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2009/05/13

民主主義の危機に加担する人々

一昨日の小沢一郎代表辞意表明はショックだった。続投を望む多くの有権者はガッカリしたことだろう。だがそれ以上にガッカリしたのは民主党内部の混乱ぶりだ。情けなくてウンザリしてしまう。

政権交代が目前にあるこの時期に、親の心、子知らずと言うか、獅子身中の虫というか、正に車火宅のバカ兄弟振りを晒している民主党のアホ議員どもには、アタマの上からバケツの水をぶっ掛けてやりたい。頼むから何が大事か分かってくれ。

これまで小沢氏の言ってきたことは全部正論だった。国策捜査と言うのももっともだ。否定できる理由が無い。逮捕された秘書の容疑すらハッキリしていない。誰か責任もって説明できるなら伺いたい。

バカの一つ覚えのごとく、小沢氏は説明責任を果たしていないとの批判も不可解極まりない。具体的に何のことか、どういう答えなら満足するのか、誰か説明できるのなら伺いたい。説明責任を果たしていないという人々は、はたして言葉の意味を分かっているのだろうか。

小沢氏は、一貫して会見で全ての質問に答えた。今までこの手の疑惑を掛けられた政治家で、このようにきちんと会見した政治家がいただろうか、私は記憶が無い。フツーは入院して雲隠れするか、秘書のせいにして自殺を待つのが今までのパターンだ。

何度も会見を開き、その都度記者の質問に答え、質問をさえぎったり、時間切れで切り捨てたりはしていない。もし説明責任を果たしていないと言うなら、記者は何故そこで食い下がらない?TVで流される編集された断片的な会見映像ではなく、全編ノーカットでありのままに流される民主党HPの映像では、誰一人として、食い下がる記者はいなかった。

せいぜいが再質問程度で、それとて納得している感じだ。それが記事やTV放映になると、「よく分からない会見だ」となる。傍から見ていると、報道各社記者は納得したものの記事や放映にする段階では、説明責任を果たしてないと言えと、上から圧力が掛かったかのように見える。

どんなに小沢氏が、きちんと説明しても、報道の見出しは決まっているのである。曰く「説明責任を果たしていない」と。そういう報道に接するある種の国民は、まるでパブロフの犬のごとく「そうだ、そうだ」と思ってしまう。はっきり言ってノータリンだ。

なぜなら、誰でも良いから「説明責任を果たしていない」と言う人に、具体的に何のことか聞いてみれば良い。具体的に何のことかは勿論、何故そう思うかすら答えられまい。自分の判断や意思の理由を答えられないならば、自分が無いということだ。だったら犬猫と大差ない。ゆえにノータリンと表現せざるを得ない。

これまで、嘘かホントかよく言われてきたことは、「企業献金の過多」、「迂回献金疑惑」、「収支報告書虚偽記載」などだ。だがこれらはいづれも自民党の独壇場だ。それでも、これらが違法であり、疑惑が具体的ならば、交通違反取締りと同じで、他がどうであれ違反は違反として罰すればよい。だがそうなっていない、度重なる嘘のリークで印象操作ばかりが先行してきた。

「事実無根の疑惑」と「事実に基づく疑惑」では天と地ほど異なる。前者は「」で後者は「嫌疑」なのだが、人々にはその違いがほとんど認識されない。だから根も葉もない嘘情報をリークし、疑惑を演出してしまえば、後で嘘リークと分かっても疑惑はそのまま残る。実に卑劣で姑息なやり方だ。少なくとも正義感や羞恥心があれば出来まい。

そんな姑息なやり方を検察が行い、取材源確保のためと自己弁護しながらそれに加担してリーク情報を垂れ流しするマスコミがいて、厚顔無恥にも正義の番人を標榜しているところに、この国の病根の深さを伺わせる

このように、説明責任を果たしていないのは検察である。リークで人の評判を貶めるなどと言う姑息なことをしなくたって、国家最高の人心取締りの権力を持っているのだから、堂々と小沢氏の容疑と違法を立証する構成要件に合致した事実を公表すればよいではないか。いやらしい事この上なく、民族の品位を著しく下げてしまう。

