藤田証言で崩れる検察の思惑
拙ブログでは、一貫してヒューザーが最大の被害者であると考えてきたが、ここへ来て藤田社長の上申書が出されたことで、その裏付けがされたと思う。上申書は以下の通り。(きっこのブログより引用。)たとえ天敵?と言えども、真義を優先する藤田社長に拍手を送りたい。
<引用開始>
上申書
東京地方裁判所 毛利晴光裁判長殿 平成18年11月8日
イーホームズ株式会社 代表取締役 藤田東吾
私は、現在審理中の、小嶋進氏の裁判に関わり、次の内容を上申致します。
私は、平成17年10月27日、ヒューザー本社において行なわれた会議に出席しました。この会議の席上、私は、「グランドステージ藤沢(以降、「当該物件」。)」の個別具体的な物件名は口にしておりません。このことを言明致します。また、同時に、この日の会議で、他の誰かの口からも、当該物件の個別具体的物件名が出ていないことを、私の記憶として言明致します。(以下略)
<引用終わり>
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■答えが先で式は後から
拙ブログでは耐震偽装に関して、当初から一貫してこれは姉歯というイカレポンチの犯行であって、最大の被害者はヒューザーであると言ってきた(右のカテゴリーの耐震偽装を参照)。その後、ヒューザーに関する嫌疑はいつのまにか発覚前の偽装への関与から偽装発覚後の詐欺容疑へと変わっていった。要するに別件逮捕、答えが先にあって式は後から考えるということか。
■犯人より被害者のあら捜し
グランドステージ藤沢を発覚後に偽装を知ったうえでに販売したのなら、確かに詐欺だが、知っていて引き渡したかどうかが争点だから、妙に微妙だ。被害者が取った緊急避難に対して、犯人よりも、被害者のあら捜しばかりしているような違和感が付きまとっていた。たとえて言うと、命を狙われ逃げたら、犯人よりも、逃げた被害者のスピード違反を問い詰めるようなものと言えばご理解いただけるだろうか。
■悪役づらがいけない?日本経済を根底から揺るがしかねない問題なんだが
小嶋社長の悪役づらを見ると、かく言う私も、コイツが犯人だと思いたくなるが、これはドラマではないから悪役が悪とは限らない。土地本位制とも言うべき日本経済を根底から揺るがしかねない問題だから、犯人探しや集団リンチに夢中になっている場合ではないのだよ。だから印象とか感情を捨てて冷静に考えると幾つもの疑問がわく。
■疑問1:デメリットが多い詐欺
もし偽装を知っていて引き渡したのなら、その時点で当然に過去の物件の偽装も知っているのだから、その被害はグランドステージの比ではないこと、そしてすぐに大騒ぎになることは誰にも分かることであり、敢て引渡しするだろうか。
GS藤沢1棟だけを造って売り逃げならともかく、過去に幾つものマンション販売をしているのだ、明らかに詐欺の利益よりもデメリットの方が多い。それに小嶋社長は一貫して瑕疵担保責任を負うと言い続けていたのに、一切の行動を阻止したのは世論だった。
■疑問2:やっぱり出所は姉歯
次に篠塚支店長が、姉歯から「小嶋社長から口止めされた」と聞いたとの証言。2重の伝聞である上、元が嘘つきの話だ。再三言ったことだが、嘘つきの話しを何故信じるのだろうか?人を罪に問うのだから、3文ドラマじゃあるまいに、もっとまともな話が聞きたい。
そもそも、小嶋社長の容疑は偽装への関与であったし、その嫌疑を前提に、立証が難しいので、藤田社長から偽装が指摘された時にGS藤沢の偽装を知っていたはずと、詐欺容疑に変化した。そしてTVの報道では、姉歯が小嶋社長に耐震偽装をしたとのメモを渡したとの証言で逮捕されたと報道していた。これも嘘つきの証言が元だ。
■疑問3:何故当事者の証言が無い?
何より不可解なのは、そんなまどろっこしい、しかも嘘つきの証言よりも、直接の当事者、つまり社員の証言が無いのか。実はここが最大の疑問点だ。当初、偽装関与の疑惑で「みのもんたの朝ズバ」に小嶋社長と共に出演した役員が、自分もヒューザーマンションに家族と住んでいると言いかけたとたん、みのもんたが大声で制し一切の発言を封じ込めてしまったが、偽装に関与していないことの端的な証拠なのに何故封じ込めるのか、非常な違和感を感じた。食べ物に毒を入れたと疑われたら食って見せるのが一番だろうに。
■藤田証言の衝撃
その後も社員からの証言は聞こえてこない、姉歯などというトンデモナイ嘘つきの証言より元社員の証言があればイッパツだろうに。皆さん、違いますかね。そこへ来て、そもそも耐震偽装を告発した藤田社長の上申書だ、当事者がGS藤沢の名前を出してはいないと証言している以上、嘘つきの証言や、嘘つきの証言の伝聞だけで公判を維持できるのだろうか?
藤田社長と小嶋社長は天敵かと思っていたが、そうではないようだ、小嶋社長は当初から国土交通省を非難していたが、藤田社長も一連の動きの中で自身が別件逮捕され、告発が握り潰されたことで国土交通省とその周辺に潜む巨悪?に気付き、真実を正確に伝えようと言うことなのだろう。いづれにしても藤田社長の勇気を称えたい。
■情けない日本の報道
それにしても、ここに挙げた疑問点を報道することは、そんなに難しいことなんだろうか。私の疑問は、動機の妥当性、嘘つきの証言の信憑性を考え、一番の当事者の証言を聞きたいだけなんだが、誰も考えないような特殊な事なんだろうか。
報道されるのはこういった肝心なことよりも、風貌や生活ぶりといった事件と何の関係も無い印象操作ばかりではないか。そして日本のマスコミが藤田社長を無視し続けているなか、まもなく15時30分から外国人特派員協会で藤田社長の記者会見が始まるが、ここには賛同できるならば日本のマスメディアも参加できるそうだ。
日本のマスコミが取り上げないものを外国人特派員協会が取り上げること自体が恥ずかしい事だが、「賛同」と参加条件が付けられている以上、そこへ押しかけ、ろくに報道もしないとしたら、恥の上塗り、日本のマスコミは世界中の笑いものだろう。
今日の記事は、以上です。
民主党までが、この問題にフタをしようとしています。その理由は、何か強大な権力というよりも、日本経済が根底から崩壊しかねないからかも知れません。明日は想像力を逞しくし、「それぞれの正義」と題して、この謎を解いてみようと思います。。
【追記】 と予告していたのですが、本日(10日)は同窓会だった。タブンべろべろに酔っぱらうので記事は11日です。スミマセン。話は変わって、このエントリにGskayさんの 「揺れるマンション」顛末記がトラバされていますが、私が言い足りなかった事が補完されています。是非一読を。
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