« 緊急時の連絡手段 | トップページ | ミネアポリス橋崩落~チョット不謹慎ですが »

2007/08/02

迷走安倍内閣と2大政党政治への期待

ここのところの安倍首相の迷走ぶりは目を覆うばかり。余所の国の記者にも見破られているようだ。良い悪いは別にして、実に的確且つ、分り易い評価を米紙ニューヨーク・タイムズはしているようだ。

<引用開始>

「首相ダウン寸前、留任するなら路線転換を」 米紙酷評

米紙ニューヨーク・タイムズは1日付の紙面で、「ロープに追い込まれた安倍氏」と題し、参院選で惨敗した安倍首相を、ダウン寸前のボクサーの窮状になぞらえる社説を掲載した。

社説は「日本のひどく不人気な首相である安倍氏は、辞めないと言い張っている。だが(選挙の)政治的メッセージは明らかだ。留任するなら路線転換が必要だ」と指摘。敗因について、「軍国主義的な精神の復活にばかり熱心な印象を与えた」「年金問題のような本質的な問題を放置した」「小泉前首相が追放した自民党の古い腐敗体質の政治家を復活させた」と分析した。

民主党の勝利については、「これが本当の二大政党制につながるのであれば、よいニュースだ」と評価した。

<引用終わり>

■分かってるなあ・・・

フムフム、

(参院選の)敗因について、「軍国主義的な精神の復活にばかり熱心な印象を与えた」?・・・、分ってるじゃないか。

「年金問題のような本質的な問題を放置した」?・・・ほほー、分ってるじゃないか。

「小泉前首相が追放した自民党の古い腐敗体質の政治家を復活させた」?・・・、いや、まったくそのとーりだよ。分ってるねえ。

と、思った。

■タイミングずれ過ぎ

ついでに言うと、赤城大臣の更迭も、どうしてあんなにタイミングをずらすんだろうか。本人は辞任と言っているが、前日の記者会見で安倍首相が、赤城大臣と個人名を挙げた上で、組閣人事を一新すると言っちゃったのだ。

単に「組閣人事の一新」だけなら、「誰」とも特定して無いので、特定の個人への辞任要求とは断定しにくいが、それでも当人には十分に辞任要求になると思うのに、個人名を挙げては、どうにもならん。

赤城大臣の進退問題が、選挙戦に不利になっていた事は、明らかだ。にも関らず擁護しておいて、その負の効果が選挙結果に出た後に更迭では、更にマイナスではないか。

勝負の前にウィークポイントが分っていて、放置し、負けた後に改善? これでは迷走といわれても仕方ない。

■重箱の隅

だが、赤城大臣には失礼ながら、コンナ事は重箱の隅だろう。叩きやすいから叩かれているだけで、本質的な安倍内閣への国民の不信は、米紙ニューヨーク・タイムズの通りだと思う。実に分り易くて、的確だ。

■分かっている小澤氏

拙ブログ7/30エントリーにも書いたが、安倍続投は益々、民主の追い風を造るだろう。それが分っているから、小澤氏は浮れることなく、次の選挙戦の始まりと激を飛ばしている。小澤氏のアノ人相は好きになれないが、今回ばかりはサスガと認めざるを得ない。

■2大政党制に移行するかどうかの正念場

そう、正に今、日本が2大政党制に移行するかどうかの正念場なのだ。その事を小澤氏始め民主党諸氏は理解しているのだろう。対する自民党は、恐らく自民党の問題としての危機感しか持っていないように思う。要するに個人レベルなのだ。

■安倍首相は本当にダメか?

