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2010/03/05

甘い国の支配者

昔々のかなりの昔に朝日新聞のたぶんニューヨーク支局長だったか、そういう方が書いた「甘い国から来た男」という本があって、日本には競争が無くて、一度地位を築くと後は一生安泰、といったような事が書かれていた。

何しろ青二才のころに読んだ本なので、内容は正確に覚えてないが、ああ日本は調整型の社会で、どこにも談合体質が蔓延しているのだなあと思った記憶がある。例えば一流大学を出て順当に出世して、ひとたび○○社長とか、○○教授と言った肩書がついてしまうと、もう後は一生安泰というような事だ。

で、若かりし頃のベンダソンはヘソ曲がり(今もそうだけど)で、しかも何の根拠もなく自分はスゲー頭いいと思ってたので、敢えて社会の底辺に潜り込んでみた。一旦地位を築けば安泰ならば、下から這い上がって地位を築いても、最初から上を行っても結果は同じじゃん。むしろ這い上がった方が凄みがあるな、なんて思ってみたりしたのだ(←既に、この辺から甘い)。

で、体験してみて思うのは、よく職業に貴賎は無いと言うが、これ、全くのウソ。こうあるべきと思う理想とこうだと言う現実を区別できてない、と言うか実体験が無い人の知ったかぶりだと思う。現実社会はどうかと言うと、社会的に低く見られがちな職業の中では、ほとんどまともな理屈は通らないし、おかしな人間が多い。

ただし、全てがそうと言うわけではなく、玉石混交だから中にはスバラシイ人格者もいる。だからここで言うのは平均値の話だ。社会的に上流と思われている職業・社会では人格者の割合が10人中4人だとするならば、下流・社会では1000人中4人位だろうと言うのが私の経験上の実感。

じゃベンダソン、アンタは?と聞かれたら・・・そういうツッコミは却下。要は職業だけで人の人格を断定はできないと言う前提での、程度・確率の問題なのである。だいから論点がずれるので、ここではどういう職業が底辺であるかは言うまい。

さて、拙ブログの読者はというと、我ながらいつも思うのだけれども、かくも長く、くどい文章をよくもまあ、最後まで読んでくださるものだと、その忍耐力に感心してしまう。ただしその文章力に問題あるものの、テーマは結構真面目なので、皆さまのグレードが相当に高いことは間違いなさそうだ。

それは特に最近いただくコメントの水準の高さによく表れているように思う。過去の経験でいくと、例えば耐震偽装を取り上げ、ランキング1位になったときなど、真摯な意見の合間に、全く根拠不明でヒステリックな書き込みが必ず混ざっていた。

あるいは、天皇制や原発、憲法問題について書くと、これまたヒステリーじみたコメントでブログが炎上したものだ。共通しているのは、何か世の中を支配するような大きな力、勢力、意見に対立する主張をするとヒステリー攻撃が起こるということ。

大半はネトウヨと目される人々だが、拙ブログの場合、憲法や原発問題ではサヨクと思しき面々からも攻撃される。その攻撃のパターンは、これまた右も左も皆同じで、自分が思い込んでいる価値観を根拠に自分の価値観を主張する論法で、要するに「オレが正しいんだからお前は間違ってる」「お前はバカ・アホだ」の連呼なのである。

で、先の社会の底辺の話に戻るが、具体的職業を言うと差しさわりあるが、ある職場が、全員暴走族上がりと思っていただきたい。だから暴走族の話と思っていただいてもかまわんだろう。私自身は、ツッパリとかヤクザとか暴走族と言うのが大嫌いだなんだけど、どういうわけかそういう人種から妙になつかれるところがあって戸惑ってしまう。

と言うわけで、早い話、世間さまから白い目で見られるような人種と一時期交わっていたのだけれど、ハッキリ言ってこいつらクソだ、と思った。とにかく卑劣で、根性が無い。弱い者には居丈高になり強い者には媚びへつらうのだ。

およそ本宮弘志の世界とは遠いものなのだ。ところが彼らは、制する者がいなかったり、煽られるとトタンに切れるのだ。彼らの怒りを爆発させるのは実に簡単で、ホントどーでも良い事にキレル。それこそ、アイツの目つきが気にいらねーと煽るのがいると、本気でどこのどなた様か分からない他人に、言葉も交わしてもいないのにキレテしまうのだ。

