005/08/22

頑張れ1/4(クオーター)ワカゾー

どうやら、ホリエモンで決まりみたいだな。猪瀬直樹なら絶対勝つと思ったのですが、ま、いいでしょう。それにしても無所属とは驚きました。この、フリーターならずクオーター・ワカゾーやるなあ。ハッキリと決して有利とは思えない個人の戦いに場を設定してしまった。なぜクーターかって?それは大人の人生経験が亀井氏の4文の1だから。混血のクオーターではありません。だって彼の体型からそれは明らかでしょ。

TVで亀井氏とこのワカゾーが激論を交わしていたが、何十年と政界にいたはずの亀井氏が、アーギュメントで政策論をしゃべることが出来ず、ワカゾーに対する人格攻撃に終始していたのがナンとも情けなかった。

ホリエモンが名誉毀損で訴えたらどうなるんだろう。亀井氏が形振りかまわず言いたい放題の人格攻撃をしても、このワカゾーは自分を高みにおいて、決して亀井氏のレベルには降りて来なかった。冷静だ。人間的にあまりにもレベル差を見せ付けられた観がある。

ここでちょっと屁理屈を。アーギュメントとは、理由と根拠を示して結論を述べることで、論理の基礎だ。対して単に結論を言うのはステイトメントという。「私は飛行機より電車が好き、だって景色の移り変わりが見られて楽しいから」はアーギュメントですが、「「飛行機より電車が好きだ、そんなこと常識だ、絶対だ」は単に自分が思う主観的結論を表現を変えて繰り返しているだけですからステイトメントに過ぎません。「そう思うのはあなたの勝手」ですし、相手も同じ調子でやり返せるので、議論ではありません。

議論のルールの世界標準の1つに人格攻撃の禁止があります。人格と(真理追求の)意見には直接関係がないからです。例えば「このりんごは腐っている、何故なら変色しているから」は発言者が誰であろうとその事実評価に関わりがないからです。

さて亀井氏は何歳でしょうか、私は知りませんが、このワカゾーの倍はいってると思います。成人後の人生経験では4倍位でしょう。しかも亀井氏は政治のプロ、言ってみれば国際的にも議論のプロであるはず。それが、大人の経験が4分の1(クオーター)に過ぎないワカゾーに、軽くいなされ、人格攻撃してしまうとは一体どういうことでしょう。

亀井氏に限らず、郵政改革反対派の多くが恨みつらみの感情論や手続き論ばかりで、論点に対してきちんとしたアーギュメントを形成していません。日本人社会では理屈不要ということなのかもしれませんが、それでは少なくとも村社会では通用しても、外には通用しません。日本外交が全くダメなのはこういうところから来ているのでしょう。

話を亀井対ホリエモンに戻しますが、亀井氏は盛んに「金で人の心は買えない」「小泉はヒットラー以上だ、だって仲間を抹殺している」「弱者切捨てだ」「政策が無い」云々を論拠に自分はそうではない善人だと主張しているつもりのようですが、彼の話は客観的な論拠が皆無で、すべて主観的判断を羅列しているに過ぎず、非論理的強弁の典型です。

だから相手もそっくり同じ事を言い返せるし、私から見ると、アンタこそそうじゃないのと思ってしまいます。相手を大声で封じ込めることしかできない超B級テクニックで、何一つ客観的ではないので、自己満足でしかありません。もっとも、朝生など見ていると、日本の論客は大半がそうなんですが。

あと、よく分からなかったのが、亀井氏が「堂々と自民で出ろと」言っていたこと。またコメンテーターも批判気味に問い詰めていたけど、何が問題なんでしょう。「あ、分かりました、じゃ自民で出ます。」といったらどうするんでしょうか。

ホントにジジイ達は、このワカゾーの何を問題視しているのかがサッパリ分かりません。ただ批判すればいいと思っているのでしょうか、いつも墓穴を掘り、結果的にホリエモンを応援してしまうように見えてしまう。田原総一郎クラスでさえ、感情的な発言ばかりで、全く論理的に対峙せず、ワカゾーの方が1枚も2枚も上手というか、ジジイたちを諭すように、先を読み、手玉に取っているようにしか見えないのですが・・・。

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2005/08/19

ホリエモン擁立?

