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2008/05/20

「年金の税方式」試算って、総量に関係するか?

昼飯にカップヌードルを食いながら、ヤフーニュースを眺めてたら、思わずラーメンを噴出しそうになった。なぬっ基礎年金の税方式化に関する財政シミュレーション?33兆円追加だって?こんなことがニュース報道されるかあ?バッカじゃねーの、それじゃあ日本国民は朝三暮四で騙されるサルじゃないか。国民は手のひらの餌には反応するけど、総量は把握できないとでも?

ところで、昼飯に食したカップヌードル、よく見るとスープヌードルとなっているではないか。すわっ偽物?と思ったが、れっきとした日清食品だった。スーパーにはカップヌードルも置いてあってお値段がちと高い。でも見た目も味も全く変わらない。ホワイ?

なんてどーでも良いギモンは置いといてと、・・・こんなことシミュレーションすることなんだろーか、そしてまともに報道することなんだろーか。冗談としか思えないのだが・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000907-san-soci

<引用開始>

消費税率は最大18% 政府が「基礎年金の税方式」を初試算

5月20日7時2分配信産経新聞)

 政府は19日、基礎年金の税方式化に関する財政シミュレーションをまとめ、社会保障国民会議の雇用・年金分科会に提示した。税方式化した場合、追加的に必要となる税財源は2009年度時点で9兆~33兆円で、これをすべて消費税でまかなうと、消費税率は現行税率分などを含め9・5~18%まで引き上げが必要となることが分かった。年金財源に消費税率引き上げ分の大半を回すことになれば、医療や介護保険の給付増に対する財源手当を別途検討せざるを得ず、今回のシミュレーションは、税方式導入のハードルの高さを印象付ける結果となった。

 シミュレーションは、与党内や日本経団連など各団体の税方式をめぐる各案について、50年度までの財政を試算する形で行われた。政府が税方式を本格試算したのは今回が初めて。

 現行制度での保険料納付分と税負担分を上乗せ支給するケースを採用した場合、制度を移行する09年度時点での追加税額は33兆円にのぼり、消費税率換算で12%の引き上げが必要なことが分かった。

 最も追加税額が少なくて済む、現行制度で未納期間があった人を減額するケースを採用しても3・5%アップしなければならない。ただ、このケースでは、無年金者や低年金者がなくならないことも分かった。

 これらの追加税額分と、現行税率5%分や制度移行前に国庫負担を2分の1に引き上げるための1%分を合わせると税率はトータルで9・5~18%となる。

 一方、家計への影響では、基礎年金部分の保険料がなくなることによる負担減と、消費税率引き上げによる負担増を差し引くと、現役会社員は収入にかかわらず負担増となり、社員の保険料の半分を負担してきた企業が負担減となる実態が浮き彫りになった。

 政府が税方式のシミュレーション行ったのは、年金制度改革について国民的議論の呼び水にする狙いがあったが、税方式移行には消費税率の大幅引き上げが必要であることを強調する内容ともなった。

 消費税は高齢化社会の進行で膨らみ続ける医療や介護保険をはじめ、少子化対策など他の社会保障政策の財源としても期待されており、年金給付の拡大のためだけに税率を大幅に引き上げることに国民の理解が得られるかは不透明だ。

 国民会議は6月に中間報告をまとめる予定だが、今後の議論は社会保険方式堅持に傾くことも予想される。

<引用終わり>

■ホエっ?

この記事を目にして、まずはホエっ?と思った。あれれ、確か年金加入は国民の義務じゃなかったっけ?年金制度って今まで無かったの、これから初めて始まるの?とね。

■徴収方式と料率は無関係

なんか、この記事を読むと、まるで基礎年金の税方式化で、国民の負担が増えるかのような錯覚に陥るのではないだろうか。保険料率が変わるならともかく、国民皆年金が前提ならば、国民が支払う年金保険料は変わらない。もしも保険料率が変わるならば、それは徴収方法とはまた別の論議だ。

■元々年金は税では?

現行の年金制度は、その保険料徴収が、給与から天引きされていても、それは納める側の納付手続きの問題であり、ガソリン税と同じで目的税のように使途が限定されて、被保険者が納める形式だ。

ガソリン税と違うのは、方や車の利用者だけなのに対して、年金は国民皆保険だから、国民全員が支払うことになる。全員が保険料を支払う義務があるならば、名目と徴収方法が違うだけで、これは税金と同じだ。

■何故、差が?