自分の内面に喜怒哀楽の基準が無い。ここは怒るところだと教えられると、本気で怒りだすのである。信じられないがこれ事実、マンガそのものだ。ではその怒りはどういうところで鎮まるのだろうか、一つ言えるのは力だ。彼ら流の権威と言ってよいかもしれない。ツッパリ連中が恐れるのは警察ではなく、ヤクザなのだ。

ある時ヤクザとディスコ(←現代語に訳すとクラブぅね)に行ったら、不良グループにからまれた。相手はそこをシマにする10人(←記憶が定かではないがとにかく大勢)くらい、こちらはたった4人。なにしろチンピラのイカレポンチぶりは分かっているし、この場合、集団心理で暴走するからヤバイ事このうえない。

正直、ビビりましたね。先ず真っ先にどうやって出口にたどり着くか、気の弱いベンダソンは得意のロボット・ダンスでそれとなく退避ルートに近づいていこうとしている時、連れのヤクザがリーダーと思しき不良の耳元で何やら囁いてる様子。

すると、どーでしょ。とたんに取り囲んでいたヤバそうなイカレポンチ達は、なんとなく散っていくではないか。そしてほどなく店を出ようとすると、不良たちがズラリ整列して、すっませんでしたーっと、まるでヤクザ映画の出所シーンのように頭を下げてるではないか。

なっ、なんだー、何が起こった?と、いぶかるベンダソン。後で分かったが、連れのヤクザ屋さんが、「おう、おめーがアタマか。おれは○○の○○組だ。粋がってんじゃねーぞ、こらあ、テメーさらっちゃうぞ」みたいな事を言ったらしい。

この「組」と「さらっちゃうぞ」と言うのが、その世界ではどーも相当に利くコトバらしい。ただ、これは発言に相当に厳格な資格がいるらしく、「組」をかたると命がやばいので、フカシは禁物。それと「さらっちゃうぞ」というのも、おなじで素人が言っても迫力が無い。

連れのヤクザ屋サンは、これをしれっと言うのである。ヤクザだとは聞いていたが、この時ホントなんだと実感した。力で考えれば、4対10どうやってもこちらは不利だったが、ヤクザと言う暴力の権威の前には、かくも大勢の不良達も手だし出来なかったのだ。

ま、単に根性無しの不良達が粋がっていただけなんだろうが、いかに不良が力に弱いかの一端を示すエピソードではあると思う。彼らは、ヤクザ予備軍みたいに見えるが、本気でヤクザになろうと思うのはほんの少数。不良達が警察以上にヤクザを怖がるのは、おそらく今も変わらないではあるまいか。

底辺にいる、こう言う不良連中は何ということもないことで簡単にキレて、しかし「力」で抑えられる。ある意味非常に従順だ。上手く使えれば実に利用しやすいと言えるだろう。おそらく人殺しでさえも、人に操られ、勢いでやってしまうと思う(そういえば実際つい最近もそんな事件があった)。

とにかく、「力」に弱く、信じられないほど従順なのである。で、この従順さ、社会的底辺にいる人間の特徴かと思っていたが、ひょっとしたら日本人のDNAなのかもとも思う。従順さは程度問題ではあるけど、属する階層に関わらず総じて日本人は「力」に従順だと思う。

知性が加わると、この力が権威になるようだから、分かりにくくて始末悪い。いづれにしても非常に権威とか権力に従順で、物事の判断基準に「自分」がほとんど無いように思う。

誰かが権威や権力を打倒しようとしても、支配層は自ら手を出す必要は無い。たちまち従順な大衆が自分達から仲間をぶっ潰してくれるのだ。甘い国の支配層に一旦属してしまうと、実にありがたい習性だ。

と言うところで、本日これにて。

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コメント

我々日本人はいってみれば中国大陸、朝鮮半島、太平洋、アメリカ大陸、東南アジア等の人類社会のガラクタや神経病患者が寄せ集まった民族であり中国小説の世界そのものなんです。 
韓国人に馬鹿にされて当然ではあるがいかに我々日本人はニホンヒトモドキであり人類社会のはきだめが住む島に住んでいるか。 
日本が目指すべきは絶滅寸前の民族を寄せ集めたり他の人類社会のガラクタのはきだめとしての日本になるしかない。

