首相の靖国参拝は違憲
小泉首相の靖国神社参拝を巡り、台湾人や日本人の戦没者遺族ら188人が「政教分離原則を定めた憲法に違反し、信教の自由などを侵害され、精神的苦痛を受けた」として、国と小泉首相、靖国神社を相手に、損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。
判決は、慰謝料を求めた損害賠償について「原告らの法的利益が侵害されたとはいえない」として、訴えを退けた昨年5月の1審・大阪地裁判決を支持、原告側の控訴を棄却したものの首相の靖国参拝は違憲と判断。勝訴した国や小泉首相側は上告できないため、原告が上告しなければ判決は確定する。
<以上http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000004-yom-soci より抜粋。>
まあ、当然でしょう。やっと当たり前の解釈がなされたと言う感じがしますよ。それにしても国が上告出来ないあたり、見事な判決というべきでしょう。勿論、靖国派の人々は歯軋りして悔しがり、この裁判長を襲ってやろうとさえ思っているかも知れません。別に靖国が否定されたわけじゃないんですけどね、でもたぶんヒステリー起すだろうなあ。
ところで、靖国参拝訴訟の大阪高裁判決の骨子は以下のようです。
①小泉首相の参拝の動機は政治的なもの
②参拝は内閣総理大臣としての職務行為
③参拝は憲法20条3項の禁止する宗教的活動にあたる
④国内外の強い批判にもかかわらず実行される小泉首相の参拝は、国が靖国神社を特別に支援しているとの印象を与えている
⑤内閣総理大臣は、参拝が私的行為か公的行為かを明確にすべきだ
少なくとも、靖国神社に言及していませんね。つまり、「靖国神社」が「本願寺」だろうが「明治神宮」だろうが「○○教会」だろうが同じなんです。ここで言っているのは「憲法20条3項の禁止する宗教的活動」だと言うこと。
だから別に靖国神社が否定された訳でもない。国家が肩入れしてはならないと言っているだけ。だって憲法でそうなってるんですから。そういう当たり前のことを、「戦没者慰霊の心」とか「A級戦犯合祀」さらには勝手に「日本人の心」とか決めつけ、一緒くたにして分からなくしてきたこれまでがどうかしている。
まあ、やっと論理的に筋の通った判断がなされたなあと言うのが正直な感想です。
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コメント
賛成です。僕の意見は「政治的」ですが、トラックバック送らせてください。
投稿: 森田敬一郎 | 2005/09/30 23:17