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2006/01/31

談合は悪!地検は勧善懲悪の旗手たれ

MM20060131115022911M0 談合は悪だ! 違法だし、競争を阻害し業界全体を弱体化してしまう。分かりきったこの悪に対し、なんとニホンジンは寛大なことだろう。全く理解できない。そんな中、東京地検が動いた。これは評価できる。(一応?)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060130ic24.htm

しかしこれで終わりでは、例によって地検内部の人事異動を意識した点数稼ぎのパフォーマンスに過ぎない。ソレが分かっているから、皆さん摘発は交通事故のようなものと思い、一向に談合がなくならないのだ。

泥棒にも三分の理というが、談合当事者はよく「和(輪)」とか「秩序」を口にする。ケッコウ本気だから怖い。そして談合は日本社会の隅々まで行き渡っていて、報道とて例外ではなく、思い出したように騒いではみるもののあまり関心は無い。

構造計算書偽造やホリエモン逮捕ではアレだけ大騒ぎしておきながら、不正に税金を使う談合にはトンと無頓着なこの国の大衆やマスコミを見ると、北朝鮮を犯罪国家だなどと、よく言えるものだと思う。

談合社会にドップリ浸かった人々には理解し難いことだろうが、競争してこそ進歩し活力が生まれるのだ。談合に費やす無駄なエネルギーを、本来の技術研鑽に当てたほうが自身にとっても余程楽なはず。

それが分かっていて出来ないのは、村八分が怖いからだろう。だったらせめて、正義を貫けとは言わないから、村八分に加担することだけでもやめて欲しいものだ。私自信建設業界にいて談合は日常的であり、これを拒否したことで公然と行政からは締め出され、様々な迫害を受けている。

これは建設業界に限らないだろうから、理解し難いのが、日常的に談合しておきながら、平然とホリエモンや小嶋社長など他人を批判できるその神経だ。この国には善と悪の基準などなく、何をやったかより、誰がやったか、仲間か仲間じゃないかで判断されるようだ。

このままでは正に、法治国家ならぬ放置国家といえよう。地検は組織として他の行政庁からも独立し、退職後も弁護士となる方が多く、天下りも少ないだろうから、組織や個人の人品共に、この日本では唯一その正義感と権限に希望が持てる。

首相がいくら頑張ったところで、足の引っ張り合いではなかなかこの国は変わらない。実際生きている間に褒められた首相は誰一人いないのだ。だから日本を変えるには、先ず検察による勧善懲悪のベースがあって、初めてリーダーたる首相の舵取りが生きようというものだ。

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2006/01/30

判断に迷うモテモテ男、悪の定義とは?

MM20060126113843561M0  東京都東大和市の民家で、多数の女性と不自然な集団生活をしていた自称・元占い師の男が、集団生活への参加を断った20歳の女性を脅していた疑いが強まったとして、警視庁捜査1課と東大和署は26日未明、男を脅迫容疑で逮捕した。

(以上、http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060126it05.htmより抜粋)

逮捕前日の渋谷容疑者がTVのインタビューに答えていたが、その淡々とした自然体が妙に印象的で、さほど悪人にも見えず、また同居女性が皆美人と聞いて、不謹慎ながらチョット羨ましかった。

と、書けばウケルだろうが、実は羨ましいとは思わず、むしろ気の毒な感じがした。脅迫罪の構成要件は受けた側の恐怖感であり、客観的な指標があるわけではないから、被害届けがあれば警察は動かざるを得ないだろう。

具体的容疑事実は、〝「ここを出ていけば、殺されたり、事故にあったり、病気になったりする」などと脅した疑い。〟とか。単なる予言に過ぎず、直接危害を与えると脅しているわけではないので、ここが引っかかってしまうのですヨ。こうなると「事実」の評価つまり主観によって「事件」が成立してしまうので、「善意の予言」と「悪の脅し」の線引きが非常に難しい。

しかしそんなことは分かりきったことで、「反証性」の無い事を信じるか信じないかは本人の問題だろう。そうでなければ、罰を唱える宗教は全て脅迫だろうし、細木数子は即逮捕だ。で、普通宗教なんてものはその功徳の見返りを罰で脅してはお布施を求めるもので、要はその程度が何となく行き過ぎてるなと皆が思えば摘発され、旨くクリアして組織が大きくなれば宗教団体として認知せざるを得ないと言うのが現実だろう。

