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2006/10/31

談合と既得権益は3等国の証

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■まだ手緩い談合摘発

緑資源機構の入札で談合容疑、公取委が立ち入り検査
News  農林水産省関連の独立行政法人「緑資源機構」(川崎市、前田直登理事長)が発注する測量・建設コンサルタント業務の入札などで、談合が行われた疑いがあるとして、公正取引委員会は31日午前、同機構や、コンサルタント会社など十数の受注先を、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で立ち入り検した。(1031日(火)読売新聞)

建設工事に続いて、ようやくコンサルタント業にも談合摘発のメスが入ったようだが、まだまだ官製談合の摘発は手ぬるい。

■まだまだ貧しいニッポン

この国は談合をなくさない限り、3等国のままだろう。確かに数字上GDPを見ると日本は世界第2位を保っているが、実際の国民生活の豊かさは、先進国と胸を張るには?だ。

日本が本当に豊かだと思っている人は、金正日マンセーと叫んでいる北の国民と大差ない。例えば日本に続くドイツ・イギリス・フランスは日本の約半分近いGDPだが、市民生活は遥かに豊かだし、4分の1のスペインでも同じだ。(一人当たりのGDPでもこれらの国は日本以下だ)

日本人は自分たちの生活は豊かだと思っているようだが、それは電化製品など比較的簡単に買える消費生活であり、ウサギ小屋と揶揄される住環境や道路・公園といった都市基盤などは劣悪だ。要するにビンボー臭い。分不相応な車を乗り回し、ブランド品を身につけても、ウサギ小屋に住んでいては、どこか痛々しい。

■カブシキガイシャ・ニッポンの遺産

そういった消費の豊かさとて、実のところ敗戦で辛酸を舐めた先人たちが、カブシキガイシャ・ニッポンと揶揄されながらも、がむしゃらに働いてきたおかげではないだろうか。ジャパン・アズ・ナンバー・ワンと言われ、その気になったものの、今や日本の国民一人当たりGDPは15位。先人の稼ぎを食いつぶしているようにも思える。

■精神の貧しさ

物だけではない、情報においても日本は貧しく、報道の自由ランキング」でも、日本は「経済先進国の中で最低ランクの51位」だそうだ。また、イジメなどという陰湿な社会現象も日本独特で、日本人は精神も病んでいる。要するに、アジアという後進地域ではエースだが、民度の低さは3等国といって良いだろう。

■あらゆる分野にはびこる談合と既得権益

かくも絶望的な日本だが、その原因の一つに「談合」が有ると思う。人類は「競争」を経て進歩し、数千年の時を経てやっと「公平」な社会を築いた。ところがこの国の「公平」(=自由或いは民主主義)とは国民が創り上げたものではなく敗戦により輸入されたものだから、表向きだけで、ほとんど全てに強い組織や権威・権力が牛耳る裏社会があり、だから未だに「公平な競争」が行われていない。それがあらゆる分野にはびこる談合なのだ。

談合は「公平性」を阻害し、「競争」を妨害する。始末が悪いのは、ジャーナリズムも談合どっぷりということ。拙ブログで再三言っているように、報道する側とされる側が記者クラブという官製談合組織で癒着してしまい、公正な報道が望めないのだ。だから、談合摘発に対して、マスコミは冷淡なのだろう。自分を棚に上げて話題にするにはさすがに後ろめたいということか。

談合イコール既得権益と言い換えても良い。既得権益は公正競争と無縁な世界だ、競争無くして進歩無しだから、そういうモノがはびこる国は3等国といってよいだろう。その最たるものが独裁である。ゆえに北朝鮮は3等国なのだ。

■知の難民

だが、このニッポンはどうだろうか、確かに自由主義、民主主義の体裁を取っているが、談合がはびこり、既得権益にしがみつく人々のなんと多いことか。だから自信のある人々は競争と正当な評価を求めて海外に流出してしまっている。

この本質は知の難民だ。貧しさと物理的監禁がないだけで、本質的な精神世界は北朝鮮と大差ないのではないだろうか。

■永遠の3等国

談合と既得権益がはびこる限り、この国は永久に3等国だと思う。先人の遺産でどんなに海外援助したところで、国家の品格は買えないから、国連での地位など夢のまた夢だろう。

ブログは剣よりも強し

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コメント

ご返答ありがとうございます。 

いつでも、結構ですので、よろしくお願いいたします。

また、日本の記者クラブ制度の欺瞞には、私も非常に憤慨しておりますので、今後とも、厳しいご指摘をよろしくお願いいたします。

投稿: 一日本国民 | 2006/11/02 17:37

一日本国民さま、再度のコメント有難うございます。

了解しました、時間を見てお答えします。
ただ、仕事があるので、今はこのレスが精一杯です。

また質問は量が多いので、ブログ記事を書く以上のボリュームかもしれません。私の優先順位は記事の方とさせていただきますが、ご了承ください。ですが必ず返答しますので、チェックをよろしくお願いいたします。