  ま、ありでしょう。

horiemon彼は元気があってよろしい。口先だけで赤信号みんなで渡ることしか考えない今の日本人にあっては救世主だと思う。しかし・・・だ、同じ理由でそう思わない人も多い。つまり、選挙に関して言えばポイズン・ピルの可能性があるのだ。

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話題性は充分だが、亀井氏の対抗馬としては、効果は五分五分だろう。私だったら、密かに猪瀬直樹を擁立するな。ま、本人が何と言うか分からないが、猪瀬氏にしてみても、人生設計のなかでケッコウ、これってチャンスじゃあるまいか。

今なら、本人の評価と言うより、小泉対亀井の代理にすぎないから、負けても本人の不名誉にはならない。これはホリエモンにしても同じだ。勝てばケッコウ、負けてもそれなりの利益は間違いなくある。と、私は思う。

だから、煽るだけ煽っておいて、土壇場で猪瀬氏擁立って言うのもアリじゃないだろうか。当て馬にされたホリエモンとて、政界進出の手ごたえを確認できるし、さらに話題をとれたんだからPR効果で充分モトがとれるだろう。

皆さん、どう思います?

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迷子の村会議員

watanuki 国民新党結成に関して綿貫氏や亀井氏のインタビューを見ていて、つくづく思った。この人たちは国会に迷い込んだ村会議員だったのかと。彼らの口から出てくるのは「刺客」だの「仲間」だの「義理人情」だの、私憤レベルの話でしかない。ウソでもいいから、恨みつらみの前に、政策ビジョンくらい言えよ。

一体何なんだろう、それが本音と言うのはわかるが、蔭で言うならまだしも、人前で堂々と言うことか。オラが村の村会議員選挙じゃあるまいに。国家の政治政策をあづかる国会議員の言葉じゃないだろう。国会は仲良しクラブではない。

反対なのか賛成なのか煮え切らない民主も困ったもんだが、恥ずかしいことを平然と言ってのけ、一向に自分が何を言っているのか分からない彼らには、怒りを通り越して哀れさを感じてしまう。

いままで何十年って、そうやって国会でメシを食ってきたんだろう。どこまで行っても国政を個人レベルの損得・義理人情でしか考えられない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000153-jij-pol にいたっては何を言ってるの?だ。ライバル会社を設立しておいて、古巣の社員にオレを助けろと言っても、コイツ大丈夫?とフツウーは気味悪がられるだろう。

選挙に当選することと、国会議員としての資質は、また別だ。オラが村の英雄として彼らは当選するかもしれないが、心根は村会議員。国防も外交も経済も全然興味なくて、支持者しか見ていない。こういうことが許されるのは、せいぜい県会議員までだろう。

国の行く末を、オラが村の感覚でやられてもなあ・・・。いい人らしいが、彼らは、自分達は良い人である、小泉のように冷たくないと盛んに自己PRするが、これってPRになってるのだろうか?だって、医者や弁護士を選ぶのに人柄って重要?どんなに人がよくっても、腕が悪かったら敬遠するでしょ?

綿貫さん亀井さん、気持ちは分かるが、聞いているこちらが恥ずかしくなっちゃう。当選はするかもしらんが、キミたちの給料は国民の税金なんだよ。少し理解してくれないかな・・・と言いたい・・・ふう。

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2005/08/17

戦争体験談

どうやっても、このココログブログでは、文字サイズが意図に反して変わってしまい、しかも見るPC毎に変わるので手を焼いています。どなたか分かる方教えてください。それとも自前サーバー立ち上げるべきかな。というわけで、再び。・・・ふう・

senbitusya_tuitou

日本では戦争体験といえば、飢えや病気などの悲惨な体験ばかりで、戦闘体験というものにトンとお目にかからない。有るとすれば戦闘機乗りの空戦記のみ、すくなくとも陸軍関係の戦記もので戦闘に関する記述を目にしたことが無いし、あってもやられる話ばかりで、攻撃の話は読んだ記憶が無い。

このことが意味するものは、先の戦争の悲惨さとは、戦闘のそれよりも、軍国主義の悲惨さが大きいと言うことだろう。つまり敵との戦闘より、赤紙一枚で召集され、ろくに武器も食料も与えられずに戦争に駆り出された日本の社会そのものに問題が有り、そのことを皆さん、一生懸命訴えているようだ。

戦記ものはどれも、病気と食糧難の凄惨な様子や、軍隊組織及びその作戦や用兵のでたらめぶりを訴えており、確かに読めば読むほどやるせなく、戦争の悲惨さが伝わってくる。

ただ、それにしても非常に不思議なことは、実際の戦闘体験がなぜにこうも少ないのだろうということ。戦後60年一度も戦争が無く、おそらく日本は有史以来最も平和な国家だったのではないだろうか。今も戦争状態のイスラエルから見れば、今後も戦争が無いことを前提に市民が暮らす日本が信じられないほど羨ましい。