と、ここで件の容疑者の何が悪行なのだろうかと考えると、どうもよく分からなくなってしまう。同居女性から金品を巻き上げているかと言えば、土地家屋は彼女らの名義だとか。一夫多妻も一見羨ましい限りだがあの歳では私なら遠慮したいし、籍を出し入れしているから重婚ではなく違法ではない。報道で知る限りにおいては何も問題ないように思える。

あえて言えば、法的に重婚ではないが事実上重婚であるからケシカランと言えばケシカランが、金にモノを言わせて2号3号を囲っているオジサマより、囲われている容疑者の方が「心」が有って堂々と実力勝負(?)してそうだ。

容疑者は人の金品を巻き上げて、特に贅沢をしているようにも見えないしなあ。マインドコントロールというけれど、我が妻は私に「アンタみたいな人には私が一番、もうオジンなんだからよってくる女がいたら金目当てなの」といつも呪文をかけられ、私も洗脳されている。思わず、じゃ我が鬼嫁も逮捕されるかしらなどとぬか喜びしてしまったではないか。

あ、スミマセン、脱線しました。要するにこの事件、件の容疑者と同居女性達の共同生活が、一般的ではなく異質なだけで、誰にも直接的・物的な危害を加えていないので評価が難しいのだ。被害はもっぱら精神的でそれも予言に過ぎず、受けての評価次第だから、本来世間がそっとしておいてくれればタブン「変な集団」程度で当人達は幸せに暮していたのだろう。

その意味で、容疑者も同居女性達も気の毒な気がした。そして、はたして立件できるかと言う点で動かざるを得なかった警察も気の毒だし、実際に恐怖を感じた被害者も気の毒、さらには同居女性の家族も気の毒、みんな気の毒な事件だ。

せめて、容疑者がヤクザであったり金をしこたま集めて隠していたとか、あるいは被害者に直接危害を加えていたりしていたら話は簡単だったろうが、今のところケシカランだけなような気がするので、警察が振り上げた拳をちゃんと下ろせるか、そのままアラ・エサッサーとなるかは興味深いところではある。

そしてなんともはや、善と悪の線引きについて、我々自身に問いかける事件だと思う。

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2006/01/25

ホリエモン逮捕というが・・・風説流布はマスコミの専売特許では?

20060125-00000829-reu-bus_all-view-000 ホリエモンが逮捕された。容疑は粉飾決算疑惑や偽計や風説の流布による不当な株価吊り上げが証券取引法違と言うことらしい。で、毎度の事ながらこれに関する報道が、相変わらずの指桑罵櫂で今一分からない。

どうもワーワー騒いでいるのはマスコミとそれに同調する人々で、普段から自分の意見を持っている人達は、ホリエモンは嫌いだが違和感を感じている人が多いような気がする。皆さんの周りはどうだろう。だいたい風説の流布って、マスコミの専売特許じゃないのか?よう言うワイ。

先ず、粉飾については報道ではその「手口の概念」が紹介されているが、具体的にはどういう事だろう。粉飾は確かに悪だが、粉飾をしない、或いはしなかった企業なんて世の中にあるのだろうか?要は程度問題なんだろう、だから具体的に知りたい。

偽計取引の説明も今ひとつピンとこない。投資組合を隠れ蓑に同じ企業グループ内で株価を操作したと言う。確かに悪い。けど、これって今まで分からないほどそんなに複雑な仕組みなんだろうか、そんなに悪なら何故もっと早く注意するなり取り締まりするなり出来なかったのか。と、思えて仕方ない。

広域暴力団のマネーロンダリングとか言う噂話も、そのためホリエモンの命を守るために逮捕したと言う噂もまことしやかだが、だったら何故広域暴力団やその傀儡となっている企業を捜査しないのか。全くヘソが茶を沸かす話だ。

TVでは、マネーライフの発行人が堀江貴文と印刷され発行された時期が、買収発表時期と合わないとオニの首を取ったように報道していた。あ、そー、今偶然に気が付いたの?と聞きたい。何処から聞いたのかそこを知りたい、アホかいなだ。

エイチ・エス証券副社長の自殺報道もどうも要領を得ない。ホリエモン=悪を植えつけんがための感情を抑えきれない報道が多く、てっきりこの会社と副社長はライブドアグループだとばっかり思っていたが、どうもそうじゃないような気がする。(感情的な報道ばかりで、いくら記事を読み合わせても確証が持てないが)

