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2007/02/02

いよいよ出てきたか

http://www.shinmai.co.jp/news/20070202/KT070201ATI090017000022.htm

<引用開始]>
県庁と7合庁、耐震基準大幅に下回る 長野合庁は0・12

2月2日(金)

 長野市の県庁や、県内の県合同庁舎のうち7カ所の耐震強度が、現行の建築基準法に基づく基準値1・0を大幅に下回っていることが1日、県が行った耐震診断で分かった。最低は長野合庁(長野市)の0・12で、0・16の上田合庁(上田市)、0・27の大町合庁(大町市)の計3棟は、震度6程度の地震で「倒壊・崩壊の危険性が高い」と診断されている。

 いずれも現基準が適用される1981年以前の建築で、法的に問題はないが、県は来年度当初予算案に3棟の耐震改修に向けた調査費1300万円余を計上、早期の改修を図る考えだ。県はこれまで、災害時の避難、救護などの拠点と位置付ける県有施設1367棟のうち473棟(34・6%)が現行の耐震基準を満たさないとしてきたが、個別の建物の診断結果を明らかにしたのは初めて。

 県によると3棟以外では、県庁(長野市)の本館が耐震強度0・38、議会棟が0・41。0・33の木曽合庁(木曽郡木曽町)、0・37の諏訪合庁(諏訪市)を合わせた4棟は震度6程度の地震で「防災拠点としての機能が損なわれる」と診断された。

 伊那合庁(伊那市)、飯田合庁(飯田市)はそれぞれ0・61、0・69で、同様の地震で「防災拠点としての機能が損なわれる恐れがある」だった。現行の耐震基準で建てた松本(松本市)、北信(中野市)、佐久(佐久市)の各合庁は1・0を満たした。

 今年1月に策定した県の耐震改修促進計画では、災害時に拠点とする県有施設について、15年度までに耐震診断や改修を終え、耐震化率100%を目指すとしている。

 また県は同日、来年度当初予算案に、東海地震防災対策強化地域に指定されている南信の16施設・42棟の耐震改修と、糸魚川静岡構造線断層帯地震の被害が想定される中信の23施設・121棟の耐震診断の費用として、計5億7300万円余を計上する方針を明らかにした。

<引用終了>

■いよいよ出てきたか、だが慣らされるのが怖い

この記事、いち早く耐震偽装と報道責任さんが気付かれたようだ。

だがコレだけでは済まない。富山辺りからも火の手が上がりそうな気配なんだが。監督官庁は既に在る程度知っていて、国民の感覚がマヒするように小出しに且つ定常的に発表していく事だろう。慣らされるのが怖い。コレを読んでいるアナタ、既に驚かなくなってはいませんか?

■耐震強度0.5以下取り壊しへの疑問

耐震強度0.5以下は取り壊しというあのバカ騒ぎヒステリーをどう説明するのだろう。取り壊さなければならないとは旧法でも、新耐震法でも規定は無いはず、0.5で取り壊しなら例え旧法の設計と言えども取り壊さなければならないはず。

耐震強度0.5以上は取り壊さないのなら、取り壊し命令は偽装といった建築基準法違反の有無とも関係ない。あくまで絶対的強度の問題のはず。

この取り壊しに対する疑問は、被害者であるgskayさんが「揺れるマンション」顛末記の中で以前から主張していた。退去命令が出されたヒューザーマンションの住人でありながら、取り壊しの必要性に疑問を投げかけていたのだ。そういう冷静さは、今のところ国交省にも特定行政庁にも見られない。

■さらに浮き上がる藤田東吾の正当性

ここでも、藤田東吾が主張し続けてきた「補強」の正当性が浮き上がってくる(詳しくは「月に響く笛」参照)。さらに補強については、ヒューザー小嶋社長も主張していたが、集団リンチで全て潰された。なんとも惨い。それでいて指定確認機関の長である藤田東吾から偽装指摘を受けながら、1年近く放置しているアパには何のお咎めも無しか、一体どうなっているのだろう。

■藤田東吾は一揆の首謀者?

