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2008/02/07

現代偉人伝

もっともらしいことを口で言うのは簡単だ。かく言う私ベンダソンもその一人、口先ばっかりじゃねーかと、時折自己嫌悪に陥る。そんな時、アタマをよぎるのは、だけど世間はもっと口先だけだよな、との思い。そうやって何とか自己のアデンティティを保っているが、本当に口先だけではない人物が現れたら、打ちのめされてしまう。

とは言え、今の日本に居るとは到底思えないので、安心(?)して、拙ブログでは言いたい放題言っていたら、いやいや、おったとですよ。そういう人物が・・・・。

まずは、こちらを。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000002-wvn-sci

<引用開始>

12億円を辞退、ゲームもしない:『脳トレ』の川島教授

世界中で売れている『脳を鍛える大人のDSトレーニング』ゲーム。その中で微笑んでいる顔が印象的な川島隆太教授(48歳)は、このシリーズで生じた監修料約1100万ドルの受け取りを辞退した人物でもある。

AFPが最近行なったインタビューをまとめた記事(英文記事)によると、川島教授が勤める東北大学の規定で、教授はこれらのゲームで発生した監修料の半分を受け取る権利があるが、同教授はこの全額を研究室建設に回したのだ[監修料はNintendo DSのみでも累積24億円にのぼり、教授はこのうち12億円を受け取る権利があるという]。

川島教授は約1100万円の給料だけで満足だと述べ、「家族はみな怒ってますが、私は、金が欲しいなら働いて稼げと言っているんです」と語っている。

川島教授は辞退した監修料を研究資金として使用し、東北大学加齢医学研究所に3億円をかけた研究室[ブレイン・ダイナミクス研究棟。最新のレーザー顕微鏡が約2億円]を建設した。4億円をかけた別の研究室[超高磁場の磁気共鳴画像装置を備えている]も、3月に完成する予定だ。

世界で最も成功したゲームの1つに顔を出しているにもかかわらず、川島教授自身はゲームをせず、仕事をして時間を過ごす方が好きだという。教授の子供たちも、平日のビデオゲームは禁止され、遊んでいいのは休日の1時間のみだった[前述記事によると、教授には、14歳から22歳まで、4人のお子さんがいる。規則を破った罰にディスクを壊したこともあるという]。

「ゲームの恐ろしいところは、いくらでも多くの時間を注ぎ込めることだ。ゲームをすること自体が悪いとは思わない。問題なのは、ゲームをすることで子供たちが、勉強や家族との会話といった大切なことをできなくなってしまうことだ」と、川島教授は言う。

だからこそ、川島教授のゲームは1日数分で脳を鍛えられるようになっているのだろう。

川島教授は本当にひたむきな人のようだ。少々変わり者でもあるが、悪い意味でというわけではない。

<引用おわり>

この記事を読んで、皆さんはどう感じるだろうか。私のバヤイ、我が愚妻からこの話を聞いたとき、先ず、勿体ねーっと思ってしまった。愚息も加わり、我が家で話したのは、12億円ありゃ、毎年よんせんまんえん使っても30年間遊んで暮らせるじゃないかと言う事。

ま、所詮ベンダソン家なんて、こんなもんですよ。でもね、元々年収が何千万円とか何億とかあるならともかく、年収たった1千万チョイの人が、コレだけの金を捨てられるだろうか。あなたドーです?

毎年年収の4倍の金を、30年間寄付し続けるようなもんだ。忙しくてTV見る暇も無いから、世間様がこのニュースをどう扱っているのかよく分からないが、あまり大々的に報道してるようにも思えない。

でも、正直、私はぶった曲げた。損得勘定で見ても、この方は既に教授だ。寄付をすることで地位を得るとは考え難い。大学教授といえどもサラリーマンに変わりないから、普段、金が全てではないとかなんとか人は言うけれど、現役バリバリの働き盛りのサラリーマンが、年収の100倍以上の金を寄付できるだろうか。

愚妻から、この話を聞いて、それじゃあとネットで検索していたら、話題に取り上げている掲示板らしきものにヒットしたが、そこでは、ボロッカスに書かれていた。いちいち紹介するのも情けなくなる内容なので取り上げないが、概してヤッカミの類だ。

でも、12億円を貰ったならヤッカミようもあるだろうが、寄付しちゃったのだ。辞退して任天堂が儲けたわけでもないから間抜けとも言えない。そういう行為に、悪口を書いていて、自己嫌悪に陥らないのだろうか。いくら匿名でも、書いている自分には分かるのだから、こういう神経はものすごく不思議で、理解の範囲を超えてしまう。

タブン、あまりにもカッコよすぎて、そのことに対するヤッカミなんだろう。

ただね、ゲーノー人とか、お金持ちがやってるわけじゃあない。単純に年収から見れば、ごくフツーのサラリーマン研究者なのだ。つまり、アナタや私と同じ。だから、自分と置き換えて考えることが出来る。そー考えると、カッコイーを通り越して、自分の小ささに、ホント打ちのめされます。

えっ、じゃ、ベンダソンもそうなったら、同じことをするかって?

