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2007/09/21

三車火宅の自民党

三車火宅の譬え(たとえ)については、拙ブログで何度も取上げた。長者宅が火事になっても遊び呆けるバカ息子を、外に出たら車をやるぞと誘い出して救うという、仏教のたとえ話だ。

■内輪もめを止めないバカ者ども

本来は、一切衆生がことごとく佛に成りうるが、それには、「他力」ではなく、「自力」によって佛の境地を目指す、と言うような意味だが、拙ブログでは、前半部分すなわち、危機が迫っていても内輪喧嘩や遊びを止めないバカモノドモの例えとして取上げている。

学校でも会社でも今の日本はことごとく、この火宅の兄弟状態が蔓延していて、それが日本全体の閉塞感を生む原因になっているように思う。その最たるものが政治であり自民党である。すでに何度も述べたように、戦後60年間ほぼ、この国の政治は、自民党1党独裁できたからだ。

■小泉人気のパラドックス

小泉内閣は、アンチ自民党で人気を博した完全なパラドックスだった。そしてその跡を継いだ安倍内閣は、お友達内閣で人気ガタ落ち、参院戦大敗に加え、続投で人気が更に下降した。自民党諸君、いいかげん気付けよ!だ。

■前代未問の辞任劇

安倍氏が、やんなって辞めちゃったというのなら、それは安倍氏の責任もさることながら、政権与党全体の責任でもある。しかも、臨時国会を召集して所信表明演説後という前代未聞の辞め方だ。

■優先順位は?

フツーに考えれば、プライオリティがドコにあるのか分かりそうなもの。そう、国会の空転=正に国家を火宅にしてしまったのだから、この火消しが最優先のハズ。だから、総裁戦に内輪モメする前に、臨時総理を立てて国会運営を正常化すべきじゃないの?

安倍氏は辞めちゃって即入院という、まるでどっかの相撲取りみたいなんだけど、ならば一応は体調不良が原因と言う与謝野氏のフォローにも筋が通るのだから、緊急入院につき、臨時総理大臣くらい立てろよ、と言いたい。

■まるでなってない危機管理

危機管理がまるでなってない。今回はたまたまソーリが辞めちゃったが、病気或いはテロで急死してたらどうなんだろう。もし発狂してたら?総理大臣が勝手に辞めちゃって、その後誰もフォローもしないで、内輪もめに東奔西走。それで政権与党だと?話にならんヨ。

■ゴクツブシ

それでも、問題なく国家の経営が成り立っていると言うのなら、キミたちはいったい何者?ただのゴクツブシではないか。コイズミチルドレンがどうたら、タイゾー君がどうたら、福田君も麻生君も、何と言おうと、ミンナただのゴクツブシなのだよ。

■総理の席が空いた?

いやんなっちゃったから辞めるという総理大臣もスゴイが、その事を、総理大臣不在・国会空転という捉え方ではなく、総理の席が空いたという捉え方をしている自民党は、正に火宅で呆けるバカ者どもそのものではないか。

■救えない人々

長者のバカ息子達なら、車をやるからとの方便でもって救うことも出来ようが、彼ら自民党は国家の舵取りを自認し、国民の負託を受けた者達だ。人を救う役目の連中を救う方便などあるはずもない。だから、このまま焼け死んでしまうがよい。

と、経済界の重鎮達も思ったかどうかしらないが、昨日の民主党の年金政策を支持するとの経団連からの発表は、当らずとも遠からずだろう。いよいよ、経済界も自民党を見放し始めたという感じが否めない。

■どっち転んでも低下する人気

拙ブログでは次期自民党総裁は、福田氏が妥当と思うが、別に麻生氏でも同じだ、要するに所詮コップの中の嵐、火宅の争いなので、どうでもよい。どちらが総理になろうとも、自民党人気は回復どころか、益々低下するだろう。

何故かって?そりゃ、ちょいと考えれば分かる事。そもそも先の参院戦大敗の原因は、5000万件の不明年金や詐欺、大臣の不祥事だった事は皆さん異論無い事だと思う。じゃ、これらを誰か解決できるのかと言えば、まあ無理だと思うからだ。

■その場しのぎのウソ公約

5000万件の不明年金を、1年で解決するなんて話は、目前に迫った参院戦をクリアするためのデマカセとしか思えなかった。だから昔ながらのウソッパチ公約の感を否めない。そもそも、そんな事が可能ならば、コンナ問題起こる筈も無いから論理矛盾というものだ。

参院戦のその場しのぎで言った事が、もうまもなくデマカセと証明されるだろう。となれば、やっぱりねと思いつつも更に国民の落胆は大きくなる。もし更にウソの上塗りで5000万件が解決しましたなんてことになったら、もっと打撃は大きいから、どっち転んでも次期内閣に芽は無いと思う。

■先の大戦に似る悪あがき

この状況は、先の大戦で敗戦が明らかなのに、出来もしない捲土重来をほざいて、あの手この手で戦争を長引かせ、傷口を広げていった旧日本軍に似る。自民党諸氏は、今解散総選挙になったら勝てないから、新内閣で国民の信用を回復してからと思っているのだろうが、それはアマイ。

■もう国民は騙せないんだが?