国民経済の根幹を揺るがしかねない耐震偽装を唯一告発し続けてきた藤田東吾は、まるで一揆の首謀者のように、懲罰を受け、人々は彼を見殺しにしてきた。彼の告発を名誉回復の為と揶揄する人がいるが、彼は名誉を失う前から今日まで、この日本において唯一耐震偽装を告発してきたことを忘れているのだろう。人の足を引っ張る前に、話の順序を理解すべきだ。

そして藤田の直訴は彼自身にとっては何のメリットも無く、国民のためだったことを今こそ理解すべきだ。この事は、今こそ藤田東吾擁立(その2)に書いた。国民はもう、いいかげんに藤田東吾に救われようとしていた事に気付くべきだ。

一体いかなる背景があるのか知らないが、都市伝説みたいな意味不明な危機感を政府やマスコミに植え込まれ、さも知ったかで、あたかも藤田東吾がパンドラの箱を開ける者と思い込んではいまいか。藤田が開けようとしたのはパンドラの箱ではなかった事は今日のこの信濃毎日の記事でわかるはず。

■パンドラの箱を仕立てた者達

耐震強度0.5で取り壊しだとヒステリーを起こした連中が、解決可能なそして解決しなければならない問題を、あたかも解決不可能であるがごとく騒ぎ、パンドラの箱にしてしまったのだ。落ち着いて考えろよ。国民全部がパニッくり解決可能な自分の生命財産に関る問題を、都市伝説化してどうする、パンドラでも無いのにパンドラの箱にしてどうするのだ、なんの得も無いぞ、誰かを助けてるだけとは思わないか。

現に被害者でありながら、落ち着いて見つめている人だっているのだ。この国の人々は、もういいかげん踊らされていることに気付かないのだろうか。ゴルゴダの丘に向かう藤田に石をぶつけていた事に気付けよ。自分達のために直訴し処刑された藤田に、もう石をぶつける事はあるまい、今度は復活を手助けして、自分達が直訴したらどうだ。

■だから藤田東吾を国会にプレゼントしよう!

藤田の直訴が正しかったことが分った、だがお上にはそれが分っても民を救う算段は考えられない。だから藤田を国政の場に贈り、我々を救ってくれる算段を考えてもらうしかない。贈り方は議員に限らない、民間人大臣、審議委員いろいろだ、それを考えよう。

ご理解いただいた方は、こちらへどうぞ。・・・・↓

ささ、遠慮するな。キミもどうだ。 (笑)・・・・↓

別に一揆ではない、キミに出来ることすれば良い ↓

お祭り騒ぎで歴史を創ろう!!!・・・・・・・・↓


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コメント

nobusukegou 様、

>必要性と効果の検証制度が曖昧な現状での再開こそ、今までの失敗の繰り返しと考えます。

確かに、現実にはそれはあるでしょうね。形式的なB/Cではなく真面目な検証が必要かと思います。

>今回の耐震偽装問題に対す行政の最大の問題は「何」と考えられとおられますか?

2つの視点つまり原因究明と対策からそれぞれ問題があり、当然に密接なつながりがあります。

原因究明では、原因究明と責任追及が混同され、原因究明の議論が全くなされていない事が問題です。唯一藤田東吾氏がこれに言及していますが、誰も検証していないので、藤田論が全て正しいかどうか分りません。私は支持しますが、客観的に検証されていないと言う事です。

原因がわからずして対策はできようはずもなく、したがって貴兄の「制度的にますます歪んだ方向に進んでいる」との懸念はしごく当然です。

次に対策ですが、原因が究明されたとして、では何を対象として優先順位をつけて対策を立てるかが問題と考えます。先ずは制度改革でしょうが、制度の不備により既に起こってしまった実害に対してどのように対策するのか、或いは制度の責任等々幾つも対策を考えなければならない問題が浮かびます。

だから問題を整理し優先順位をつける事が最大の問題なのです。
ココが曖昧な議論は、議論の対象が不明ゆえ、自己満足の放言合戦になってしまいます。今までの耐震偽装に関する議論は、専門家といえどもほとんど、この域を出ていないように思います。

他にも当然に問題点はありますが、先ずはこの2点が問題かと思います。

>日本人的ヒステリック(?)症状への対応方法は本質論をないがしろにし、間違いの屋上屋を重ねる結果を引き出すのではと危惧しております。

以上のことから貴兄の危惧は当然に思います。ややもすると、冷静な人々はたとえ多数であっても、声の大きさにかき消されます。ゆえに意識の集団を形成する必要があると考えます。小異を棄て大同団結が必要です。そのための「藤田東吾を国会へ贈ろう」です。

