報道革命の日
拙ブログではマスゴミと言う表記で、現代日本のマスコミを批判してきた。そんなこと私が声高に言うまでも無く、日本のマスゴミの低脳低俗ぶり、公器とは程遠い欺瞞の数々は多くの人が思うところだろう。正に第4の権力として思い上がっているといえよう。
とはいえ、日本のジャーナリズムに懐疑的になりながらも、これまでは情報収集の手段としてはマスコミに頼るしかなく、意識ある人々は屑情報をつなぎ合わせて自分なりに真実を推測してきたと思う。そもそも拙ブログ「棒に怒る日本人」は、簡単にマスゴミに煽動される日本人に対する警鐘を目的に始めたものだ。
マスゴミが情報を歪曲し国民を欺いて、先の大戦へと煽動し、そして大敗を喫したが、一向に反省が無いようだ。この原因は記者クラブなどの大手で占める談合体質にあると思う。マスコミを監視する公正なジャーナリズムが欲しいところだが、そういうハネッ返りは、業界から締め出されてしまうから、まずは場の確保のために妥協せざるを得なくなり、さらには食うために「オトナ」になって真実報道から遠のいてしまうのだ。
ところが、インターネットがこれまで組織の特権であった情報発信の機能を個人にまで広げてしまった。にも関らず、学卒エリートで世間を知らないまま大マスコミに就職した業界人たちは、選民としてのエリート意識が邪魔をし、所詮素人のブログや掲示板と高をくくっているのかもしれない。
自分達がこの国の世論を作っているとの選民意識は、どうしようもない。そう簡単には変わらないだろう。実際のところマスコミ関係者は確かに情報収集力があるのも事実だし、そこから国民に情報がもたらされてきたのも事実。
しかしそのことと世論は何の関係も無い。正確にはマスコミが流した情報(真実)で国民がどのような感想を持ったかを取材し報道した内容が世論であって、マスコミの見解がイコール世論ではないはずなのだ。
長らくマスコミの見解が世論なのか単なるマスコミ組織に属する個人の意見なのかは、検証が出来ないためイコールと思われてきたが、インターネットがこれを見事にぶち壊し証明した。そのエポックメイキングな事件が2004年のイラク日本人人質事件だったと思う。
拉致された3人の日本人を当初マスコミは勇気ある被害者として扱い、その家族からの救出要請を悲劇的或いは同情的に報道したが、ネット上では、マスコミ報道とは反対に3バカトリオなどと非難された。例によって、マスコミ陣は国家権力=悪として扱っておけば正義の報道なると思ってか、「被害者」を非難すると言うこれまでにない世論に思考停止に陥ったのか、或いは「我こそ世論」の思い上がりから逃れられなかったのか、ネット上の非難を無視し続けた。
だが、ネット上の世論はマスコミが無視しようとしまいと、分かってしまうのだ。情報発信がマスコミしかなかった時代と違い、ネット上では情報発信の機能は個人も組織も大差なく、その規模はもっぱら知名度の差から来る受け手の問題なのだが、マスゴミ人には分からなかったらしい。
このイラク人質事件は、世論を自認するマスコミが人心と乖離したマスゴミに成り下がったことを証明した象徴的な事件だった。だが、この時点では情報提供自体はまだマスゴミに分があり、もっぱら情報に対する評価のズレだった。
ところが、ここへ来てそのマスコミの情報発信自体が機能しないことが露呈した事件が起こってしまった。昨日来きっこのブログで流されているイーホームズ藤田社長の暴露記事がそれだ。またココに紹介されている「らくちんランプ」なるブログも非常に興味深い。正に言論統制に対するパルチザンの趣だ。
藤田社長の見解が正しいかどうかは証明されていないが、彼が<「疑惑」を「解明せよ」>として取り上げていることは、客観的事実であるから、これをマスコミ各社が全く報道しないのは、どうにもおかしい。また、藤田社長は告訴するぞと言っているアパグループに対し、告訴しろと言っているのも興味深い。
おそらくというか、誰がどう見たって「きっこ」氏が単なるヘアメイクであるはずがなく、覆面ジャーナリストの集合体または垂れ込みを集約しているゲリラ集団なんだろうと思う。何年か前、知り合いの高名なジャーナリストが真剣に「噂の真相」を読んでいるので、何故そんなキワモノを読むのかと聞いたところ、ケッコウ業界人が自社で書けない「真実」を暴露してるからだと言っていた。きっこのブログもそうだろう。
