命の軽重
どうやら、藤田東吾氏に新たな動きがあったようだ。ブロガーのどなたかが詳細について書かれると思うのでが、それは明日として・・・、
今日の話は↓コチラ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070522k0000e040061000c.html
<引用開始>
乳児放置:ごみ袋に生きた女児 東京・豊島の集積所
22日午前7時半ごろ、東京都豊島区北大塚1の店舗兼マンションのごみ集積所で、生後間もない女児が裸のままごみ袋に入れられて放置されているのを清掃作業中のアルバイト男性(33)が見つけた。女児は、救急車で近くの病院に運ばれた。低体温症だが、命に別条はないという。警視庁巣鴨署は保護責任者遺棄事件として調べている。
調べでは、女児は生後5~7日とみられ、体重は約2000グラム。へその緒がついていた。風呂用の足ふきマットがかけられ、口を縛った半透明のごみ袋の中にステンレス製のたらいと一緒に入れられていた。さらに、大手雑貨店の黄色い紙袋に入れられていた。男性は泣き声に気づいて乳児を発見したという。
マンション住民の男性(63)は「朝6時半にごみを出した時には赤ちゃんはいなかった。普段は人通りがなく、たまたまごみ置き場が目に入ったのではないか。虐待だと思う。ひどい話だ」と話した。マンションの託児所の女性職員(26)は「こんなところに捨てるなんて」と驚いていた。
現場はJR大塚駅の北東150メートルのマンションが建ち並ぶ一角。この日はごみの収集日だった。
毎日新聞 2007年5月22日 12時45分 (最終更新時間 5月22日 13時11分)
<引用終わり>
■人の命は生ゴミ以下?
ゴミ袋に生きたまま、生後間もない女児が入れられ放置されていたらしい。ゴミ袋にというところがスゴイ。いらない子→邪魔→生ゴミ、という訳だ。犬猫を捨てるのにも、ダンボール箱に入れてというのは聞くが、ゴミ袋とは、あまり聞かないゾ。これが世界に報道されたら、日本の恥ではないのか?
■日本人の倫理観の象徴
この事件、犯人個人の倫理観というより、日本人全体の倫理観を象徴しているように思う。かつて、人命は地球より重いと超法規的措置という意味不明の措置で、政府自ら法を曲げ、テロに屈したこの国では、人命が実にご都合主義的に扱われているからだ。
■都合で地球より重くなる命
都合の良い時には、地球より重い命だが、この事件に象徴されるように、犬猫の発情の如くポンポン妊娠し、平然と堕胎を繰り返している。しかも堕胎が罪にならず、その後始末の仕方が罪になる?一体どうなっているのだろう。という事は、かなり以前に拙ブログでも取り上げた。
■殺人よりも死体の処分が罪?
http://yahhoo.cocolog-tcom.com/goodwill/2005/05/__5306.html
これは、中絶胎児を普通ゴミとして捨てていた事件で、元医院長が有罪判決を受けた事件だ。この時拙ブログ記事にも書いたが、中絶が罪にならない以上は、堕胎手術は医療行為であり、不要な臓器の摘出手術だ。だから摘出した臓器は生ゴミに過ぎない。それが中絶胎児だから丁寧に扱えというのは、人命であるから?
■冷血な倫理観
堕胎によって人命を奪う事は問題にせず、その結果の処理の仕方だけを問題視する。この論理矛盾、ご都合主義に憤慨したのだ。日本人は自分達を、非常に情緒的でデリケートな民族だというが、その倫理観には、時として情緒のかけらも無い冷血な部分がある。
それが人命に関する部分で、ケッコウ顕著に現れるのだ。言葉では人命は地球より重いと言いながら、その実、誰もそんな事を思ってもいないから、単なる責任逃れの言葉にしか聞こえない。何しろ地球より重い命とは、いったい誰のことなのか。
■命の軽重を誰が判断する?
中絶される胎児には心臓も脳もある、自分の意思で手足を動かしてもいる。そのまま育てばオギャーと生まれる。さらにそのまま育てば、立派なオトナになる。全ては繋がっているのだ、一体ドコから生ゴミでドコから地球より重い命なのか、誰がそんな判断を下せるというのだろうか。
■エッチするなら避妊せよ
堅苦しい性道徳を説いているのではない。だからエッチするなとも言わない。私だってエッチは大好きだ。少し脱線するが、守備範囲も広い。正直に言えば、倫理に反するがカミサンにバレ無ければ浮気もしたいとも思う。だが思うだけに留めているのは、カミさんの回し蹴りが怖いからだ。
だから、エッチしたければすれば良い。だが、子供を生む覚悟も育てる責任感も無いなら、避妊ぐらい出来んのか!生でヤルのは気持ち良いだろうが、人の、しかも我子の、命と引き換えにする程の事か?
■我子の命は千円以下?
それとも1箱千円のコンドームが買えないのか。ならば、自分の子の命は千円以下という事か。強姦によって妊娠したのならともかく、自分の意思でした性行為の結果に責任を持てないとは、いったいどういうことなんだろうか。
■命乞いしないから殺しても良い?
中絶される胎児は、命を絶たれる時に、ギャーっとは叫ばないかもしれないが、痛いし苦しいに違いない。命乞いしないから殺しても良い? 成人の殺人との違いは、叫ばないだけだ。だが奪われる人生は、胎児の方がはるかに長い。平均寿命が80年としたら、80年の人生を奪っている。20歳の大学生を殺せば60年の人生を奪っている。
■罪の意識
なのに、80年全ての人生を奪った方は罪にならず、60年奪った方が罪になる。そして、犯人も罪の意識が無い。意識が無いから、まだ生きている生後間もない赤ちゃんをゴミ袋に入れて生ゴミのように捨てるのだ。つまり、人から、それは罪だと言われないと気が付かないのだ。
■子育ては生物の本能
だが、立ちションベンするなとか、何キロ以上で走るなといったルール話ではない。子を育て命を守るという事は、教える必要が無い地球上の全ての生物に共通する本能なのだ。その本能に根ざす倫理観が日本人には欠落している。
だから堕胎しても、人に言われなければ平気なのだ。そしてその延長に捨て子がある。人から指摘されようがされまいが、人として以前に生物としての倫理に反しているこのだから、気付けよ!
■とてつもない猟奇事件はこの国の日常?
そこに気付けば、生まれて間もない赤子を生きたままゴミ袋に入れて捨てるなんて事は、とてつも無い猟奇事件だということが分かるはず。そしてもっと恐ろしい事は、そういう事件が日本では少なくない事だ。だから、一応はニュースで報道されるが、さして話題にもならない。
一日経てば、ネットのニュース報道にも引っかからない。これは日本人にとって恥ずかしい事なのだ。
人命は地球より重い?
オイオイ、ニッポンジンよく言うなあ。である。
<本日はこれにて>
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