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2010/06/19

浦島太郎

私のメインとなる趣味は車とウインドサーフィンだろう。でもウインドサーフィンは、ここ10年くらいはほとんどやって無い、年に1~2回程度だろうか。だからもはや趣味とは言えまい。でもその昔は、あるマイナーなクラスで、全日本3位になった事もある。

ま、過去の栄光と言うか、一応そのころはメーカーから道具のサポートを受けていて、プロ登録はしてないけれど、厳密にはアマチュアのレースにはホントは参加できなかったのでズルと言えばズル、おまけにマイナーなクラスだから栄光にもならないけど、クラス名だけ伏せて全日本3位と言って人を驚かせている・・・つもりだけど、ほとんど何の反応も無いのが二重に悲しい。

で、今月初めに、石垣島のクラブメッドに行って久々にウインドサーフィンを楽しんだのだけれども、そこで見た道具はどれもこれも、自分が持っているものとは全く違う構造なのでたまげた。

石垣のクラブメッドには、5年前にも行ったけど、その時はこれほど自分が取り残された感じは受けなかったような気がする。もっともその時は、そこそこにイイ風が吹いていて、プレーニングもしてたので、ライディングに夢中で道具にはあまり目が向かず、持参した愛用のパンツハーネスとハーネスラインの長さが合わず苦戦した事を記憶している。

何故石垣かと言うと、以前モルジブのクラブメッドに行った時、そこのウインドサーフィンのリグが、あまりにも重くて取り回しの悪さに閉口してたら、GO(=インストラクター)が、ウインドサーフィンが目的ならば、石垣のクラブメッドが最高で、道具も最新のが揃っていると教えてくれたからだ。

ついでに言うと、それまで旅行と言えば、国内旅行は高いので、我が家ではほとんど海外だった。本格的な国内旅行は、この5年前の石垣が初めてだったけれど、税関や入国審査が無いので、飛行機を降りていきなり行動できる効率の良さに驚いた。

だから、それに味をしめて、その年の正月は沖縄に行った。今回は5年ぶり3度目の沖縄は石垣の旅だ。で、ウインドサーフィンの話に戻るが、とにかく目にする道具の仕組みが見たこと無いタイプ。

例えば、ボードとマストを繋ぐ部分をジョイントと言うが、私が使っているのは20年前からのモノでパイプ(≒マスト)に穴が二つあって、ジョイントにはパイプの内側に収まるようなパイプより少し径の小さなカップ状の短い筒に、差し込んだパイプの穴にパチンとはまるポッチが二つ付いているタイプ。

で、今回石垣で見たのは、どうやらヨーロピアンタイプと言うらしいが、ジョイントのカップ部分が無くて細いピンになっている。何じゃコリャト驚いていたら、GOに、えっ!これを知らないのともっと驚かれてショック、完全にベンダソン浦島太郎状態だった。

それでも、この時はジョイントとかハーネスが昔とは大分違うなあと思う程度だったし、その後バカンスから戻ってきて、久々に良く行くゲレンデに出かけた時も、自分の道具だけしか見て無いからさほど、自分が化石だとは思わなかった。

とは言え、私が使う板は風速8m以下はミストラルのエキップ、8m以上はナッシュのカスタムボードで272cmのもの。この10年で体重が10kg増えたので、風速8m以下では、ナッシュの板はくるぶしまで沈んで浮いてこない。完全にプレーニングと言って、強風で滑空するときじゃないと沈んでしまうのだ。

いづれも20年前の道具だから、結構物珍しげに見られるし、時々、はるかに新しいボードが捨ててあったりして、そっちを拾った方がイイような気もするけど、今度は要らなくなったボードの処分に困るのと愛着から、そのまま使ってきた。

とは言え、ウインドサーフィンをやるオールドファンならご存知だろうが、エキップはさすがに古すぎるのと、ボトムが割れたのでキッチンテープで塞いで使ってたら水を吸ってしまい重い。これではいくら往年のレース用高性能ボードとは言え、ボロ過ぎて話にならない。

それと、ショートボードは、増えた体重のせいで、ほとんど乗る機会が無いので、エキップより短めのオールラウンド艇とナッシュより浮力のあるショートボードが欲しくなり、一大決心して、ネットオークションで、ミストラルのマリブとファナティックのファルコンと言う板を買った。

いづれも私のイメージでは両方とも初心者用だが、そう目を三角にして乗る気も無いのでこんなもんで良しとした。

ところが、入手して見て驚いたのがフィンもダガーも一切無い。まあ、ダガーは無くても何とかなる。フィンも沢山持ってるので問題無いさ・・・・と思っていたら、これが全く付かない。何時の頃からか、フィンを固定するボックスの形式が、上からねじで固定する形式に代わってきた事は知ってはいたが、プロダクションボードまでがその形式になっていたとは知らなかった。

ジョイントの固定の仕方も微妙に違う。同じミストラルでも、全くジョイントの差し込みと形状が違うのだ。デモそこは、根がケチなベンダソンは、同じメーカーなんだからモジュールの共通点はあるはずと、部品をバラして、上下逆さまに組み直したら何とかくっついた。

ところが、フィンの方は、全く互換性がない上、ミストラルとファナティックは、同じ1本ネジで止める形式だけど、ボックスの形状が見た感じ全然違う。1本ネジで止めるのは、どうやらパワーボックスと言う形式らしいけれど、その形式のフィンの写真を見る限り、とても収まりそうも無い。