取り急ぎ

投稿: | 2006/11/02 16:21

私の書き込みが不明確のようで、申し訳ありませんでした。
問題点を指摘いただいたような飲んで、説明させてください。 

①論点が(多すぎて)不明確である。
あなたの文章に疑問点がたくさんありましたので、質問がたくさんに成ってしまいました。 まずは、あなたの文章を理解する事からはじめたいと思います。

②アーギュメントではなくステイとメントの羅列である。
ブログでの質問という形式上、一問一答の議論形式は取れないかと思います。
まずは、疑問点を述べるStatementで、ご勘弁いただきたいと思います。
あなたの文章を理解して、初めて議論ができるかと思います。

③単語に反応し文章を理解しない。
単語を理解しないで、どのように文章を理解するのでしょうか? 単語の定義、意味つけ、数字の確認が終わらないと、文章の理解をしようとしても、理解できないと思います。 

④議論を勝ち負けで捉える
私の文章の中に、議論を勝ち負けで捉えた部分がありましたか? もしあれば、ご指摘ください。


あと、先ほどのお尋ねした内容についての、ご返答をお待ちしております。 

投稿: 一日本国民 | 2006/11/02 16:08

一日本国民さま、コメント有難うございます。


>情報操作でかまわないというのは、議論の否定ですね。あなたのような方が、日本の報道の自由度を下げているのだと思います。


あなた様のこの書き出しに、既にご自身で結論を書いています。

にも関らず、続く文章にはタブン、私のコメントなりエントリーに対し反論し、議論を持ちかけておられるようです。軽くジャブからということでしょうか?

とまれ、このブログを始めた動機のひとつに「単語に(だけ)反応する日本人」というのが有ります。皆様、そちらのカテゴリーを一度お読みいただければと思います。

要点を言えば、日本人の議論の難点は
①論点が(多すぎて)不明確である。
②アーギュメントではなくステイとメントの羅列である。
③単語に反応し文章を理解しない。
④議論を勝ち負けで捉える

です。そして議論は負けてこそプラス、勝ってしまった議論は時間の浪費に過ぎないということです。

投稿: ベンダソン | 2006/11/02 15:18

情報操作でかまわないというのは、議論の否定ですね。 あなたのような方が、日本の報道の自由度を下げているのだと思います。

だいたい、報道の自由度と国の豊かさにどのような関連性があるのですか? 相関関係ですか? 因果関係ですか? それもあなたの文章からは分かりません。

たしかに、GDPがそのまま国の豊かさに当てはまるとは私も思いません。 端的にいえば、お金があっても幸せだとは限らないと同じことです。 

でも、談合のあるなしと国の豊かさにも関連性があるのかも疑問です。 談合は悪いことですし、犯罪です。 でもそれと国の豊かさにどんな関連があるのでしょうか。    

あなたは、絶望的という言葉を使っていますが、談合があれば絶望的で、談合がなくなれば希望に満ち溢れるのでしょうか。 それも論理的に意味不明です。

また、あなたが豊かな国の代表として比較したドイツ・フランス・イギリス・スペインは談合がないのですか? 政府の不正もないのでしょうか? もし、これらの国にも、談合や政府の不正があるのなら、GDPが日本の半分以下であっても、やはり絶望的で、3等国で、貧しい国になるのでしょうか。

また、あなたは「人類は「競争」を経て進歩し、数千年の時を経てやっと「公平」な社会を築いた。」と過去形で書いていますが、具体的には、どの国のどんな社会が公平なのでしょうか。 私には、イスラム教風刺漫画に対するヨーロッパ各国の対応をみると、これらの国は決して公平な社会を築いたとはいえないと思います。 

また、「ウサギ小屋と揶揄される住環境や道路・公園といった都市基盤などは劣悪だ。」と書いていますが、日本の地方にある、一戸建てを見たことありますか? また東京の住宅と、パリ・ロンドン・ベルリン市内のアパートと比較して、大きさのどのくらいの差異があると分かっていますか? 道路・公園といった都市基盤が劣悪だとおっしゃっていますが、ブルゴーニュの森と代々木公園のどちらが安全で、きれいだと思いますか? 

