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2008/05/09

素朴な疑問(2)

■食料危機が起こらない謎

次なる疑問は、ちょいと目を人類に向けて、人口がこれだけ爆発しているのに、何故食料危機が来ないのだろうかという疑問。

1800年=10億人、1900年=20億人(10億増に100年)、1960年=30億人(同60年)、1974年=40億人(同14年)、1987年=50億人(同13年)、1999年=60億人(同12年)

と言った具合に、世界人口が10億増えるのに100年かかっていたものが、30億人以後は10数年に縮まった。もっとも100年かかって増えた10億人は倍増でもあるが、30億人が60億人になるのに40年しかかかってないから、人口爆発は現実に起きていると言える。

で、70年代盛んに言われていたのが、人口爆発による食糧危機の到来だった。キューブリックの「2001年宇宙の旅」が遠い未来に思えたころだったが、2001年はとっくに過ぎ去り、続編の2010年に近づいて、いまや世界人口は70億人になろうとしている。

かつてバングラデシュの食糧難が世界に広がるかの様に言われていたが、そうはならなかったし、相変わらずバングラデシュはサイクロンの影響もあって飢饉状態が慢性化している。飢饉状態はアフリカでも同じだ。だがこれは世界的食料難ではなく、政治の貧困から来るものだ。

今年になって、海外では米の買貯めなどが起こっているが、実際に食料生産がそんなに落ちているわけではなく、単なる投機による価格高騰でパニックが起こっているだけだ。価格高騰イコール食料難ではない。

本当の所、いったい地球に人類が生存できる限界人口は何人なんだろうか。そして人類は呼吸で輩出するCO2は?なんてね、そのうち呼吸浄化装置を付けなければいけなくなるのかなあ。

■海面が上昇しない謎

ついでにいうと、これも謎だ。記憶をたどると少なくとも人口爆発が言われていた70年代には雑誌で盛んに言われていた。21世紀には関東平野が水没するとね。一向にそういう気配が無い。これはどーしたことだろう。

■過ぎた事で済まされる謎

話を、日常生活に目を向けると、この「過ぎた事」と言う理屈が、この国に何年暮らしても理解できない謎だ。ちょいとへ理屈を言えば、この世の現象全ては過去だ、未来のことを語ったとしても語った時点でそれは過去であり、過去において未来を語ったに過ぎない。

まあ、これは屁理屈なんだけど、つまり「過ぎたこと」と言うのは全てに当てはまることなので、こんなことは何の評価基準にもならないと言うこと。もし言うなら「あまりにも古いことなので、記憶も定かではないから考えたり議論するのは止めよう」と言う事なんだろう。つまり時効と同じ考え方だ。

ところが、実際の日本社会では、そういう本来のところ(タブン?)の意味なんかどっかへうっちゃっておいて、実に都合よく使われる。都合よく使われると言っても、使うのは真実を論じられると都合の悪い方だ。

AがBをひっぱたいたとすると、翌日とか1ヶ月くらいは、Bの謝れとの抗議も通用するが、1年2年すると、いつまで言ってるんだとなる。謝らない限りつまり罪を償わない限り、事件は永久に決着しないのだが、日本では問題となっている出来事の中身よりも、いつまでグダグダ言うのかとなってしまう。

ただこれは、日本社会だけでしか通用しない。侵略侵略といつまで言うかと怒ってみた所で、あるいはいつまで戦犯云々と言うかと言ってみたところで、きちんと総括しない限り、永久に言われ続けるだろう。

■迷惑設定が効かない謎?

次なる謎はドーデも良い謎。話がランダムになってきたな、まあいいや。対ウイルスソフトで、スパムメール対策をするのだけれど、まったくと言ってよいほど効かない。個別の設定をしても効かない。それでいて肝心のメールを弾いてしまう。う~む、謎だ。

ついでに言うと、一番しつこいスパムメールは、対ウイルスソフト会社からのお知らせメールだ。ソフトに関するお知らせならともかく、やれメモリが安いの、どーのと、お前んとこが一番の迷惑メールじゃーと言いたい。頼むよソー○ネク○トさん。

■自販機の返却は何故レバー?

ドーデも良いついでに、ほんとどーでも良い疑問を一つ。自販機のおつりを出す返却レバーなんだが、あれって何故レバーなんだろうか。単なるスイッチなんだからボタンにすればよいのに。まあ、かつての機械式の名残りなんだろーけど、とても不思議だ。

■あんかけの謎

も、一つドーデモイイ謎を。さっき、昼飯食ってたら、あんかけソバなるメニューがあった。ま、別に珍しくもなんともないが、このあんかけ○○の「あん」とは「とろみ」の事であって、あんこのアンではない。なんで、アンコとは似ても似つかない物をアンと言うのだろうかと、いつも思う。

だからと言うわけじゃないが、小生ドーしても、このあんかけ○○が好きになれない。ま、ほんとドーでも良いが。

■ステアリングのアソビの謎

悪乗りついでに・・・・、この話題は結構深遠な問題を含んでいる、と言うのも日本人の従順さと言うか、あまり物事を考えないと言う意味でね。なんて勿体付けても仕方あるまい、何、ステアリングの話なんだが・・・。

昔(ひょっとしたら今も?)よく、自動車のハンドルの遊びは、安全のために必要と言われていた。理由は、ちょっと動かしただけで進路が変わっては危険だから、ある程度不感帯としてアソビを設け、反応しないようにしているのだと言うアレだ。

この理屈、子供のころから不思議でならなかった。だって、ハンドルをリム上で2・3センチ動かしても反応しないから安全と言ってるけど、逆に見ればどんなにしっかりハンドルを握っていても、2・3センチ分は勝手に進路が変わってしまうって事じゃないの。

それって、単に工作制度が悪いだけじゃない?だいたい安全の為にアソビが必要っていうならバイクは?バイクにアソビがあったら恐ろしくて乗れないだろう、オトナってバッカじゃねーの、と思っていた。やがて初めて運転した車のステリングが遊びだらけ。バイクの感覚で乗ったら真っ直ぐ走らない、ウゲーっと思ったもんだ。

で、次に乗った車は、某国産軽自動車で当時珍しかったラックアンドピニオン式で全く遊びが無くて、ステアリングを切ったとたんに反応するので感動したが、これを良しとしないオトナたちには、ものを考える力が無いんじゃないのと思ったもんだ。ちなみに、現代車はほとんどこの形式になって、遊びも無くなった。はて、昔、モットモらしく語られた安全の為云々は?