要するに、基礎年金の税方式化というのは、料金なり税金なりの徴収方法の問題であって、その本体である年金制度や、国家財政とは何の関係も無いはず。もしその徴収方法によって、国家財政に影響があるとするならば、現行方式と税方式との間に収入や支出の差があると言うことを意味する。

■あるはずの無い差

では現行方式と税方式の差は何か?まず収入では、税方式にすれば取りハグレが無いから国庫収入は増える。にもかかわらず税方式にすると徴収額を増やさなければならないとすれば、収入以上に支出が増えてしまうと言うことだ。でも、税方式にしたら突然人口が増えるわけではあるまいし、支出は両方式とも同じはずだ。もし、両方式の支出に差があるとすれば・・・・、

■2つのインチキ

ええーいまどろっこしい、はっきり言おう。ここには2つのインチキが隠されていて、一つはコトバの定義を曖昧にした語彙誤謬のインチキ論法。も一つが、現行制度のインチキや詐欺商法だ。このインチキが税方式では出来にくくなるということ。それを正直に告白してるのだから笑ってしまう。

■現行年金制度の詐欺商法

現行の年金保険制度では、基本的に25年の加入期間が必要だが、この期間を満たせない人は払い損だ。おまけに保険料を支払ったはずの期間さえ不明なんてことさえある。こんなこと民間企業がやったら、たちまち詐欺商法でパクられるだろう。

例えば、民間保険会社が、他社保険の下取りしますとか何とかいって、満期25年、70歳超えると無効の保険を売り出すとする。で、満期が来ると、あなたは途中で当社に切り替えたけど、以前の記録が分からないので、無効ですとか言って掛け金をそっくりガメちゃうのだ。これ、儲かりまっせ。でも、こんな商法はフツー、逮捕されるだろう。

■ピグミン国民?

ま、国家が国民をペテンにかけるなんて国は、ピグミン国民の日本以外そうはあるまい。国民の年金加入が義務で、国民が真面目に年金を支払うならば、保険料徴収の仕方によって国民や国庫の負担が変わる筈が無いことは、単純な足し算と引き算が分かれば理解できること。

■国民負担の総量には関係しない

もし、その徴収方法の違いを議論するならば、それは間接税か直接税課の違いによるものであり、所得に対する累進税率にならないことだろう。だが、それも、あくまで消費税を年金に限定する目的税とした場合の話だし、いづれにしても国民負担の総量には関係しない。

で、そんなこと、つまり国民の負担に何の関係も無いことは、1たす1が2であり、1マイナス1がゼロとなることが理解できるなら分かりきったことなのに、それをわざわざシミュレーションするかあ?でもってあたかも国民の負担が増えるかの様な言い方、これホント国民をバカにした話なんだが、そう思わんか?

■或るシミュレーションのシミュレーション

<あるTVの画面でのお笑い芸人のネタ>

商店会役員役:えー、今までゴルフコンペのパーティ代を、各自払っていただいておりましたが、今後は参加費から一括して支払う場合をシミュレーションしてみました。で、その結果ですが、コンペ参加費がお一人当たり一万円となり、倍になってしまうことが分かりました。

オヤジ役:ええーっ、倍も値上げするの、そりゃーカミサンからおこられちゃうよ。

愚息役:とーちゃん、今までの参加費っていくら?

オヤジ役:ン?5千円だけど。

愚息役:じゃパーティ代は?

オヤジ役:それも5千円じゃー。

愚息役:じゃ、今までカーちゃんから、小遣いいくら貰ってたの?

オヤジ役:1万円に決まっとろーが。・・・・あれっ?(ここで聴衆笑い)

<それを見ていた親子の会話>

バカおやじ:がははは・・・、こいつあオモシレー、バッカじゃねーか。

バカ息子:きゃははは・・・、ふんとだ、あーばかばかしい。とーちゃんチャンネル変えるよ。あ、ニュースやってる。あれ、年金がどーたらこーたら言ってるよトーチャン。

バカおやじ:なぬっ、消費税が18パーセントだあ、ふざけるのもたいがいにせーよ。年金を税でまかなうなんて、とんでもねー!

バカ息子:とーちゃん、今までの年金保険料っていくら払ってたの・・・・・?

おアトがよろしいようで・・・っ本日コレにて。

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