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2007/03/22

構造的利権都市?

日本人が、イジメを理解できるのはせいぜい学校単位まで、社会どころか、地域レベルで既に理解不能になってしまうのかも知れない。今、日本人は不正に対して物凄く鈍感になっている。

今日はそういう地域社会の話をしよう。これは割れ窓の理論、地域の不正を見逃すならば、県や国レベルの不正も見逃し、不正国家となるのだ。

■凄まじいまでの談合拒否に対する地域ぐるみの制裁

一例を挙げれば、先の記事で紹介した蓮田市で起こっている談合拒否業者イジメはその典型だろう。談合を拒否し続けている業者を、議会でイジメているというのもスゴイが、凄まじいのは、現職議員がワザワザその業者の自宅近くに出かけて行き、長老達に、アイツがいると街のためにならねえと、吹き込んでいること。

その業者を住めなくして街を追い出し、完全に息の根を止めようということなんだろうか、それにしても凄まじい。

たまたま、或ることをきっかけに、こういう情報、真実にぶち当たった。マスコミはこんな正義には関心が無いので知らん振りだと言う。余りの事なので、裏を取ったらホントのことだった。一体、蓮田市とはどんな街なんだろうか。

■悪が栄える?

調べて行くと、どうやら構造的な利権都市である事が分かってきた。ここまでひどい地域は無いとは思うが、知らないだけで日本中でこんな事が繰り返されているのかもしれない。だとすれば、地域から国家レベルまで、徒党を組んだら悪が栄えると言うことだ。

■談合は余程の事が無ければ摘発されない

この業者さんは、命がけで戦っているようだが、談合に関しては証言以外に証拠が無い。

だが、地方自治を研究している大学院生が調べたら、この業者が指名に入った入札だけが予定価格の50%以下になっていた。これが偶然なら奇跡としか言いようが無い天文学的確率だ。

■こういう時こそ別件逮捕?

別件逮捕で関係者をしょっ引いたら、簡単に口を割り、自白とはいえ芋づる式に事が明るみに出ると思うのだが、こういう事には警察も妙に慎重なようだ。まあ、仮に市会議員や市役所職員程度では、とっつかまえても手柄にならず、地域から恨まれてしまうだけ、後々考えると損ということなんだろうか。

■白々しい談合防止条例

埼玉県蓮田市とは、東北縦貫道で最初のサービスエリアといった認識しかなかったが、知れば知るほど、この街で起きている事には絶句してしまう。

この蓮田市では、指名競争入札の委員会に市民を入れて公正化を図る条例がまもなく可決されるとのこと。これは全国初だとか、ネットで検索していたら読売の記事がヒットし分ったが、残念ながらヨミウリオンラインからは記事が消えていた。

笑ってしまうのは、蓮田市では5千万円以下は、指名競争入札なのだ。全国知事会では1千万円以下としている。言い換えれば、地元業者では受けられない5千万円以上は一般公募型、5千万円以下は地元業者主体の談合ズブズブを促進しようということだろうか?

■本気で談合防止するなら談合しない業者を指名すればよいだけ

もし本気で談合を排除しようと言うのなら、この談合拒否業者を指名に入れればよいだけの事、談合が成立しないから、たちまち50%以下に落札価格が下がるから、何も全国初の公募市民委員なんて、ことさらにする必要も無い。

■談合拒否業者がいると談合できないから排除?

なにより公募市民を入れた入札指名委員会で、万一この業者が指名されたら、本当に談合が成立しなくなってしまう。だから、何が何でもこの談合拒否業者を2度と復活しないように抹殺してしまおうと言うことだろうか。

■談合拒否への弾圧と制裁

それにしても、談合を拒否し続けている業者の契約業務を、市長が替わったら、業務遂行中に半額に減額したというのだからタマゲル。行政発注の契約業務で、コンナ事が行われるなんて聞いた事が無い。最もコンプライアンスを重視するはずの自治行政と交わした契約書を、行政が紙屑にしてしまうとは、前代未聞。スゴイぞ蓮田市。

さらには、議会においては議員がその業者を特定してバッシングし、一方では関連業務を発注した業者名を上げてスバラシイ業者と褒め称える。挙句にそれでも飽き足らず、現職市会議員が、その業者の自宅の町内会に行って悪評を言いふらす。

イヤハヤ凄まじい地域ぐるみの業者イジメ、談合拒否に対する制裁の執拗さには絶句してしまう。初め、この話を聞いたとき、いくらなんでも、そこまでひどくは無いだろうと思っていたが、ネット上ではケッコウ全国的に知られた話で、改めて驚いた。

少なくとも議会でのイジメは、はっきりと議事録に残っている。議会制民主主義であるから、どのような意見を言おうとも、それは意見なのだろうが、余りにも不自然極まりない。これが議会制民主主義というならば、そのメンタリティには呆れるばかりだ。

■取り上げるメディアは?