しかし、日本が戦争を放棄しても、相手もそうとは限らないから、自衛隊を創ったのだし、ここへきて北に物騒な国が出てきては、いつまでこの平和が維持できるか保障は無い。今の憲法では、おそらく国軍として自衛隊は機能しないだろうから、日本が侵略されたならゲリラ戦となるだろう。となれば、戦争の悲惨さもさることながら、戦闘の実体験を聞いてみたいものだ。

私は外国に行く度に銃を撃つ。日本人観光客はマグナム弾のピストルに夢中だが、私はもっぱら小銃だ。圧倒的な命中精度と威力は拳銃の比ではない。こんなものは使いたくもないし、必要の無い日本をありがたく思うが、であるからこそ一朝事あるときは、実戦知識が必要だと思う。

しかしテッポウをいくら撃っても、所詮ゲームでしかない、だから実戦の体験を聞いておくべきなのだ。例えば、敵弾が上に逸れるときは強敵ではないが、下に着弾する場合は要注意とか、迫撃砲は同じ場所には着弾しにくいから、着弾点へ逃げろとか、私はイスラエルの爺さんから散々聞かされた。

そんな状況にならないことが一番だが、こうあってほしい事とこうである事は別なので、杞憂であることを願いつつも、私は最低限の戦略・戦術論や野草の食い方、飲める水の作り方などを学んでいる。

こう言うと、ナンとエキセントリックな御仁かと笑われるだろうが、実生活でもケッコウ役に立つのでお勧めです。例えば孫子の兵法に曰く「敵を知り・・・」や「戦わずして勝つ」などその典型。ビジネスの極意と言っても良く、ポーターの競争戦略論よりよほど役に立つのでは?

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2005/08/15

侵略放棄じゃダメ?

どうもココログでは文字の大きさがコントロール不能のようで、勝手に文字サイズが変更され読めなくなってjaps_bayonet_chinese_nanking_1938_6しまったので、12日の記事を再掲します。

かつて日本は大東亜共栄圏の名の下、東南アジア諸国を侵略した。侵略か否かがよく議論されるが、よその国に侵攻したんだから、侵略もクソも無い。強姦しておいて愛の証だと言うようなもの、こちらがなんと言おうと、相手がそう認めなければ通る理屈ではない。

単純で分かりきったことを、細かく注釈をつけてややこしくし、都合の良い理屈を付けて得意がるのは日本人の悪い癖だろう。所詮強弁にしか過ぎないから、仲間内では通っても、外には通じない理屈だ。

例えば、憲法9条。第1項で戦争と武力行使を放棄し、第2項で交戦権を放棄していて、自衛隊はないだろう。誰がどう見ても軍隊なんだが、交戦権が無い。それで自衛?って、何から自衛するの?何のための武器?だって交戦しないんでしょ。テッポウや大砲持ってても、敵にぶっ放しちゃダメなんだから。 takesimapic_4_thumb

こういうと、他国からの領土侵犯に対する自衛権行使のためと言う人がいるが、じゃ竹島は?   ナン で自衛隊は出動しないの? と、こう言うと今度は、交戦権がないから自衛隊は出動できないと言う。なら領土侵犯されても何にも出来ない自衛隊ということではないか。

要するに簡単な話を、無理やりこじつけ、その場しのぎで繕って乗り切ろうとするから、あっちコッチでホコロビが出てくる。スッキリと憲法改正するべきなのだ。ただ、そうなると、再び軍国主義になる危険があるからと反対するのも分かるし、近隣諸国にしてみれば、なおさらだろう。

そこで思うのだが、交戦権・戦争放棄をやめて、領土拡大・他国支配をしないと憲法に明文化してはどうか。自衛隊は完全な軍隊とし、国民が拉致されたなら救出のために派兵もするし、核弾頭ミサイルだってぶっ放しちゃう。でも、戦争が終われば日本に戻り、占領地も返すのだ。必要以上の軍備拡大は意味を成さないから軍国主義の恐れも無いと思うがいかだろう。

ただ、そこで問題なのが目的不明の反対のための反論が必ず起こることだ。先に述べたように、単純で分かりきったことを、ややこしくし、潰されることは想像に難くない。領土の定義は何かとか、いつの時点の領土かとか、本質に関係ないことで紛糾するだろう。

