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2007/08/30

名古屋女性拉致殺害事件

インターネットの闇サイトで知り合った者同士が、通りすがりの女性を拉致殺害した。

「凶悪なこの事件が映し出したのは、暴走する闇サイトの匿名性だ。情報化社会のマイナス面を直視し、早急に対策を考える必要がある。」と識者は言う。

女性拉致殺害 凶悪犯罪招いた匿名性(東京新聞)

<引用開始>

犯罪は時代を映す鏡だという。凶悪な名古屋の女性拉致殺害事件が映し出したのは、暴走する闇サイトの匿名性だ。情報化社会のマイナス面を直視し、早急に対策を考える必要がある。

 逮捕された三人の男は、通称「闇の職業安定所」と呼ばれる携帯電話の匿名サイトで犯行のわずか一週間前に知り合った。互いに本名を名乗らず、偽名で呼び合って犯行に及んでいたという。

 「金を奪うなら弱い女性がいい」「誰でもよかった」。実際に、通りすがりの女性を拉致し二時間後に殺害して金を奪い、遺体を岐阜県内の山中に遺棄した。被害者や遺族の無念はいかばかりか。

 ネットでは、匿名で誰もが書き込める掲示板が大流行だ。通常は趣味や生活情報の交換で、それ自体、犯罪性はない。

 だが、匿名性は反社会的行為にも利用されやすい。犯罪の温床とされる出会い系サイトは代表例だ。今回の事件は容疑者の一人の通報で発覚したが、これがなければ匿名が壁になって捜査も難航しただろう。

 「闇の職安」は、振り込め詐欺に利用する架空口座を作らせたり、携帯電話を契約させるため金に困った人を集めようとして始まった犯罪目的の掲示板の総称だ。就職氷河期と呼ばれたころから増え始めた。

 容疑者らはいずれも、三十-四十代だ。この世代には、思うような就職先が見つからず、派遣など非正規雇用に流れ込んだ若者が少なくない。不安定な非正規雇用を転々として生活してきたが、中年になって非正規雇用からも締め出されようとしている現実もある。

 容疑者らの犯行は、あまりに悪質かつ短絡的で、弁護の余地はない。しかし、背景に努力しても不利な待遇から抜け出せず格差が広がる日本の現状を指摘する識者もいる。生活基盤が崩れ、将来を絶望した世代の犯罪続発への懸念である。

 犯罪を助長する「裏求人」「裏募集」などと呼ばれる類似のサイトは名前を変えつつ、目的を達すると短期間で閉鎖してしまう。警察もいたちごっこで追い切れないのが実情だ。

 ネット犯罪を防ぐには業者に通信記録の保存を義務づけるなど法規制の強化が必要である。

 しかし、法規制は言論の自由や個人のプライバシーを侵しかねない側面を持っている。監視社会を招かぬと同時に凶悪犯罪を防ぐには、どのような方法が可能なのか。司法、行政、有識者らでプロジェクトチームを作り、具体的な対策を練る時期にきているのではないか。

<引用終わり>

この社説、細かな部分では、はあ?と思う部分が無きにしも非ずだが、大筋においてその通りだと思う。

■法整備が追いつかないというが

「司法、行政、有識者らでプロジェクトチームを作り、具体的な対策を練る時期にきているのではないか。」との認識はその通りで、というか、そういわざるを得ないだろう。この事件に限らず、ネットを利用した犯罪には、法整備が追いつかないというのが現状のようだ。

■理屈っぽい拙ブログだが

およそ世の中のありとあらゆる事は、論理的に理屈で解明でき、非論理的な考えや事物、ルール違反には拒否反応を起こすのが、拙ブログなんだが、人の行動を規正誘導するのは、理屈や規則だけでは成り立たないことも事実として分かっている。

ただ、事実を分かっているということと納得している事とはまた別のこと、それ故、納得できないことにハラを立て、あるべき論理や倫理をブチかましているのだ。

■「心」と言い出したら危険信号

ところが中には、事実も分かり、規則やルールでは解決出来ない事があることにぶち当たり納得する事もある。日本の社会生活でよく出っくわす「規則やルール」の外の事は、大体において感情論だ。

「日本人の心」とか「人の気持ち」とか「和」とか言い出すと、これは危険信号。たいがいは其の先に、理屈も何も無くて、「黙ってオレの言うとおりにしろ」とか、言い訳だったりで、要するに自分に都合の好いように事を運ぼうという話になるものだ。

■「人の気持ち」と「道徳」の違い

しかし、これが「道徳」となると、そうでもない。「人の気持ち」と「道徳」とは、何となく人の心の内の事なので、何となく似ているように思い画地だけれど、これは全く違う。ハッキリ言って「人の気持ち」とは手前勝手、「道徳」は相手勝手であり視点が180度違うのだ。

■ネット型犯罪?

ま、そういう屁理屈はともかくも、冒頭紹介した犯罪は、手口はともかくこれまでには考えられなかった動機と犯罪者集団の結成だ。正にネット社会あってのこと、従来の犯人像が当てはまらない事件の端緒と言えよう。

■そんなこと考える暇あったら・・・

昔からあった犯罪でも、プリペイ携帯を使った誘拐事件やら、オレオレ詐欺だの、まあ次々と新しい手口が生まれてくる。そんなこと考えてる暇があったら、もっと前向きに其の労力を使えば良いのにと、みなさん思うことだろう。

■ワザワザ犯罪を?

どうも、こういう事件を起こす輩は、犯罪中毒というか、ワザワザ犯罪を犯しているのではないかとさえ思う。

フツーなら100円でガムを買うところ、1時間も仕事をサボってキョロキョロし、万引きをするが、この間サボった1時間の時給が1000円ならば、1100円のガムを、危険を冒して1000円で買うようなものなんだが・・・。だから中毒なんだろう。

■理解出来ない自首

ついカッとなって犯行に及ぶということも有るだろうが、この名古屋女性拉致殺害は、ナンモ考えてないという感じだ。

逮捕のキッカケは、このまま犯行を続けたら死刑になるかも知れないからと自首したということらしいが、殺さないでと懇願する被害者を、金槌で50回も殴り、しかも死因は口に張ったテープによる窒息死という、なんともむごたらしい殺害方法だ。既に十分死刑に値すると思うので、この自首の動機も理解出来ない。

判例を研究していて、死刑にならないと思っているのなら、尚更どうして・・・?と思う。

■法の限界

そこで、こういった事件が起こるたびに思うのは、法律でホントに解決出来るんだろうかとの疑問だ。カッとなっての犯行でもなく、死刑になるのが怖くなって自首するというのだから、思考判断も出来る。なのに何故?犯罪を犯すのか。

明日は、この編を考えてみよう。

と言う訳で、本日これまで。

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