「企業献金の過多」なら自民党のほうがはるかに多いし、「迂回献金疑惑」なら森田健作は疑惑どころかハッキリ迂回の証拠を残している。「迂回献金疑惑」と意味は似通っているが「収支報告書虚偽記載」疑惑というのも、いったい何が虚偽なのか、思わせぶりなリーク情報ばかりで具体的に何のことか分からない。それに対して森田健作はハッキリとインチキを書いている。とにかくこの国の警察・検察はむちゃくちゃだ。

小沢氏が嫌いな人は、ザマーミロと溜飲を下げた思いだろうが、それは実に小さな発想だ。自分の嫌いな、或いは敵対する人物が、権力によってつぶされたなら、直接的には自分の利益になるが、それが何時自分の身に降りかかるか分からないからだ。

かく言う私だって、実は小沢氏は余り好きではなかった。金権田中角栄路線を引き継いだ政界どろどろの権化という印象を持っていたし、訳の分からないマンション所有スキャンダルもあった。そして、あの人相だ。申し訳ないが好きになれと言われても好きにはなれない。

だが、その一方では言動が憎らしいくらいに一貫性があり、また論理破綻が無い。悪口を言おうと考えたときに、面白くないけれど制度的或いは論理的欠陥が見つからないのだ。だから悪く言おうとするならば、感情的・感覚的な印象操作しか出来なくなる。

実際、小沢批判の論法は全てこれであると断定できる。全てが、印象や感覚に基づく批判であり、普遍的な筋の通った論理は見受けられない。例えば「企業献金の過多」、「迂回献金疑惑」、「収支報告書虚偽記載」などは、以上述べた通りだし、田中金脈云々を言うのも感情論としては分かるが、現にそんなつながりは消えているのだから批判の根拠にはなり得ない。

とにかく言い出すとキリが無いが、今回の小沢騒動は、全くの言いがかりであることは、いづれ法廷の場で明らかになるだろう。それくらい筋が悪すぎると言うことだ。小沢氏がどーたらこーたら言うよりも、ここのトコが一番ヤバイ。

民主主義の危機だというのに、単なる政局と捕らえられてしまっている。

小沢氏が、当初検察による国策捜査だと怒りをあらわにしたが、正にその通り。小沢氏はそう断定する根拠を示して主張したが、それに(=示した根拠)対する検察側の説明や反論は一切無い。「国策捜査ではない」と反論する御用評論家が少なからずいるが、あんなものは反論でもなんでもない「バカってゆーほーがバーカ」のレベル、おこちゃまの放言だ。

話がチョイ横道にそれるが、御用評論家と思しき元検察OB諸氏が、TVでさもしたり顔で「国策捜査なんてバカな」とよく鼻で笑っているが、一度でよいから根拠を聞いてみたいものだ。根拠を示さないなら単なる見解に過ぎないから、同じ見解の人は肯いても、意見としての論理的説得力はゼロだ。

「私の言っていることは正しい、なぜなら私は正しい人だからだ」と言ってるに等しい。こういうバカバカしい発言を公器を使って、日本全国に発信しているのだ。

話を、元に戻す。何がヤバイって、検察が根拠不明な嫌疑で政権交代を目前にした野党党首を窮地に追い込んだこと、こういう検察ファッショがまかり通ったって事が超ヤバイ。小沢氏云々どころではない、本当は自民も共産も大騒ぎしなければいけないのに、政敵をやっつけてくれたと喜んでいる。おめでたいことこのうえない。

そして、このオメデタイ人達は、民主党にもゴマンといて、それが何とも情けない。昨日あたりは、多くのマスコミが居並ぶ中で、次期党首選の期間が短いだの何だのと不満をもらす議員たちがいたが、ほんとバケツの水をぶっ掛けてやりたかった。

自分個人の選挙選ばかりを考え、ポリシーも何も無く、ただ世間の風評ばかりを気にし、小沢降しにまんまと加担させられ、内から足を引っ張った連中だ。党首選の期間は、従来通りなのに、何故今回だけ特別に延長せよと言うのか。

