« 捕まらない超大規模詐欺事件 | トップページ | ものすごくカッコ良くてカッコ悪い話 »

2008/07/08

ドラエモンのトランク

今日は、チョイ趣向を変えて、ボロ車路上修理のお話を・・・。

というわけで、一昨日は、久々のドライブ。とはいえ何時雨になるか分からんので、ちゃんと屋根のついたオンボロベンツW124で・・・、目指せ白糸の滝へ。

ただし我が家のベンツは名ばかり、走行16万キロを越えた正真正銘のオンボロ。でも、そこは流石に名車の誉れ高く、ちょっとやそっとでは壊れないし、壊れてもたいがいは自分で治せる。

とはいえ、流石16万キロではあちこちガタが来ているはずなので、怪しい事この上ない。白糸の滝手前20kmあたりで、エンジンがカリカリいってる。でも水温計は80度あたり。ふむ、偽ハイオクでも入れられたのかな?(←この辺はまだ車を信じてる)

でもって、山道とはいえちょうど、農協の売店があったので停めて、念の為ボンネット開けると、エンジン後部からブシューっとクーラントが吹き出ているではないか。こっ・これは・・・エンジンブロー?(冷や汗が)。

ノッキングしてたのは、燃料のせいじゃなくて、本当のオーバーヒートだった。クーラントが抜けて、水温計が正常に機能してなかったようだ。

トイレから水を汲んできて(←手洗いの水道水ね、念の為)、入れるも、入れる先からブハーっと沸騰して噴出するし、そのクーラントにはオイルが混ざってる。

で、エンジンの後部からもドバドバもれてるし、エンジンルームはもの凄い水蒸気で、どこから漏れているのか分からん。見える範囲では、ホース類は正常で、いかにも、エンジンブロックが割れたかのよう。(汗)

さて、ここで思案。こんな山の中では車を放置できんし、ディーラーまでは何十キロあるやら、だいいちそこまでどうやってたどり着く?

って考えてるうちに、しばらく放置しておいたら、どうにか冷えてきて、恐る恐るエンジン後部を見ると、ヒーターホースのエンジン側付近が裂けていた。ほっ。原因が分かれば一安心(でも無いか)。

ところが、とりあえず、ホースを外そうにも、いつも積んでる工具が無い!仕方ないので車載工具でバンドを緩めようにも手が入らない。で、物は試しにひっぱったらスポンと抜けた。(抜けなかったらエライこっちゃ)

で、このとき気がついたのが、ベンツのヒーターバルブは、エンジン⇒ヒーターの途中じゃなくて、ヒーター⇒エンジンに戻る途中にあるということ。つまりエアコンを効かしていても、温水は室内まで来ているわけだ。流れてはいないものの、コレは合理的とは思えないが、恐らく少しでもソレノイドに到達するクーラントの温度を下げたいからだろう。それ故、ヒーターバルブ(=ソレノイド)が閉じられていても、ホースには圧力が掛かっているわけ。

というわけで、ならば、ホースを反対に付けて、裂けた所の手前で縛ってしまえばOKだろうと思ったら、なんとホースの入り口と出口の口径が違う、ホワイ?!一本のホースで何で?なんて文句言っても仕方ない。こーなったらホース自体を修復するしかあるまい。余談だが、こーゆー訳の分からない設計って、外車には結構あって、かのベンツも例外ではないようだ。

ベンツでさえそーだから、某英国車なんて、そりゃーもうフザケタもんで、ドアロックノブの下に、自動でそのノブの上げ下げをするためだけのスイッチがある。そのスイッチに触れるのも、ドアロックノブに触れるのも動作工程は同じだ。じゃ何のため?

余談ついでに言うと、ドイツ車は妙に合理的というか、BMWとかベンツのパワーウインドウのスイッチはセンターコンソールだけで、ドアにはついてなかった(今はどーか知らんが)。人間の動作としては左右の違いだけで、手間は同じなので、何とも合理的ではある。

で、話を戻して、フツーなら裂けたホースを直すなんて絶対無理なんだが、我がベンツのトランクルームはゴミタメめと化しており、探せば何かあるかも。すると、あるんですねえ。この間ウインドサーフィンに行ったとき、ボードの応急修理に使ったガムテープが。

でも、これだけじゃあ、クーラントの圧力には耐えられません。さらにゴミタメをひっくり返すと、なんと園芸用アルミ線の束が出てきた。いったい何故こんな物が?とも思うが、たぶん通りすがりのどっかのホームセンターで買って、そのまま忘れていたものだろう。

で、裂けたホースをガムテープでぐるぐる巻きにして、その上からさらにアルミ線でまたぐるぐる巻きに補強して完了。少しでも圧力を下げようとエンジンからの吐出口にぼろきれを思いっきりつっこんで、ホースを差込んだ。

それでも心配なので、ラジエーターキャップを外し圧力が掛からないようにして、いざ白糸の滝へ、ごー!