幾ら国民をバカで騙し易いと思っていたとしても、年金問題は直ぐ分かる国家の詐欺だ、国民が政治に無関心といっても、これはそう簡単には騙せるものではない。それに、医療制度改革など、改革の名の下に行ってきた切捨て政策が、現実のものとして国民生活を襲い出せば、いくらなんでも皆気が付く。それを恐れてかどうか、コンナ記事が出た。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070921-00000001-yom-pol

<引用開始>

「高齢医療の負担増を凍結、与党が法案提出へ」9月21日9時5分配信 読売新聞

 政府・与党は20日、2008年4月から予定していた高齢者医療費の窓口負担の1割から2割への引き上げなど、国民の負担増や給付削減につながる医療・福祉政策を凍結する方針を固めた。

 早ければ今国会に議員立法で凍結法案を提出し、成立を目指す。参院選での与党の惨敗を受け、弱者に配慮した政策が不可欠と判断した。凍結に伴う国の財政負担は1000億円前後に上るとみられる。

 この方針は、自民党総裁選に立候補している福田康夫・元官房長官に近い自民党筋が明らかにした。

 政府・与党が凍結対象としているのが、〈1〉低所得者も含む高齢者(70~74歳)の医療費の窓口負担を現行の1割から2割へ引き上げ(健康保険法)〈2〉75歳以上の高齢者向けの医療保険制度の創設に伴い、75歳以上の一部に発生する新たな保険料負担(高齢者医療確保法)〈3〉母子家庭への児童扶養手当を一部削減(児童扶養手当法)――などだ。〈1〉と〈2〉は06年6月、〈3〉は02年11月に改正法が成立し、来年4月からの実施が決まっている。与党は議員立法で改正法案を成立させ、実施を中止するか先送りする方針だ。

<引用おわり>

■自己否定でご機嫌取り?

このこと自体は歓迎するが、自分で自分の政策をを否定するという訳だから、思わず笑ってしまった。ナンダ、自分達で政策の間違いに気が付いてるんじゃないか、とね。どちらにしても、国民に金ヨコセなんだが、今は選挙前、国民の機嫌を取っておこうという魂胆丸見えで、相変わらずだ。

■もはや通用しない大衆迎合

相も変らぬ、選挙前だけ大衆迎合で人気取ろうという旧態依然としたこの体質は、自民党に染み付いていて、なんと言うか、救いようが無い。まあ、それでも国民がよしとするならば、それでも仕方ないけれど、先の参院戦で、そういうのが通用しなかったんじゃないの?

■自民党の自滅の確信?

ホントに救いようがないなあと、つくづく思う。民主党は一切何も言わないではないか。これは自民党の自滅を確信している自信の表れだ。もう今更自民党を非難しなくても、勝手に自滅しているから、放っておけ、オレタチは地元で選挙準備というわけだ。

■スタート前に大差?

小沢党首の風貌はズル賢そうで好かんが、好むと好まざるとに関らず、先を読む能力、現状分析能力に関しては、既に1枚も2枚も上を行っている。政治家としてのスタートラインが、もはや自民党と民主党では大差が付いた感じだ。

ここは何度も言うようだが、先ずは一回民主党に任せてみよう。だからといって、手放しで民主党を応援するわけにはいかない、ゲーノージンのシンパじゃないのだから。これからは批判のための批判ではなく、じっくり見届けたいものだ。

と言う訳で、本日のベンダソン節これまで。

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» 衆議院解散、総選挙(1) [浅見貴一のここだけの話]
まだ、自民党の総裁選も終わっていないのに、『衆議院解散、総選挙』のことを書くと、 [続きを読む]

受信: 2007/09/21 21:17

» ◆福田総理の成立の背景や安倍退陣の裏。読売新聞・渡辺ら各新聞幹部 [てらまち・ねっと]
 安倍総理の突然の辞任だげと、いろんな話ではレールは敷かれていたらしい。  マスコミのトップがらみでの仕組みも要因か。  民主党がテロ特措法を通さないことが何度も明らかにされていた時、中曽根元首相が「テロ特措法できなければ退陣」としたのが9月7日。そこには、渡辺恒雄・読売新聞・会長も同席していたという。    ・・「日本テレビと読売新聞の福田擁立への恐ろしい舞台裏」・・   9月23日日曜日に自民党総裁選。  別に、7月29日の参院選投票日の翌日の安倍総理が「午後6時31分、東京大手町のレストラ... [続きを読む]

受信: 2007/09/22 10:28

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