« 実録/少林サッカー!? | トップページ | なめたらイカンぜよ »

2008/02/25

三浦和義氏逮捕はよその国の話

三浦和義氏がサイパンで逮捕されたのにはビックリした。誰しも「時効」や「一事不再理」を思い巡らせ、おやっ?と皆様思ったことだろう。だがこの逮捕は、そーゆー事とは全く関係ない。アメリカ国内の事件をアメリカの司法当局がアメリカの国内法に基き、アメリカ国内の容疑者を逮捕したに過ぎないからだ。

だから、同氏が、日本で無罪になろうと有罪になろうと、全く無関係だ。まあ、関係者にとっては気持ち的には複雑だろうがね。だから、こういう記事が出るんだろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080224-00000924-san-soci

<引用開始>

日米司法制度の差から生じた衝撃逮捕劇 米に重大殺人の時効なし

日本で無罪確定した三浦和義容疑者を同じ容疑で米国ロス市警が逮捕するという衝撃的な展開は、日米の司法制度の差から生じた。

 日本の憲法は「一事不再理」の原則を持ち、判決確定事件に再び刑事責任を問うことはない。が、それは日本国内だけでの原則。確定判決の効力は日本の主権の範囲でしか及ばず、解釈上は米国が再び一美さん銃撃の刑事責任を三浦容疑者に問うことは可能だ。

 とはいえ、元最高検検事の土本武司・白鴎大法科大学院長(刑事法)が「刑事司法も国際化していく中、ある国で裁判を受けた事件は別の国では立件しない流れがある」と驚くように、今回の逮捕劇はやはり異例だ。

 この展開は日本の司法が「属人主義」、米国が「属地主義」をとる差から生じた。米国当局は外国で米国人が犯罪を起こしても原則的に捜査しない(属地)が、日本当局は日本人であれば外国で起こした犯罪も捜査する(属人)。このためロスで起きた一美さん銃撃は日米当局がそれぞれ訴追が可能になる。

 しかも日本の法律では25年で公訴時効が成立する殺人罪に、米国では時効がない。「カリフォルニア州では計画的殺人など『第1級殺人』の最高刑は死刑。三浦容疑者の犯行がこれに該当する場合、公訴時効はない」(駿河台大法科大学院教授の島伸一弁護士)と指摘される。三浦容疑者の弁護人、弘中惇一郎弁護士によると、ロス市警が身柄拘束の根拠とした逮捕状は1988年(昭和63年)に発布されたものだという。

 三浦容疑者は今後、警察から捜査を引き継ぐ検察によって、「『起訴陪審(大陪審)』にかける」か「地区裁判所に直接告発する」かの選択をとられる。カ州では両手続きが並行することもあり、2003年に子供への性的虐待容疑に問われた歌手マイケル・ジャクソンは逮捕から約2カ月で両手続きが始まった。

 いずれかで起訴となれば正式裁判を受ける。市民から選ばれた陪審員が評議を行い、有無罪を決定。有罪であれば裁判官が量刑を宣告する。

 日本の関係者は、無罪確定から5年後の逮捕を「本当に新証拠が得られたのか」「今になって新証拠とは考えにくい。単に事情を聴きたいというだけのことでは」などと慎重な受け止め方を示す一方、米当局が殺人と並んで適用した「殺人共謀」容疑に注目する見方もある。

 カ州では、2人以上が犯行を共謀したことを立証できれば、実行犯の特定は不要で殺人共謀が成立。日本では「共犯者との謀議や実行犯が解明されていない」(平成10年控訴審判決)ことが無罪の理由とされただけに、カ州の
低いハードルの殺人謀議が適用されたことで有罪立証が現実的になった-との見る向きも出ている。

<引用終わり>

TVの街頭インタビューでは、何で今頃とか、もう過去のことなのになどという意見もあったが、時の経過で事実の評価或いは、事実そのものを変えてしまうのは、日本人独特のご都合主義というか、いい加減さだ。

