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2007/11/17

遠い日の思い出

私は子供の頃、東京は杉並区の善福寺公園のほとりに住んでいました。善福寺公園が私の縄張りでしたが時には石神井公園まで遠征しました。当時の善福寺公園はよく、夜に映画のロケをやっていたり、アベックがデートをしていました。

それを、ぼくたちワルガキ隊は、2B弾という爆竹や、石ころをぶつけて喜んでましたが、今考えるとトンでもないガキだったと思います(後悔先に立たず)。で、天罰でしょうか、ある日我が身にトンデモナイ事が起きました。

それは台風一過のある日のこと、池が前日の大雨で溢れ公園が水浸しになっていました。余談ですが私は今も台風が来るとワクワクしてしまいます。で、草がプカリプカリと浮いているのを、池の淵と勘違いした私は、勢いよくバッシャバッシャと、水を跳ね上げ得意になって、その池の淵と思しき辺りに飛んでいくと・・・、アララ突然ズボっと、水中深く没するではありませんか。

なんと、ボクは、勢い余って池の淵から思いっきり遠くに、ダイブしていたのです。息継ぎが出来ないので、もがいても一向にあるべき岸に着きません。こりゃヤバイ、溺れ死にかと思いながらも、目の前に普段とっ捕まえている小魚が泳いでいます。(これ、ホントなんです。死の淵にありながら何故か妙にその光景を感心して見てました)

そのうち、異変に気付いた大人が助けてくれて事なきを得ましたが、・・・やはり天罰でしょうか。こう書いているうち、最近も溺れ死にかけた事を思い出しました。と言っても、もうかれこれ4・5年前でしょうか。

ちょうど今頃の季節だったと思いますが、その日は風速1518メートルくらいの強風と言うより暴風が吹いていて、こんな事は年に何回も無いので、ウインドサーフィンに行きました。

そこは内水面なのでどんな強風でも波が立たず、周りに建物もないので、ブロー(=突風)もあまり無く比較的風が安定していて、スピードが出やすいので好きなゲレンデです。ところがセッティングが終って出艇しようとしたら、風は益々上がって風速20メートルくらいでしょうか。

一番小さな4平米のセイルを張っても、まだオーバー気味(=要するに風に対してセイルが大き過ぎて、コントロール出来ない状態のこと)でしたが、これを逃したら何時こんな風が吹くか分かりませんので、顔はほころびっ放しで沖に一目散です。でもこの時100艇以上は居たウインドサーファーはほとんどが陸に上がり、出ていたのは私を含めて3人だけ。

で、キャッホーと沖へ出て行くと、突然のブローに、ハーネスがぶち切れて沈してしまいました。ハーネスとはセイルの取っ手に付いている紐のことで、ここに腰につけたフックを引っ掛けて、腕の負担を減らすのです。

このハーネスに全体重を掛け、思いっきり踏ん張っている時に切れるのですから、その反動で体は、板から飛び出してしまいます。ヤバイのは私は泳げない事。正確には泳げるけれどジョーダンみたいに遅くて息継ぎが出来ないのです。

ただ、立ち泳ぎは出来るので水に対する恐怖感は無く、パニックにもならないので、普段海で沈すると、思いっきり息を吸い込み、板の方向に全力で泳ぎます。すると普通は必ず板にたどり着くので、そのままウォータースタートと言って、水面から風の力で体ごと板の上に飛び出し、そのまま走り出します。

で、この日もそのつもりで全力で泳いだのですが、ハッシとつかめるはずの板が無い!息が切れて水面からカオを上げると、あまりの強風に板は更に遠ざかっているではありませんか。

この時気付いたのですが、ここは水面。陸上ならひざに手をあてゼイゼイやる状態ですが。地面が無いから立てない。オーマイガッと溺れてしまいました。これホント。立ち泳ぎしようにも体力を使い果たしているので、体が思うように動かず、ごぼごぼと沈んでしまうのです。

で、その時思った事は、明日の新聞の見出しでした。

「無謀な中年サーファー溺死」

死の恐怖よりも、その見出しのカッコ悪さの方が恐怖でしたね。脳裏に浮かんだのは、クソッ!免許証が車にあるから直ぐ身元が割れて、新聞ネタになっちまうじゃないか、ということ。下水のようなトンデモナイ汚い水をしこたま飲んで、もうだめかと言う時、異変に気が付いた2人のサーファーが来てくれて、一人の板にしがみついて何とか助かりました。

もう一人の方は、私の板を引っ張ってくれて、何とか自分の板にたどり着けたので、後はウォータースタートで岸に戻り生還した次第。

今思うのは、ガキの頃も中年になっても、死の淵にあって思う事は、進歩が無いというか、相変わらずマヌケなこと。それまで、記憶しているだけでも私は13人をレスキューしてます。それなのに、まさか自分がレスキューされるとは・・・。

なんともカッコワル。その日の夕日も目にしみて、思わず私は心で叫んでいました。

ゆ、夕日のバカヤロー!!!

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コメント

三介様、コメントありがとうございます。

タンクローリーに危うく側面衝突されそうになったら、私だって頭の中は真っ白になって、新聞記事なんて考えません。

あれこれ余計な事考えるのは、うわーッとか言いながら、直ぐには死なないバヤイですね。

ま、ついでに生きてるって感じの私ですが、よろしくお願いいたします。

投稿: ベンダソン | 2007/11/25 16:59

こんちは、ベンダゾンソンさん。
興味深い話ですね。死にかけて、人は何を感じるのか?!

タンクローリーに危うく側面衝突されそうになった時、一瞬だったので、心臓がバクバクした以外、よく覚えてません。チラッと新聞のべた記事?ぐらいは思ったかも?もう覚えていません。

助け助けられ、人生は少し長くなるって云う主題。
お見事!

投稿: 三介 | 2007/11/23 13:38

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