では、安倍首相もそうか?というと、実はこれが難しい。小生、半々かな?と思っている、先のエントリーに書いたように、マジメなんだが残念ながら能力不足と言うか、首相の器ではなかったような気がする。

■評価ポイントが微妙

例えば、教育基本法の改正など、本当は物凄い歴史的な作業をやっている。ただし歴史的というのは「教育基本法を改正した事」であって、その中身ははたしてどうだろうかと、?マークが付く。評価ポイントが微妙なのだ。

■能力不足

十分に審議された内容ならば、強行採決もアリかとは思うが、十分に審議されて無いから、強行採決せざるを得なかったわけで、やはりアノ強行採決は減点対象だ。つまり、着想や意気込みは立派で評価できるが、その後が能力不足を露呈していて、よろしくないのだ。

■何故教育基本法「改正」を評価するか

話は少し逸れるが、何故教育基本法「改正」を評価するかについて補足しよう。戦後占領軍により旧大日本帝国は解体?されたはずと皆さん思っておられよう。実際その通り解体されたが、それは事実上巧妙に解体されただけ。

巧妙にとはアメリカの事実上の植民地化を進める為と思ってほしい。それ故に変えられた法は憲法と教育基本法くらいなものだ。国家の根幹となる憲法と、人づくりや人心の根幹となる教育基本法を変え、民族改造を進めた。それは見事に当たり、今やニホンジンは完全にキバを抜かれ、芸能ゴシップにしか関心を示さない。政治に関心があるといっても、基本はゴシップであり、政策ではない。だから失言とか事務所経費とかの重箱の隅ばかりが問題となるのだ。

■日本民族の支配

憲法と教育基本法さえ押さえておけば、このように日本人をコントロールできるから、刑法も民法も商法もその他諸々の法制度はそのままだ。元々希薄だった日本人の論理的思考回路は、ここで完全にプッツンしてしまった。

■矛盾だらけの法制度

帝国憲法を変えて民主国家になったのに、他の法がそのまま?法ばかりか、天皇制も国歌もそのまま?首相の靖国参拝って、国家神道は無くなったはずでは?個人の思想信条・信教の自由を憲法で保障しておきながら、分祀はまかりならん?一体憲法とどっちが上位なんだ。

■憲法の矛盾

その憲法にしても、98条と9条という矛盾を抱えている。例えばUNは軍事同盟であり、日本の憲法は、その98条において「国際条約はそれを遵守する」としているのだから。つまり国内法をどういじくり倒そうが、国連を脱退しない限り治安維持を名目とするUNの武力行使に参加せざるを得ないのだ。

■基本的な論議を嫌う日本人

だが、こういう基本的な論議は今の日本人には出来ないようだ。アメリカに押し付けられた憲法だから改正すべきとか、平和憲法だから改正すべきではないとか、中身とは何の関係も無い情緒的な主張が多い。

■安倍氏の評価

おっと、話が横道に逸れた。ともかくも、安倍内閣の迷走ぶりは目を覆うばかりだが、かように、教育基本法改正などは、その着想は非常に評価すべきであったと言いたいのだ。

ただね、着想は良いし、マジメだって事は分かるけれど、その先が覚束ない。これじゃあ、国家の舵取りとしては危うい危うい。で、ふと思ったのが、では誰が適任?そう考えると、これはと思える人材が自民党には見出しにくい。(いないとは言わない)

■2大政党政治の到来に期待

小泉さんも、今となっては、後を次いだ安倍さんのせいで今ひとつというかメッキが目立つ。そんなわけで、期待値をうんと下げてしまうと、あれれ、ケッコウ民主党にはいろんな人材がいるじゃないかと気付く。(←これ、微妙だが、相対的には評価してるのです)

そんなわけで、2大政党政治の到来に期待するのだ。ここはとにかくチャンスなので民主党に頑張ってもらいたい。ただし政権を取ってからも応援するかと言えば、ノー。マジメにやらなければ、即自民に交代だ。

何事も、競争あっての進歩。政治の世界も独占は禁止です!!!

というところで、今日はこれまで。

こちら、ポチッとヨロシク。

↓ ↓ ↓ ↓

人気blogランキングへ

|

« 緊急時の連絡手段 | トップページ | ミネアポリス橋崩落~チョット不謹慎ですが »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101905/15983018

この記事へのトラックバック一覧です: 迷走安倍内閣と2大政党政治への期待:

« 緊急時の連絡手段 | トップページ | ミネアポリス橋崩落~チョット不謹慎ですが »