ま,

ずっと下りなんで、何の問題も無くたどり着いたけれど、帰りがタイヘン。上り坂なのでスロットルを開けるから発生する熱量が違う。水温系を見ながら、件の農協施設のところまで戻ったところで、念の為点検すると、物凄い勢いでクーラントが噴出した。気圧が低い上に加圧してないから当然といえば当然。

水は入れる先から、沸騰して吹き返すが、なんとか落ち着いたところで、意を決してキャップを閉めた。はたして何時まで圧力に耐えるのか、恐る恐る中央高速へ。

結論を言えば、なんとか家にはたどり着いた。で、今日も乗ってる。早速ディーラーに部品の手配を頼んだら、明日には届くと言う。お値段¥6447なりだ。たぶん、修理を依頼したら、手が入りにくいし、とんでもなく長いドライバーじゃないとホースバンドを締めることも出来ないから、ケッコウ工賃は掛かるんじゃないだろか。

でも、自分でやれば部品代だけだ。それだって、急がないならネットで注文すれば¥4000程度だ。よく世間ではベンツを高級車のように言うが、高級車=高い維持費=無駄と定義するなら、決して高級車ではない。

オートマのオーバーホール以外は、全部自分でメンテ・修理するからかも知れないが、部品は常に最小限度の単位で売ってもらえるので、結果的に維持費は驚くほど安いし、そもそも壊れない。

ゴミタメと化した我がベンツのトランクだが、何が幸いするやら。で、ふと思うのは、よくゴミ屋敷が話題になるけれど、ひょっとしたら、こういう風にいつかは役に立つと思ってゴミが増えたのかなあなんて思ってしまった。何はともあれ、ゴミタメトランクはドラえもんのポケットならぬドラエモンのトランクではあったようだ。

ところで、チョイ車に詳しい方は、冒頭に書いたクーラントにオイルが混ざっているというくだりに、あ、それってもう駄目ジャンと、思われた事だろう。つまり、オーバーヒートでエンジンブロックが歪み、ガスケットやシールに穴が開いて、エンジン内部とウォータージャケットが繋がってオイルと水が混じった状態を意味するからだ。

3年ほど前に、ラジエーターが目詰まりしてオーバーヒートさせたらこうなったのだけれども、エンジンが完全に駄目になるまでは乗るべいと、今日までいったい何万キロ走っただろうか、結論を言うと、実際は問題無いようだ。

確かに我が家のベンツは、オンボロだけど、見た目はどこも凹んでなくて遠目にはキレイだ。自慢じゃないがかれこれ3年以上(いや4年かな、とにかく忘れた)洗った事も無い様には見えない。

不思議な事に、一定程度以上汚れると、汚れは飽和状態に達して、それ以上汚れないようだ。猫の足跡なんか付いて喜んでいると、雨でいつの間にか流されてしまいガッカリする。

さて話があっちこっ飛んでしまったが、別にベンツに限らず、現代の車は、雨ざらしにしていても錆びないし、ほとんど壊れないのではあるまいか。ある専門誌の調査では、日本の路上を走る車の平均車齢は11年だとか。

ある一定年数を超えると車の残存価値が下がり、その半面メンテや修理代はむしろ新車より高くなるので、相対的に修理の費用対効果が下がるので、廃車してしまうだけで、実際には走らなくなって解体しなければならないような車はほとんど無いのじゃなかろか。

3Rの推進とよく言われるが、耐久消費財となれば、なおさらだ。私の場合、物を大切にというより、単にケチなのと、買い換える金が無いだけなんだが、それにしても皆さん、よくホイホイと物を捨てるのが不思議でならない。

↓ ↓ ↓ 

人気blogランキングへ

|

« 捕まらない超大規模詐欺事件 | トップページ | ものすごくカッコ良くてカッコ悪い話 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ドラエモンのトランク:

« 捕まらない超大規模詐欺事件 | トップページ | ものすごくカッコ良くてカッコ悪い話 »