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2008/07/17

「終わりの始まり」~序章の1

1945年人類未曾有の第二次世界大戦が終わった。アホな人類は今度こそ、恒久の平和を願い1945年10月24日、サンフランシスコにおいて国連が発足した。最初の加盟国(原加盟国)は51ヵ国。日本を含めた旧枢軸国は敵国条項が適応された。

3年後の1948年、ナチスに虐殺されたユダヤ人達は、聖地エルサレムにおいて、イスラエルを建国した。同時に第一次中東戦争が勃発、これがその後、世紀を経て、世界の火薬庫となる。

D0123476_13475947     1956年、第二次中東戦争

     1967年、第三次中東戦争僕達の六日間戦争)。

     1973年、第四次中東戦争

     1991年、第一次湾岸戦争

     2003年、第二次湾岸戦争(イラク戦争)

第二次大戦終結後も連綿と続いた中東地域の戦争だが、戦争や紛争はこれだけではない、ベトナム等アジア地域や、ボスニア紛争など、一時たりとも戦争は無くならなかった。ただ、最終兵器と言われた核兵器は使われることはなかった。

これは人類の英知と言うより、紛争を起こしてきた国が皆、弱小国家で、核兵器を持つにいたらなかっただけの事だった。ところが、今や米露英仏中に次いで、インド、パキスタンなど第三世界も核保有国となった。さらには北朝鮮は2006年に核実験を行い、これを盾に6カ国協議において様々な要求を行った。

実際、1962年東西の冷戦が頂点に達したキューバ危機では、あわや最終戦争の危機かとなったが、ケネディのブラフによって、辛くも乗り越えた。(これはケネディの英断かフルシチョフの英断か微妙なところではあったが、先にケンカを仕掛けたのはフルシチョフであり、このにらみ合いを上手く操ったカストロの勝利かもしれない。)

いづれにしても、第二次大戦後も戦争は一向になくならず、第三世界が核保有国となったことで、実際問題、核の戦略的抑止力は、図らずも証明されてしまい、北朝鮮の核実験が、それをさらに助長してしまった。

一方、この間の世界人口と人類が消費するエネルギーは飛躍的に増大し、それまで何万年もの間地下に蓄積されていた大量の炭素が、化石燃料として大気に放出され、二酸化炭素濃度が高まった。

ジェームズ・ラブロックは、自身が発明した微量気体の検出装置で大気を分析しているうち、窒素や酸素といった大気のほとんどを占める気体に対して、大気中の二酸化炭素濃度がわずか280PPM(産業革命前)~350PPMであり、ほとんど変化が無い事に注目。

極微量の気体濃度が一定に保たれる地球のメカニズムは、地球自体が一つの生命体として機能しているのではとガイア仮説を唱えたが、世間はこれをキワモノとして見てしまった。

環境問題は1960年代から、クローズアップされ、トワイライトゾーンなどのTV番組では人類が灼熱地獄で滅亡に向かう物語などが放映された。ハナタレ小僧だったベンダソンは、うわっ、そりゃたまらんと、恐れおののいていたら、ラストシーンで、それは熱にうなされた夢と明かされ、実は逆に極寒の中人類滅亡寸前というオチに2度ぶった曲げていたりした。

この頃からこのままではいずれ人類は滅亡するだろうとの危機感はあったが、環境問題は、公害問題程には目に見える具体性が無い為もあり、「いつか」は「いつか」に過ぎず、人々はさほど深刻には考えなかった。

これは、丁度不摂生をして食べつづけ肥満になるのに似ている。とりあえずは急に命取りにはならないため、オイシイモノを食べつづけ、気が付いたら糖尿病になっていると言うような感じだろうか。

1972年になると、ローマクラブが『成長の限界』を出版した。現在のまま人口増加や環境破壊が続けば、21世紀半ばには資源の枯渇や環境の悪化によって、人類の成長は限界に達すると警鐘を鳴らすものだった。

破局を回避するためには、経済のあり方を見直す必要があると警鐘をならしていたが、その後酸性雨、オゾンホール、異常気象、地球温暖化など全地球規模の環境の変化が顕著になってくるにつれ、人々の環境問題に対する関心は徐々に高まってきた。

また、この年には環境問題についての世界で初めての大規模な政府間会合である国際連合人間環境会議(通称「ストックホルム会議」)が開かれ、環境問題に対して世界的な関心が高まってきた。

(つづく)

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