只より高いモノは無いと言うが、ほとんど只同然に落札しただけあって、ははあ、だから誰も入札しなかったのかと納得。このままでは粗大ゴミを買ってしまった事になりそう。でも見た目は、今使っているボードと比べたら、新品同様、超最新式に見える。

で、どうするかと言えば、何とか寸法の合いそうなフィンを入手して、正規に固定出来なければカットして接着してしまおうと目論んでいる。そこで、新品を使うのはいくらなんでももったいないので、オークションを覗いたら、何と、どれもスタート価格がボード以上の値段。

こんなんだったら、壊れたフィンを捨てるんじゃなかった。あちらを直せばこちらが不具合、ケチケチ・サーフィンはめんどくさそうだ。でもこの安さは魅力、気長にフィットする部品を探すとしよう。

なにしろ20年前に買ったエキップはコンプリートでほぼ40万円近かったと思うし、ナッシュの板も20万円位したと思う。セイルはどんなに安くても5・6万円はした。それがネットオークションを見ると、中古とは言えコンプリートでも3・4万円で有る。

面白さから言ったら、絶対コストパフォーマンスが高いレジャーだと思うが、どうも、この安さは人気の無さが故のようで、サーフィンの人気と比べると不思議な気がする。

確かにセッティングはメンドクサイけれど、サーフィンに出来る事はウインドサーフィンには出来るし、そのスピードと行動範囲は比較にならないからだ。プレーニングと言って、スピードが上がってくると浮力以上の揚力で、水面を滑空すると、これはもう頭の中が真っ白になるくらい爽快だ。

今頃の季節になると、本栖湖にイイ風が吹いて、かなりの確率でプレーニングを体験できる。特に本栖湖は平水面で波があまり立たないからスピードも半端無く出るので、イイ風に当たるとジェットスキーを追い越す事もあり、かなりシビレル。

ただしその状態で枕すると鼓膜が破れる恐れがあるし、ジャイブと言って風下にターンするのも、スピードが出過ぎて上手くできない。でも本栖湖の風は、富士山からの風を谷間に凝縮した風なので、強風域を過ぎると弱まり、そこでジャイブすれば無事にターンして戻ってこれる。

一方、海では、その波を利用してジャンプも楽しめる。ナッシュの板を削ってもらった時は、その間、ハワイのカイルア湾でナッシュの板を借りてジャンプを堪能した。余談だけれど、ハワイの波はデカイ。どれくらいでかいかと言うと4~5mは有るんじゃないかと思うが、たぶん実際はそんなには無いと思う。

ただ、波の底にいると、波のピークに風がさえぎられてブランケ状態になり枕してしまう。それくらい波がデカイのだ。風が来ないからなかなかウオータースタートと言って、風をセイルに受けてその揚力で体をズボッ海面から引き上げるやり方も出来ない。

そのうち、山のように海面が盛り上がり頂点がちょろちょろ崩れ出すと、これはもう恐怖、崩れて泡状態になった波ではフィンが機能しないから走る事が出来ず、波に巻かれて死ぬ思いをする。実際迂闊にセイルの下になって波を受けると、その重さは何トンにもなり骨なんて粉々になる。

いっぺん体験しかけたら真っ青になる事受けあいだ。(途中脱出できないで、ホントに体験したら、あの世に行きっぱなし)

で、良く、ポンポンと波を超えて空に飛び上がるウインドサーファーの映像を見るけれど、あれはかなりの手練れがなせるワザ。なんたってワイハー辺りのデカイ波でこれをやると、陸から見て2~3mの高さでも、実際は波の底まで波の高さ分あるから、ちょっとしたビルのてっぺんから落っこちる感じだ、コエーですよ、ほんと。

セイルをパラシュート代わりにして上手く着水しないと、いくら水面でも板の面積で受ければコンクリートに着陸するようなもの、足首が一発でやられてしまうのだ。ま、日本じゃこう言うシーンは御前崎とかじゃないとなかなかお目にかかれないけれど、ジャンプは見た目以上に高いって事です。

あ~あ、いくつになってもやっぱり、ウインドサーフィンは楽しい。ただし風があればなんだけど、それ故に、何度も風に裏切られて、だんだんにウインドサーフィンから遠ざかってしまった。ところが、最近気が付いたのは、体力が落ちた分、昔ほどハードな状態を望まなくなって、そこそこの風でも楽しめること。

以前は風速10m以下ではフラストレーションがたまり、風速1516mが最高だった。台風なんか来ると、仮病で会社を休み風速25mでも乗っていた。ただし、こんな強風になると逆にスピードも出ないで危険なばかり、セイルなんか、くるっとではなく、バンと一瞬で返る。今考えてもイカレテいた。

一時は遠ざかっていたウインドサーフィンだけれど、今度はダイエットも兼ねて、のんびりやろうかと思うこのごろだ。こう言う趣味に出会えたのは何とも運がイイと思う。是非、皆さんどうですかとお誘いしたいところだ。

本日これにて、

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コメント

Siji様、コメントありがとうございます。

1985~1988にかけて、急激に道具が進化して、そこから後は微風域の性能がアップしたように思います。レースで勝つことを考えなければ、20年前の道具でも問題無く楽しめます。

是非チャレンジしてみては?

投稿: ベンダソン | 2010/07/15 09:49

そういうスポーツなんですか、はじめてしりました。
20年前の道具でも、ちゃんとしたやつだと使えるって。
どの分野でもいいですよね。

投稿: Siji | 2010/07/15 06:11

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