とにかく誰の犯行か以前に、事件の具体的問題点が分からない。TVのコメンテーターはすごく「分かり易く」説明するが、実は分かり易いのは「説明内容」ではなくて、「分かり易い説明であるという説明」ばかりで納得いくものではない、だから個別の説明を積み上げると途中でよく分からなくなる。

例えば、株式分割。あたかも100分割がいけないような言い方や、決済までの50日間で市場のバランスが崩れ、値が高騰するという説明など、別にライブドアだけじゃあるまいし、だいたいそんな非論理的な理由で高騰するなんて投資家がアホなだけではないか。そこに粉飾があったからいけないという事だが、決算状況というより分割だけで高騰したのではないかと思える。

で、もっと分からないのは、野党がこの事件を政局に利用しようとしている点だ、自己矛盾に気が付かないのだろうか、さらには国民も気が付かないで支持を得られると思っているのだろうか。随分と国民をバカにした話と言わざるを得ない。今後、キッパリ否定した自民党はともかく、追求した民主党は今後議員や、選挙応援した候補者から逮捕者が出たり、不祥事が起こったら党首は責任を取ると公約したようなものだが、大丈夫かオイ。

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2006/01/18

相変わらず茶番の証人喚問、論点がすり変わってるぞ

TKY200601170382 表題の通り、昨日のヒューザー小嶋社長証人喚問の茶番には開いた口が塞がらない。

http://www.asahi.com/special/051118/TKY200601180114.html

「証言控える」30回って、そりゃああいう質問なら私だって控えるなあ。

だって、本来小嶋社長が槍玉に上がっていたのは、構造計算書偽造関与の疑惑じゃなかったの?なのに、質問は偽造発覚後の話ばかり、肝心の発覚以前の事を誰一人質問しない。大丈夫かオイ。

予想通り、いつもパターンだが、いつの間にか論点が構造計算偽造関与から、偽造を知らされてからも売ったかどうかに代わってしまった。まあ、いつものパターンだが真相究明なんてどうでもよくて、どうやったら罪に陥れられるかの質問ばかりでは、答えろって方がムリがあるな。

状況からして、おそらく小嶋社長は、地震が来て潰れてから公表しろとか本当に言ったように思えるし、その後も公表されるまでの間に何棟か売ったのは事実だろう。しかしまあ、偽造公表後なら明らかに詐欺だろうが、もし突然に「アンタの建てたマンションはインチキ構造設計みたいよ」と、今までの全てがパーになる事を、その確認申請を許可した本人から言われりゃ、パニクルだろう。

ダイアモンドを買ったら、売った本人からガラス玉の詐欺ですと言われりゃ誰だって怒るし、思わずホントかどうかまだわからないから、誰かに売っちゃえといったところか。だからといって、そういった発言や販売が許されるものではないが、騙された人間のミスばかりきつく追及し、騙した人間には何の咎めも無いような違和感が付きまとう。

事件発覚後のことばかり質問し、揚げ足取りで小嶋社長を偽証罪に追い込んで何の意味がある?だいたいとっくに家宅捜査したんだから、罪の追求なら司直の手に委ねれば良いではないか。この点、みのもんたの朝ズバでは、住民の方が冷静で、同じように真相究明がされていないと憤慨していた。

国会のセンセイ様、頼むよ。

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2006/01/13

鰯の大群は何故動く(2)

【鰯の大群はどう動く】

annpo-5 鰯の大群はどう動くか、例えばある日突然に、アナタをマスコミが血祭りに上げるとする。そうだな、埴輪事件とでもしよう。埴輪?何だそりゃ?などと思うなかれ、それは正常な状態での疑問なのだ。要は何だって良い、何かの事件の犯人であるとアナタがでっち上げられたとしよう。

当然アナタは、何が埴輪事件だ、バカバカシイと主張するだろう。ところが連日「遂に埴輪事件の黒幕が明らかに!○○」(○○にはアナタの名が入る)の記事が出、そのうちには「驚くべき○○の正体、連日歌舞伎町で豪遊」「○○は女好き、私も口説かれたと証言続出」「連日派手なスポーツカーを乗り回し・・・」などと報道されると、もうアウト、アナタはもう立派な犯罪人だ。

「歌舞伎町には2次会で行ったことある程度デス、そりゃボクだって男ですから女の子ぐらい口説いたことありますよ、確かにスポーツカー持ってますが中古の軽です」なんて言ったって、マスコミは取り上げないだろう。「それ見ろ事実じゃないか、言い訳をするなんて見苦しい」と逆襲されるのがオチ。

