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2007/11/08

単語に反応するニホンジン

小沢氏辞任劇は、続投と相成った。昨日の小沢氏の会見の全てを、編集しないナマのまま聞くと、説明の何所にも論理破綻がなかった。小沢氏が言っている中身ではなく、話し方や、見解の相違を言ったらいろいろな意見が出るかもしれないが、少なくとも言っている内容には矛盾が無く筋が通っていたのが印象的。

■自分の目と耳でご確認を

全く未編集のコチラをご覧いただき、皆様自身の目と耳でご判断いただきたい。

 http://asx.pod.tv/dpj/free/2007/20071107ozawa_v56.asx

この会見への私の感想を言えば、全体として小沢代表と記者諸氏の意識レベル違いが浮き彫りになって面白かった。贔屓目と言われるかもしれないが、何の予断も無く小沢氏の説明を、彼が言う国民生活が第一との前提で聞くと、全て筋が通っている。

■優先順位は?

例えば、連立の是非についても、記者諸氏は、党の方針即ち、選挙で国民の信任投票を得て政権奪取をと謳っているのだからと、これに反するではないかと決めつけている。これに対し、小沢氏はそれを当然の前提としながら、国民生活が第一であるから、政策実現を党の勝ち負けよりも優先すると言っていた。

つまり、記者の質問と、小沢代表の答えは何ら矛盾しておらず、小沢氏はその先を説明したのだが、どうも記者諸氏の中には、キャパを越えてしまい理解不能に陥った人もいたようで、総じて記者の意識の低さが目立った。

■固着した記者のメンタリティ

例えばこのビデオの2520あたりをご覧いただきたい。最後に会見終了と告げると、気色ばんだ毎日の記者が、「ちゃんと答えると言ったではないか!」と叫ぶと、小沢氏が「はいはい、何でもお答えしますよ、そんな怒らないで」とあやされる始末。

さぞやスルドイ質問かと思いきや、散々説明されてきた内容だった。曰く「党首会談で何故連立を否定しなかったのか」と。これ、この会見の一番最初に同じ毎日の記者が質問してるではないか。舞い上がってしまったのかも知れないが、本来なら会場から失笑が漏れなければオカシイ。

■そろそろ覚める時

さて、記者会見から一夜明けても、相変わらずマスコミのバカ騒ぎは続いているようだ。だが、アホなマスゴミと言えども、そろそろ我に返りだすではないだろうか。何しろ、中身が全くといってよいほど無いから、フト我に返れば覚めるのも早いだろう。

■はたしてダメージはどちらか

マスゴミは、今回の辞任騒動で民主党はダメージを受けたと言うが、はたしてどうだろうか。実態の無い騒ぎはそう続けられるものではないし、幾ら恣意的に攻撃や批判をしても、辻褄の合った説明が続いたら、批判する側の恣意性が浮き彫りされて、逆効果だ。

■冷めて見たらミンナ単語に反応

みんなが、小沢氏を非難しているのに、何故こんな話をするのか、ベンダソンは、民主党支持者だから?と思われるかも知れないが、私は単に冷めているだけ。冷めた目で見れば、この一連の批判や、見解には、その対象となる事実が皆無に近いからだ。そして例によって、単語に反応している。

■固着した頭と広がる妄想

「連立」にしても、方法論としての2大政党政治を目的化してしまい、その前提で「連立」という単語に反応してしまい、今の状況で何故連立が浮上したのか、国民にとってどういう利益があるのかといった、本来当然に考えるべき内容が完全にすっぽ抜け、固着した頭で連立はケシカランの一点だけでパニクっているようだ。

更には、誰が持ちかけたのか、何故その場で断らなかったのか、ポストの約束があったのかなかったのか、等々単なる憶測に憶測を重ね、国政の観点ではなく、もっぱら好き嫌いややっかみの観点で、各自が勝手な妄想と意見を放言し放題だ。

■真実の強み

単語への反応のほかにも、もう一つ気付いて欲しい点がある。それは、この一連の騒動において、各党のTVへの出演の仕方と発言内容だ。先ず民主党は実に若手から古参議員まで多士済々の面々がTV出演し、司会やコメンテーターの質問に、実に明快に即答している。そして驚くべき事に、各局各民主党議員バラバラに発言していながら、どれも民主党議員の発言内容にはほとんど齟齬が無い。これは真実の強みを思わせるものだ。

勿論これをもって断定は出来ないが、この事は、民主党側にはウソを言う必要も無く、淡々と真実を言っている証ではないだろうか。一方の自民党は、福田首相を始め、主観的な印象発言が多く、事実を明言している議員がほとんどいない。

例えば、民主党諸氏は、与党連立はしないと政党活動方針を明言しているのに対し、自民党議員たちは、ポストの要求があったようだとか、辞表撤回はどうかと思うと言うような按配だ。つまり具体的行為や事実に対する見解ではなく、一般的な見解や噂に過ぎず、責任を持った意見には思えない。

■何故小沢氏にだけ聞く?

