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2009/01/14

イケイケで良いのか、ソマリア沖海賊対策

2009011400000086sanpolthum000 昨年暮れ、ソマリア沖で対海賊対策で、海上自衛隊護衛艦派遣が決まったが、今度はP3C哨戒機の派遣検討だという。オイオイ、ダイジョーブか、自国船舶を守る事は正しいし、是非やって欲しいけれど、そのうちソマリアに上陸して、戦車や戦闘機も突っ込む?

それはさておき、だいたい、だったら何故北朝鮮に拉致された同胞の救出に向かわない?

そう、思わんかね。タンカーは守るけど、一般国民は放っとけということ?

単語に反応し文脈を理解出来ない方のために、最初に言っておく。自国船舶を守る事はマチガイではない!また、緊急且つ危急の事態ゆえ、その手段を論じるつもりも無い!その上で、法手続き上の疑義を言いたい。これはオカシイ!

まず、P3C派遣検討の記事は、コチラ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000086-san-pol

<引用開始>

ソマリア沖海賊対策 政府P3C派遣検討 監視情報 各国に提供

1月14日8時1分配信 産経新聞

アフリカ・ソマリア沖での海賊対策で、政府が海上自衛隊のP3C哨戒機の派遣を検討していることが13日、分かった。ソマリア沖で対海賊作戦を展開中の欧州連合(EU)部隊が拠点を置くジブチに派遣、空から海賊船の動向を監視することを想定している。海上警備行動での護衛艦派遣では外国船舶を警護できないなどの制約があり、P3Cの監視情報を各国にも提供することで国際協調を果たす狙いがある。(・・・以下、略)

<引用オワリ>

何度も言うようでシツコイが、拙ブログは、護衛行為自体は正当な行為と思っている。自国船舶を守るのは当たり前だ。問題は、何故それが自衛隊なのかだ。それが憲法はじめ法律上問題ないなら、イラク派遣も最初から何の問題もないし、あんなに議論する必要も無かったのではないか。

もう一度、言う。自国船舶など要するに自国民を守るために、国家が海外行動することは当然の権利であるし義務でもある。だったら、そこをキチンと法律に明記したらよいではないか。自衛隊を、あれは軍隊ではないと解釈で逃れたり、自衛行動がナンたらかんたら言わずに、堂々と憲法改正すればよいではないか。

なぜ、なし崩し的に既成事実を積み重ねていくのだろうか。日本人は、法を守ったり、議論することが出来ないのだろうか。何故、タンカーは守っても、拉致被害者は守らない、相手によって国家の対応が違うのだろうか。

この問題、ものすごく本質的で重要な事項なので、前から気にはなってはいたけれど、2次補正や給付金問題に押されて、うやむやのまま、事が進んでしまったように思う。その原因の一つが、緊急性があって必要なもんだから、ごちゃごちゃ言ってる場合ではないという思いだ。

ただし、自衛隊の海外行動を、すんなり認めたと言う事実だけは、今後一人歩きすることは間違いない。ふと、一段落して気になったので、ネットを検索したが、不思議な事に、あまりこれを問題視する記事がみあたらなかった。が、西日本新聞が社説に書いていたので、引用しよう。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/68105

<部分引用開始>

(・・・前文略)この海域で多発する海賊被害の深刻さや日本関係船舶の被害、国連安保理の制圧決議を考えれば、日本が海賊取り締まりに協力するのは当然だろう。

 しかし、なぜいきなり海自艦派遣なのか。自衛隊の海外活動にはさまざまな法的な制約がある。派遣には納得いく説明と国会での慎重な論議が必要だ。

 そのうえで、日本が取り得る有効な手だてを講じるべきではないか。拙速な海自艦派遣は、慎重であるべき自衛隊の海外派遣の範囲を、なし崩し的に広げることにもなりかねない。(・・・以下略。)

<引用オワリ>

全く、この社説の通りだと思う。自衛艦派遣を推進した人々は、別に悪意を持ってしたわけではないだろう。現時点では正しいと信じて推進したのかも知れないが、時は流れても事実は、既成事実として残り、一方ではその事実発意の真意は記憶の彼方に忘却される。

だから、自衛艦派遣を推進した人々が善意であったとても、結果としてその事が、この国を窮地に追い込まなければ良いがと思う。そんなこと杞憂と言われるかも知れないが、では一体、誰が、どんな論理で杞憂であると論証できるだろうか。

杞憂が杞憂たる所以は、それが起こりえない事が理解できる場合だ。今まで、1千万円、2千万円と何十回貸しても、必ず期日には返済していた人に貸した1万円が返ってこないのではと心配するならば、それは杞憂だろう。

だが、過去に借金を踏み倒した人ならば、2度あることは三度あるように、相手に前科があれば、心配するのは当たり前、杞憂とは言わない。では、ニッポンという国家は?大東亜共栄圏を勝手に大義名分に掲げ(←だって、他所の国はこんなこと望んでも認めてもいない)何をやったか。

日本はアジア諸国で戦争をした、つまりアジア諸国を戦場にした事実は、それが侵略か否かなんて議論以前に、否定しようの無い事実である。そして、アジア諸国は日本を戦場にして戦ってはいない。戦ったの米国だけだ。この事実は変えようが無い。

日本には、こういう前科がある。念の為言うが、その前科の是非は論点ではない。日本を侵略国家であると断定できる知識も確証も無いし、それ以上に正当性を断定する根拠も持ち合わせていないからだ。拙ブログが言っているのは事実のみを言っているのであって、その解釈ではない。

海外を戦場に戦った前科のある国家が、自国の法整備も明確にしないまま、軍隊を軍隊ではないと言い張って海外に派遣する。その目的は、武装集団を鎮圧或いは防御するためだ、ならば当然に武器を使う。武器を使わないで目的達成できるなら、そもそも護衛艦は不要だ。

どんな屁理屈並べたって武力派遣であって、アメリカ軍が地球防衛隊と名前を変えるようなもんで、単なる軍隊のネーミングの問題だ。さて、「大東亜共栄圏」とどう違う?

