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2007/06/19

法の権威が言えば、マヌケな理屈も通る?

Pk2007061902125343_size0 朝鮮総連本部を移転登記した事件で、緒方氏は出資を約束した人物から、名刺も受け取っておらず、名字以外は不明。出資の具体的手段も聞かぬままだったという。こんなマヌケな話、フツー、本当でも人には言えないが・・・。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007061902025304.html

<引用開始>

総連に627億円返済命令 元長官『うかつだった』

2007619 東京新聞社説)

 経営破たんした朝銀信用組合の不良債権を引き継いだ整理回収機構(RCC)が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に約六百二十七億円の返済を求めた訴訟の判決が十八日午後、東京地裁であった。荒井勉裁判長は総連に全額返済するよう命じた。判決確定前に財産の差し押さえが可能な「仮執行宣言」が付いたことで、機構は今後、総連の財産や関連施設の差し押さえ、競売など、強制執行の検討を始める。

 判決は機構の主張を全面的に認め、機構が買い取った個人・法人名義の約六百二十七億円は、実質的に総連への貸し付けと認定。「機構の提訴の目的は(総連中央本部など)総連の本拠を奪い、組織の壊滅を狙ったもの」とする総連の主張についても「そのような政治目的は認められない」と退けた。

 一方、朝鮮総連が、中央本部(東京都千代田区)の所有権を代金の支払いのないまま、元公安調査庁長官緒方重威(しげたけ)弁護士(73)が代表の投資ファンドへ移転登記した事件で、緒方氏は十八日午後、東京・霞が関で記者会見し、仲介役の旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先だった不動産会社元社長(73)に総連側が四億数千万円を支払った、との説明を総連幹部から受けた、と言明した。

 緒方氏によると、移転登記が完了した三日後の今月十一日、総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)責任副議長が緒方氏の事務所を訪れ、「総連は元社長に四億数千万円を渡した。別に一千万円を緒方さんに渡してもらうよう預けたが、受け取ったか」と聞かれたという。

 緒方氏が元社長に問い合わせたところ、元社長は「いずれ渡すつもりだった」と答えたという。緒方氏は一千万円の受け取りを否定している。

 また、緒方氏は二〇〇三年、娘の会社名義でノンバンクから四億三千万円の融資を受け、元社長が所有していた東京都世田谷区の自宅の土地建物を取得したことを明らかにし「元社長とは家族ぐるみの付き合い。元社長は借金があり、窮地を救ってやるつもりだった」と説明した。 (一部地域既報)

ずさんな売却計画

 「今になってみれば、うかつと言われても仕方ない」。十八日に記者会見した元公安調査庁長官の緒方重威氏は、朝鮮総連中央本部の所有権移転をめぐり「周囲にだまされたとは言いたくないけど、乗せられた」などと述べ、弁明に終始した。

 緒方氏は、中央本部の売却を持ち込んできた元不動産会社社長について、元社長が一九九八年に強制執行妨害事件で摘発された際に弁護人を務め、付き合いを深めたと説明。売却話に乗ったのは「在日朝鮮人のよりどころをつぶしてはいけないと思ったから」との持論を繰り返した。

 元社長から「資金調達の取りまとめができる人物」と紹介されたのが元銀行員(41)。最終的な出資候補者として浮上したのは、この元銀行員の友人だった。

 緒方氏は、この友人から「自分も米国で人種差別を受け、在日の気持ちはよく分かる」などと言われ、「考えが合うと思った」。だが、名刺も受け取っておらず、名字以外は不明。出資の具体的手段も聞かぬままというずさんさだった。

 「事件が騒ぎにならなければ調達できると思っていたのか」と聞かれた緒方氏は、「出資者は手の内を明かさない人だった。検事の取り調べのように聞くわけにも…」と言葉を濁した。

<引用終わり>

■理解の範囲を超えている

それにしても、解せないのは、お土屋氏も緒方氏も、功なり名を遂げた人物、それも単なる財力や、名誉ではない。言わば法曹界において官と民それぞれの頂点を極めた方だ。この事件、何が狙いだったのか、私の理解の範囲を超えている。

朝鮮総連本部の差し押さえ逃れとする説は、もっともらしいけれども、現にこんなズサンな計画が明るみに出ているのでは説得力無いではないか。

■最も独立した職業?

ひょっとしたら、自分の知識不足の思い込みかもしれないが、小生、常々法曹界だけはこの日本において天下りや談合が無い世界と思っている。一人一人が法のエキスパートとして身分と能力が保証されているから、あえて天下りする必要も無いだろう。大学教授とか、企業の顧問という第2の勤め口はあっても、前職の組織とは癒着する必要は無いのではと、思うからだ。

■高尚な行動原理

それ故に、法曹界において頂点を極めたお二人が、何らかの組織や利権と絡んでいるとは到底考え難い。同じく個人の利益誘導とも考え難い。だから思想信条に基く行為というのが最も合理的に思え、「在日朝鮮人のよりどころをつぶしてはいけないと思ったから」との説明は、内容に疑問を感じるものの、行動原理の説明としては、なるほどと思った。そして、この説明は、非常に高尚なものだ。

■マヌケな説明

ところが、その一方で、出資者からは名刺も受け取っておらず、名字以外は不明。出資の具体的手段も聞かぬままという説明は、あまりにもマヌケで、ギャップが有りすぎる。

事実を整理するとこういうことだ。

     緒方氏は、在日の方のために本部の移転登記をしたが、出資予定者が姿をくらました。

     朝鮮総連は仲介者に約4億円を払ったが、偶然にも緒方氏はその出資者に既に約4億円貸しがあった。

     ところで、姿をくらました出資予定者の名前も住所も知りません。

■推理ゲーム

法の権威が言う事だから、法的には問題ないのだろうが、あまりにも人を食った説明だ。だが、あまりにもバカバカしすぎて、コンナ理屈で法の権威が騙されるだろうかという点が、案外盲点なのかも知れない。

つまり、ご本人が言うように「乗せられた」のだろう。ただし、何に乗せられたのか、では一体何が目的だったのだろうと言う疑問は残る。この事件、被害者は一体誰なんだろう。4億円が還って来なければ朝鮮総連だし、緒方氏は登記料の払い損だ、土屋弁護士はナンだかわからん。

では、姿をくらました出資予定者のメリットは?と言えば、いくら代金未払いで所有権移転したといっても、移転先はファンドだから、代金を払わない限り自分の物にはならない。だから、この人物の存在自体怪しいことこの上ない。

あれれ、待てよ。確かに分かりにくい事件ではあるけれど、事務的必要経費以外に金を使っている人がいた、それは朝鮮総連だ。鍵は使った約4億円の行方と、何故使ったのかだろう。仲介手数料なら返還の義務も無いしなあ。この辺が妙に匂う。と、推理ゲームは続くのであります・・・・・。

<本日はこれにて> 

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