相変わらず茶番の証人喚問、論点がすり変わってるぞ
表題の通り、昨日のヒューザー小嶋社長証人喚問の茶番には開いた口が塞がらない。
http://www.asahi.com/special/051118/TKY200601180114.html
「証言控える」30回って、そりゃああいう質問なら私だって控えるなあ。
だって、本来小嶋社長が槍玉に上がっていたのは、構造計算書偽造関与の疑惑じゃなかったの?なのに、質問は偽造発覚後の話ばかり、肝心の発覚以前の事を誰一人質問しない。大丈夫かオイ。
予想通り、いつもパターンだが、いつの間にか論点が構造計算偽造関与から、偽造を知らされてからも売ったかどうかに代わってしまった。まあ、いつものパターンだが真相究明なんてどうでもよくて、どうやったら罪に陥れられるかの質問ばかりでは、答えろって方がムリがあるな。
状況からして、おそらく小嶋社長は、地震が来て潰れてから公表しろとか本当に言ったように思えるし、その後も公表されるまでの間に何棟か売ったのは事実だろう。しかしまあ、偽造公表後なら明らかに詐欺だろうが、もし突然に「アンタの建てたマンションはインチキ構造設計みたいよ」と、今までの全てがパーになる事を、その確認申請を許可した本人から言われりゃ、パニクルだろう。
ダイアモンドを買ったら、売った本人からガラス玉の詐欺ですと言われりゃ誰だって怒るし、思わずホントかどうかまだわからないから、誰かに売っちゃえといったところか。だからといって、そういった発言や販売が許されるものではないが、騙された人間のミスばかりきつく追及し、騙した人間には何の咎めも無いような違和感が付きまとう。
事件発覚後のことばかり質問し、揚げ足取りで小嶋社長を偽証罪に追い込んで何の意味がある?だいたいとっくに家宅捜査したんだから、罪の追求なら司直の手に委ねれば良いではないか。この点、みのもんたの朝ズバでは、住民の方が冷静で、同じように真相究明がされていないと憤慨していた。
国会のセンセイ様、頼むよ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント