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2006/02/17

「格差社会」で何が悪い

「勝ち組・負け組み」即ち「格差社会」の是非について考えてみたい。格差とは努力なり勝負した結果だから、私は格差はあってしかるべきだと思う。競争や努力すれば結果に差がつくのは当たり前、格差の付かない社会なんてジョーダンじゃない。

オリンピックだって参加に意義があるだけじゃ面白くない。幼稚園の運動会じゃあるまいし、メダルがあってこそ面白いのだ。だから自由競争を否定されてしまうと、話がかみ合わない。そして、どうも世の中、「格差」と「差別」が混同されているようだ。無論「差別」はイケナイ。 

で、終わりでは面白くないから、暇人向けにちょいと屁理屈を・・・

最近よく「勝ち組・負け組み」「格差社会」なる言葉が目立つ。格差が開いた社会は好ましくないと言うのが大方の意見のようだ。ここで、前提となる「格差」の定義を設定しておこう。ここで言う格差とは「結果」のことだ。勉強なり仕事なり人は何か目的を持って生きている。その目的に対する行動(努力)の結果を、社会が評価し格差が生じる事を言う。だから行動(努力)する機会の「格差」ではない。

余談だが、目的無く生きる人もいると言われるかもしれないが、それはアナタの勝手な主観であって、本人はそう思っていないかもしれないし、単に気付いてないだけかもしれない。メシを食いクソをするだけの人生でも、生きる目的なのだ。問題は他人が、それをどう評価するか、なのです。

次に論点は、この前提で、「格差社会」をどう評価するかだ。前提を御理解いただけるなら、いうまでも無く結果の「格差」は当たり前と気付くだろう。イチローや松井が稼ぐのは、努力した結果であって、生まれつきではないのだ。

それを格差はイカンと言い出したら、国民のモチベーションがガタンと下がるだろう。ところが、日本の世論はこの結果の格差をケシカランと言っているのだ。だから(たぶん)イチローも松井も外国に逃げ出してしまうのだ。

彼らは世界に通用するから、努力が国内で認められなければ、海外へ脱出できる。しかし、我々庶民はそうは行かない。がんばっても報われないなら、待ち組みを決め込むことになる。結果として日本人全体の活力が失われるだろう。

だから、競争せよ!! 挑戦せよ!!と言いたい。

競争してこその進歩であり、挑戦してこその成功ではないか。少なくとも今の日本では失敗しても生きていける。路頭に迷っても生活保護があるし、最悪レゲエのヲジサンになったところで凍死したりはしないし、住民登録だって出来ちゃうのだから。

これが、極寒のロシアや北朝鮮なら、あなたタイヘンですよ。命が死んでしまう可能性大ですからね。そこへいくとニッポンはいくらでもチャレンジできるのだから、待ち組みで他人の足を引っ張るより、思いっきりチャレンジした方が人生楽しかろうというものです。

棺おけに片足突っ込んで、自分の人生振り返って見たとき、一生待ち組みで平穏無事だったなら、単に死ななかっただけ。そんな人生なら、植物人間で一生夢を見ていたのと変わらない。というか、むしろ植物人間の方が楽しいンじゃなかろうか。なーんて思うが皆さんは、いかがか?

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コメント

公務員 人事院勧告にみる“一般社会とのズレ”

> ◆人事院が国家公務員給与の引下げを提示
>  国家公務員の給与について人事院が勧告しました。「月給0.22%、賞与を年間0.35ヵ月分引き下げる」との給与法改正案(臨時国会提出予定)です。これには新総理はすぐ対応するようにと喜んだそうです。この金融不況の中、世間一般人の給与は下がり続け、失業者も溢れている時期に本当にこれでいいのでしょうか?例えば、年金問題では公務員の仕事のツケを1兆円(来期予算でも4千億円)も国民が負担するのです。庶民感覚なら、今の公務員は「賃金で最低10%、賞与はゼロ」にでもしなければ納得できません。
【ご案内】
◆人事総務部ブログ http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/ もどうぞご覧ください。


投稿: 人事総務部ブログ | 2009/10/26 22:53

厚生労働省 貧困率 最低賃金 民主党の対応は
◆厚生労働省が貧困率を発表
 この度、厚生労働省が初めて「相対的貧困率」※を発表(10/20)しました。当該数値は金融不況前の時点(07年)の為、現在はもう少し悪化していると思われます。これで厚生労働省の「日本に貧困は無い」と言ってきた主張はウソであると数値で明確に立証された訳です。従って、厚生労働省はこれまでの政策ミスを認め、新しい対策を立てるべきです。最低賃金が生活保護より安い地域の人々や、一生懸命働いていても貧困に陥ってしまう人々に対して、次の戦略を立てて実施すべきと考えます。日本の労働行政の間違いで拡大した“貧困率”に対してどう対応するのか、今、行政の責任が問われるべきです。
◆新政権が即実施検討すべきことは
 民主党の新政権はマニフェストに則り、即時“最低賃金の見直し”を実施検討すべきです。働けば貧困にはならない賃金、働いている人間が生活保護者より安い賃金、この二つの問題に対しては、即時検討と実施を望むものです。
詳細は下記をご覧下さい
◆人事総務部ブログ http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/ もどうぞご覧ください。

投稿: 人事総務部ブログ | 2009/10/26 22:52

非正規雇用の論議より“最低賃金”の論議が格差社会を是正する

◆問題は「賃金格差」
非正規雇用対策に注目が集まってしまい、“格差”の論議の影が薄くなっています。しかし、一番重要な問題は“賃金格差”なのです。同じように仕事をして、賃金に格差があること、これ自体が最大の問題なのです。わが国ではこれまでの終身雇用制と年功序列が、「同一作業、同一賃金」の問題を複雑にしました。この道は、先が長く険しい道のりです。

◆今こそ「最低賃金見直し」論議を

 しかし、正規社員も非正規社員も同様に仕事をして格差が是正されて行けば、雇用の流動化はスムーズに行え、そして日本の新しい雇用形態となっていくものと考えます。そこで、この不況時にこそ「最低賃金の見直し」の論議と実施をすべきです。パートタイムやアルバイトの多い業界からの反発が予想されますが、それこそ雇用対策の助成金を活用し、3年~5年をかけて補助金額を逓減していけばソフトランディングも可能です。そして、これらが曳いては、わが国の内需拡大を早める最適な方策と考えます。
詳細は下記をご覧下さい
◆人事総務部ブログ&リンク集
 http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009/06/07 10:22

所長、コメントと貴重な情報ありがとうございます。
で、御紹介の論文を読んだところ、第一印象は、頭脳も知識もハイレベルにあり、非常に論文を書きなれている。また○○だから、○○であると、理由を明示して結論を導き出していて形式もちゃんとしてるなあというもの。

ところがよく読むとその内容は、「○○だから」と「○○である」が繋がっていない。理由も結論もバラバラに単独で読めばウン・ウンその通りなんだが、一連の文章としては全然論理が繋がっていない。と言う印象だね。

例えば、「格差が生じて何が悪いのか?」とテーマ設定し、「実力主義・機会平等は、将来、所得再配分政策を通じた結果平等が得にくいことが原因で、重視されるようになった。元々実力主義が重要とすることで、所得再配分政策が手薄になっても良いと言うことにはならない」と述べている。

結論はもっともだが、こんな調子で全編に渡って「所得再配分が必要」との前提にたった論調で、何処にも「実力主義・機会平等」を是とする、或いはが「為されていない」との論述がなく、最初から「実力主義・機会平等」を否定している。

だから、この論文の各センテンスの結論には同意するが、前提条件として示されている理由は、結論に何にも論理的繋がりがないので、単にオレはこう思う、と言っているに過ぎない、と言う印象でしたね。しかし文章や、構成は非常にアカデミックでカッコイイ。参考になります。

投稿: ベンダソン | 2006/02/21 19:21

すんません。URL間違ってました。訂正します。

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/kuma/pdf/k_0602c.pdf

投稿: 所長 | 2006/02/20 15:39

ベンダソンさま
基本的な方向としては大いに同意いたしますが、いまの格差議論は、むしろ「機会の不平等」に起因したもののように思うのですが、いかがでしょうか。
 比較的バランスのとれた論考としてこんなレポートを見つけましたのでご参考まで。

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/kuma_index.html

投稿: 所長 | 2006/02/20 15:36

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» 「格差社会」-「空気」読めよなぁ [21世紀生活研究所]
 本日の朝日新聞と日本経済新聞は、格差社会に関して思いっきり企画がかぶってしまった。朝日『日本は「格差社会」か』と日経『格差を考える4』という記事だが、いずれも大竹文雄・大阪大教授と橘木俊詔・京都大教授の対論であり、まあ内容もだいたい同じである。... [続きを読む]

受信: 2006/02/18 00:48

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