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2008/03/15

理不尽

人殺しはいけないことだ、タブンね。何故タブンとユーかと言うと、スゲー強大な権力がやる場合には黙認されるみたいだからだ。あ、ゴメン、犯人間違えちゃったけど、もう死刑にしちゃったから・・・・。というのもアリらしい。

さて、唐突にベンダソンは何言ってるの?と思われたことだろう。ン?いつもの事だって?ほっといてくれい、先いこ。先ずはこちら。↓

http://www.asahi.com/international/update/0315/TKY200803140396.html

<引用開始>

旧フセイン政権とアルカイダ結ぶ証拠なし 米軍委託報告2008年03月15日00時24分

イラクの旧フセイン政権と国際テロ組織アルカイダの関係を示す「動かぬ証拠」はなかった――。米ABCニュースは13日、そう結論づける米軍関連の報告書の記者発表が、急きょ取りやめになったと報じた。

 この報告書は米統合軍が国防分析研究所に委託。米軍がイラクで押収した約60万点の文書や、旧フセイン政権幹部からの延べ数千時間にも及ぶ尋問をもとにまとめた。これによると、旧フセイン政権はイラク戦争前、さまざまなテロ組織を支援していたが、テロの主な標的は国内外の(反体制の)イラク国民だったと指摘。主な目的は国内の権力維持にあったとしている。

 報告書は公表を前提に作成されたものだが、政治的配慮から、12日に予定されていた記者発表がキャンセルになり、ウェブサイトに掲載する予定も取りやめになったという。ただ、米統合軍は、希望者には提供するとしている。

 ブッシュ政権は、旧フセイン政権とアルカイダの関係を強調し、開戦の根拠の一つになった。その後、米議会は「両者の関係はなかった」と確認する報告書を公表している。

<引用おわり>

さて、こーゆー事を正直に公表した(でもないか)米国は、少し立派かなとも思えるが、それでマチガイが許されることにはならない。そんなだったら、人殺しした後、ゴメン間違っちゃったで済まされる。それじゃ、やられた方はタマラン。

で、とにもかくにも、アメリカが、イラク・フセイン政権をぶっ潰した動機というか正当性が消えちゃったのだ。しかも大量破壊兵器もついに見つからなかった。大量破壊兵器を隠し持ってるにちげーねーとばかりに、アメリカは他所の国に攻め入り、多くの人々を殺した。

報道から知る限り、確かに、フセインの圧政は酷かった。だからアメリカ軍の侵攻によって多くの人民が解放されたのも事実だろう。だが、そういう評価が成り立つのは、同じ民族・国内のクーデターとかの場合だ。他所の国の国民を圧政から救うため、なんて大儀名文が通るなら、侵略戦争なんて世の中に存在しなくなる。先の大戦は列強の植民地化からアジアを開放するため。ユダヤ人虐殺も、皆それなりに理屈はついている。

そして、強者から引っ叩かれるまで、その主張を止めない。日本はアメリカにコテンパンにやられ、張り飛ばされたから、近隣諸国にゴメンナサイした。したけれど、なお内側では、先の大戦を正当化する動きは消えてない。それが民族と言うものだろう。よその国がどんなに言ったりやったりしても、その国のアイデンティティを完全には覆せはしない。そんなもんだ。

これは良い悪いを超越した話だ。なにしろ、民族が対立すれば、正反対の価値観となる。敵を大勢殺せば英雄なんだから。英雄の側から見れば、人殺しの動機は正当なもので、使命であるけれど、殺される側から見れば、ただの人殺しだ。

なわけで、人殺しの大義銘文が無くなれば、タダの人殺しか、そのお先棒担ぎになってしまうから、そうおいそれと戦争の大儀銘文をフツーは撤回しないもんだ。みなさん方のおじーちゃんやオトーサンが、鬼畜米英と戦って、散っていったのも、お国のため、アジアのためだったからこそ浮かばれるんであって、侵略のためでしたとか、単に人殺しの為でしたなんて事になったら、たまらんデスよ。だから、なんだかんだ、未だに先の大戦を正当化するわけだ。

ところが、アメリカのイラク侵攻は、結局ドコにも大義名分がなくなってしまった。大量破壊兵器があるからなんて、自分とこが持っていて言うなんて何とも勝手な理屈だが、それが国をぶっ潰しても出てこなかった。アホ丸出しだが、やられた方はタマラン。