マスコミの格好の餌食になるのは目に見えているのにだ。期間を問題にするなら、何故事前に提案をしない。自分達で散々小沢降しをやっておいて、本当に小沢氏が降りたら、あわてて自分の選挙に有利なように地元に持ち帰り云々などと言う。どこまで行っても自分の事ばかり。獅子身中の虫なのにはあきれてしまう。

冒頭述べたように、小沢代表辞意表明に続投を望む多くの有権者はガッカリしたことだろう。だが、それだけなら雨降って地固まるように、民主党負けるなと応援する気持ちが高まったと思うのだが、あの民主党内部の混乱ぶりを見せ付けられると、とても政権交代は無理ではないかと思ってしまった。

こういう獅子身中の虫が、こんなに簡単に外野の声に乱されるようでは信念が無さ過ぎるから、仮に政権をとったとしても、根無し草のように簡単にあっちへフラフラ、こっちへフラフラ、今の自民党以上に墓穴を掘りまくるだろう。

単独での政権奪取は到底無理!仮に連立で政権奪取したところで、根無し草議員が必ず墓穴を掘るから長続きはしまい。真の政権交代はその後だろう。つまり以前から拙ブログで主張しているように、政界再編だ。

そのときは、反小沢諸氏はどうか新党を結成し出て行ったもらいたい。或いは再び小沢氏が新党を結成するのも良いだろう、どっちでも良い。そんな先のことはともかく、今は表向きだけでも良いから一致団結してもらいたい。

ちょっと考えれば分かりそうなもんだと思うが、こんな検察ファッショに乗せられ、小沢降しを合唱する有権者は、元々付和雷同型の有権者だ。小沢氏が辞任したところで民主党支持に回るとは思えない。だが小沢支持派有権者は、確実に落胆し離れる人も出てくるだろう。小沢降しで民主党の得票数が増えると本気で思ってるのだろうか。

小沢氏が推薦する鳩山氏を拒否するなら、確実に小沢支持の有権者の多くが民主党を見限るだろう。元々根拠希薄な疑惑を捏造され、検察ファッショへの危機感と小沢氏の毅然とした姿勢に共感を覚え、人々は小沢支持に回ったのではないか、少なくとも私はその一人だ。

官僚達をここまで震撼させたのは小沢しかいない。だから官僚達も必死だ。そして思惑通りに事は運んでしまった。これ以上、乗せられるなよと言いたい。こちらの記事にはこんなことが書いてあった。

岡田氏、午後にも出馬表明=鳩山氏と一騎打ちの公算-民主代表選

「岡田氏に近い議員は「小沢氏に近い鳩山氏が代表になれば、自民党から『小沢院政』の批判を招く」との懸念を示している。」(以上部分引用)

だそうだ。

本音丸出しの乗せられぶりに噴出してしまった。自民党から『小沢院政』の批判を招く?もし、自民党がこんな批判をするならば、理由なんて関係ない、とにかく小沢氏が邪魔との本音丸出しだ。そしてその事を心配する民主党議員も、小沢氏がいかなる理由で辞任したかなんて一切関係ないということだ。

小沢辞任の理由は、反小沢側からは、献金疑惑に関連する引責辞任と位置づけられ、小沢氏本人は(世論調査動向を踏まえ)このままでは選挙に勝てないから一致団結するための辞任という。だが、どちらにしても、政策は一切論点になっていないのだ。なのに院政?院政って政策のことではないのか。

ほらほら、小沢氏が民主党の政策に関わることがイヤだという本音がモロではないか。

官僚達は、まだまだ安心できないので、何とか小沢潰しを完璧にしようとするだろう。今は、官僚達がもっとも恐れるのは小沢氏に近いとされる鳩山氏だ。だから、御用マスコミは岡田氏を持ち上げ、何とか鳩山氏をおろすよう報道するだろう。

だが、新代表が決まったなら今度は、岡田氏だろうと鳩山氏だろうと、マスコミは絶対に評価しない。ではベンダソンはどうなればよいと?お答えしましょう、答えは誰でも良い。誰でも良いから、政権を取るまでは、小沢氏の院政を印象付けるべき。