議員のブログや、議会議事録、入札記録などからキッチリ裏を取った。既に知り合いのメジャーなメディア記者には渡したが、拙ブログ読者の方又はお知り合いで、さらに本気で談合を取り上げる気概のある記者がおられるなら、連絡いただきたい。証拠資料を全て提供する。

相変わらずサイバー攻撃が続いているので、連絡先がこのブログには無いが、堂々と出来る方なら、ちょっと考えればコンタクトでき、今まで何人もの方からコンタクトいただいている。

ついでに言うと、この蓮田市、研究すればするほど面白い。地域によって地方自治とはこうもレベル差があるものかと驚く事があるのだ。こういってはナンだが、いくら無関心とは言え、結果的には相当に市民のレベルが低い。

昨年、この蓮田市に関心を持つきっかけとなった、横暴ともいえる議会議員達の言動を以下にご紹介してオワリにしよう。

【例1:百条委員会の怪】

この街では昨年、市長選に先立ち、保育園の埋め立て土壌に汚染の疑いがあるとして百条委員会が設置された。だがその埋め立てに使われた公共残土は3度も土壌調査して問題ないもの。

それを百条委員は、ここが怪しいと指摘して何度も調査させ、ついにはフッ素汚染を発見。これではここ掘れワンワン。この百条委員は汚染を知っていたか、フッ素をばら撒いたとしか思えない。全く噴飯ものだ。このために数百万円とも数千万円とも言われる公費が費やされたそうだが、スゲーの一言。

委員長の長谷部議員は自身のブログに2006年2月5日、こんな事を書いている。

http://blog.livedoor.jp/yocchan88/archives/2006-02.html

<引用開始>私達が心配で独自に環境省調査指定機関へ依頼してすすめていた深さ1メートルの調査では保育園の家庭菜園がある部分からも、フッ素が土壌環境基準0.8㎎/Lぎりぎりの値が検出されており、2日前に議長から執行部にそのデーターを提示し、もう少し広範囲に慎重に調査をするよう提案していた。<引用終わり>

地元の掲示板では、何故この調査報告書を公開しないのかと、コメントがあり不審がられているが、もっともだ。フッ素は、危険性が少なく直ぐに溶けて無くなるから、ばら撒いても証拠が残らない。環境基準オーバーを演出するには格好の素材だ。

だから、利権派有力者がクリーンな前市長のイメージダウンをはかり、百条をでっち上げるために、わざとフッ素をばら撒き、調査を依頼したとも考えられなくは無い。だから「環境省調査指定機関へ依頼」したのが、本当にこの長谷部議員なのか?誰かの手先なんだろうか?との疑惑が生まれるのだろう。

やましいところがないなら、何故、長谷部議員は、自身のブログでも書き、議会でも公言し百条委員会の根拠となったこの報告書を直ぐに公開しないのだろうか。

相手が、環境省調査指定機関ともなれば、依頼主を偽ったりウソの領収証を出したりは出来ないだろうから、もし長谷部議員が自分で調査を依頼していなかったなら辻褄合わせに相当手間取るか、不可能だろう。そうなれば、報告書はおろか調査指定機関名すら公表できまい。

逆に、本当に長谷部議員が自分で調査を依頼していたなら、私費を投じてまで、調査するとはスゴイとなる事請け合いだから、言われなくとも公開するだろう。

またこの百条委員会は外から見ると、非常に不可解な点が多数ある。例えば、これも地元掲示板の書き込みにあった話だが、毎回弁護士が傍聴していて、休憩時間に百条委員と打ち合わせ室に消えていくと言う。

追求される側が弁護士を雇うなら分るが、追求する百条側に弁護士とはいかにも不自然だし、その費用は一体誰が払っているのか、実に胡散臭い。

【例2:総合振興計画否決の怪】

この街では昨年、住民参加で総合振興計画が策定された。議会代表者が参加した審議会やパブリックコメントも経て策定されたものを、手続き上の最後の議決で、これを否決した。赤字の部分を、今一度良く読まれたい、住民協働で策定したのだ、それを住民代表である議員達が否決してしまったのである。

