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2010/10/03

内閣発足と同時に、超弩級国家の混乱2連発は偶然?

乱数の出方は均等ではなく、番号が続いていたりする。実際のルーレットなどのギャンブルでも出目は偏っている事が多いし、航空機事故なども一旦起きると続く事が少なからずあり、偶然とは均等ではなく重なるものだ。

普通の事件ならいざ知らず、国家を揺るがす大事件と言うものは、そう滅多に起きるものではないので、この度の検察の証拠改竄事件と尖閣の船長釈放事件が続けて起こったのも、偶然なんだろうが、偶然がこう重なるのも奇妙ではある。

ただし、事件は偶然が重なって起きたのかもしれないが、それに対する関係機関や政府の対応は、菅内閣発足と同時に起こった人為的所作であるから、決して偶然ではない。そしてこの偶然ではないところが問題なのだと思う。

大事件が続けて起こってしまうと、どちらかに人々の興味が偏ってしまい、それが呆れる要素であれば、呆れ方も偏ったり2分されてしまいがちだが、本来ならば、国家がトンデモナイドジをやらかしたのだから、驚きと怒りそして呆れは倍加されなければオカシイ。

ざけんじゃねー、いい加減にしろ!なのだ

だが、両事件とも死人が出たわでけもなく、見た目派手な破壊などの衝撃映像があるわけでもない。そのせいか、トンデモ事件なのに他の3面記事と同列には扱われているように見える。

1.検察のドジ

先ずは検察のドジから怒りまくろうか。

と言うかこれ、検察のドジではなく犯罪だ。その犯罪が明るみにでたことがドジというわけである。毎日流される報道は、おそらく誰しもが予想した通りだろう。直接証拠を改竄した犯人がいて、その上司が芋づる式に挙げられるが、さあ、はたしてどこまで追及されるのか、だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101001-00000645-san-soci

<引用開始>

大阪地検「トカゲのしっぽ切りだ」 大坪前特捜部長と佐賀前副部長の一問一答

経新聞 101()227分配信

(略)

 --小林検事正らにどう報告したのか

 佐賀氏「『同僚検事間で前田容疑者がFDデータを書き換えたという話が出ているが、本人は過失と主張している。書き換えたFDをすでに返却しているなどの客観的事実から証拠管理上のミスにとどまる』と、大坪前部長と一緒に報告した」

 --
小林検事正らは「データ書き換えの話は聞いていない」と話しているが

 佐賀氏「
きちんと報告した。私の『執務記録』にも報告の日時や内容が記してある。最高検にも提出している」

(略)

--前田容疑者が「故意に改竄したと大坪前部長、佐賀前副部長に報告した」と供述している

 佐賀氏「当時、そんな話は聞いていない。
最高検の描く事件の筋通りに素直に認めることで、罪の軽減を図るために言ったのだろう」 

 --最高検の構図とは

 佐賀氏「『正義感のある部下の進言に対し、幹部は隠蔽するために上層部に報告しなかった』という筋立て」

 --逮捕の可能性は

 佐賀氏「私と大坪前部長を逮捕して
トカゲの尻尾切りをするつもりだろうただ、部下が証拠を改竄したことには責任を感じており、辞職するつもりだ」

(注:赤字は筆者強調)

<引用終わり>

で、この後この2人は逮捕され、↓の記事にあるように「過失にしろ。認めるな」前田容疑者に指示したとされている。状況を見れば、予想通り確かにトカゲのしっぽ切りに見える。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/osaka_prosecutor_evidence_tampering/?1285998689

<引用開始>

「過失にしろ。認めるな」 前特捜部長ら前田容疑者に指示

大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)事件で、主任検事の前田恒彦容疑者(43)の証拠改竄を隠蔽(いんぺい)したとして、最高検が逮捕した前特捜部長の大坪弘道容疑者(57)と、前副部長の佐賀元明容疑者(49)が今年2月上旬、前田容疑者に「過失ということにしろ。絶対に改竄だとは認めるな」などと指示していたことが、検察関係者への取材で分かった。前田容疑者が最高検の調べに対して供述したもので、最高検は改竄が発覚しないように大坪容疑者らが積極的に隠蔽工作を図り、前田容疑者の立件を免れようとしたとみて、慎重に調べている。(産経新聞)

<引用終わり>

最高検の描く事件の筋通りの取り調べを予測している検察官被疑者

と言うわけだ、これまで散々言われて来たように、検察のストーリー通りに取り調べられ、そして「・・・が、検察関係者への取材で分かった。」と毎度おなじみの取り調べのリークだ。このお決まりのパターンに、国民は大いなる疑惑と恐怖を感じているのに、一向に変わらない。ただ、今までと違うのは容疑者が身内と言う点と、身内故に最高検の描く事件の筋通りの取り調べを予測している点がリアルで、笑うに笑えない恐怖がある。

最も可視化を望んでいるのは逮捕された検事達?