繰り返すが、小沢代表が辞任したところで民主党の人気は回復しない。ココで言う人気とは世論調査の人気ではない、実際の選挙の得票数のことだ。こんなことで世論調査が民主党支持に回ったところで、そんな人は選挙に行きもしないだろう。

ところが、ネット上では反小沢派と親小沢派が拮抗していた。あれだけ小沢氏のネガティブキャンペーンを打たれても、支持した人々は付和雷同市民ではなく自分の意見を持っているということだろう。ならば投票行動も確実性が高いと見るべきだ。

こういう人を落胆させたら、民主党に明日は無いだろう。小沢氏が辞任すればもうマスコミは小沢氏を批判する術は無いはず。まともに考えれば、小沢が辞めたんだから二階も、或いはモリケンもとならなければおかしい。

それが出来ないから官僚御用達マスコミは苦肉の策で、院政云々とイチャモン付け、民主党内部の作用として小沢色を消させようとしている。そこにまたホイホイと乗っかり、小沢色消しに乗っかる民主党議員こそ、唾棄すべき国賊といえよう。小沢批判をする自民党議員より始末悪い。

政界再編しかないと思うゆえんである。

以上、本日これにて。

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コメント

各位、コメントありがとうございます。

⇒一郎様
>小沢さんの辞任ですけど、ここはいったん辞任し、総選挙を新代表で戦う。そして、過半数取得後に、新政権の代表として、もう一度、小沢さんを選出する。これなら、なかなかの戦略だなあ、と思うのですが、果たして、どうなんでしょうねえ。

あ、ソレいいですねえ。たぶんそういうことでしょう。鳩山、岡田両氏の雰囲気からもソレを感じますね。末端のバカ議員どもと違って、2人とも秒に落ち着いて風格さえ漂わせていますから。


⇒ペンタクロス様
>鳩山さんと岡田さん、どちらでも正解ですね。

はい、正解です。かつてのご両人とは思えない。成長したなーと言う感じです。

⇒Rirafudou様
>せっかく国策捜査で小沢さんと民主党の支持率を下げたのに、森田知事の問題は自民にとって「タイミング」悪かったですからね。

悪いですね。あと不倫旅行したあのおっさんも。まあ、常套手段の「入院」ですか。飽きもせずというか、羞恥心てモノが無い。それで国民がさして怒らないのも不思議。どうせ自民党だからと諦めているのでしょうが不思議な心理です。

投稿: ベンダソン | 2009/05/15 02:20

本当に、目先の自分の都合にしか意識を向けられない民主党議員さん方には困ったものです。
なんとかして、政府御用達メディアに屈することなく、政権交代とその先の政界再編に期待したいものです。
あんまり悔しいから、小沢一郎さんのHPに行ってみたら”小沢一郎応援団”を募集していたので(無料)登録してしまいました(笑)
一般用の掲示板には、政策への要望とか情報提供など募集しているので、考えていることを伝えたいとも思います。

植草一秀さんのブログでは既に、衆議院選挙へ向けた鳩山新代表での戦い方について、考えが書かれていますね。

それから森田健作問題、最初からマスコミの扱いは大きくなかったけども、市民運動などの動きが出始めたら、千葉市長が贈収賄事件で逮捕されて、報道はそちらへいっちゃいましたね。千葉市長は早晩逮捕されたにしても、その「タイミング」が問題ですね。
せっかく国策捜査で小沢さんと民主党の支持率を下げたのに、森田知事の問題は自民にとって「タイミング」悪かったですからね。

投稿: Rirafudou | 2009/05/15 01:51

ペンダソンさん、こんにちは。
民主党主の短期投票、正解ですね。「もうちょっと長ければメディアをPRにタップリ使える」というのはウソ。怪しげなメディアは、両候補のあら捜しと党分裂を喧伝するでしょう。(マスコミは勝手に「小沢院政」という言葉を貼り付けておいて「院政はけしからん」とわめいています)
鳩山さんと岡田さん、どちらでも正解ですね(アホウ首相とは器が違います)。チャチャが入らなければ「政権交代」の大意のもとに間違いなく結束できるでしょう。

