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2006/10/15

私見国防論:領土拡大否定論

ウソか真か、北で核実験が成功したとかしなかったとか、またもや瀬戸際外交というのだろうか賑やかだ。北の脅威をネタに国防の為の軍隊が必要で、そのための憲法改正論はまあ、分り易い。

結論を先に言おう、①国防には軍備・軍隊が必要、②国防イコール戦争ではない、③戦争回避のために領土拡大しないことを憲法に定めるべき

と考える。

1.何故国防には軍備・軍隊が必要か

ガンジーの言う無抵抗主義を国防にも当てはめ、軍備・軍隊を否定し戦争放棄を声高に言う人々がいる。ハッキリ言ってオメデタイ、理想と現実の区別が出来ない人といわざるを得ない。「こうありたい」と「こうである」とは違うのだ。

平和憲法は崇高な理想であるが、他所の国も平和憲法でなければ、平和の保障は無い。そんなことをゴチャゴチャ考えなくとも、平和主義で平和が保てるのなら、警察は要らないし警官がピストルを持つ必要も無い。自国の秩序を守るために法の番人が武器を占有していながら、考えも習慣も違う他民族・国家に対しては武器を待たずに平和と秩序を保とうとは論理矛盾もはなはだしい。

2.何故国防イコール戦争ではないか

そんなこというまでもないからパス。次の領土拡大否定を理解いただければ分ると思う。

3.何故戦争回避のために領土拡大しないことを憲法に定めるべきか

ここが一番のポイントだ。先に述べたように、国防には軍備・軍隊が必要だが、これが外国、特に中韓には脅威となろう。さらには自前の安保が可能なら日米同盟の必要性も下がり、アメリカにとっても極東の脅威となるだろう。

その理由は2つ。1つは過去の実績、つまり大東和共栄圏を掲げての侵略戦争。2つ目は、彼ら諸外国と日本が同じ土俵に上がった、つまり戦争ができるということだ。自衛のための戦争などと言ったところで一体誰が信じるだろうか。

諸外国の脅威となる以上、今まで以上に攻撃を受ける可能性が高まることは間違いない。しかし逆に考えれば、他国侵略の脅威さえ無くなれば、反撃される危険を冒してまでわざわざ資源の無い日本を攻撃する意味も無い。北のイカレポンチがミサイルぶっ放すぞと日本を脅すのは、金満日本のカツ上げが目的であって、日本を滅ぼすことが目的ではない。そして日本が反撃しないと分っているからであって、倍になって返ってくる或いは脅しただけでやられるとなれば、そんなことできっこないのだ。

だから、日本は強大な軍備・軍隊を有し、自衛のための戦争は辞さないが、決して現在の領土を拡大しないと憲法に明記すれば、日本は自衛以外に戦争をする意味が無いし、諸外国もわざわざ資源の無い日本を攻撃する意味が無くなる。

以前にもこのことを拙ブログで主張したら、そういう考えは以前からあるというようなコメントをいただいたが、以前から有っても無くても構わないから、この主張即ち「領土拡大否定論」の是非について、何故誰も語らないのか非常に不思議だ。

平和憲法護持を叫び、ただただ憲法改正に反対するのは、手段が目的化してしまった愚としか思えない。交戦権の無い自衛隊は竹島を実効支配され、領土防衛も出来ないのだ。春曉では貴重な日本の地下資源が盗掘されるなど、既に侵略を受けていながら自衛権すら行使出来ない現実を一体どう考えるのか。

資源の無い日本は頭脳立国、言わば人が資源だ。その同胞がヤクザに埒されても返してくださいとお願いするだけでは国防どころか国家の体すらなしていない。お願いや、話し合いで平和が保てるなら日米安保条約も、自衛隊もいらない。

やられたらやり返す! だから時には自衛のための先制攻撃も辞さない。但し自衛が目的の戦争だから領土は拡大しない!

これでいいではないか。

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コメント

昭和竜様
>今の日本に一番欠けているのは憲法を守る精神です。
>それがなければ、改憲なんてなんの意味もありません。

全くその通りです。私の領土拡大否定論も、憲法を守る意志があっての事。
守れない憲法ならば正に放置国家なのです。

なにしろ法体系の最上位に位置するのですから。
拙ブログの他の記事でも散々言っていることですが、誰もが何時逮捕されててもおかしくない国家たる所以です。

一連の耐震偽装逮捕(別件逮捕)はその典型です。

投稿: イザヨ・ベンダソン | 2006/11/01 23:40

イザヨ・ベンダソン様

自衛の延長に戦争があると考えています。自衛の限界をどこで止めるかが問題です。戦争がない状態が、平和だと考えています。自衛は否定しませんが、どこかで止めないとどんどん拡張されてしまいます。

アメリカのような軍備を持てば、表立って攻撃をする国はないでしょう。しかし、世界中で戦争を仕掛けているわけですから、恨みを買うでしょう。テロの被害にあうでしょう。規模は小さいかもしれないし、戦争ではないのかも知れませんが、平和ともいいきれないでしょう。

>非武装中立で平和が保てる国なら、少なくともその国内では非武装で秩序が保てるはずですが

国内が武装しているという意味がよく分かりません。市民は武装していません。多分警察のことを言っているのだと思いますが、警察は国民に委託されて治安を守っています。自分の身を守る自衛の問題とは違います。

非武装中立になるためには、世界の警察が必要です。もちろん、一国が勝手に警察と称しているような状態ではなく、世界の国から委託された警察のような組織が必要です。
各国が独自の判断で、自衛とか世界のためとか言いながら他国に武力行使できるようでは、戦争はなくならないでしょう。

自衛隊は、自衛のための活動をしている限り憲法上許されます。海外派遣された自衛隊は、憲法の許容範囲を超えています。大変残念ですが、今の日本では憲法が歯止めになっていません。今の日本では、領土拡大を憲法で禁止しても領土拡大する法律で領土拡大することが可能です。

今の日本に一番欠けているのは憲法を守る精神です。それがなければ、改憲なんてなんの意味もありません。

長くなってすいません。答えになっているかわかりませんが、思っていることをコメントさせていただきました。
これからも読ましていただきます。

投稿: 昭和竜 | 2006/11/01 15:07

昭和竜 様、コメント有難うございます。


>平和を望むなら、将来的な方向性は非武装中立です。
>強固な自衛を望むなら、アメリカと同様に世界の警察が目指すべき方向でしょう。

この2つのセンテンスは矛盾してませんか?自衛≠平和と言うことでしょうか。
また、このエントリーでも書きましたが、非武装中立で平和が保てる国なら、少なくともその国内では非武装で秩序が保てるはずですが。

投稿: ベンダソン | 2006/10/31 18:32

領土拡大はしないというのは、実効性がありません。
当然竹島を取り戻します。北方領土も取り戻します。
日本から見れば領土の拡大ではないが、他国からみれば領土の拡大です。
歴史をさかのぼっていって、不当に占拠されているという因縁をつけて領土を拡大することは可能です。
領土拡大ではないが、実行支配して、その地域の住民を悪政から守ってあげるという理論も成り立つでしょう。
領土拡大をしないという条件はあまり意味がありません。
平和を望むなら、将来的な方向性は非武装中立です。強固な自衛を望むなら、アメリカと同様に世界の警察が目指すべき方向でしょう。
軍備拡大しつつ、平和を願うということは、世界をみれば実現しないということは明らかでしょう。
アメリカがイラクを攻撃したのも自衛ですから。自衛のために世界中を攻撃するのが今です。
やられたら、やり返すでは、永久に平和は来ません。

投稿: 昭和竜 | 2006/10/31 17:58

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