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2010/08/27

山口編集長よく言った!~小沢出馬批判に見えるそれぞれのレベル

少し山を越えたけれど、相変わらずの忙しさは変わらない。他人様のブログを見る時間も無いが、皆さん、よく更新出来るものだと感心してしまう。なわけで朝飯食いながら報道バラエティ番組を見るのが日課だ。

同じ報道に対して各局がどう報道するのか気になるので、チャンネルは、頻繁に変える。例えば、昨日は小沢氏と鳩山氏との会談をフジTVとテレ朝がリアルタイムで報道していたが、この報道を見ても各局の姿勢が如実に表れていて興味深いものであった。

フジTVはいち早く実況で、会談を終えた小沢氏が、記者のインタヴューを受けて出馬表明をしている場面を放送していたが、そこまでやって何故か音声が無い。それまで現場の音声がながれていたので放送事故にしてはあまりにもお粗末かと思っていると・・・、実況解説で小沢氏の出馬表明を伝えた。

そこまでは良かったが、続いて小沢氏が「鳩山さんの支持があれば」と条件付きの出馬表明したことはケシカランと、あたかも鬼の首を取ったかのように、小倉キャスターやコメンテーター達が批判していた。

直ぐにテレ朝のスーパーモーニングに切り替えると、こちらは実況では無くチョイの間に編集して小沢氏のインタヴューをそのまま流していた。鳩山氏が出ろと言うので出るとの発言シーンだ。内容は既に皆さんご存知の通り、こんなもの加工のしようが無い事実だ。

フジTVが意図的に音声を消して脚色したとは思いたくないので、おそらくスクープに近い実況中継だったので、スタッフが大慌てのミスをしたんだろうとは思うが、ミスの仕方に日常の習性が垣間見えるようで興味深かった。その後、報道を修正したのだろうか、もししていなければ、意図的であるから、その場で見えている事実に、音声を消してまで脚色する事に何の意味があると言うのか、首を傾げてしまう。

それと、仮にフジTV報道通りに、鳩山氏の支持があれば立候補すると言ったとしてもだ、これ批判に値する事か?なんか、何でもかんでもイチャモン付けているとしか見えないんだが。実際、小沢氏は鳩山氏の要請があっての出馬表明であると言っているが、当たり前すぎて、どこも淡々と事実を報道するだけだ。

こんな調子のイチャモンが通るならば、もう何でもアリ、あっ、ほらほらベンダソンが歩いてますよ、皆さんこんなんでいいんですかあ!あっと、しかも右足と左足を交互に出してまっせ、常識を疑いますね。とまあ、フジTVの小沢出馬批判は、このレベルなのだ。

しかし、一概にこのフジTVの報道を批判は出来まい。よくよく考えたら大なり小なり、小沢批判はこのレベルの積み上げだからだ。ゼロは何個集めてもゼロのハズなんだけど、今のニッポンでは、虚構と実態の区別がつかないからヤバイ。

だがそこから判断できることもある。それは人は怒った時や、人を批判するときに本性が現れると言う事。批判の仕方にその人となりが如実に表れるから面白い・・・・、ドキっ(自爆)。

まあ自爆覚悟で言おう、つづけると、今朝のスーパーモーニングに民主党の生方氏が生出演して、相変わらずの小沢批判をやっていたが、その内容はマスゴミ報道通りの抽象的な「政治と金の問題」だ。具体性が全然ない上に、3カ月で首相交代はいかがなものか的な批判で、直接小沢氏の主張なり客観的人物像を批判するものではない。

私には、田舎のオッサンの理屈に見えてしまう。批評すべき対象を全然論点としないで、印象操作で情に訴えるやり方だ。「今度の村長はよう、外車に乗ってんだぜ、あれはねーよなあ⇒ウンダ・ウンダ、そりゃねーべよ」てなもんだ。何が悪いか具体性が無い悪口は少なからずある日本人のパターンだ。そして案外、これが人を説得する。

だが、知性ある人間は、方法論としては有効と分かっていても、それが有効なのは低レベルの人間に対してであり、自分をそこまでおとしめたくはないから、やらない。だから、怒った時や批判するときに人格が現れるというわけだ。