とんでもございません。同じことをするどころか、考えもしない。絶対、先ず使い道を考えてしまうだろう。フェラーリ買って、クルーザー買って・・・・、あと別荘も良いな、いやそれより海外旅行だな・・・・、とね。

ボクだって出来るさと、口先で言う事すら出来ない。ふう。

①人に出来ないこと。

②それが人の為になること。

③その利益を人の為に使うこと

①②③を同時に満たすことをやるのが偉人ではないだろうか。一つ二つならケッコウできるが、全部は難しい。

自分には、逆立ちしたって出来ないことを、言うだけでも困難なことを、本当にやってしまえる人には、せめて素直に敬意を表そう。それくらいのことも出来ないなら、救いようが無いと思う。

それにしても、マスコミの取り上げ方は、何故こんなにも小さいのだろうか。

と疑問を感じつつ・・・本日、コレまで。

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コメント

とし様、コメントありがとうございます。

この教授の行動に対して、
こうしたほうが良いのでは、といった意見は多々あると思います。
ただそれらは、私を含めて全て発言者の見解に過ぎません。

拙ブログの論点は、彼と同じ行動が取れるか否かです。

人それぞれの価値観は違いますから、どうすることがベストかは議論百出でしょう。ですから、自分がもしこの教授と同じ価値観・主張を持ったとして、果たしてその普段の主張通りに矛盾無く行動が出来るか否かが論点です。

そして、現実にそういう行動をやってしまった事実の前には、全ての議論は机上の空論のごとく吹っ飛んで、打ちのめされてしまいますね。

ただただ、脱帽するしかありません。

>ただ、これだけは言えるのは、本当に政府は「学力を向上させようと言う気があるのか?」ということだけですね。


陰謀はともかく、この点は、まったく同感です。ただコレは政府に限らず国民もそうではないかと思います。正しく言えば、自分の子供の学力は上げたいが、日本の学力は上げたくない。と、こういうところではないでしょうか。

取り急ぎ

投稿: ベンダソン | 2008/02/08 12:39

お久しぶりです。
確かに、この教授はすごいことしますね。
ただ、個人的な要望としては、研究につぎ込むのだとしたら、あえてもらって、その上で、大学側の許可をいちいち取らずに、川島教授個人の権限で使える私的な研究費用として欲しかったですね。なので、贅沢に使う使わないにかかわらず、もらっておいた方が良いのではないか?とは思いました。
大学側が川島教授の要望どおりに使うとはあまり思えないので。

あとは、なぜ、マスコミの取り上げ方がこんなに小さいのか?

まあ、これは単なる推測に過ぎませんが、近年の教育の崩壊、強いては「学力の低下」というのが問題になっていますよね。まあ、個人的には学力が低下しようが「理性」さえ養うことができていたら、それほど問題ないと思っている口なんですが。

ただ、ひょっとしたらですが、国ぐるみで、学力をある程度低下させようとしていると言う風には考えられませんかね?

つまり、脳トレに脳の力、特に学力向上の効果があるのだとすれば、それを特定の番組や広告以外ではあまり取り上げたくないとか。

まあ、あくまで「単なる推測」なんですけどね。

ただ、これだけは言えるのは、本当に政府は「学力を向上させようと言う気があるのか?」ということだけですね。

またきます。

投稿: とし | 2008/02/07 15:18

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まあ辞退とはいっても研究施設に投資したわけですから・・ましかし見上げたモンです。12億ですから。120万じゃないですから。とてもマネできません。「金が欲しいなら働いて稼げと言っている」ってのがまたオヤジのカガミ!そもそもこれは、24億→東北大学→12億→川島教授ってことだったんでしょうか。辞退によって大学が24億(使えるのはその約半分)と。しかし「教授」という人種もいろいろです。川島先生のような方がいらっしゃるかと思えばある先生は「ミラーマン」と呼ばれたり、またある先生は高速...... [続きを読む]

受信: 2008/02/08 16:49

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