議会制民主主義を理解していれば、論理的には有り得ない事が起こったのだ。論理的にも、制度的にも、否定する根拠が無いのに、権限だけを振りかざし議員達は反対し否決してしまった。まさに前代未聞の出来事、地方自治を研究する上で、歴史に残る珍事といえよう。

いくら痴呆都市と揶揄される蓮田市民でも、さすがに,この酷さに気付いた人はいたらしい。怒った市民が自治会として否決した理由を公開質問したところ、全くの無視だ。これではまるで座頭市に出てくる悪党が支配する宿場町だ。正に痴呆都市蓮田といえよう。

【例3:当初予算否決の怪】

これも同じ、何ら反対討論無く、市長選を前のイヤガラセということらしいが。このため市民は予算が立たないからと不便を強いられたはずだが、それにしても、この街の市民が何も感じないとは・・・・、もう何も言えない。

【例4:有力者の土地の怪】

蓮田市は人口6万5千人、ミクシイのネットワークなど使えば、痴呆都市といえども、それなりの心有る人のネットワークも出来るから、地元でなくとも調査していくと、かなりの情報が入ってくる。

得た情報の確度を確かめていくとコンナ事が分かった。或る有力者の土地が、いたるところで公共事業に引っかかっている。分っているだけでも、4~5箇所。道路整備に引っかかる土地が3坪とかせいぜい10坪、大地主でも無いのに、全く別々に離れた土地でそんな偶然があるなんて、天文学的確率だ。例の談合拒否業者が加わった入札だけが50%以下に価格が下がったことといい、先のココ掘れワンワンといい、蓮田市は超能力と奇跡の街らしい。

例5:情報開示を否定する痴呆議員の怪】

昨年、ある市民団体が、議会をインターネットで動画配信するよう請願を出した。ところが、これを、全議員に根回しをしていないと手続き論で否決した(これもネット上で公開されているので直ぐ分る)。要するに議員センセへの挨拶が足りんということなんだが、イヤハヤ。

懲りずに、再び請願を出すが、やはり否決。議員センセ達は、よほど自分たちが議会で発言している事を知られたくないと見える。

或る議員は、目や耳の不自由な方への差別になるから、議会の動画配信には反対だと議会で公言した。ならば公共放送であるNHKは即刻放送停止しなければならない。確かに、こういう発言がそのまま、公開されたら、バカに付ける薬はないと思われるだろう、だから反対?開いた口が塞がらない。

以上だが、この蓮田市、地方自治或いは文化人類学的風土研究の素材としては、実に興味深い。インターネットがこれほど普及し、情報化社会となった現代において、ほとんど痴呆とも思える発言と論理がまかり通る街は稀有の例だ。

それが、僻地の山村の話ではない、都心までわずか30数分の人口65000人都市なのだ。

地元の掲示板には、この街が嫌になって蓮田を出て行く人がいると書いてあったが、分る気がする。

人口減少、地方分権・権限委譲が進むと、住むところが余り、都市間競争が激化し、痴呆都市からは人が流出し、衰退する。そういう視点で見ると、時代に真っ向から逆行する蓮田という街は、格好の研究材料だ。

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コメント

WindRose様、コメント有難うございます。


>地域の不正はどんどん報道していくべきですよ。


その通りです。
割れ窓の理論と同じで、地域の不正を見逃すから、大きな不正に繋がるのだと思います。談合が悪であるといくら言っても全く理解しない人々が余りにも多いのはこういう下地があるからです。

擁護するなら合法化すべきなのに、違法を前提に、違法行為を平然と擁護できる国は日本だけです。

一体どういう心理なのか理解の外ですが、何故か、一般に不正に立ち向かう者に対しては非常に厳格で、不正の側には寛容な気がします。

取り急ぎ
よろしくお願いいたします。

ベンダソン 拝

投稿: ベンダソン | 2007/03/23 10:53

こんばんは。

最低最悪の蓮田市ですね、このさい、市名を恥田市に変更したほうがいいんじゃないかしら。

悪徳都市の見本というところですね。

地域って昔ながらの地主がいて、すき放題やっているんでしょう。あの山中湖村のように。

地域の不正はどんどん報道していくべきですよ。

その談合拒否業者さんにめげないで頑張るようお伝えくださいね。

投稿: WindRose | 2007/03/22 22:19

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