も、この段階でアウトなんだが、それでも振り上げた拳は下ろせねーってなもんで、911テロの報復だとしてアルカイダとの繋がりをよりどころにしてきたのに、これも消えちゃった。結局のところ、内政干渉で他所の国をぶっ潰したに過ぎないから、これって、フツーに考えれば、むちゃくちゃな話だ。

それで、ゴメンかあ。てゆーかゴメンすら言ってない。自分がイラク人だったら、フセインを打倒してくれたのはありがたいが、国を潰せとは頼んでないぞ、ゴルゴ13に頼めば済む話、米軍侵攻はいらん、と言うだろう。

後は、何とかイラク侵攻を正当化するなら、フセインからの圧政から国民を解放したとゆー事だろう。実際、アメリカ軍の侵攻を、イラク国民は歓喜して迎えていたから、その時点ではそのとーりだろう。でも、歓迎していたのは、反フセイン側の国民であって、フセイン側の国民はそーじゃなかったはず。

何を言いたいかとゆーと、基本的には民族の問題だと言うことだ。自決できない民族に、世界の警察が手を差し伸べたと、ブッシュさんは言いたいのかも知れないが、だったら、金なにがしと言うパンチパーマのオヤジが、他所の国民しかもアメリカの同盟国の国民を拉致して、自国民も虐待している国はどーなんだ。

しかも、金親分は、へへへ核は持ってるぜ、廃棄させたかったらオレッチに金よこせやと開き直ってる。だからスジが全然通らない。そもそも、死刑になったフセインは本当に死刑になるべきだったのか、アメリカがちょっかい出さなきゃ、今も王国を維持していただろうし、彼を崇拝する人々もいただろう。でも、もうアメリカの理屈で殺しちゃったのだ。ゴメンよ、ちとやりすぎたといったところで、彼は生き返らない。

いくらアメリカが強大でも、国と国のやり取りの中には、最低限度のルールってものがあるんじゃないだろうかと理不尽さを感じてしまう。

で、理不尽といえば、フセインの記事を探していたら、こんな記事に出っくわした。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060728_execution_teenage_girl/

51才の男性にレイプされた16才の少女が死刑」と題するこの記事、要は、レイプされた少女はレイプされたことを証明するのがイランの法廷では、男性の証言が優先され難ししく、婚外交渉の罪で死刑にされたとか。

何ともムゴイ、理不尽桑まりないけど、他所の国の事だから仕方ない。では、我が日本はどーかと言えば、この逆パターンで理不尽極まりない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000004-mai-soci

痴漢冤罪は、今に始まったことではなさそうだが、一方的に被害者の話で立件されてしまうというのが共通したパターンのようだ。この事件ではたまたま、被害女性がウソでしたと自首したから、事なきを得たが、いろいろな冤罪事件を見ると、痴漢と言われたらオシマイということのようだ。

実際どれ位の痴漢冤罪事件があるのか分からないが、親告罪であり、証拠が無いのに、一方的に被害者の言い分だけで立件されてしまうと言うのであれば、格好の示談金詐欺の餌食だから、かなりの数、こういう犯罪はあるのではないか。経済性や安全性を考えたら、人を陥れるのに、こんなに効率的な犯罪は無いと思う。

だから、私は、原則、移動には車を使うし、電車に乗るときは、座れなくともグリーン車を使うようにしている。

理不尽な事を、いくら憤慨しても尽きないし、直ぐには解決しないだろうが、黙っていては永久に改善されない。だから、少なくとも自分の国の中の理不尽さは、見逃してはいけない。それは、社会正義とか、世のため人のためなんて崇高な理想の話じゃなくて、単純に明日の我が身だからだ。人のために騒ぐのではなく、自分の身を守るためなのだ。

この痴漢冤罪を被せられそうになった被害男性は、全く何の関係も無く、たまたまターゲットにされただけ、だからこれがアナタでも私でも同じように起こりうるのだ。おー怖。

理不尽さの数は、民度に比例すると思う。金ナニガシのパンチおやじの国の理不尽さは、日本の比ではないだろう。じゃ、日本は、先進国?いやいや、それは単に次元の低い比較をしただけ。志布志事件といい、相変わらず、密室取調べで、自白以外に証拠が無くても送検されてしまう理不尽さは、おそらく自称先進国の中ではダントツだ。

ふう、タマランな。

だから、少なくともネットでは、こういった理不尽さには目をつぶってはいけない。そう思うのです。ではまた。

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