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2006/11/28

ニッポンの常識講座(ガイジン編)

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今日は、昨日に続き日本で暮らす外人のための日本の常識ガイドをお届けしよう。

■法を守ると罰せられる国

外国では法に触れると罰せられ、東洋の神秘ニッポンでは、法は守ると罰せられるので外国人は注意が必要だ。このためこの国では談合が無くならない、言うまでも無く法を守り談合を拒否したり告発すれば、行政からも同業者からも過酷な罰がなされるからだ。これは未だに続く非関税障壁だが、様々な形で日本の隅々まで行き渡った文化と言えよう。

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■ニホンジンは超能力者

ニホンジンはお互いにこのシステムを超能力で運営するので、ガイジンは太刀打ちできない。例えば外国人特派員協会でのMr藤田の会見には、ニホンジン記者が大挙して押しかけたが、ほとんど報道されなかった事を奇異に思うかもしれないが、これはニホンジンはテレパシーで全て理解したからだ。

■イジメは解決してはいけない

また、溺れる犬を見ても決して助けずに、石を投げること。そうしないとこの国ではイジメられる。だからイジメを本気で解決してはいけない。その証拠に、日本ではイジメ問題と称しながら、校長をイジメて楽しんでいる。決して犯人を咎めないのだ。

■別件逮捕

また普通ドコの国家でも、国民が逮捕され罰せられる場合はあらかじめ法に罪と罰が定められている。これは罪刑法定主義といって、世界中の法治国家の大原則だが、ニッポンでは罰するために後から罪を被せられるから注意が必要だ。これをニホンゴでは別件逮捕と呼んでいる。

別件逮捕は外国でもあるが、外国のそれが手段であるのに対し、ニッポンでは目的化している点が大きく異なる。ニッポンでは守れない法を沢山創っておいて、このため誰もが法を破って暮らしていて、官憲が気に食わないと適当に別件という罪で捕まえて罰せられるからこれも注意が必要だ。

■放置国家

もっとも法を守っても罰せられるから注意のしようがないので、多くのガイジンはノイローゼになるが、元々法治国家だと思うからそうなるのであって、放置国家であることに気がつけば対策は可能だ。どうするかといえば、とにかくこの国では目立たないこと、人と同じ様に振舞うことだ。溺れる犬を助けたり、イジメを解決してはいけない、放置しておくのだ。

■目立ってはいけない

このことは、特に日本で大きなビジネスチャンスを期待する者は、くれぐれも注意を要する。例えば、ホリエモンと言うビッグビジネスを成功させた若者は、目立ってしまったために逮捕された。容疑は勿論逮捕のために後からつけたものだから、彼はそこを争点に裁判で争っている。

だから同じようにビッグビジネスを成功させた若きチャレンジャー達は、目立たないようにひたすら腰を低くしている。Mr孫正義や楽天の社長はそういうタイプだが、どうしても自己主張をする者は嫌われ、何時逮捕されるか危険なので、早々と村上ファンドなどは国外移転を図っている。

■誰もが罪人

しかし、そういった力が無いチャレンジャー達は、何かのきっかけで必ず潰される。先の外国人特派員協会で取り上げられた耐震偽装問題はその典型で、Mr藤田ばかりか、Mr篠塚、Mr小嶋など、皆耐震偽装とは関係ない別件で逮捕され、罰せられたが、ニッポンジンは誰もがこういった罪を犯しながら生活している。

例えば、下請けからリベートを取らない建設会社はニッポンには1社も無いので、全員逮捕される可能性がある。だが、ガイジンがニッポンのゼネコンの下請けをするときは、ちゃんとリベートを監督に渡さなければ、次から仕事が無くなるので注意が必要だ。

常に逮捕される覚悟が無ければこの国でビジネスしてはいけない。ニッポンジンはこういう場合「運」というようだ。この国では法や努力よりも「運」が支配するので、インドから伝わった仏教が広まったのである。

■不可解なニホンゴ

このようなことから日本に滞在して間もないガイジンは法を守ると罰せられたり、問題を解決してはいけないことに矛盾を感じることだろう。ならば、まず日本語の不可解さから理解する必要があるかも知れない。