投稿: ペンタクロス | 2009/05/14 17:15

できれば、正面突破していただきたいと思っていたので、たいへん残念です。

しかし、このような事態に至った原因は、市民一人一人に還元されます。例えば、市民一人一人が、郷原元検事の示唆を受けて、ネットなとを検索し、自分の頭でよく考えれば結論は明白です。また、「世論調査では71パーセントが・・・・」と報道されても、「またやってるなあ。世論調査ったって、要は、数日間、固定電話で1000人に電話して聞くだけでしょ。そんな片寄ったデータどんな意味があるわけ? 第一、質問の仕方でどうにでもなるしなあ」と判断することは、そんなに難しくないのではないと思うんですよねえ。

結局は、ぼくを含め、我が祖国の民主主義の現在のポジションはこのあたり、と心に刻むしかありません。

閑話休題。

小沢さんの辞任ですけど、ここはいったん辞任し、総選挙を新代表で戦う。そして、過半数取得後に、新政権の代表として、もう一度、小沢さんを選出する。これなら、なかなかの戦略だなあ、と思うのですが、果たして、どうなんでしょうねえ。

投稿: 一郎 | 2009/05/14 11:47

とし様、らむちゃのパパ様、コメントありがとうございます。

⇒とし様、

>そうすれば、旧来の与党側は、何らかの形で国民に評価を受けるような政策を提示してくるはずですから。

私はm政権交代の意義が、そこにあると思っています。民主でも自民でも良い。だが片方だけでは淀んでしまいます。今の自民党はかつての自民党より真面目です。何故か、それは民主の追い上げがあるからです。あんまり国民をなめたままでは政権が危ない、そう思うからですね。

同じ事は民主にも言えます。もし政権を取っても与党として長期安定してしまえば、自民と同じになります。ふざけた政治をすれば野党に転落すると言う緊張感があって、初めて真面目にやるでしょう。

だから、民主党が政権を取ることが重要なのではなく、何党でもよいから政権交代が重要なのだと思います。


⇒らむちゃのパパ様

>小沢氏を引きずり下ろしてしまった民主党議員の動揺ぶりにはほとほと呆れてしまいました。

この罪は大きいですね。上記とし様へのレスにも書いたように、私は自民も民主も議員個人煮の資質には大差無いと思っています。本来は自民のほうが優秀なのだと思いますが、何故かココ10年くらいの間に確実に知能低下を起こしていて、一方の民主党は勉強して追いつき追い越してしまった観があります。

やはり、長期政権に胡坐をかいたツケでしょう。ゆえに政権交代しかないのですが、交代した後の民主党にも、今の状態では自民党以上に問題児がいそうです。だからといって、自民党でよいわけは無く、重要なことは政権交代であると思います。

政権交代は本来、手段ですが、長期政権による官僚政治の跋扈がこの国を危うくしているので、手段の確保と言う意味で、政権交代が目的となります。その後は、本文にも書きましたが、民主党は瓦解するでしょう。何しろ民主党の中にも利権志向の輩は少なからずいます。ゆえに政界再編し、そこから初めて真の民主主義がスタートするでしょうね。

投稿: ベンダソン | 2009/05/14 09:31

一々ごもっとも内容で敬服しました。私も小沢氏の嫌疑によるマイナスイメージより、その後の民主党のゴタゴタぶりに、これで政権が取っても保つのかなと心配になっていました。
マスコミの筋の通らない報道は激しかったとはいえ、それに真っ向から反論し代表を擁護することもできない輩が、仮に次の選挙で政権を取ったとしても、今度はマスコミが自分たちに言いがかりをつけてきて「誠意」を見せろ式の対応の仕様がない批判をしてきた時、毅然として対抗できるのか。あのぐらつき様では、半年も政権が保たないのではないか。官僚利権打破なんて強権が発動できるのか、小沢氏を引きずり下ろしてしまった民主党議員の動揺ぶりにはほとほと呆れてしまいました。