結局、この国の問題点は法制度もさることながら、目的を見失った反対のための反対といった批判文化の横行なのだと思う。これの怖いところは、「反対」には目的が無いこと。だから誰かが勢いを得たとき、誰も「反対」できずに一気に独裁化が進むことだ。

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2005/08/14

論理に無頓着な日本人

日本人は情緒的な民族だ。良し悪しは別にして日本人自身がそういっているのだからその通りなんだが、物事、特に制度とか政策と言った万民に共通する事項に関してはNGだろう。

大岡裁きも特殊解だから許されるのであって、日常的に裁量判断がまかり通る社会や組織は無法地帯と変わらない。だから代議士個人の領域はともかく、少なくとも天下国家を論ずべき国政の場では、クールに論理的でなければならないはずだ。

ところが、コレが分かっている政治家が非常に少ない。日常の個人生活が情緒的だから、国民総体も情緒的なんだろうと、そう考え、そこに訴えかければ国民に受けると思っている。しかし、コレでは国民のレベルを低く見積もった上での大衆迎合だ。選挙対策の方法論としては、随分と国民をバカにした話だろう。

kamei 情緒的論述は非論理的だから、発言内容そのものに構造的欠陥があり、全体観が欠落していると、自己の発言自体が墓穴を掘ることになる。先ほどの、テレ朝サンプロでの野党党首達や亀井静香氏の発言は正にこの典型だった。

亀井氏は「刺客を送り込むとはムゴイ」と小泉批判をしたが、この選挙の論点は郵政民営化を直接国民に問う事(解散権を行使した本人がそう言っている)なんだから、反対派の選挙区に賛成派を擁立しなければ選挙民に対して筋が通らない。それをムゴイとか何とか個人や党内レベルのことでしか考えないとは、自らの発言の論理に国政に参加する資格が無いことを証明している。

また、「参議院で否決され、国民の審判が下ったのに解散とは酷い」と言っているが、この理屈で直接国民の審判を問う選挙を批判するのは論理矛盾も良いところ。

野党党首も似たようなものだった。田原総一郎の小泉人気が50%を超えたがどう思うかとの問いに、岡田党首は盛んに「国民は騙されない、国民の判断力を信じている」と言っていた。その論理が正しいなら、既に民主は負けていると言っていることになるが、本人はこの論理矛盾に一向に気付いていない様子で、別のチャンネルでも「国民は正しい判断をする」と言っていたのが何とも滑稽だ。

コレでは、野党も反対勢力も小泉応援団に過ぎず、ピエロを演じているだけだ。私は小泉内閣を支持するが、もし野党や反対勢力がこんな調子で小泉圧勝になってしまったら、かえって怖い気がして来た。

亀井さん、岡田さん、頼むよ。もちっとシッカリしてくれよー。アンタ達が言うように国民はそんなにバカじゃないんだからさ。

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2005/08/10

パターン化した外形非難

昨日ある地方紙の取材を受けた。たまたま行っているNPO活動の取材だったのだが、この記者さん、非常に熱心な方で、2時間に及ぶ取材の後、飲み会にまでお付き合いいただき、そこで小泉さんの話になった。

彼曰く、短いフレーズで分かりやすい彼のキャッチコピーにだまされてはいけない、政策に何にも中身が無いではないかとの主張。

確かにさほど中身が無いかもしれないが、さりとて、今まで中身のある首相がいただろうか、少なくとも在任中マスコミに誉められた首相なんて記憶に無い。

小泉ダメを否定しないが、過去首相は例外なくダメだったんだから、同じだろう、つまり評価になっていないのだ。だが、少なくとも、小泉さんには金権の匂いがしない。ここだけでも私は彼に希望を見出す。

鵜の目鷹の目でマスコミが嗅ぎ回ってもスキャンダルが出てこない。その一点だけでGOOD!なのだ。公正さと言う点では変人とかアホと言っても良いだろう、地元横須賀にも何の貢献もしないのだから。と、まあコレが私の主張。

件の記者さんは、いかにも歯がゆそうに、見た目にだまされるな、何故分からないのか式の主張を繰り返すばかり、外形の非難ばかりで、結局具体的内容に関わる批判はついぞ聞けなかった。

新聞記者だから、自分は良く知っていると言わんばかりだが、マスコミの中にいて、知らず知らず業界に染まり本当の世論からかけ離れる心配は無いのかとの問いに、怒るかと思えば、妙に同調したのが意外だった。

記憶にある限り、バブルのようなトンでもない好景気以外、マスコミは常に、不景気と社会不安と首相批判を繰り返している。何ていうかこれでは狼少年だ。本当にヤバイ首相が出てきたとき何ていうのだろう。