だいたい、「ウサギ小屋」という言葉自体、最近ほとんど聞かなくなったのですが、時代に取り残されているのではないかと思います。
 

あと、「公平」(=自由或いは民主主義)とお書きになっていますが、公平(Equality)、自由(Freedam)、民主主義(Democratic)は決して同じではありません。 外国の方ということですから、日本語があまりお上手ではないと思います。ご注意ください。 

「永遠の3等国」ということですが、国には1等国、2等国、3等国があるのですか? その定義も良く分かりません。 北朝鮮も3等国ということですが、どのような国が3等国で、どのような国が1等、2等なのでしょうか。 

一日本国民として、日本から談合をなくし、不正をなくしたいと思います。そのために、外国人の方の違った観点からの厳しい指摘は本当にありがたいと思います。 しかし、ただ外国がこうだからとか、日本はだめだでは、何が悪いのか、どうしたらいいのかぜんぜん分かりません。 

せっかく、ブログを立ち上げて、日本の間違いを正そうとするのでしたら、根拠やデータのない悪口の羅列でなく、論理的かつ裏づけの在る指摘のほうが生産的だと思います。 たとえば、パリ市では町並みを保存するために、景観保護法があって、建物の建築やデザインに厳しい規制があるから、日本も立法するべきだとか、ロンドンでは、悪いことをした政治家は一生同じエリアから立候補できないから、日本もそうするべきだとか、などの、建設的な意見をいただきたいと思います。   

そのように、互いに刺激しあって、切磋琢磨をしていけば、公平な社会に一歩でも近づけるでしょうし、あなたの言う豊かな社会に一歩でも近づけるのではないかと思います。

投稿: 一日本国民 | 2006/11/02 14:23

耳が痛いさん、コメントありがとうございます。

>「印象操作だ」との反論が帰ってくると思います。

それで構わないのではないでしょうか。日本が先進国並みの水準に無いことの1例を述べただけですので、豊かな生活をしていると思っているならそれはそれで結構なこと、ムリに、アンタは貧しいよなどという必要もないでしょう。

そもそも本エントリは豊かさの定量的国際指標であるGDPが日本は第2位であることを前提に、その指標とは反対のそれに見合った豊かさが日本にないと述べています。

GDPのからくりの説明は省略しましたが、生産の調達コストが反映されていない事、ドルベースである事がヒントです。千円の竹ざおを生産した場合、山から引っこ抜いて来ても、材料を900円で購入しても千円の生産でしかありませんが、手にする利益は10倍の開きがあります。つまり定量的には同じGDPですが、定量的な豊かさは10倍違うパラドックスに陥ります。

日本が決して豊かではないことを定量的に言わなければ分らないとしたら、そのこと自体に矛盾があります。つまり、そういう人は現実の自分たちの生活が豊かであると思っているのですから、その生活を定量的に外国と比較しても、現実の生活水準自体は何一つ変わらないからです。そのような人々に、定量的な説明をしたところで、認識に変化を期待できない以上無駄ですし、先に述べたように幸せを壊す必要もないでしょう。

しかし、それはそれとして、客観的に定量的指標はなにかと言うのであれば、本エントリで述べたようにまず社会資本の貧しさがあげられます。例えば道路の幅員、日本では歩道付きの道路は幹線道路だけですが、先進国は住宅地の区画道路までふつうに歩道があり安全ですし、日本の有料道路の多さも異常です。

下水道普及率はようやく追いつきましたが、一人あたりの公園面積はまだまだ。住宅の広さ、防音・防火性能しかり、公共施設の整備水準もそう。この辺の数値は国土交通白書にでているはずです。

個人の生活においても、労働時間、住宅やオフィスの一人当たり面積、家具や建具の耐用年数、日常使う紙類の厚さ、年金の水準など枚挙に暇がありませんが、具体的数値はメンドクサイのでご自身で調べるか、反論する方に調べてもらって、もし間違っていたら教えて下さい。

余談ですが、雑誌を例外に、ほとんどの紙が日本では先進国より薄いのに、なぜかペットボトルだけはゴツイ。ほとんど過剰品質だと思います。

投稿: イザヨ・ベンダソン | 2006/11/01 22:35

こんにちは。
日本での生活が決して楽ではないという実感はあるのですが、
情報のランクが51位であること以外に、定量的に生活の質が低いことを表す情報は在りますでしょうか?
仮に日本人が己の位置を認識していないとしたら、それを認識するための定量的なデータがないとわかりにくいと思います。
たぶん私がこの説明をしても、そんな説明は「印象操作だ」との反論が帰ってくると思います。
寡聞にして時刻のことを知りませんので、もしご存じでしたら、定量的な情報を戴けるとありがたいです。 かしこ

投稿: 耳が痛い話です。 | 2006/11/01 14:14

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