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2010/05/02

官房機密費

野中広務元官房長官が長官在任中(1998年7月~99年10月)に複数の評論家に機密費から「盆暮れ500万円ずつ」届けていたことを明らかにしたが、このニュース、大メディアがほとんど取り上げない。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161450-storytopic-11.html

<引用開始>

琉球新報社説:官房機密費 使途と支出先の公開を2010429

 歴代政権が使途や支出先を明らかにしていない内閣官房報償費(機密費)の実態の一端が、当事者の口から語られた。
 那覇市内で開かれた日本青年会議所沖縄地区協議会主催のフォーラムで、野中広務元官房長官が長官在任中(1998年7月~99年10月)に複数の評論家に機密費から「盆暮れ500万円ずつ」届けていたことを明らかにした。
 鳩山由紀夫首相は、参院予算委員会で「一層の透明化を図っていきたい」と述べ、情報公開を進める意向を示している。当事者が口を開いた今、政府は早期に機密費の使途や支出先を公表し、国民に説明すべきだ。
 機密費は「国の事務または事業を円滑に遂行するため機動的に使用する経費」とされる。取扱責任者の官房長官が政治的判断で国費から支払う。
 2010年度予算案では内閣情報調査室の経費を含め、09年度と同じ約14億6千万円が計上された。将来にわたって使途を明らかにできない。そんな国家予算があること自体不可解だ。
 野中氏は官房長官時代に評論家だけではなく、総理大臣の活動費、国会対策費、参議院幹事長室などに官房機密費を配ったという。
 世間の常識から懸け離れた額にも驚くが、評論家に配ることと官房機密は一体どうつながるのか。理解に苦しむ。評論家に高額の現金を配ることで、政権に有利な発言を期待したのだろうか。
 もし現金を受け取った評論家が、そのことで政府に有利な発言をしていたり、それまでの論調を変えたとしたら由々しき事態だ。民主主義を否定、破壊する行為であると言わざるを得ない。
 野中氏は評論家に官房機密費を配ったことについて「日本の政治のむなしさを思う」と心情を吐露している。「私にすべての責任がある」と認めた上で「新しい政権の下でも続けていくことがないように」求めた。この発言は重く受け止めたい。
 民主党は01年、一定期間後に使途公開を義務付ける法案を提出した。そして今政権の座にいる。
 鳩山首相は機密費を将来的に全面公開する方針を示したが、機密費を扱う当事者の平野博文官房長官は公開に慎重で腰が定まらない。
 時の政権の都合のいいタイミングで、いかようにも使え、第三者機関のチェックすら働かない事態は解消すべきだ。

<引用終わり>

この琉球新報記事では、書かれてないが、ネット掲示板では、現金を受け取った評論家のうち返してよこしたのは田原総一郎ただ一人だったとか、小泉元総理も毎月1000万円貰っていたと言った情報が流れているようだ。

だが真偽を確かめる術は無い。大メディア各社が取り上げないのは、裏が取れないからだろうか。だが一連の小沢騒動では、報道翌日にはボロが出てしまう何の裏付けもない屑情報が流され続けていた。この差は一体何だろうか。

そして、情報源は政府の元官房長官だ。ただの年寄りの独り言では済まされまい。こうした背景から推測出来てしまうのは、評論家に金が渡っていたのならば、大新聞社の編集長にも金がいっていたのだろうと言う事。

同じ西松建設からの献金なのに、野党の小沢氏ばかり問題視し、政府与党自民党擁護記事には不自然過ぎるものがあったが、そう考えれば納得がいく。そして怪しい評論家もなんとなく想像がつく。T○タ○クルで、威勢良く吠えていた禿チャビンの爺さん評論家なんて怪しい限りだ。

ただしこうした想像は、断定できる情報が無いからあくまで想像でしかない。結局自国に対する信頼が薄れ、むなしさだけが残り、やり切れない。日本人が日本人を一番信用できないと思う状況は、実に悲しい事だ。

ではどうするか、野中氏が官房機密費をいくら暴いても、おそらく、これ以上報道は広がらないだろう。だからと言って無視する事は無い。野中氏は吠えまくってジャンジャン事実を広めてほしいと思う。

その一方で、今更なところもあるので是非とも一定期間の後は、使途を公開してほしい。今現在直近の使途を明かす事は、特に政権交代した今は確かに興味深いし、出てきた具体的使途を聞くと愕然とするが、受けた側の言い分も聞かないで非難するのは感情に走り過ぎだし片手落ちだろう。

機密費は機密だから機密なのである。その使途が良い悪いではなく、機密にするのがルールであり、その評価もまた一定の手続きとルールで行うべきだ。故に野中氏の勇気ある行動は評価するがそれはそれとして、こうした側面もあるので、冷静に考えたい。

今の日本では、誰かのミスや疑惑らしき点を見つけると、目を血走らせやり玉に挙げる事に皆が夢中になる傾向があるようだが、それでは結局、天に唾するようなもの、お互いが疑心暗鬼になり萎縮してしまう。

さて、結論を言おう。この官房機密費の使途だが、一定期間後に公表では不正を防止できないから、各党で結成した監査役員で前年度の使途を監査してはどうだろうか。

与党の足を引っ張る事に夢中になる野党の姿を想像できなくもないが、一応は国会議員だから最低限度の良識は持っているだろうから、党利党略だけに走って国家機密をなんでもカンでも暴露するとは考え難いと思うが甘いだろうか。

甘いとすればやはり、10年とか20年後に公表するしかあるまい。この辺はもう、あれこれ考えても仕方ないから思い切りなんだろうと思う。それにしても、評論家に金が行っていたのが真実ならば、政権維持のための機密費であり、国家の為に使われたとは到底言い難いだろう。

小泉元首相に毎月1千万円渡っていたという話も、もし真実ならばガッカリするが、それだけではケシカランとは断定できない。その使途をキチンと記録しているかが問題であり、もし記録してないならば、一定期間を待たずとも不正の疑いが強まると言えよう。

本日これにて、

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コメント

官房機密費は、最も事情を理解している野中氏自身が「廃止」を主張しているのは、百害有って「一利」も「一理」も無いからでしょう。特に国民には有害と。
しかし政権交代後の民主党も残したいのは、便利に使える国民のお金だから。
そこで日本の国民の為の益とは、どう残すかではなく、前政権がどう使ってきたかを徹底的に情報公開できるように世論を形成すること。その為に特別立法を作ってでも徹底解明するのが、今後の日本の政治・マスコミの健全化に寄与する大きな問題です。日本の政府も官僚達も、一番欠けている視点は、歴史の審判です。その第一歩にしたいものです。

投稿: 南 哲 | 2010/05/26 15:20

良く記憶しておきましょう

朝ズバ見ていてる。なんと、みのもんたが海外移設はできないの?と禁断の一言を。片山元鳥取知事が、『テニア…』といった瞬間に、隣にいた年配の女性コメンテーターが、すごい勢いで発言を遮った。それから、近隣諸国防衛における沖縄基地の重要性を語りだす。このおばさんも。。たぶん。。

https://twitter.com/aobadai0301/status/13389722847


@aobadai0301 TBS社員の川戸恵子氏です。意図は? RT@aobadai0301: 朝ズバ見ていてる。なんと、みのもんたが海外移設はできないの?と禁断の一言を。片山元鳥取知事が、『テニア…』といった瞬間に、隣にいた年配の女性コメンテーターが、すごい勢いで発言を遮った。
https://twitter.com/aichioyaji/status/13390648362

投稿: とりごん | 2010/05/05 09:25

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