今度の首相はホントにダメと言うのだろうか、でもいつもこんなセリフ聞いている気がする。逆に誉めるときは引退した後か、死んだときだ、大平さんがその典型。でもなあ、後で誉めるって、そんな国益に反することを何故やるんだろう。この国のマスコミはホント分からん。

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2005/08/08

革命前夜

ついに、衆議院が解散した。郵政民営化には賛否両論それぞれに言い分はあろうが、今一つ分からないのが反対派の論拠。詳しく聞けばそれなりの理屈はあるのだろうが、聞こえてくるのは本質に関係ない手続き論ばかり。

やれ独裁的とか、変人とか、法案の中身に全く関係ない。少し考えていそうなところで、審議が十分ではないとか。単語だけ取れば、ほう、そうなのかとも思いがちだが、ヤッパリ中身に関係ない。対して小泉さんは、終始一貫して財投はじめ不透明な郵貯の元を断とうと主張し公約を実現しようとしている。

先ほど朝日記者が、小泉さんは公約を守ると言うが、15日の靖国参拝を実行していないではないかと非難していたが、お前ホントにそれで大新聞のデスクかと問いたい。理由を述べた上での公約であり、外交問題のように相手の変化によって前提条件が変わる公約と一緒にして、単に現象として公約を守るか否かを、したり顔で論ずるとは恐れ入る。

民間宅配業者の過疎地進出を阻害しているのは、他ならぬ郵政族ではないか。民営化したらサービス低下するとは正に笑止。民営化に近づけば近づくほどサービスがよくなっているのはどういうことだろう。

しかし、あくまで本丸は郵貯だ。国民の知らぬ間にかってに使われているのだ。財投の事業に収益性があるならまだしも、各種公団はじめグリーンピア等の訳のわからない使途は氷山の一角だろう。

郵貯は正に国家が行っているネズミ構だ。国家と言う最高の信用保証を信じ、誰も取り付け騒ぎをおこさないから、かろうじて平静を保っているが、実際のところいくら金庫に残っているかは分からないのだ。

これが破綻し、白日の下に晒されたなら、敗戦どころの騒ぎでは無いだろう。敗戦なら敵を憎んだり、媚をうって助けてもらえるが、気付いたら官僚たちに国民の余力が奪われていたのだから、救いが無い。

もし、今あなたが銀行預金があるじゃないかというなら、そうとうにオメデタイ。自ら価値判断出来ず金融業の役目を放棄した銀行マンは、預かった金を産業振興の投資には廻さず、もっぱら国際を買っているからだ。

1400兆円の個人金融資産は、知らぬ間に抜かれているのだ。つい、長くなったが、独裁だろうと変人だろうと構わないから、ジュンちゃん、頑張ってくれと言いたい。この度の解散ほど論点の明確な解散は無い。郵政民営化賛成か反対かであり、反対者は自民党が公認しないと言っているのだから、実に分かり易い。

改革には痛みを伴う。誰しも自分だけはその痛みから逃れたいだろうが、ここで、民営化し闇に包まれた郵貯資金ルートを明らかにしなければ、永久に闇のままだ。しかし金は垂れ流しだから、いつかは破綻する。怖いのは、闇が闇のまま覆い隠せなったとき、全く余力が無いので、官も民も破綻すると言うこと、つまり国家の破綻だ。

小泉さんは、パンドラの箱を開けようとしているが、国債が減らない以上、空けるのは早いほど良い。癌の摘出と手術の痛み、どっちをとるかだ。ひょっとして反対派は、既に手遅れ、全身に転移したことを知っていて享楽を選んだのだろうかとさえ勘ぐってしまう。

この選挙、正に革命前夜だと思う。

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2005/08/01

オレは日本一金権が支配する地域から立って、日本を変える

永岡洋治氏の首吊り自殺は氏を個人的に知っているだけに衝撃的だった。4年位前だったか、氏を囲み友人数人と食事をした折、何も金権が支配する茨城7区から立たなくとも良いのではないかとの説得に、氏はこう答えた。「オレは日本一金権が支配する地域から立って、日本を変える」

そこにいた友人達はいづれも、茨城7区とは縁もゆかりもなく、友人達が応援できる地域での立候補を説得したのだが、氏は金権が支配する茨城7区だからこそ、ここから日本を変える必要があると熱く語っていたのが印象的だった。

