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2006/01/09

鰯の大群は何故動く(1)

12/15のエントリーで、日森議員が核心に触れる質問をしたと書いたが、私の勘違いで、共産党の吉井議員だった。吉井議員は日森議員に交代する2・3分前に「(篠塚氏に)法令に触れると言ったか、或いは暗黙だったか」と質問し、姉歯は「法令に触れるとは直接には言っていないが、暗黙の了解だったと思う」と述べている。(以下の吉井質問6分50秒辺りを参照)

http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.cfm?deli_id=28690&media_type=wb

今回の姉歯事件、論点は「偽造関与したのは誰か」「その動機はコストダウンか」だったはずだが、今後はここから離れて、「手抜き工事」「詐欺」「背任」「下請けイジメ」「政策ミス」批判に変質し、最終的には政府与党批判や被害者批判に落ち着くのではあるまいか。

それはさておき、今日の本題-鰯の大群はあたかも一つの意思を持った巨大魚のごとく、一斉に向きを変えるが、何がそれをコントロールしているのだろうか。例えば、この姉歯事件報道と世論(?)を動かしているものは何だろうか。これを考えてみたい、そこから日本国を牛耳る闇のメソッドに近づけるかもしれないからだ。

この闇のメソッドは、無形の玉爾であり、これを知りえた者が数十年、或いは数百年に一度現れ、この国をひっくり返したのではないかなどと考えると、たとえソレが妄想であっても面白いではないか。だから皆さん、チョイトお付き合いくださいな。

さて、今回の事件を実に巧く演出している立役者の一つは、きっこのブログだろう。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

当初は報道されていなかったことなどが書かれていて、これは相当な内部事情に通じているに違いないと思わせる内容となっている。このため、真実に違いないと人々に思わせ、このブログの呼びかけでTV局が動き、一つの世論を形成してきている。

これが実態のある新聞社やTV局では、それなりの規制が掛かる。それはブログといえども、同じはずなのだが、バーチャルと思われているためか、ケッコウ言っ放しがOKの雰囲気があるようだ。

それでいてブログの持つマイナーな雰囲気が、見るものに特別な秘密を知りえたような錯覚を与えるから、「きっこのブログ」で仕入れた情報を、あたかも特別なルートで真実を知ったかの様に、夫々が自分のブログに書き込み、この結果あっという間に「きっこのブログ」の「見解」があたかも「自分の意見」であるがごとくに錯覚され、「大勢の意見の一致」を創り上げている。つまり、人々は自覚しないまま、鰯の大群のごとく動かされている。

念のため言えば、「きっこのブログ」の真偽を言っているのではない、真偽が定かではない情報に人々が踊らされている事を言っているのだ。そしてブログに、このプロセスの痕跡がハッキリ残っているので、風評形成のメカニズムを解析する貴重な事例データと言えよう。

姉歯事件に関する風評の特徴は、その元となる殆どの情報に具体性と事件への直接的な関係が無いことだ。私の周りの人に、姉歯以外に、①誰のどういう行動が問題で、②問題と断定する根拠は何か、③どうすべきであったのか具体的に指摘せよと問うと、最初は何を分かりきったことを聞くのかと怪訝な顔をするが、やがて何も具体性が無いことに気付き、絶句してしまう。ウソだと思うなら、あなた自身上記を自問自答してみると良い。

日本では、火の無いところに煙はたたないと言われているが、実は立つのである。何故なら、完璧に清廉潔白な人などめったに居ないから、実は日本人は日本人を一番疑っていて、そこいら中に火種があるからだ。

以下、長くなるので(2)につづく・・・

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