なにしろニホンゴには一つの単語に何の意味も無かったり正反対の意味を持つ言葉があるのだ。例えば「数」「きっと」「考えておく」などが良い例だろう。

■意味を否定するニホンゴ

「数」はnumberのことである、つまり量をデジタル表現する言葉であるが1~9までのどの数値も定義しない。明確に数値を表しておきながら実は何も数値を特定しないと言う全く意味を成さない言葉なのだ。ニホンジンの言う「数日のうちに」とは明日かもしれないし明後日かもしれない、或いはズット先の9日後かもしれないという意味不明の意味なのでマジメに考えるとノイローゼになるので注意が必要だ。

「きっと」はCertainlyProbably、日本語の「確実に」と「たぶん」であり正反対の意味を持つ世界に類を見ない言葉だ、言語の機能を自己否定した言語と言えよう、スゲー!

「考えておく」は言葉自体が反対の意味で「考えない」事を意味する、つまり"I inquire" means "I do not inquire." なので、これもスゲー!これをマジメに理解しようとした私の友人は何人も精神に異常をきたした。だからガイジンはこれを単語として、"kangaeteokimasu" means "I do not inquire."と覚えること。深く考えてはいけない。

さて、ここで応用問題、ニホンジンが言う「その件については考えておきます。えっ何時返事かって?そうですねえ数日中には、きっとお答えしますよ。」は「その件は考える気がありません。えっ何時返事か?だからあ、何時かなんてわかんないって、絶対タブン答えないよ」という意味なのです。

■ニホンジンにも分からないニホンゴ

えっ?なに言ってるかわかんない?そーなんです、言っているニホンジン同士も実は何言ってるのか分ってないのだ。だから東洋の神秘なのです。その証拠にTVの討論番組では条件反射的に出演者が相手の発言を否定するばかりで、何を言っているのか誰にも分からない。全ての発言は「いーものもあるけどわるいものもある」に置き換えられるのだ。

ついでに言うと、地位や職業によって日本語は特別の意味を持つので、これも注意が必要だ。「前向きに検討します」は地位の低い人が上に言った場合は、「必ず実行します」の意味だが、地位が高い人の発言では「あまりやる気ないなー」の意味だし、政治家の場合は「全然やる気ねーよ」の意味だ。やっぱり東洋の神秘だ。

■ニホンジンは多重人格

あと、ニホンジンは「個人的には○○だが」と言うが、こういう言い方は世界中でニッポンジンだけなので翻訳できないが、敢て言えば、発言に責任を持たないよと言っているのだ。オマエが発言してるんだから個人的も公もないだろなんて言ってはイケナイ、この国の国民はみな多重人格なのだ。

そして別の人格の発言は他人の発言として責任を取らないから、日本人の発言や約束には注意が必要だ。例えば、靖国に小泉純一郎総理大臣が参拝したのは事実だが、この国ではあれは別の小泉純イチローであるとされる。事実とすればタブン幽体離脱したのだろう、やはり東洋の神秘だ。

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コメント

訂正

>例えば、靖国に小泉純一郎総理大臣が参拝したのは事実だが、この国ではあれは別の小泉純イチローであるとされる。事実とすればタブン幽体離脱したのだろう、やはり東洋の神秘だ。

ごめんなさい。そういう意味でしたか。

投稿: J | 2006/12/08 18:52

はじめまして。

>「個人的には○○だが」と言うが、こういう言い方は世界中でニッポンジンだけなので翻訳できないが、敢て言えば、発言に責任を持たないよと言っているのだ。

ブッブー。
それは違うと思いますね。

私は個人的に「私は○○だが」という意味で使っていますけど。
「私は~」「俺は~」という意味だと思いますけど。

投稿: J | 2006/12/08 18:50

はじめまして
日本では「ウソも方便、法も方便」文化が歴々と続いており、方便を操る側と操られる側に分かれています。この方便づくりに邁進しているのがキャリア官僚です。くれぐれも「偽装民主主義」にはご注意ください。

投稿: ペンタクロス | 2006/11/30 11:50

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