投稿: 日本人はヒトモドキです | 2012/01/28 00:49

こんにちは、はじめまして。

少しブログの本題をそれるかもしれませんが、

>何か世の中を支配するような大きな力、勢力、意見に対立する主張をするとヒステリー攻撃が起こるということ。

>これまた右も左も皆同じで、自分が思い込んでいる価値観を根拠に自分の価値観を主張する論法で、要するに「オレが正しいんだからお前は間違ってる」「お前はバカ・アホだ」の連呼なのである。

これには全く同意です。右、左とわず、政治のトピックを扱っているブログや、そういった活動をしている人たちの異常なまでの「恐れ」や「危機感」、「怒り」などは見ているこっちが痛いです。こういう主張をする人たちは自分と同じような主張をする人たちとしかつるまないので余計に「自分たちは正しい」と言い切れるのでしょうね。

長いものにはまかれろ精神は日本人が(良くも悪くも)江戸時代から培ってきた文化だとおもいます。戦国時代並の下克上精神で混乱がおこればいいとはおもいませんが、はやく某政権に飼いならされたメディアや活動団体に目をさましてもらって、正常な働きをしていただきたいです。

投稿: Nora V. | 2010/03/08 05:59

○通りすがり様、コメントありがとうございます。
お気持ちは、分からないでもありませんが、もう少し品位を保ちましょう。
お前に言われたくはないと、言われそうですが・・・、
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○ぷにょ様、コメントありがとうございます。
なるほど、そういう見方も出来ますね。
いづれにしても、拙ブログは全ての日本人と特定せず、ある種の人々についての見解を述べたものです。
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○J様、コメントありがとうございます。
とりあえず、御協力ありがとうございます。
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投稿: ベンダソン | 2010/03/07 18:15

まず、ユダヤ云々は全くの虚構の日本人(チョーセン系かも知れませんが…)ですよね?
でもって、いっつもだらだらとくどく垂れ流している文章からは、俺はお前らと違ってこんなにも頭良いんだぞ感が溢れまくっていますね。その実は身を守る言い訳、防衛線を張り巡らせるばかりで、最低の部類と思います。
ともかくも、反権力だか無政府主義だか知りませんが、本当に他になく、人を不愉快で嫌な気持ちにさせる、時に傲慢、時に慇懃無礼、当代一の糞ブログだと認定させていただきます。

投稿: J | 2010/03/07 04:42

>とにかく、「力」に弱く、信じられないほど従順なのである。
>物事の判断基準に「自分」がほとんど無い

それは逆。なぜなら、従順に見える人間こそがその力を利用しており、力の外郭をなしてるからです。北教祖の事件の推移を見ていても同じですね。組員も沈黙を忠実に守り、公の力(ルール)には敵意をむき出す。昔の左翼は個々人のイデオロギーの下僕となって同志にさえ刃にかけた。自分を大きく見せる力の判別がつき、その方向性に合わせて行動しているわけですから、ひざまづくくらい造作もないこと。日本人は他の外国人と同じように力を使い分けている。
と考えてもいいかなあと感じました。

投稿: ぷにょ | 2010/03/06 12:26

>で、体験してみて思うのは、よく職業に貴賎は無いと言うが、これ、全くのウソ。こうあるべきと思う理想とこうだと言う現実を区別できてない、と言うか実体験が無い人の知ったかぶりだと思う。現実社会はどうかと言うと、社会的に低く見られがちな職業の中では、ほとんどまともな理屈は通らないし、おかしな人間が多い。

してみると、畜生にも劣る外道しかいない検察など、社会で最も低く見られるべき卑しい職業だとおっしゃるわけですか。日本人の頭の中を正しく書き換える必要ありですね。

検察チンピラの言う力とか権威って、やっぱりアメさんですか。CIAとか。そう言えば、広告費でマスコミを押さえこみ警察・検察・国交省の力で国内の安全神話を欲しいままにしてきたトヨタとかいうメーカーもどきも、アメリカの下院公聴会では借りてきた猫のようにおとなしかったですね。あまりの変貌ぶりにびっくりですよ。

飼い犬が飼い主の国民に噛みつかないように、何年かアメリカのグァンタナモあたりに預けて、厳しくしつけないといけませんね。

投稿: 通りすがり | 2010/03/05 15:33

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