検察がこの事件を本当に反省し、二度と冤罪を起こすまいと本気で考えるならば、少なくとも外から言われなくとも、取り調べの可視化をすべきだろう。皮肉なことに、今、最も可視化を望んでいるのは、この逮捕された検事達だろう。

検察ファッショは明日の我が身であると警告してきたが、早くもその餌食に検事がなったというのが、何とも皮肉だ。

2.政府のドジ

お次は、例の尖閣問題だ。突っ込みどころ満載なので、どこからイチャモン付けようかと迷ってしまうが、とりあえずこちらの記事をご覧いただこう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101002-00000116-san-pol

<引用開始>

尖閣事件の対応「ベストだった」 蓮舫行政刷新担当相に聞く

産経新聞 102()757分配信

(略)

【尖閣諸島事件の対応】内閣の一員として、今回の対応策はベストだったと思っているが、より国民に納得いただけるやり方があったのであれば、学習は必要だ。外交問題はどのような結果を出しても、いろいろな意見がある。それぞれの立場からそれぞれの国民の声があると思うが、司法判断も含め、今回のやり方しかなかった。(内藤慎二)

<引用終わり>

■今回のやり方しかなかった根拠は?

報道が発言の大部分を省略しているのだろうが、それにしても「今回のやり方しかなかった。」は無いだろう。蓮舫さん、アンタの根拠は何?と聞きたい。いろいろな筋書きやら屁理屈を考えてみたが、何故に「今回のやり方しかなかった。」に行きつくのか、サッパリ理解できない。

もし、「今回のやり方しかなかった。」と考えるならば、それは自分勝手な保身の屁理屈からじゃないのか。論点・視点を国家に置く限り、どう考えても「今回のやり方しかなかった。」なんて答えは浮かんでこないからだ。いっぺん蓮舫氏を催眠術にかけ、その本音の理由を聞いてみたいものだ。

■自己保身

「今回のやり方しかなかった。」と考えられるのは、視点が天下国家ではなく、自己保身の場合だろう。良い悪いは別にして国がどうなろうとそんな事は知ったこっちゃない、いかにすれば自分達の保身が図れるか、責任逃れが出来るかを考えれば、「今回のやり方しかなかった。」というのはアリかもしれない。

だが、国の事を考えるならば、いかな理屈をこねくり回そうが、検察判断による船長釈放は無いだろう。相手国の首相の要求に沿った処分を一行政組織である検察が自己判断でしてしまう事が許されるなら、外務省は何をするところ?となる。あるいは外務大臣は?政府は?首相は?となる。

■個人商店外交の怪

それに首を傾げてしまうのが、細野氏の訪中に見られるように、外交問題を政府ではなく個人レベルで対応するこの国のやり方だ。なんですのそれ?もっともらしく現内閣には中国との太いパイプがないからとか言われるが、外交を個人のコネクションに委ねるのでは、この国は個人経営なのか?それじゃあ政府はいらないではないか。

程度問題とは思うが、拉致問題の場合も、ミスターXだとか訳の分からない外交ルートの話がまことしやかに伝えられ、個人の人脈で国家間のやり取りが進展したりしなかったり、話が個人商店化してしまい、訳が分からん。

■外務省は何するところ?

じゃあ、外務省はいったい何をやってるんだ?ホント不思議でならない。ただの事務屋なんだろか。だったら外務省の仕事はほとんど全部外部委託すりゃいい。

検察が物的証拠を改竄したり、国際問題に介入したり、そしてそれを良しとする内閣やら、外交が国家機関ではなく、政府以外の一個人の人脈で進められる国なんて、独裁国を除けばこの日本以外にあるだろうか。考えれば考えるほど、アタマがおかしくなりそうだ。

■始めから迷走する菅内閣

本日のタイトルを「内閣発足と同時に、超弩級国家の混乱2連発が偶然?」としたが、はたしてこうした超弩級の国家の混乱は、この2発で済むだろうか。民主党はかつての与党自民党と比べてみれば人材の宝庫だと思うが、今の菅内閣の器の小ささが、それを活かしきれないばかりか、自己保身に汲々としてしまっているようで、この先が思いやられる。

今起こっている国家のガバナンスの危機やドジについても、まともに解決はできず、どんどん墓穴を掘ってしまうのではと危惧するし、この先もトンデモ外交や内政をやらすのでは心配だ。その結果が、菅内閣閣僚諸氏個人に帰結するなら構わないが、国家をおもちゃにされ、ツケを国民に回されるのではタマラン。

■名選手イコール名監督ならず

国会質疑において、総理に回答を求められているのに官房長官が強引に答えるなどというドタバタは勘弁してもらいたい。総理としての隠されたポテンシャルがあると自分自身思っているのかもしれないが、それが表に出てこなければ、単なる思い込みでありうぬぼれに過ぎない。

一国の首相においてはそうした思い込みで国政に臨まれては国民はたまったものではない。国民は今現在のリーダーシップや能力をもとめているのだから、そうした能力が無いならば、素直に身を引いて欲しいと思う。

菅さんは確かに雄弁だし清廉潔白な方だろう、いわば名選手だ。こうした能力は野党としてあるいはNO2としては優秀だし能力抜群だが、与党として首相としての能力はとなると疑問符が付く。名選手イコール名監督ならず、なのだ。だからハッキリ言おう。菅さん、アナタには首相としての能力が無いからお辞め下さい。

本日これにて、

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