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2008/08/07

雷の恐怖

落雷事故のニュースがあったが、雷は怖いと思う。怖いのは当たり前だが、小生の場合2度ほど直接の被害にあっているので、怖さのリアリティが違うのだ。

最初の被害は、海の上だった・・・。

昔のお台場は、今みたいにレインボーブリッジもフジTVも砂浜も無くて、岩がごろごろ。岸からはいきなり深みになっていた。いつのころだったろうか、記憶では1988年ごろから岩がどけられ、沖合いから浚渫された砂で人工海浜が整備された。

そのころから、急にお台場が注目され始めたけれど、今ほどじゃなかったな。で、ボクらウインドサーファーは一日中お台場で遊び呆けていた。風速13メートルを超えると、ウイークデイでも、仕事をサボって駆けつけたし、どーしてもサボれない場合は、夜のウインドサーフィンを楽しんだもんだ。

当時豊洲に住んでいて、よくやったのはお隣さんをさそって夜のお台場でディナーというパターン。17時ぴったりに渋谷の会社を出て、お隣さんに1品持ってきてねと伝え、愚妻にサラダを用意させ、ボクはケンタッキーを買う、でもって、ウインドサーフィン積みっぱなしのワゴン車で、2家族で夜のお台場に直行するのだ。

で、お台場に着くと、椅子とテーブルを出して、ちゃんと(ここからがミソ)ピンクのテーブルクロスを掛け、キャンドルを灯すのだ。キャンドルは強風用・微風用いろいろ用意してあって万全。

晴海や銀座方面のネオンが水面を照らし、でもって、低音の良く出るでっかいラジカセで、ヘレンメリルとか流すと、これはもうサイコーにムーディなレストランになるのです。まだ小さかったガキどもは、野放しにしても、そこいらじゅうが砂浜で安心なので、愚妻たちはムード満点の雰囲気で、井戸端会議を続けるのだ。

アノ頃の豊洲は、銀座から4kmに有りながら、何にもなくて、こういう演出に女房どもは弱いとみえて、結構受けていた。実はそこがボクの狙い。つまりムード満点、ガキの心配も要らないとなれば、ダンナが何をしてようと関心が薄い。

というわけで、ボクは女房子供たちが、飽きて帰ろうというまで、夜のウィンドサーフィンを楽しめるというわけ。ふつー夜の海に出てウインドサーフィンなんて、視界が無いから危なくて出来ないけれど、お台場は周りのネオンが水面に映えてある程度見えるし、波も岩も無いので可能だった。

ただ、ちょいと迷惑なのが屋形船だった。強風が吹き荒れ最高のコンディションでプレーニング(=滑空するように高速で水面をすべる事)を楽しんでると、屋形船が風で流され、錨がピーンと張っていて、そこに突っ込んで引っかかると、べちゃっと海面に叩きつけられるのだ。

一瞬何が起こったか分からず、いきなり海に叩き込まれてぶったまげてしまう。で、こういう訳が分からない内に、いきなり海面に叩きつけられる状況が他にもあった。それが海での落雷。

夏になると、日本ではほとんど風が吹かなくなってしまうけれど、カンカン照りの真夏日では積乱雲が発生して、突然に雨と突風に見舞われる事がある。そういう時ふつーの人は非難するけれど、ウインドサーファーは皆(少なくともボクとボクの周りは)イカレてるので、きゃっほーと言って海に出て行く。

ある日、日がなお台場でボーっとしていたら、突然空が真っ暗になりポツポツと雨が、それとともに雷が鳴り出し、風が強くなってきたので、キャッホーとばかり出艇したですよ。雷がドカン・ドカン落ちていて、流石に怖かったけれど、待ちに待った強風の魅力には逆らえない。

だんだん風が上がってきて、オーバーセイル気味に完プレ(=要するに物凄いスピード)してたら、突然目の前にフラッシュがたかれたような閃光が放たれ、物凄い音(←たぶん、実際は良く覚えてない)。その瞬間ボクは水面に叩きつけられ何がなんだか分からないまま、体がしびれたような感じだった。

周りを見ると、横を滑走していた女の子も沈してた。こりゃ雷だなと思ったけれど、直ぐにビリビリした感電状態から回復したので、必死でウォータースタートして岸に戻って救助を呼ぼうとしたら、雷に当たった当人も無事に逃げていた。

ただし、それは後で分かったことで、このときは自分が雷に当たったと思っていた。後日、その女の子に大丈夫だった?ときいたら、いきなりウイットスーツを脱ぎ始め、ねえ見て見て、これ雷の痕といって腰辺りから足の先まで、ミミズが這ったようなやけどを見せて自慢してた。

こっちは、心の準備がないので、いきなりビキニのパンツをめくってお尻を見せられ、目のやり場に困ってしまい、いろんな意味でビックリした。なにせ、ビーチには大勢人が居る中だ、本人は何でもなかったと言っていたが、ひょっとしたら回線がショートしていたのかも知れない。

専門家ではないから、この辺の原理が良く分からないが、海水で濡れたウェットスーツが雷を逃がし体内に電流が流れなかったのだろう。物凄い光とショックで体がビリビリしびれていたので自分に落雷したと思っていたが、実はこの女の子に直撃して、隣のボクらにまで電気ショックが流れたらしい。

2度目の落雷被害は、かれこれ6年くらい前だろうか、家と別棟の鉄骨車庫に落雷した。ほとんど爆弾が落ちたかと思うような(チト大げさかな、でもそれくらいビックリした)大音響と光にたまげた。

すわっ火事かと思いきや、これも海の落雷と同じように、特に何事も起こらなかった。と、思ったのは甘かった。雷が落ち始めて主なコンセントは抜いておいたのに、プロジェクターがやられた。コンセントは抜いていたが、映像ケーブルから落雷したのだろう。80万円がパーだ。

次にPCもイカレてた。あと、意外なのは、電動シャッターもやられてたけど、これは家の付属装置ということで保険で直った。なんだかんだで被害総額は300万円くらいだったと思う。電話もボイラーもアウト。とにかく、電源と関係ない線でもどんな細い線でも、外部と繋がっている弱電製品が全部やられた。

に対してどういうわけか、洗濯機や冷蔵庫は無事。白物家電とはいえ皆マイコン制御だからイカレルかと思ったのに、この辺がどーも良く分からん。

とまあ、そんなわけで、自分の体と家とで落雷を体験したので、今は雷がヒジョーに怖い。実はもっと怖いのが、愚妻のカミナリなんだが、こんな事知れたら、回し蹴りが来るのから、これはここだけの話。ではまた。

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