選挙区の有権者ならともかく、そこにいた我々は選挙に何の役にも立たないが、本音で語れる古くからの友人達なのだ。だから綺麗事でそんな熱い言葉を言う必要もない。つまり、かなり本音と私は見た。

このことをブログに書くべきか、今朝からずっと逡巡してきたが、ニュース番組で、郵政民営化にかこつけて賛成・反対派がいろいろなことを言っているのを見るに付け、不可解と同時に何かむかついて来たので、ここにこうして書いた次第。

少なくとも氏は東大→ハーバードの超エリート、私なんぞとは頭の出来が違う。郵政民営化に賛成反対で悩んでいたかもしれないが、自殺したら元も子も無いことぐらい分かるはず。何故にこうもマスコミは軽いのか、何故に自分のレベルでしかものを考えないのか、全く腹立たしい。

私の様にブログで吼えているだけではないから、よけいに残念だ。

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橋梁談合摘発、少しは本気かな

日本道路公団発注の鋼鉄製橋梁(きょうりょう)工事の入札談合事件で、公正取引委員会は1日、公団発注工事の受注額が上位の橋梁メーカー3社について、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で検事総長に追加告発した。元公団理事で横河ブリッジ元顧問、神田創造(70)ら5容疑者=同法違反容疑で逮捕=についても告発。公団副総裁の内田道雄容疑者(60)も同法違反ほう助容疑で告発した。(以上、NIKKEI NETより)

ほほう、内田副総裁まで逮捕・告発かあ。珍しく検察も本気かもしれない。出来ればこの辺で手を打ったりしないで、徹底的にやって欲しいなあ。内田副総裁がTVで猪瀬直樹氏を名誉毀損で告訴すると息巻いていたが、あれは絶対に自分まで手が回ってこないとタカを括っていたからだが、こんな事態になってしまったことを、本人は理解できまい。

言うまでも無く談合は犯罪だ、犯罪なら当然に逮捕・起訴されるべきだが、談合に関しては殆どの関係者がそうは思ってなく、捕まってもトカゲの尻尾切りとタカを括っているから、首謀者であれば有るほど地位が高く、絶対に安全であると思っている。

だから、当事者や政治家も平然と談合の何が悪いと言わんばかりに開き直る。先々週だったかTVアサヒのサンデープロジェクトでこの問題を扱ったとき、参議院議員があたかも談合容認するかのような発言をし、コメンテーターからヒンシュクをかっていたが、この議員はいたって平気、まるでカエルの面にションベンだった。

参議院ともなれば、業界の票で磐石ということなのか、社会正義を堂々と否定し、特に懲罰も受けないとは何とも恐れ入る。マフィア映画等で正義を守るシシリーの判事が暗殺されたり、市民がマフィアの一員であったりすると、一体彼の国はどうなっているのかといぶかしく思ったものだが、何のことは無い、我が日本はそれ以上に堂々と悪がはびこる国ということだ。

談合で業者は一見得をするように思えるが、長い目で見れば結局役人が得をするだけだ。そのツケは国民に回ってくるし、業界も競争原理が働かず弱体化する。トヨタが今日あるのは、公用車納入には談合があったかもしれないが、ビジネスの本流はエンドユーザーであり熾烈な競争をしてきたからだ。

勿論、その過程においては、脱落したメーカーもあったが、自動車産業全体は決して弱体化どころか、基幹産業として隆盛した。日本の自動車産業は保護貿易のもと守られて発展してきたが、大きく伸びたのは保護政策が外れてからだ。もし過当競争を恐れて、業界がヤミカルテルなどの談合をしていたならば、今日の発展は無かっただろう。

結局のところ競争は敗者を作るものの、それ以上に強者を育て全体として業界が発展するのだ。最初に悪習から抜け出すと損をしてしまうから、分かっていても業界の悪習に従う、このプリズナーズジレンマから日本が脱却するには、公取と検察の本気度にかかっている。

建設業界ばかりか、現に人を育てる義務教育の場にも談合は当たり前のようにはびこっていて、制服や教科書その他諸々の納入や委託業務など枚挙に暇が無い。学校の先生から先ずは教育が必要だろう。建設関連の次はこの辺に手をつけて欲しいものだ。額は小さいが、一罰百戒の効果は、スレてないだけに大きいだろう。

公取、検察とも今回だけは真面目にやってもらいたいものだ。夫々立場によって言い分はあろうが郵政民営化が出来ず、郵貯の闇が解明されないで、談合摘発もここまでとなったら、日本復活の道は完全に閉ざされてしまうだろう。

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