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2006/12/04

分からない報道

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ニッポンの報道は分かりにくく疲れる、客観的事実が少なく、主観的感想や印象操作が余りにも多くて、行間から真実を推理する作業を強いられ疲れてしまうからだ。「AがBから100万円もらった」事実は、全ての事実に修飾語が付き「あのAがなんと、100万円もの大金を、Bからせしめていた」となる。逆に「かわいそうなAさんは、驚いたことにBから100万円しかもらうことが出来なかった」とか。ふう・・・疲れるなあ。

ニッポンの報道から、こういった修飾語を外して、明らかな客観的事実だけを抽出していくと、何が問題なのかサッパリ分からない事件が結構ある。で、不思議なのはタブン民衆は何がしかの怒りと意見を持っていることだ。いったい何を怒って、いかなる根拠でいかなる見解を持つのか謎。その謎を感じるいくつかの事件をピックアップしてみよう。

■ライブドア事件

060223a_1 この事件は分からない度では横綱級だ、容疑は粉飾決算による、証券取引法違反容疑だが、そもそも何が粉飾なのか分からない。TVの報道番組ではよくその構図をボードに書いて説明していて、何となく分かったような気になるが実は良く分からない。

大学教授やら専門家が、これは違反ですよと言うから、そうなんだろうと思うが、であれば一過性の番組でのボードではなく系統立てた説明がどこかに無いものだろうか。そう思って、ネット上で検索するも、ほとんど見当たらない。例えば左の図で皆さん納得するのだろうか?

あるのはホリエモン(又は村上氏)「ついに化けの側がはがれる」、「錬金術」、「裁判で大きな態度」、「裁判長にたしなめられる」等々、印象を述べた感想ばかりで、何が問題なのかはどうしても分からない。どなたか、分かり易く全体の構図と理由を解説したサイトをご存知無いだろうか。

だから、ホリエモンが悪いとも良いとも言えない。第一、こんなこと裁判で係争中なんだし当たり前と言えば当たり前だろう。なのに、何を根拠に皆さんはホリエモンをバッシングするのだろうか。

ホリエモンが良いとも悪いとも言えないながらも、いくら儲けたとか自家用ジェットでタレントと海外旅行とか聞くと面白くないし、ガツンとやってやりたくなるだろうが、事実だけを見ていくとホントに逮捕するほどのことなんだろうかとも思う、これは私の感想だ。

■ヒューザーその他耐震偽装関連事件

次に分からないのが、一連の耐震偽装事件、中でも国会をあげてのヒューザー小嶋社長をバッシングした報道の怪だ。この事件、もうスタートから小島犯人で凝り固まっているから、小嶋社長の何が悪いかでは無く、皆さんあの悪い小嶋は、こんなことをしていますみたいな論調で、笑ったら「せせら笑う」、泣いたら「欺く白々しい芝居」、責任を取るといえば「責任能力も無いのに」等々、逆の立場で考えればじゃあどうすりゃ良いんだという感じだった。

この報道の奇々怪々さは、小嶋=悪人が既定事実で、容疑事実は後から付ける修飾語でしかなかったことだ。だから当初は耐震偽装への関与だったはずなのが、何時の間にか詐欺容疑というのもスゴイ。偽装に関与したから詐欺容疑というなら分るが、詐欺容疑だけが取りざたされるその論理構成に誰も疑問を感じないのだろうか。

拙ブログで散々言ったことだが、少なくとも小嶋社長の言ってきたことは、事実だけを繋ぎ合わせ客観的に見ると、全て辻褄が合っていた。彼は瑕疵担保責任をマットウしたいと終始言い続け、そのためには会社を存続させ公的資金を借り入れ建て直し、補修をしたいと言っていた。

責任を取るといっている者に取らせなかったのは、住民でありマスコミだった。資金が無いないと決め付け、無理やりヒューザーを解体した。その結果20%という配当金を手にした今、その判断を如何評価するのだろうか。

完全に敵を見誤っていないだろうか、このことは拙ブログで耐震偽装が発覚した当初から指摘し、またその後の住民バッシングも予測し警告したがその通りになった。事実を冷静に見れば分ったことなのだが。