で、今日の生方氏の小沢批判にキレたのが、週刊朝日の山口編集長だ。

山口「政治と金って言いますが、具体的に何が問題なんですか」

生方「報道されている政治資金規正法違反容疑ですよ」

山口「その容疑や検察審査会の中身の事を聞いてるんですよ」

生方「○○に金が行ったり(と言うような内容、正確には失念)」

山口「そんな事問題になって無いでしょ、土地の売買が収支報告書に記載された時期の単なるズレが検察審査会の対象なんですよ。小沢さんの『政治とカネ』問題は検察官僚がつくった虚構ぢゃないですか

生方「・・・・」

正確なところはビデオに取っていないので自信は無いが大要、こんな感じのやり取りがあって、私は思わず、そのとーりだあと叫んで、食っていた飯を吹き出した、と言うのはジョーダンだが、ちゃんと飯を飲みこんで、そう叫んだ。

こう言う骨のあるジャーナリストがまだ日本にはいるのかと思うと心強い。だが、その一方では、この生方氏のように、自党の(元)幹事長を政治と金の疑惑があるかのように批判するが、確固たる根拠が無いのはいかがなものか。

一見、時の権力者小沢に、内部からたてついた英雄に見えたし、相手がだれであろうと主張を曲げない姿勢は高く評価できるが、肝心の主張の中身が不明朗では、単に外見的なポーズに過ぎず、マスコミの扇動に乗っかっただけ、と言われても仕方ないだろう。

そもそも、反小沢陣営が、少数派にも関わらず党内で要職を占めているのは、何より小沢氏がその権力を行使していないという目の前の大きな事実を何故、皆見ようとしないのだろうか。

今、即小沢グループが民主党を離脱し新党を結成しても最大政党であるし、元々小沢氏は連立が得意だ。無理に民主党に固執する必要もあるまい。何時でもその気になれば連立を組んで与党の中心に居座る事が出来ると思う。

一方では、反小沢グループは少数派だ。少数派が好き勝手に小沢批判を繰り返し、政権の座にいられるのも、小沢あってのもの。親の保護を受けながらダダをこねる子供の反抗期に見えてしまう。

小沢氏が、本当に闇将軍であるならば、こうはならない事は誰もが分かっているはず。小沢氏は闇将軍になれる力を持っているが、その力を行使しないで民主的に等を運営した結果がこれだ。

それにしても、山口編集長は、よう言うた。氏のツイッターにはこう書いてある。

http://twitter.com/kazu1961omi

<引用開始>

テレビ朝日スーパーモーニングが終わって会社へ向かってます。本番中につい、このツイッターのノリで「小沢さんの『政治とカネ』問題は検察官僚がつくった虚構ぢゃないですか」と発言したところ、各方面から携帯に「テレビであんなこと言って大丈夫か」と電話いただきました。こんなことは初めてです。

<引用終わり>

とりあえず、今日のブログは、ここまで。

あと、念の為言うと、山口編集長が「検察官僚がつくった虚構」であると批判できることも、小沢氏が権力を行使していないとする理屈に当てはめれば、矛盾すると思われる向きがあるかもしれない。もし、そう思うならば、それはタブン総思う時点で既にバイアスが掛かっていると思う。

何しろ数が違い過ぎるからだ。検察官僚に楯突くマスコミ人はほとんど皆無に近いが、小沢氏に楯突くマスコミ人や民主党員は無数にいる。分かり切った事実に目を向けない時点で、相当なバイアスが掛かっていると見るべきだろう。

本日これにて、

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コメント

BB 様、コメントありがとうございます。

おっしゃる通り現下の日本人の論理的思考の欠如が、かつてのイギリス病ならぬ日本病の源かと思います。

身近なところから、関心を持ち、直して行かなければ、とんでもない事になると思います。

次回は、埼玉県蓮田市で起きている、とんでもない行政の横暴についてお知らせいたします。小さいから、あるいは遠いところの出来事であるからと無関心でいれば、それが我が身を滅ぼすと言う事を皆様にお知らせしたいと思います。よろしくお願いいたします。

投稿: ベンダソン | 2010/08/28 00:25

ペンタゾン氏へ
明快明快!「絶対権力者の小沢氏」と言っておいて「起訴相当」なんて議決ができちゃう矛盾に気がつかない日本人は、論知的思考というものが全く欠如しているようです。「小沢問題」は実は「日本の問題」を鏡映しにしていることに多くの日本人が気付くべきですね。

投稿: BB | 2010/08/27 18:49

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