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2007/02/21

当てにならないエセ議員

「情けは人のためならず」という諺がある。大半の人々は、下手に情けをかけてはその人のためにならない、厳しくしなさい、と言うような捉え方をしているようだ。これは本来あった後半の言葉が省略された為に生じた誤解だろう。省略された言葉とは「めぐりめぐって己がため」である。「情けは人のためならず、めぐりめぐって己がため」が本来の言い回しだ。説明不要、まんまだ

■「情けは人のためならず」本来の意味

情けは人の為にかけるのではない、人に情けをかけてあげれば、それはいずれは自分にかえって来る。だから自分のためと思ってでも人には情けをかけてあげよう、というのが本来の意味。

この「情け」は、「援助」「支援」等と置き換えても良い。これはある種、社会秩序を改善し維持する上での、根本原則だと思う。誰かが、間違いを正し、不正に立ち向かって戦うならそれを、支援する事は、住み良い安定した社会をもたらし、結局自分達の為になるからだ。

しかし、悪党には通用しない。ヤクザ社会において、かわいそうだから貸し金の回収は止めようと言ってみたり、談合は良くないと言おうものなら、東京湾に沈められるのがオチだ。不正こそが彼らの社会の秩序なのだ。

■秩序を重んじる日本人?

日本人は秩序を重んじるDNAが組み込まれているようだが、では日本人はどのような社会秩序を求めているのだろうか。不正を許さない社会なのか、不正を許す社会なのか。アウトローでは無い限り、当然前者に決まっていようが、実はこれがよく分らない。

■法を守ると罰せられる

もっとも分りやすい社会の秩序を規定したものとは法だ。例え悪法といえども、秩序を定めたものが法であるから法は正義と同義語なのだ。だから法を守れば、国家はその人を国家権力をもって保護する、それが国家だ。ところが、この日本では法を守ると罰せられる事がある。

■いつでも逮捕される可能性

守ってはいけない法ならば、守ってはいけないと法に定めれば良いものを、そうはせずに、違法行為を見て見ぬフリで泳がせておいて、お上の気が向いたり、何か気に食わないときにパクるのだ。我々は、いつでも逮捕される可能性が有る。

■家を一歩出れば、あなたは犯罪者

自分は絶対に逮捕されないと言う人がいれば、その根拠を聞いてみたい。絶対に逮捕されない事とは、じっと家に閉じこもらない限り不可能だろう。しかし実際はそれすら怪しい。ともかく、家を一歩出れば、あなたは犯罪者なのだ。

■いったい何が犯罪なのか分からない別件逮捕

所謂別件逮捕というやつだ。だが、別件逮捕も、法整備が現実の犯罪に追いつかなかったり、法の盲点を付くような犯罪には、致し方ない面もあって、納得できる部分もあるから厄介だ。だから、普通は明らかな犯罪容疑や法に触れないまでも明らかにコイツ怪しいという人物が逮捕されるものだが、最近は何が犯罪なのか良く分らない微妙な容疑や、どう考えてもいったい何が犯罪なのか分からない別件逮捕がある。

■交通違反理論

例を言えば、前者がホリエモン逮捕、後者が藤田東吾逮捕だ。例えば、ホリエモンの逮捕は、説明されればそうかなとも思うが今一良く分からない。それでいて日興コーディアルは同じ罪を犯して、しかも明白なのに誰も逮捕されない。傍目には非常に理不尽な印象を与えるが、こうしたことに疑問を呈すると、違法は違法だ、交通違反した者が、何故他も捕まえないと文句言うのと同じだとの反論が返って来る。

■取り締まる側の思うツボ

一見もっともに聞こえるが、交通違反では余程の事が無い限り逮捕されないし、何より交通違反とは違う。法の不平等に対し交通取締りを引き合いに出すこと自体、取り締まる側の責任逃れの屁理屈なんだが、本質の議論より人の意見に反論する事が目的の人々はコノ理屈に飛びついて深く考えようともしないから、取り締まる側の思うツボとなる。

■裁判で明らかな別件逮捕

この訳も分らずに反論する人々はいったい何が目的なんだろうか。藤田東吾批判が良い例だろう。藤田東吾は同じ別件逮捕でも、容疑事実が分かりにくいホリエモン事件と違い、こちらは明らかに別件である事は裁判で明白になってしまっている。

■微罪逮捕

そして、恐ろしいことに、電磁公正証書不実記載などいうもっともらしい罪名だが、はっきり言って微罪、立ちションで逮捕された様なものだ。それで会社まで御取り潰しだ。にも拘らず、反藤田派とも言うべき人々は、ある種、執念のように藤田東吾を目の敵にし、交通違反を引き合いに出し、彼の言い分を責任逃れだと叫ぶ。

■バカに付ける薬は無い

いったい何の益があってそのような執念を燃やすのか。確かに法は法であるから、違法はよろしくないが、別件逮捕の道具になっている事が明らかなのだ、何時自分が同じ目にあうかわからないというのに、取り締まる側に加担して溜飲を下げている。バカに付ける薬は無いとはこのことだろう。

■自分が落ちるかもしれない落とし穴?

