捕まらない超大規模詐欺事件
100億円とか1000億円級の詐欺事件は、大事件だ。ではその千倍とか一万倍の詐欺事件ではどーだろーか。ここまで規模がでかくなると、棒に怒る日本人は、叩く棒すら分からなくなり、思考停止してしまうようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080702-00000019-jij-soci
<引用開始>
黒岩会長らに逮捕状=エビ養殖投資詐欺の疑い-4万人から650億円か・警視庁
投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京都品川区、破産)によるエビ養殖詐欺事件で、架空の投資話で金をだまし取った疑いが強まったとして、警視庁などの合同捜査本部は2日までに、詐欺などの疑いで、同社の黒岩勇会長(59)らの逮捕状を取った。
同社は「フィリピンでのエビ養殖事業に投資すれば1年で2倍になる」とうたい、約4万人から約650億円を集めたとされ、捜査本部は巨額詐欺事件の解明を目指す。
調べによると、黒岩会長らはエビ養殖事業への投資話を持ち掛け、出資者から金をだまし取った疑いが持たれている。
同社は「フィリピンに東京ドーム450個分の養殖場がある」と説明したが、警視庁は実態がほとんどないと確認。同社は出資金の大半を配当に回したとみられる。
<引用終わり>
この事件、トンデモナイ巨額詐欺事件だ。で、この記事の黒字の部分が詐欺事件を記述していて、青字の部分は、この事件固有の名詞や数字である。つまり同様の事件があった場合、青jj字部分を置き換えれば同じく事件報道となる。
でもって、数字つまり被害者の数や被害額が10倍なら10倍の規模の詐欺事件というわけだ。650億円⇒6500億円の金を集めたとなれば、ウワッとぶったまでるし、1000倍なら65兆円、そうなると、ぶったまげるどころか非現実的過ぎて、思考が停止してしまう。
てな訳で、余りにも詐欺の規模がでかいと思考停止してしまい、逆にお咎めを受けないようだ。その実例から検証してみよう。と言うわけで、この記事の青字にした固有の部分を、次のように置き換えてみる事にする。
・ 投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京都品川区、破産)⇒厚生労働省(千代田区霞が関、破産寸前)
・ エビ養殖⇒年金
・ 同社の黒岩勇会長(59)⇒同省の役人
・ フィリピンでのエビ養殖事業⇒国民年金事業
・ 1年で2倍⇒25年で一生安泰
・ 約4万人から約650億円⇒約1億人から約年間19兆円
・ 「フィリピンに東京ドーム450個分の養殖場がある」⇒「国庫に東京ドーム450個分の基金がある」
で、以上を置換するとこういう記事が出来上がる↓
厚生労働省役人らに逮捕状=エビ養殖年金投資詐欺の疑い-4万人から650億円か一億人から100兆円か・警視庁
厚生労働省(千代田区霞が関、破産寸前)による年金詐欺事件で、架空の投資話で金をだまし取った疑いが強まったとして、警視庁などの合同捜査本部は2日までに、詐欺などの疑いで、同省の役人らの逮捕状を取った。
同省は「国民年金事業に投資すれば25年で一生安泰になる」とうたい、約1億人から約年間19兆円を集めたとされ、捜査本部は巨額詐欺事件の解明を目指す。
調べによると、同省役人らは年金事業への投資話を持ち掛け、出資者から金をだまし取った疑いが持たれている。
同省は「国庫に東京ドーム450個分の基金がある」と説明したが、警視庁は実態がほとんどないと確認。同省は出資金の大半を配当に回したとみられる。
と言うわけである。で、実際には厚生労働省の役人は捕まってないから、国民全部をペテンにかければとっつかまらないのだろう事が、検証できると言うものだ。しかも、どれぐらい巨額かというと、その集めた額すらよく分からない。
19兆円としたのは、たまたま今の年金予算を示しただけ。実際、年金制度が出来てから今日まで、いったい何人の人が総額いくら払ったのか、よく分からない。たぶん100兆円とか200兆円といった単位ではあるまいか。
650億円の詐欺事件?小さいなあ、コッチは1万倍ですよ。でもって、未だに実態がよく分からんし、おまけに被害者が訴え出ても、その金を払い込んだ証拠は被害者が証明しなくてはならないときた。
民間の保険会社が、20年前のオタクの保険料が未払いでした、当社には記録が無いので、あんたが払った証拠を出しなさい!なんて言って通るだろうか。
また、職を転々として、年金を天引きされてはいたが、25年に満たない人の年金保険料は、誰かがネコババしても分からないかも知れないし、バレたとしても、犯人はもはや墓の中だろう。
ここで、筆者が身近に見聞したある物語をお話しよう、内容はほとんどM資金のような都市伝説の類だが、妙にリアリティがある。
それは海外資金援助の名目などで、1000億円単位の金が融通されるというもの。日本を陰で支配するT大閥の闇シンジケートがあり、それを牛耳っているのが、カイ○イ会という出身校閥だとか。あるオリンピック種目の協会大御所なども絡んでいるそうな。
ぷっ、と思わず噴出してしまう話だが、実際、分別のありそうな人々が信じて振り回される様は異様でもあるし、何よりよくある詐欺事件のように、融資を受ける条件に金を先払いしろという話が無いのが、妙に説得力有り、もっと異様だった。
登場する、超有名人が(といっても一般には知られておらず、特殊な世界では、という意味)が、やたら威張っていて恩着せがましく、でもさほどの見返りを要求するわけでもないのだ。この辺がよくあるM資金話と違って、被害の要因が無さそう。
で、ソ○○とか、今や日本を代表する企業も、そうやって援助を受けて育ったのだとか。映画スカルズに出てくる。エスタブリッシュメントの秘密結社が、日本の未来を築く有望な企業や事業に投資するというもの。といっても返済や見返り要求は基本的に無く、大御所に対する敬意と感謝の印程度なのだとか。
プッ、とまあ、再び噴出しそうになるが、やはり不思議なのは、誰も自分のポケットマネーを最後まで出さない点だ。せいぜい持ち出しは、融資を受ける側の事業計画の説明資料造りであり、コレは返さなくてよい融資を受ける側が出費するだけで、その金が関係者の誰の懐にも入るわけでもないし、自分で作れるならタダだ。
では、海外発展途上国への資金援助名目で迂回されるこの資金は、どこから出てくるのかだが、それが基本的に年金というわけだ。国庫のある所には誰も監視してない金がざくざくあって、それを国益になりそうな事業や企業、あるいはエスタブリッシュメントが喜びそうな事業に、秘密裏にまわしているというわけだ。
何がエスタブリッシュメントが喜びそうな事業であるのかは、説明すると長くなるので省くが、貴族社会を造るというような、ほほーナルホドネと思うものだ。
で、1000億円とか2000億円のうち、ン億程度が、関係者への謝礼なんだとか。繰り返すがこの謝礼、あくまで融資されてからなので、騙されても被害は無い。
と、まあ大要こんな感じ、アホらしい都市伝説の類なので、この2~3年、記事にすべきかどうか逡巡してきたのだけれど、ストーリーのどこにも登場人物が被害を受ける要素が見当たらないので、奇妙なリアリティがあるなあと思った次第。ま、本気にしないように。
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