違いは、戦前の大日本帝国憲法下では、法整備されてた事だ。だから思う、何故、キチンと憲法改正しないのだろう。そして何故キチンと議論しないのだろうか。

議論した結果、やはり軍備反対というなら、自衛隊を解散し、ソマリア沖で海賊にやられてもしかたないと容認するべきだろう。あるいは、侵略戦争放棄はするが自衛のための軍隊を持つというのもアリだろう、ならば堂々と憲法に明記し自衛軍を整備すればよい。

国家として筋を通すことを、国家自体ができないなら、国家としてまとまってないではないか。おまけに、毎年首相が代わって、そもそも国家元首が天皇なのか首相なのか良く分からない。そんな国、いったい誰が信用する?

というわけで、本日これまで。

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コメント

ヨウスケ様、コメントありがとうございます。

ほとんど全部、貴兄の言われる事、それで良いと思います。大変失礼ながら、単語が共通しているだけで、私の論点と違う話なので、答えようが無く、戸惑っています。

「西洋列強に武力で対抗できたのは日本だけ」「大東亜共栄圏は今風に言えばアジア連合」「ペリー云々」「大東亜共同宣言」等々、貴兄の言われる通りでしょう。「列強がアジアを侵略した」全くその通りです。何の異論もありません。

国家元首の話も、アナタの言うとおりでしょう、世界はちゃんと見てますよねえ。私は間違ってます。

イスラエル批判も、あなたの言う通りです。ドンドン非難してください、ほんとトンでもない国ですよ。書けないのではなく、書くだけの情報がないのと書くのがメンドクサイだけです。代わりに書いてください、応援します。

支流が多すぎて困るというのも、ごもっとも。反省します。にもかかわらず読んでいただいて、ホント申し訳ない(←これはホント)と思ってます。

投稿: ベンダソン | 2009/01/18 12:06

>大東亜共栄圏

これは西洋列強の侵略主義・帝国主義に対抗する手段で、三国志で言う「天下三分の計」ですね。当時の世界情勢だと西洋列強に武力で対抗できたのは日本だけ。なにしろ世界中の有色人種国で植民地でなかったのは3国だけという恐ろしい時代だったことは……ご存知?

大東亜共栄圏は今風に言えばアジア連合でしょ?

アメリカの横暴への対抗手段として、あの仲の悪かった欧州がEUを成立させたが、あれは大欧州共栄圏じゃないですか。

大東亜共栄圏の発想はあながち奇天烈なものではなかったと現代で立証されました。


>日本はアジア諸国で戦争をした、つまりアジア諸国を戦場にした事実は、それが侵略か否かなんて議論以前に、否定しようの無い事実である。そして、アジア諸国は日本を戦場にして戦ってはいない。戦ったの米国だけだ。この事実は変えようが無い。


ふむ、では、ペルリ来航から話をしようじゃないですか。太平を破ったのは誰なのか。搾取を目的に武力で横車を押したのは誰だったかから話しましょう。

どの国がアジアへ軍を進めてきたのか。
戦争後にもアジア諸国で植民地政策を続行した国はアジア諸国を戦場にした事実を「戦争に勝ったから」反省しないんでしょ。それが事実だとしても日本がアジアに侵略したことに変わりはないと言いそうですが、欧米列強が侵略してこなかったらアジアは平和だったのですから。

それと・・・>大東亜共栄圏を勝手に大義名分に掲げ(←だって、他所の国はこんなこと望んでも認めてもいない)何をやったか。<これは事実誤認ですよ。

大東亜共同宣言。
大東亜会議に参加した各国首脳。
バー・モウ、張景恵、汪兆銘、東條英機、ワンワイタヤーコーン、ホセ・ラウレル、スバス・チャンドラ・ボース

これはどうすんの?
無視?


>そもそも国家元首が天皇なのか首相なのか良く分からない。そんな国、いったい誰が信用する?

日本は立憲君主制ですからねえ。
書くのもめんどくさい。
他国の首脳は誰が交渉相手かわかってるから、貴方は心配しないで良いですよ。


あなたの理論から照らすと英国はどうなるんですか?
「誰が信用する?」でかたずける?

それと、このエントリーは話題が多すぎて「単語に反応するな」と言われても全体の流れに支流が多すぎて困る。


質問ですけど・・・

イスラエルの話は日記に書かないの?

やはり同胞のことは書きづらい?

あなたの同胞は殺しまくりで世界の嫌われ者ですもんね、やっぱ書けないか。

投稿: ヨウスケ | 2009/01/18 02:18

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