とにかく、耐震偽装に関しては(も)、客観的事実よりも感想や印象を強調した印象操作報道のオンパレードで、100の修飾語と屑情報の中から1つの明らかな事実を読み取るのにホント骨が折れた。だってそうだろう、お邪魔モンがいったいなんだと言うのだ、どういう家に住もうとナンなのだ、事の本質と関係あるまい。

そんな中当事者であるgskayさんのブログ「揺れるマンション顛末記」では、非常に冷静に事実を見つめ続けているので、是非ご覧頂きたい。

■教育基本法改正

これも分りにくい、ただし報道が分りにくいだけじゃなく、反対している野党の理屈も分りにくい。まあ、理解力不足といってしまえばその通りかもしれないが、いったい国民のどれほどがこの問題の論点を理解しているだろうか。「涵養」と言ったのは与党か野党か、また何が問題となったか述べよと言われて、皆さん答えられますか?

大体自衛隊を軍隊じゃないと言い切ってしまう国で、こういう議論は言葉遊びみたいでピンと来ない。教育基本法に愛国心の表現を入れても入れなくても、それで実際の愛国教育にどう影響があるのだろうか。

だから改正が良いのか悪いのか、何となくもっと議論が必要だと思う程度で、自分の言葉として具体的に何が悪くて、如何すべきかはなかなか思いつかない。民主党のHPを見ても今ひとつ分りにくいので、報道と野党にお願いしたいのは、政府案の何が如何悪くて如何すべきか論点を明確にして、明確な国会質疑の記録を残しておいて欲しい。

愛国教育がナンであるのか明確にしておけば、表現がどうであれ暴走はある程度止められるが、表現の定義付けを明確にしないまま、ただ反対では、たとえ野党の案文通りになったとしても意味が無い。なにしろこの国では自衛隊は軍隊ではないのだから。

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コメント

中国共産党の東トルキスタン共和国侵略とウイグル民族への弾圧
東トルキスタン情報:
http://www.turkistanim.org/japan.htm

東トルキスタンはユーラシア大陸の中心に位置しており、182万8418平方キロメートルの国土を有するチュルク民族の国家である。
中国共産党侵略者は1950年~2000年まで東トルキスタンで50万人以上のウイグル人を政治犯として弾圧してしまった。「計画生育政策」との名目で900万人ものウイグル赤ちゃんを殺害し、47回もの核実験で100万人の東トルキスタン人を殺害してしまった。弾圧は今でも続いている。
東トルキスタン問題を取り上げて、日本及び世界で東トルキスタン民族運動を応援して頂きたい。
東トルキスタン亡命政府
東トルキスタン情報センター
東トルキスタンイスラム党
東トルキスタン教育協力協会
東トルキスタン文化協力協会

投稿: ウイグル太郎 | 2006/12/09 15:25

南堂久士氏の<泉の小波>というブログと、ご意見が同じようです。
<ニュースと感想>11月24日全文がまとまっています。
私は、更新をクリックして入りますが、最近編集が変わっています。
ずっと、ページを奥に突き進み、たどり着きました。
ライブドアの、著書の宣伝のほうがご希望でしょうが、とりあえず。

投稿: 初コメ | 2006/12/08 16:47

ご存知のこととは思われますが、ライブドア事件について、こちらのブログhttp://consul.mz-style.com/subcatid/10などはいかがでしょうか。

投稿: | 2006/12/04 18:57

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この『難問』を解く鍵は『靭性[ジンセイ]』では?! はじめに。 今日のログは、もちろん「水無月」さんだけに捧げます。そもそも「強度1.0以上」という氏の素朴な疑問【 謎の偽装物件 】が、 http://yohaku.seesaa.net/article/10781329.html  このブログ開設の..... [続きを読む]

受信: 2006/12/10 14:47

» 新聞の特集サイト [「揺れるマンション」顛末記]
耐震偽装を特集したサイトは、記事も減って、閑散としています。そして、いよいよ閉鎖のようです。 朝日新聞や共同通信、それに東京新聞は更新が続いているようで、中間配当の記事も特集に掲載されていました。 しかし、毎日新聞や産経新聞は特集サイトが無くなってしまったようです。読売新聞のサイトは「(記事更新終了)」だそうです。耐震偽装に関する記事が全く取り上げられなくなった訳ではなく、新たな記事が報じられてはいます。しかし、世間の注目が離れていることを、サイトの閉鎖が象徴しているような気がします。 ... [続きを読む]

受信: 2006/12/12 00:59

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