終いには、同級生とやらがTVで顔と音声を変え、「いつかこういう事件を起こすと思ってました~」とか言出だし、こうしてアナタは埴輪事件の主犯か黒幕として血祭りに上げられる。埴輪事件が何であるかなんて実はどうでもよくて、要は人々のやっかみ・妬みの材料になればよいのである。

ンなアホなと思う無かれ。日本社会では事実を事実として伝え、認識する習慣が無いのだ。実際、日常生活やマスコミの報道では、客観的に事実が伝えられる事は少なく、その表現に必ず主観的判断が入っている。

例えば、同じ会社の同僚2人に関して、①「Aさんは、郊外の戸建住宅に住んで、スポーツカーとベンツを1台ずつ、2台も持っているが、Bさんはアパート暮らしで、車すら持っていない」②「Aさんは土地の安い田舎にしか家を建てられなくて、なんとか軽自動車2台で暮らしてはいる。それなのに、Bさんは都心に暮らし、便利なので車も不要だ」と証言があったとしよう。

①と②の受ける印象はだいぶ違っていて、Aさんの車は中古の軽スポーツとスマートなのだが①ではAさんが派手で、Bさんが地味、②はその逆の印象を受ける。しかし言っている事実は同じで、話し手の主観が事実を修飾しているだけ、話し手がどう思おうと勝手だからウソではない。

Aさんが悪なら①の言い方、Bさんが悪なら②の言い方になり、こうして極悪人はつくり上げられていく。最初は事実の解釈から始まるが、そのうちに極悪人の評価が定着すると、「そう言えば・・・・」から始まり、ある事ないこと悪口のオンパレード、よほどの力がないと、あなたは社会から抹殺されてしまうだろう。

もっと恐ろしいことは、実はよほどの力があっても防げないことだ。最近の実例を挙げれば、コクドの堤会長がその例だろう。一連のコクド関連の事件では、彼が極悪非道のように取り上げられ、クサイ飯を食った挙句、組織解体の危機にまで追い込まれた。

連日の報道を見ても、今ひとつ釈然とせず、立小便をしたら逮捕されたような違和感がつきまとう。確かに証券取引法違反だが、インサイダー取引のように一般に認識された犯罪だろうか。日本はそこまで法に厳格で正義を通す国だったのだろうか?だったら何故談合が日常化しているのだろうか?談合摘発なんて、相変わらずヘソが茶を沸かすような猿芝居ではないか。

はたして具体的にどのような被害があり、何がいけなかったのだろうか。この事件では(も)、そこを具体的に言える人には出会ったことが無い。肝心の事件の内容よりも「堤会長=オイシイ思いをした人=極悪人」のイメージばかりが先行し、人々は怒りの理由をよく認識しないまま、「オイシイ思いをした」個人に「違法行為だ」と怒りをぶつけているのだ。

【鰯の大群を動かすキーワード】

こう考えてくると、ニホンジンを動かすキーワードの一つは、「やっかみ」だろう。また、これと対を成すのがカリスマ性で、この二つをセットで使うと日本を支配できるようだ。カリスマは、自分達とは最初から別格なのでやっかみの対象にはならず、求心性が生まれるからだ。

カリスマの最たるものは「神」だ。だから日本を統治できるのは神=天皇という図式が生まれた、というか創られた。物凄いメソッドだ。実際、この国で人々のやっかみの対象にならないのは天皇陛下だけではないだろうか。

「やっかみ」をチョイト刺激すると、鰯の大群のように一斉に向きを変える。だから日本を混乱させるのにミサイルは不要だ。荒唐無稽な話だが、カリスマ性の高い小泉首相が反米色を強めたなら、ワケの分からないスキャンダルが続出し政権はたちまち転覆するだろう。私がCIAなら、いとも簡単にやってのける自信がある。実際、アメリカはいつでも日本をひっくり返す自信があるのではないだろうか。

これも荒唐無稽な話だが、実際にそのような「社会実験」が少なからず行われデータとノウハウが蓄積されているのではないかとさえ思えるのだ。アナタの周りの安保闘争が青春だったとのたまう中年オヤジに、安保条約って何、何がいけなかったのと聞いて見るが良い。命賭けの闘争だったはずなのに、答えられないという驚愕すべき事実に愕然とするだろう。正に鰯の大群よろしく全体の意思はあるものの、個には意思がないのだ。