自分が落ちるかもしれない落とし穴を、一生懸命掘って喜んでいるようなものだ。少なくとも耐震偽装に関して言うならば、藤田東吾イーホームズも含め全ての検査機関は見逃していたが、唯一、後にも先にも、自らの責任で発見し告発したのは藤田東吾イーホームズだけなのだ。なのに何故人々は彼をやっつけ喜んでいるのだろうか。それが自分達に跳ね返ってくるとは考えられないのだろうか。

書類上の不備

数多ある検査機関の中で、唯一偽装を見破った検査機関であるイーホームズは、唯一その職務を全うしたのである。指定取り消しの理由は、電磁公正証書不実記載つまり資本金見せ金が、資格要件の不実記載であるということだが、コノ事が裁判では偽装見落としとは無関係と判断されたのだから、単なる書類上の不備を突いた言いがかりである事は明らかだ。

■見て見ぬフリをしていたらどうなったか

コノ事が何を意味するかお分かりだろうか。職務を全うすると逮捕され、資格を剥奪されてしまうということなのだ。いったいどーすりゃいいのだ。特にイーホームズの場合、上場目前だったという。では仮に彼が、コノ耐震偽装を見て見ぬフリをしていたらどうなっただろうか。

となれば、日本ERI始め他の検査機関と同じだから、ことさらターゲットにはならなかったかもしれない。少なくともどこか別の検査機関が発見、告発しない限り耐震偽装は発覚していなかった。別の検査機関がイーホームズと同じ運命をたどったことだろう。

ではイーホームズは無事か?となれば、それもまた分らない、今度は、明らかに偽装隠蔽に加担していたことになるので、官憲がその気になれば、別件逮捕どころか明らかな違法としてとっつかまるだろう、どうあがいてもアウトなのだ。これが法治国家といえるだろうか。

■めぐりめぐって己がため

こういうことを放置しておく事は、何時自分がそういう目にあうか分らないということなのだ。だから藤田東吾の身の上に起こった事に感心を持ち、支援する事は、正に「情けは人のためならず、めぐりめぐって己がため」なのだ。

■乗せらる人

取り締まる側の屁理屈に乗せられて、一緒になって藤田東吾を攻撃して喜んでいる人々は、自分は取り締まる側にいると錯覚をしているようだが、アンタもターゲットなのだ。何時事件に巻き込まれ、スケープゴートにされるか知れたものではないのだよ。

■職務をまっとうしたら逮捕される

私は、藤田東吾なる人物が、とこのどなたで、どういう人物か全く知らない。個人的に付き合ったらスゴイ嫌なやつかも知れないし、反対に物凄い御人好しかもしれない、しかしそんな彼の人物像なんてどうでも良い。問題は、職務をまっとうしたら逮捕され、上場寸前の企業が取り潰されたことなのだ。

■藤田の名誉回復は国民の安全のため

だから、先ず彼の名誉と地位を復活させるのは、そういう悲劇が我が身に降りかからないようにするためなのだ。その上で、唯一の職責を全うした経験を生かし、国会で活躍するか、評論家或いは学識経験者として、建築行政の改革に関って欲しいと願うのだ。

■建築行政の改革の適任者は藤田東吾だけ

繰り返すが、耐震偽装に関しては、彼以外には自発的に発見し告発した者はいないのだから、彼藤田東吾を除いて適任者はいないだろう。よーく思い出して欲しい、勇ましく(と本人は思って)国会で耐震偽装を追及した議員センセ達は、スタンドプレーをしただけで誰一人として、何もしていない。

■当てにならないエセ議員

中には、あたかも圧力が加えられたかのように装ってヒーローを演じ、これ以上はニュースバリューが無いと分ると、陰謀は無いなどと自ら演出した圧力さえ否定し、さっさと宗旨替えした議員もいる。どう考えても、藤田東吾にそれなりの地位を与え、ここは活を入れてもらうしかないではないか。エセ議員はあてにならん。

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コメント

皆様コメントありがとうございます。
●littledogs0216様、
>ベンダソン様におかれましても、得体の知れぬ攻撃をされていたみたいですが他のブロガー、藤田擁護の政治家や評論家にも当然仕掛けられてているのでしょうね。