とり急ぎ

投稿: イザヨ・ベンダソン | 2007/02/03 12:44

ペンダソン様

公共工事の経済的効用と必要性は否定しませんが、
必要性と効果の検証制度が曖昧な現状での再開こそ、今までの失敗の繰り返しと考えます。

(実を申しますと、40年近く建築設計業務に携わってきており、耐震偽装問題は非常に身近な問題です・・・制度的にますます歪んだ方向に進んでいると感じる今日このごろです。)

今回の耐震偽装問題に対す行政の最大の問題は「何」と考えられとおられますか?

日本人的ヒステリック(?)症状への対応方法は本質論をないがしろにし、間違いの屋上屋を重ねる結果を引き出すのではと危惧しております。


投稿: nobusukegou | 2007/02/03 11:25

皆様コメントありがとうございます。
●ちろりん様
>何とかしてイーホームズを復活させたいです!!

当然ですよね、国交省にみんなで要請しましょう!

●nobusukegou 様
>長野県箱物公共工事の復活!

これ、実は決して悪い事ではないと思いますよ、いづれ記事に書きますが、簡単に触れておきます。
無用な公共工事のメリット=投資効果、デメリット=維持管理費増ですが、この場合建替えなので無用な施設ではなく、維持管理は従来通りなので増えません。なので投資効果のみが期待されます。勿論、建替えの必要が無ければ、その分経費削減になるのですが、ではその経費を何に投資するかを考えた時、新たな施設ならば、公共投資以上に維持管理経費が増え、県財政を長期に渡って圧迫します。

詳しくは、いづれ記事にしますが、何よりこのことで、耐震偽装が決してパンドラの箱ではない、むりろ土建屋さんにとっても世紀のビジネスチャンスだと教えられる事です。

とり急ぎ

投稿: イザヨ・ベンダソン | 2007/02/03 10:48

最初に浮かんだこと・・・・

長野県箱物公共工事の復活!
(見え透いてますね。)

好機到来と村井を囲む利権集団小躍り!

新耐震以前の物に波及させればいくらでも種が尽きない。

投稿: nobusukegou | 2007/02/02 21:34

千葉も出てきてまだまだ出てきそうなアパ物件並びに水落建築士が設計した物件。こうなったらもうとことん調べて偽装物件を公表して欲しいと思う。藤田氏のイーホームの復活を期待したいです。藤田氏がわが子
のように可愛がっていたイーホームが不当な扱いによって指定取り消しにされたのだから。何とかしてイーホームズを復活させたいです!!

投稿: ちろりん | 2007/02/02 21:07

一郎様、タレコミ有難うございます。
信頼すべき筋の情報は、本当でしたね、ただ次々出てくるのでどれのことかワカラン(笑い)

富山あたりのフジTVにも注目しましょう。

>イーホームズ復活も!!
>無効確認ゲットも!!

法的にはかなり困難かと思いますが、理不尽が前提で執行された法の処分ですから、国会へプレゼントと合わせてこちらの支援も必要ですね。

投稿: ベンダソン | 2007/02/02 18:45

久しぶりに、さっき、つまり、2007.2.2に、国交省HPでイーホームズの名前発見しました。

タイトル:(株)田村水落設計が設計等に関与した物件の調査状況について
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/07/070202_.html

「(株)田村水落設計が設計等に関与した162物件※のうち、平成19年2月1日までに、国土交通省に対し、耐震不足があったとの報告を受けた3物件等について、別紙1〜2のとおりお知らせいたします。
 なお、今回耐震不足が判明した千葉県の物件は、建築確認を行ったイーホームズ(株)(平成18年5月29日付けで指定確認検査機関の指定を取消し)から平成18年2月28日に千葉県に対し、同年3月3日に国土交通省に対し、構造計算に疑義があるとの通報があった物件であり、当初イーホームズ(株)において検証を行っていましたが、同社の業務継続が困難となったことに伴い、同年5月15日以降千葉県において耐震性の状況等を調査していたものです。また、詳細については、本日、千葉県が公表しております。・・・」

イーホームズ復活も!!
無効確認ゲットも!!

投稿: 一郎 | 2007/02/02 18:37

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