別に殺人事件に限らないが、殺人事件という事実は場所や、時間とは全く無関係に存在する。100年たっても200年たってもロス疑惑はロス疑惑であり、真犯人は必ずどこかに居る。時効というのは単なる、或る国の手続き上の、処分に過ぎない。

その、処分を日本の司法当局は日本の国内法に基き行った。だから、この事件は日本国内では片がついた。ただ、それは日本国内のカタに過ぎない。だからアメリカは一切関知しないし、影響も受けない。

三浦氏が逮捕されたのは、アメリカ国内でだし、アメリカ国内の事件に対しての逮捕だ、だから、彼らは、一切日本の主権を侵害してない。粛々と、自分達の法を守り真実の行方を探ってきたということだろう。日本の識者の中には、まるで主権侵害であるかの様に言う向きがあるようだが、?だ。知ってて、人々をあり騒ぎにしようとしているように思える。

とはいえ、FBIが出てきたとなると、正直なところ興味しんしんだ。三浦氏は政治犯でもなんでもないロス疑惑というフツーじゃないフツー?の殺人事件の容疑者だから、日米の司法のあり方が直接比較できる点が興味をそそる。

ではまた、本日これまで。

↓ ↓ ↓

人気blogランキングへ

|

« 実録/少林サッカー!? | トップページ | なめたらイカンぜよ »

コメント

ブロガー(志望)様、コメントありがとうございます。

この逮捕劇の捉え方は人それぞれにあり、それに伴って論点も多数あると思います。

ですが、全てのシチェーションに君臨するのは、拙ブログで申し上げたように、この事件はアメリカ国内の問題であって、日本とは何の関係も無いと言う点です。

まあ、私は、「それを言っちゃあオシマイよ」と言うことを最初から言ってしまっている訳です。だから、実も蓋も無い言い方ですが、そんなモンですよ、この事件は。

取り急ぎ
よろしくお願いいたします。

投稿: ベンダソン | 2008/03/08 19:35

お邪魔します。
 自分は「一事不再理」よりも「実行犯を特定しないまま
の殺人罪」の方が気になります。それと三浦氏の弁護士がそ
れを主張した際に裁判所が「それについては議論しない」と
言ったらしい事も(貴ブログで述べているような事でも言え
ばいいのに)。

投稿: ブロガー(志望) | 2008/03/08 13:28

とし様、コメントありがとうございます。

ここ数日、寝る間もなく、自身のブログすら見ておりませんでした。亀レスご容赦を。

件のブログ、斜め読みですが拝見しました。ですが、私にはこの事件に関する客観的情報がありません。ゆえに、なんとも申し上げようがありません。


確実な事は、拙ブログで申し上げたように、これはアメリカ国内の事件であり、アメリカの問題であるということです。

頭から、三浦氏という単語や彼の風貌・言動・評判を消し去り、単なる外国人容疑者X(アメリカから見て)と考えれば分かり易いでしょう。

取り急ぎ

投稿: ベンダソン | 2008/02/28 10:48

お久しぶりです。

この前の記事では、ほめて?いただいてありがとうございます。

ところで、今日は、コメントというよりも、この事件について気になる記事を書いているブログがありましたので、その記事のURLを以下に書いておきます。

http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6857148.html#more

特に、この記事の最後の方が気になったので、信憑性にかかわらず、一度目を通してみて損は無いかなぁと思います。

失礼します。

投稿: とし | 2008/02/26 01:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101905/40259385

この記事へのトラックバック一覧です: 三浦和義氏逮捕はよその国の話:

» 【日記】9.11に関する勉強会、ライスさんとオルメルトさん会談、三浦和義氏再逮捕 [散策]
今週は、ライスさんとオルメルトさんの会談が東京であると拝見していたので少しブルーでした。 前週に民主党藤田幸久議員はじめ11人の国会議員の呼びかけによる9.11に関する勉強会があったばかりと拝見していたので(1、2、3、4)、何だかタイミングがやだなあ、と思ってました。 どちらも、無事行われたようで良かったです。... [続きを読む]

受信: 2008/02/29 09:02

« 実録/少林サッカー!? | トップページ | なめたらイカンぜよ »