と言うことは、情報収集力があるということだ。事実何度も「予測」が「当たって」注目を浴びた。こうなるとマスコミの独壇場だった情報収集力でもブログに負けてしまう。今までは収集した情報をマスゴミ各社の談合によって握り潰せたが、ここへ来て情報収集力のあるブログから真実が報道されてしまったのだ。先に述べた「らくちんランプ」では取材した動画をUtubeに載せているから、TV報道も真っ青だ。マスコミは「報道」でネットに負け、さらに情報の「収集」でも負けたのだ。
マスゴミ各社がどんなに情報操作しようとも、ブログやSNSなどのネットワークコミュニケーションに流出した事実は打ち消せない。にも関らず、相変わらず藤田手記を無視し続ける大マスゴミは、自ら公器の使命を放棄したことを証明している。ジャーナリズムを気取って北朝鮮の言論統制を非難しても実に滑稽で、涙が出るほど痛いぞ!と言いたい。
まことに勝手ながら、昨日のきっこのブログ記事を記念し、10月19日を報道革命の日としよう!
なんて、ちと大げさか。でもホント藤田社長の主張が正しいか正しくないかは事実を確かめ判断するとして、そろそろ日本人は、自分の目と耳で確かめ、自分のアタマで考える時だと思う。世論もどきの報道に踊らされるな!支持率や人気が70パーセントだろうと何だろうと関係無い、アナタが支持するか、好きか嫌いかなのだ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
To Mr. gotogo, I appreciate that you wrote the comment.
And・・・Your blog is wonderful.Mass communications of Japan are out of order. Therefore, it is important to spread this fact as a proof abroad.
If possible, I will wish to be able to write in Japanese so that other Japanese may understand you.
I need your help well from now on.
投稿: ベンダソン | 2006/10/30 15:43
Mission for freedom and democracy
Mr. Fujita Togo & his supporters begin to fight a good fight against Darth Vaders in Japanese mass media for freedom and democracy. One day they will tell their children the story of the struggle for justice in Autumn 2006 in Japan. They believe that no one can kill the truth.
Sunday, October 29, 2006
Darth Vaders in Japanese mass media vs. Mr. Fujita Togo
Dear Journalists fighting for freedom,
I here report a biased treatment of Mr. Fujita Togo by the mass media in Japan.
http://gogofujita.blogspot.com
投稿: GoTOGO | 2006/10/30 14:34
はじめまして。きょう初めて訪問させていただきました。書かれていることが、どんぴしゃりの真っすぐなご意見ですね!
私たちは、勇気をふるって世の中の不正を正そうする人たちを見守り応援しなければいけないですね。(うっかりトラックバックを2回送ってしまいました。削除してくださいませ)
投稿: 野バラ | 2006/10/27 14:54
イザヨ・ベンダソンさん、はじまめして「頑張れ藤田東吾」で記事を紹介させていただきました。
私自身、ジャーナリズムとは無縁なのですが今回のWEB2.0的動きにとても興味を持っています。政府とジャーナリズムの談合体質は「恐怖政治」の始まり・・・限りなく社会主義に近い民主主義に成り下がっているのではないか?と危惧しています。藤田氏個人の応援というよりも「恐怖政治」との戦いではないかと考えています。また覗きにきます!
投稿: 頑張れ藤田東吾 | 2006/10/25 18:59