確かに得体のしれない攻撃は続いています。その内容は物凄く高度なネット知識があるか、かなりな組織化と思われますが、組織的とは思えないマヌケさや効率の悪さがあるので前者である事は間違いありません。

つまり、ネット関係の知識があるけれどアタマは良くない偏執狂でしょう。ですから、実際には何の脅威も無く、ただご苦労さんといったところです。だから、陰謀説というのも懐疑的ですが、ここまでマスコミが無視するのはやはり異常です。

中には、週刊ポストなどが批判記事を書いていて、完全無視ではないので、やはり我々市民が騒ぐべきでしょう。

●昭和竜様、
>この件で唯一の許せる公僕は、藤田さんの判決で、耐震偽装と関係ないと言い切った裁判官だけのように感じます。

全くその通りですね。

>ネットで話題にし続け、地方公務員が他の耐震偽装をどんどん見つけてくれることを期待するくらいでしょうか。

残念ながら、そう思います。だから騒ぎ続けましょう。後は、藤田東吾氏が国会で真実を追及し改善してくれることを期待するしかありませんね。

投稿: ベンダソン | 2007/02/23 13:59

こんにちは。
ときどき読ましていただいています。ありがとうございます。
耐震偽装問題は、馬渕議員も民主党もやる気がないのがみえみえなので、彼らに期待してももう無理なような気がします。参議院選挙しか考えていない自民党、民主党、公明党よりも何でも組織的に取り組む日本共産党の方が、この問題を追求するのに向いていると思います。なのに、なぜ、共産党がこの問題に乗ってこないのかがわかりません。きっと、民主党が目立って先に問題化したので、二番煎じはいやなのかもしれません。共産党は独自が好きなようで、第二のムネオハウスになりようがないと踏んだので、興味をなくしてしまったのかもしれません。
政治が本当に弱者のためのものであると分かっている政治家がいるなら、真っ先に取り組まなくてはならない問題なんですけど。生命まで亡くならないかもしれませんが、財産は確実になくなる話なのに、追求しないのは利害関係者が全政党に関与していると見るのが正しいのかもしれません。この件で唯一の許せる公僕は、藤田さんの判決で、耐震偽装と関係ないと言い切った裁判官だけのように感じます。ザンネン。
ネットで話題にし続け、地方公務員が他の耐震偽装をどんどん見つけてくれることを期待するくらいでしょうか。カナシイ現実です。

投稿: 昭和竜 | 2007/02/22 19:57

いつもいつも読ませて頂いております。
最近、とても落ち込んだ生活を送っている主婦です。
と言いますのも、アパ発覚であれだけ騒いだ耐震偽装事件なのに、ここのところ「掲示板」も「勝手連」もトーンダウンし、アップが激減してしまったからです。
ベンダソン様におかれましても、得体の知れぬ攻撃をされていたみたいですが他のブロガー、藤田擁護の政治家や評論家にも当然仕掛けられてているのでしょうね。
日本は、これほど卑劣で不平等な国だったのですか?
長い物、強い物には巻かれないと生きて行けない国なのですか?
何故、ベンダソン様やロシアのジャーナリスト等の外国人の方は危険をかえりみず勇敢なのに日本のそれらは悪の手下にしかなれないのですか?もう本当に辛いです。

投稿: littledogs0216 | 2007/02/22 18:51

WW様、コメント有難うございます。
書いておいてナンですが、まだ、馬淵 澄夫議員がインチキと断定するには早計かと思います。しっかりしてくれとエールのつもりで書きました、よ~く、見て行きましょう。とは言え、ほとんど期待できそうも無いのも事実、ま、これは当初からですが。

だからこそ、この耐震偽装は藤田東吾に期待するしかありません。我々市井の民が応援するしかないでしょう。

投稿: ベンダソン | 2007/02/22 11:41

[当てにならないエセ議員]の主張に心からの拍手を送ります。
そうです、馬淵 澄夫(まぶち すみお)という民主党の衆議院議員は横国大出で工学士、国会では衆・国土交通委員会委員なのである。耐震偽装隠蔽事件ではもっともそれを知る人物。国会では先陣をきって追い詰めたことで知られた。

だが、現在は、知らぬ顔の半兵衛をきめこんでいる。なんと言う国会議員だろう。藤田さん! 乗り込んで暴いてくださいこの男の裏切りを!!! 国交省、メディア、政治家の責任回避隠蔽談合を糾弾することこそが今の日本には必要なことでしょ。馬淵澄夫おまえもか!!!

投稿: WW | 2007/02/22 11:10

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