他にもまだまだあるが、くどいので止めよう。ただ非常に不可解でならないのは、この騒動、何故党首会談を主催した側の「一国の首相」よりも、招かれた側の「野党党首」が注目されるのか、だ。

散々、小沢氏のその後の言動が取りざたされ、憶測が憶測を呼んだが、キチンと記者会見をしたし、様々な民主党員がメディアで見解や説明を述べた。もうたいていの事は聞いた。だが、肝心の政府与党、首相の説明は今ひとつ具体性が無い。

この問題がそれほど重要な問題ならば、次は、首相や、自民党が説明する番だろう。だが、実際問題、自民党は民主党に政権担当能力が無いなどと言葉のアヤを取るのが精一杯で、詰まれた状態ではないだろうか。

そう考えると簡単に予測が付くのは、説明しないかウヤムヤにしてしまうことだ。説明すれば説明するほどボロが出てくるに違いあるまい。これから、マスコミがどう反応するのか楽しみではある。

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コメント

日本人は人類の模範かもしれないが都市文明人としてはカスだね。

投稿: ななし | 2010/03/24 00:30

一郎様、コメントありがとうございます。

仕事が忙しく、ハナ金に仕事なんてやってられん!と放り出して帰ろうとして、ふとブログを見たら貴兄の書き込みが。

いやあ、言い得て妙、我意を得たり。
思わず噴出すと同時に、感心しました。
座布団1枚、持ってっつくれい!!!

明日出来る事は今日やらない!
ということで、帰ろう。

投稿: ベンダソン | 2007/11/09 20:05

こんばんは。

実は、ぼくも、小沢さんは嫌いです。なぜかと言うと、あの風貌で女性にモテているらしいからです(笑)。

このようなケシカラン事態は、心情的に、納得できません!!

他方、ぼくは、11/4に、小沢さんの二つのファイルを読んで、ベンダソンさん同様、彼の主張と根拠はしっかりしていて一貫性があるなあ、と納得しました (賛成かどうかは別の話ですけど)。

で、こっちの方は、論理的に、納得できました。

今回の小沢さんの辞意撤回で、ケシカランと言っている方々は、論理回路が閉鎖、心情回路全開で物事を把握しているんだと思います。また、一部メディアは、なんとか彼をおとしめようと、わざと市民の心情回路に訴える単語を連発している。こう把握しています。なにしろ、「辞意撤回は男らしくない」と宣う男性評論家のコメントが新聞に堂々と載るくらいですからね(笑)

にしても、「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」を実行した小沢さんの勇気はスゴいですね。「なんて男らしい方」と、女性にもてるのもやむおえないかもしれません(涙)。

ついでに言うとこんな感じでしょうか。

朝日社説→「過ちて改めざる、之を過ちと謂う」。
読売社説→「小人の過ちは、必ず文る」。

投稿: 一郎 | 2007/11/09 19:20

一郎様、コメントありがとうございます。

実は私、小沢氏がキライです(正確にはキライだった)。理由は人相が悪いから。

えっ?と思わないで下さい、そんなモンですよ。何しろ客観的情報はアノお顔しかないんですからね。

で、今回やっと、ナマの情報(=記者会見の全容)を知って、あれれと思った次第。マスゴミ報道は、全て憶測と主観ですからタダの雑音と紙面の汚れに過ぎませんが、記者会見の映像には主観が一切入ってません。

本文にも書いたように、彼の発言は非常に筋が通っていて、辻褄が合っています。他の民主党議員の発言も見事に整合しています。このように全体が整合するのは、真実特有の事です。

故に、キライから好きになりました。よく見ると、ジャガイモみたいなお顔も、実に不器用そうで実直に見えてきました。

それにしても、どうーして、憶測に過ぎないと分かっている記事に皆さん反応して騒ぐのでしょうか。物語りとしては面白いかもしれませんが、真実ではないので情報価値はゼロです。このゼロを基にどんな理屈や推論を加えても、基がゼロですから結果もゼロ。タダの時間つぶしなんですが、そんな記事を金取って書くメディアも、また買う読者も、気が知れません。

投稿: ベンダソン | 2007/11/09 16:21

こんにちは。

単語ではありませんけど、「小沢党首が「民主党は政権担当能力がない」」と言った」という誤ったフレーズが一人歩きして、不正確な議論が頻出しているように思います。

小沢さんの発表資料は「国民の皆様からも「自民党はダメだが、民主党も本当に政権担当能力があるのか」という疑問が提起され続け」となってます。よって、民主党に政権担当能力無しと言っているのは「国民」、小沢さんではない。小沢さんはそー言われて苦悩してきたってことですもんね。

念のため以下に示します。

「・・・しかし、民主党はいまだ、様々な面で力量が不足しており、国民の皆様からも「自民党はダメだが、民主党も本当に政権担当能力があるのか」という疑問が提起され続け、次期総選挙での勝利は厳しい情勢にあります。その国民の疑念を払拭するためにも、・・・」

にもかかわらず、多くの人が故意and/or過失によって、小沢一郎が「民主党は政権担当能力がない」と言ったという前提で議論を構築しているのにはビックリです。

例えば、11/7の朝日社説は「小沢氏は辞意表明の記者会見で「民主党の政権担当能力はいま一歩」「総選挙での勝利は厳しい」とまで言った。」ですもんね。

投稿: 一郎 | 2007/11/09 12:34

珍県民様、コメントありがとうございます。

>「棒に怒る日本人」にピッタリな題材だと思います。

おおーッ、分かっていただきありがとうございます。
なかなか更新できず、ランキングが低迷しておりますが、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: ベンダソン | 2007/11/08 22:01

 いつも愛読させていただいております。

 先日は、ダムの件で行き違いがありましたが、今回の大連立ー小沢代表辞任騒動に関しては、ほとんど全く見解の相違がありません。
 また、こちらのタイトル「棒に怒る日本人」にピッタリな題材だと思います。

 また、この調子で大いに論ばってください。
 

投稿: 珍県民 | 2007/11/08 18:50

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