投稿: らむちゃのパパ | 2009/05/13 16:11

どうもです。

確かに、今回の小沢の辞任が発表された時には私は驚きました。

しかし、私はその光景を見ていた時に、割と楽観的に受け取ることが出来ました。

それはなぜか?というと、おそらく、小泉政権以降の中で、初めて民主党に「戦略」の2文字が見えたからです。

よく考えてみてください。

確かに小沢は辞任しました。しかし、安倍晋三の時のそれとは明らかに違います。

安倍晋三は、まるで、自分の中で都合の悪い何かが見つかったへの追及から逃げるかのごとく、実質何の理由も示さないまま辞めていきました。しかし、今回の小沢の辞任には、その時のような、内部の人間までをも驚かすような「突発性」は感じられません。

安倍晋三の辞任の時の報道を覚えていますか?あの時、内部の自民党の、主に新人の議員などが、内部の人間であるにもかかわらず、驚きの顔をし、さらには、泣き出す議員までいました。

今回の小沢の辞任にはそういうものはありませんでした。誰しもが既に認知していたと感じます。

ということは、今回の件に関して小沢には、言葉は悪いかもしれませんが「企み」があるのはほぼ間違いないと思います。

今までは、確かにそれも重要なことではありますが、「単に正当性を訴えるだけ」で、駆け引きや戦略のような「攻撃性」を全く感じませんでした。しかし、今回初めて、民主党が、与党側を攻撃していると思いませんか?

ここ数年の中で初めてと言っても良いくらいです。そして、小沢は、会見の中でも言ったように、「政権交代を目指すために」辞めたんです。

これってのは、今までの議員の大臣を辞めるなどの理由のようなネガティブなものとは真逆です。

おそらく、これは小沢にとっては「一世一代の大勝負」なんだと思います。

これがうまくいくかどうか?は与党の対応次第ですが、おそらく小沢は勝つと思います。

なぜなら、今回、小沢が党首を辞めたことによって、表にはあまり出てきません。すると、自民党は、今までネガティブキャンペーンによって、民主党の支持率を下げることによって、相対的に自分たちの支持率を上げてきたその戦法が実質とれなくなるからです。

もちろん、絶対的な評価というものは元々上がっていないので、このまま選挙をやっても、負けることには違いありませんが。

やはり、小沢は、今の政界の上層の中では役者が違うみたいですよ。

あと、余計なことを一言言うなら、2005年の衆議院選挙で小泉は「信を問う」と選挙について言いました。

「信を問う」ということは、野党の評価がどうという前に、今まで与党として実現してきたこと、あるいはその政治姿勢などについて、有権者に対して「絶対評価」をしてもらうところから始まります。そして、その絶対評価が「ダメ」であれば、有権者は、野党の中から好きな所を選ぶでしょうし、与党側に「任せられる」のであれば、与党側に投票します。

民主主義においては、この「絶対評価」の分だけ与党側は不利になるのは至って当たり前で、だからこそ、他の民主主義国の選挙においては政権交代なんて言葉が別に珍しい物でも何でもないのです。

民主党が与党だったとしても、同じように選挙の時の条件は厳しくなるんです。そらそうですよ、政策が実現できるのは基本的に与党しかないんですから。

だから、「自民党はダメだけど、野党も大したことないから任せられない」じゃ、民主主義の選挙にはならないんです。

まず、与党側がダメだったら、野党側に投票して政権交代を実現させ、そして、旧野党側のやったことが評価されればそのまま続くでしょうし、できなければ、よりよい政策を打ち出した現野党が次の選挙で再び政権交代を果たす。

この繰り返しがなければ、政治は最低限のレベルでのクリーンさすら実現できないんです。

だから、今回の選挙くらい、現在の与党側に対する「信任投票」の色が強い選挙はないでしょう。

野党のことをどうこう言うのは、実際に政権を取ったあとの政策についてです。

そうすれば、旧来の与党側は、何らかの形で国民に評価を受けるような政策を提示してくるはずですから。

ただ、個人的には「世代交代」の方がはるかに重要なんですけどね。

また、長々書いて申し訳ありません。

またきます。

投稿: とし | 2009/05/13 16:10

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