この他、ロッキード事件や豊田商事、オウム事件など、一定の周期で社会を動転させるような、それでいて完全転覆するまでは行かない事件が起こっている。その特徴は、①一斉に誰かをバッシングし、ソレが事実になる、②何らかの形で中心人物が死に、③事件追求の根拠や真相は闇に包まれ民族ヒステリー状態のまま、である。

そう考えると、日本人(社会)のコントロールを研究する者(組織)がいて、70年までは研究データを蓄積し、以後定期的に社会実験で日本を集団ヒステリーに落としいれているなどと思えないこともない。もしそうなら、次のターゲットは憲法改正だろう。

とは言うものの、闇の力が憲法改正を是とするか否とするかは、実はどうでもよい。どっちに転ぼうと、制度としては民主主義だから日本が暴走しそうになれば、鰯の大群はどうにでもコントロールできるからだ。この場合のコントロールとは「求心性」を破壊することであり、いとも簡単な事は既に皆さん自身、感じていることだろう。

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2006/01/09

鰯の大群は何故動く(1)

12/15のエントリーで、日森議員が核心に触れる質問をしたと書いたが、私の勘違いで、共産党の吉井議員だった。吉井議員は日森議員に交代する2・3分前に「(篠塚氏に)法令に触れると言ったか、或いは暗黙だったか」と質問し、姉歯は「法令に触れるとは直接には言っていないが、暗黙の了解だったと思う」と述べている。(以下の吉井質問6分50秒辺りを参照)

http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.cfm?deli_id=28690&media_type=wb

今回の姉歯事件、論点は「偽造関与したのは誰か」「その動機はコストダウンか」だったはずだが、今後はここから離れて、「手抜き工事」「詐欺」「背任」「下請けイジメ」「政策ミス」批判に変質し、最終的には政府与党批判や被害者批判に落ち着くのではあるまいか。

それはさておき、今日の本題-鰯の大群はあたかも一つの意思を持った巨大魚のごとく、一斉に向きを変えるが、何がそれをコントロールしているのだろうか。例えば、この姉歯事件報道と世論(?)を動かしているものは何だろうか。これを考えてみたい、そこから日本国を牛耳る闇のメソッドに近づけるかもしれないからだ。

この闇のメソッドは、無形の玉爾であり、これを知りえた者が数十年、或いは数百年に一度現れ、この国をひっくり返したのではないかなどと考えると、たとえソレが妄想であっても面白いではないか。だから皆さん、チョイトお付き合いくださいな。

さて、今回の事件を実に巧く演出している立役者の一つは、きっこのブログだろう。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

当初は報道されていなかったことなどが書かれていて、これは相当な内部事情に通じているに違いないと思わせる内容となっている。このため、真実に違いないと人々に思わせ、このブログの呼びかけでTV局が動き、一つの世論を形成してきている。

これが実態のある新聞社やTV局では、それなりの規制が掛かる。それはブログといえども、同じはずなのだが、バーチャルと思われているためか、ケッコウ言っ放しがOKの雰囲気があるようだ。

それでいてブログの持つマイナーな雰囲気が、見るものに特別な秘密を知りえたような錯覚を与えるから、「きっこのブログ」で仕入れた情報を、あたかも特別なルートで真実を知ったかの様に、夫々が自分のブログに書き込み、この結果あっという間に「きっこのブログ」の「見解」があたかも「自分の意見」であるがごとくに錯覚され、「大勢の意見の一致」を創り上げている。つまり、人々は自覚しないまま、鰯の大群のごとく動かされている。

念のため言えば、「きっこのブログ」の真偽を言っているのではない、真偽が定かではない情報に人々が踊らされている事を言っているのだ。そしてブログに、このプロセスの痕跡がハッキリ残っているので、風評形成のメカニズムを解析する貴重な事例データと言えよう。

姉歯事件に関する風評の特徴は、その元となる殆どの情報に具体性と事件への直接的な関係が無いことだ。私の周りの人に、姉歯以外に、①誰のどういう行動が問題で、②問題と断定する根拠は何か、③どうすべきであったのか具体的に指摘せよと問うと、最初は何を分かりきったことを聞くのかと怪訝な顔をするが、やがて何も具体性が無いことに気付き、絶句してしまう。ウソだと思うなら、あなた自身上記を自問自答してみると良い。

日本では、火の無いところに煙はたたないと言われているが、実は立つのである。何故なら、完璧に清廉潔白な人などめったに居ないから、実は日本人は日本人を一番疑っていて、そこいら中に火種があるからだ。

以下、長くなるので(2)につづく・・・

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