■クロソイド曲線の謎

車の話になったので、ついでに車が走る道路設計の謎について。拙ブログ読者は恐らく文系の方が多いだろうから、この辺になるとベンダソンは何言ってんるんだとなるだろうから、ま、暇つぶしにお読み下さい。(何、暇つぶし以外何があるって?)

クロソイド曲線とは、車の速度を一定としハンドルを一定の角速度で回した時に車が描く軌跡のこと。簡単に言うと、蚊取り線香の渦巻きと思っていただければよい。

直線の道路に円形の道路を直接接続すると、自動車なら急なハンドル操作になって危険だから、直線と円とを繋ぐ中間にクロソイド曲線などの緩和曲線を入れて、自然なステアリング操作で走れるようにすると言うものだ。

半径100Rにいきなり飛び込んでいったら急ハンドルになって危険だから直線から緩いカーブで入り徐々に半径を縮めていく?ふむふむ、もっともだ・・・と思うのは、安全運転しかしない優良ドライバーだ。

この考えの前提にあるのは、車は滑らないということ、つまりカーブをオンザレールで曲がれるとの前提だ。小さなRであれば問題ないが、大きなRで、このクロソイドを入れられると、既にハンドルを切ってR上を走っているのに、さらにRがきつくなるとハンドルを切り足すことになる。一見アンダーステアと勘違いしやすい。

ところが、これが車の限界近い速度の場合、回転半径が小さくなるのだから速度オーバーになり、求心力が遠心力に負けて一気にスピンしてしまう。かといってブレーキを踏めば、前輪に加重移動が起こり、やはりスピンしてしまう。

と言うわけで、カーブから直線に移るときは,Rが大きくなる変化なので問題ないが、カーブに進入するときは遠心力が増加するので危険なのだ。で、道路の設計者にこういう話をすると、冒頭の緩和曲線の原理原則論をがなりたて、全く聞く耳を持たない。

自動車の持つ、オーバーステア、アンダーステア、加重移動などと言う運動特性を全く理解しようとはしないのにビックリしてしまう。勿論、通常はこの緩和曲線区間はそんなに意識するほど長くないから理論通りで問題ないが、既にカーブに入った後で曲率が小さくなると危険なのだ。要は緩和曲線も程度問題と言うわけ。

そもそも、クロソイドの理屈が絶対的ならば全ての道路がクロソイド曲線でなければならないが、そんな道路の方が少ないし、現実にハンドル操作が追いつかない速度でカーブに進入するなんて事はない。

では実際の車の軌跡はといえば、ラジコンカーのように瞬間的にハンドルが切れるわけではないから、確かに直角に曲がるときでも走りながらハンドルを切る限りクロソイド曲線を描いている。ただそれは、道路の幅の中で吸収される、つまり、ごくわずかの区間で起こっているのだ。

ある時、陸橋を渡ってミニインター風な道路から側道に入った時、そのランプの線形自体がクロソイドそのもので、カーブの途中から蚊取り線香のように曲率半径が小さくなっていて、濡れた路面もあって一気にスピンした時には肝を冷やした。

いったい何のためにカーブの途中からRをきつくするんだろうか。自動車はレールの上を走ってるんじゃない、路面とタイヤの摩擦でカーブを描いてるんだ!と、どこの誰が設計したのか知らないが、その設計者を呪ったもんだ。

う~む、考え出すと、謎はキリがない。も、この辺で止めよう。ではまた。

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コメント

遊撃手様、コメントありがとうございます。

>私が案内役を務めさせてもらいます。

ありがとうございます。
お言葉に甘えさせていただきます。

取り急ぎ
よろしくお願いいたします。

ベンダソン 拝

投稿: ベンダソン | 2008/05/16 11:39

はじめまして。『るいネット』から先日訪問して以来、素朴な疑問や観察眼、その表現に魅せられている一人です。

さて、今日はじめて書き込むのは、ぜひぜひ、私が常駐している『るいネット』を読んで欲しいからです。そこには、多くの素朴な疑問=「なんでだろう?」から端を発して、おおくの仲間の協働で解明してきた『答え』が既にたくさん蓄えられているからです。

イザヨ・ベンダソンさんの、疑問のいくつかの『答え』も、きっと見つかります!
どこを見たら良いかわからない場合は、私が案内役を務めさせてもらいます。・・・お待ちしています。

ちなみに、食料問題についても、るいネットと、その姉妹サイト等で、情報が集められています。今後の追求課題も。紹介しますので時間があるときに覗いてみてください。

例えば↓↓↓
『アメリカ・ロックフェラー系による食料供給の支配』http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=157447

『世界の食料供給を牛耳っているのは誰か?』
http://www.new-agriculture.net/blog/2007/01/000180.html

『食料自給率問題って、何?(基礎資料編)』
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=79386

投稿: 遊撃手 | 2008/05/15 21:42

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