日本は3権が分立してなかった?
内容紹介がメンドクサイから、サンプロのホームページから引用する。 http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/ <引用開始> サンプロでは「日本の言論の危機」を問うシリーズ特集を立ち上げこれまで4回放送してきた。そして今回の第5弾からの4回は「司法」に焦点を当てる。市民の人権・言論の自由が侵されたときに頼るべき最後の砦となるのは司法だが、はたして司法はその役割を果たしているのだろうかという疑問があるからだ。 <引用終わり> ■人質司法 番組で紹介された、自白を強要する「人質司法」の実態にはぶったまげた。それと刑事起訴の有罪率が99%というのも。他所の国がどうなのかは知らないが、そんな比較をするまでも無く、逮捕・起訴されたら、もう一貫の終わりってことではないか、ウゲッ。 ■行過ぎた検察の裁量 しかも物証も無く自白だけで有罪が確定し、しかもその自白を強要し、自白しなけければ、何日でも拘留されるという。1年10ヶ月の求刑に対し、自白しないからと1年1ヶ月拘留された例が紹介されたが、これでは裁判なしで既に刑が執行されたようなものだ。 自白しないと裁判所は保釈請求を認めず、事実上検察官の裁量で、何日でも好きなだけ拘留できるなんて、全く知らなかった。今、考えると、ご本人は憤慨するだろうが、藤田東吾氏の別件逮捕は、結局別件だけが有罪で、本来の容疑は無罪だった事はラッキーだったのかも知れない。 ■被告に裁判官を派遣し交流を深める最高裁? 番組で紹介された事実はどれも、驚くべきものだったが、中でも裁判所が検察等の、国を弁護する部署に人材派遣し、交流を深めている実態には、愕然とした。しかも最高裁の説明が、外との交流を深める事は見分を深めるのに好ましい云々と言うものだった。一体それでどうやって3権分立が保てると言うのだろう。 外との交流で見分を深めると言うなら、外国の裁判所に派遣し、見分を広めるのが筋ではないか。国は時として被告になるのだ、その国の省庁に人を派遣すると言う事は、暴力団に裁判官を派遣するのとどう違う? ■冤罪を反省しない司法 また戦後のどさくさで、自白を頼りに多くの冤罪がでっち上げられたが、その反省が全く無くて、今もって自白が証拠として重視されている司法の実態には、99%の有罪率と合わせて、暗澹たる気分にさせられてしまった。冗談抜きで、北朝鮮並ではないか。 ■司法の横暴は誰のせい? 列車の中で財布から3万円を抜き取ったとして窃盗容疑で有罪判決を受けた人は、周りの乗客を証人として調べてくれと言っても取り上げられず、抜き取ったはずの財布には指紋が無く、犯行が見えない位置からの被害者証言のみで、有罪が確定という。 だが、こう言った司法の横暴は、司法当局だけの問題だろうか?結局のところ日本人の民度の問題ではないだろうか。明らかな不条理であっても、個人の問題に矮小化され、結局マスコミも、大衆も見殺しにして来たように思う。いつか我が身としては考えないのだ。 ■パクられたらオワリ だから、こう言う事をいい気になって書いていると、いきなりパクられるような気がしてしまう。そしてそうなったら、誰も助けてはくれず、何の証拠も無くとも、あの手この手で脅され自白したら最後、自白しなくても起訴されたら、絶体絶命なのだ。 番組では、被害者証言以外全く証拠も無いのに、自白しないなら刑期並に拘留してやると脅され、実際にそうなっている実体の数々が紹介された。こういうのを見せられると、冤罪は、自白しようがしまいが、嫌疑をかけられただけで一貫の終わりと言う事だ。 これでは、中世の魔女狩り裁判で、袋詰にされ鎖で縛られ井戸に投げ込まれて、浮いてきたら魔女の証として死刑になった裁判と、大差ないではないか。 ■長いものには巻かれろ? 左翼系の組織に属しもせず、一人、正論を吐いていると、パクられた時、誰も助けてはくれないだろうから、見ざる、言わざる、聞かざる、長いものには巻かれて生きるのが、正しい人生なのかも知れない。 と言う訳で、また今日もクリックよろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
今週放送の第5弾ではまず、被告の身柄拘束のあり方について問う。刑事裁判において被告が否認をすればするほど拘置所や刑務所に長期間こう留されてしまう問題を取り上げる。被告を保釈するかしないかは裁判所が決めるため、このような状況は俗に「人質司法」と呼ばれている。取材で明らかになったのは、捜査機関が行う人質司法の実態を利用した自白強要と、それを事実上追認している裁判所の姿だった・・・
さらに今回、裁判所と法務省が長年行ってきた人事交流についても取り上げる。司法が行政から独立していることは民主主義の大前提のはずだ。いったい司法はどこを向いているのか、徹底検証する。
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