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2005/10/19

怪猫事件の怪

猫が寝たきり老人の足指を食ったと言う。コレに対し愛護団体が猫にはそんな習性が無いから再調査を要求しているとか。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051018/eve_____sya_____003.shtml

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20051015/K2005101501380.html

さて、この愛護団体は何を目的とし何を訴えたいのだろうか、考えられる処を挙げると、①猫一般の名誉回復、②その猫の救命、といったところか。どうも他には思い浮かばない。で、もし猫が人を食うと思われたらイカンと言うのは、まあ愛護団体としてみたら当然に危惧するだろう事は理解できる。

しかし、犯人と目される中庭にいた猫は2週間もエサを食ってなくて(ホンマかいな?これも怪しいが)口の周りを血に染めていたとか。で、この猫が犯人ではないとするなら、その証拠つまり特定の証拠に対する判断を否定するに足りる理由、つまり特殊解を述べるべきだろう。なのに愛護団体は、一般論の猫の習性を持って対抗しようとしているが、チト無理があるな。

例えば、人は人を食う習慣も習性もないが、アンデスの正餐のように極限状態では起こりうる。まして猫は動物だ、この猫が極限状態にあって、寝たきり老人がいて、口を血に染めていたとなれば、この点を否定しなければ、猫が食っていないとは言えまい。と言うわけで、猫の無罪獲得はペケ。単に一般論としての猫の名誉が目的なら、もともとそんなことは議論されていないから、まあマッチポンプの類だろう。

次に、この猫は本来ならば3日以内に買主が現れなければ処分される。だったら、くだんの愛護団体が、猫を引き取れば、猫の命は救われ、それで解決する。一方、警察は疑いがあるとしながらも、猫を犯人とは断定せずに、捜査を打ち切ったとか。

要するに、この怪猫事件、いかにも日本的な論点不明の騒動と言えよう。被害にあった老人のことなど端から誰も問題にしておらず、事実と無関係に夫々の都合だけで言いたいことを言っているに過ぎない。コレこそ怪なり、だ。

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