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2010/10/13

雑談

今日は、ちょいと個人的な話をしよう。要は、これから中国に行くので、タブン2週間ほどブログをお休みするでしょうという言い訳です。小生には、民間事業者と言う顔と研究者と言う2つの顔があって、中国行きは後者の顔。

このところ尖閣問題で日中間がギクシャクしているので、ちと緊張するが、ほとんど大学内で朝から晩まで研究活動をするので、あまり一般大衆との接触は無いだろう。けれど、一応はあちこち視察するので、人々の様子はある程度把握できるはず。

なので、自分の領域の学術研究とともに、かの国の実態を肌で感じて来たいと思っている。交通費等は研究費として国から出るが、どういう訳かホテル代や食費などの滞在費は一応自分持ちになっている(とはいえ、昨日別ルートから来たメールをみると、後から清算出来るみたい)。

いづれにしても、学内なので滞在費は冗談みたいに安いから、ま、どうでもよい。最初、中国行きの案内メールが来たときはほとんど関心が無かったが、尖閣問題が起きたので、学術研究の対象と言うより、そっち方面で関心が出て来たので、冷やかし半分で話を聞いたら、研究結果の提案は彼の地の政策に反映されるだろうというので俄然興味が涌いてきた。

日本では、いくら提案しても、必ず抵抗が起こり絶対に前に進まない事は長い間の経験で、嫌という程身に沁みている。特に真面目な提案をすればするほど、訳の分からない抵抗が起こり、必ず潰されるからだ。

例えば、先のブログ記事にも少し書いたが、蓮田サービスエリア・スマートインターチェンジ問題等はその典型。既にTVをご覧になった方はおわかりだろうが、住民から頼まれてF氏は自分の専門知識を役立てようと、反対運動のリーダーを引き受けた.

その後、当該自治会の総会でも全員一致で反対を決議し、改めてリーダ―を要請されたが、反対活動を始めるや、なんと役員達が妨害を始めたと言う、どうにも不可解な行動に戸惑い、活動を中止した。

周辺状況を聞きとると、どうやら、地元自治会役員達は、今まで反対を口にしてきたが何もやってこなかった事が、F氏の精力的な活動と対比され非難される事を恐れて妨害したらしい。そしてF氏が目立つことも気に入らないという。自分達で頼んでおいて、何ともイヤラシイと言うか器の小ささだ。

これはF氏の身に起こった出来事だが、分かりやすい。こうした現象は、欲得抜きの行動をすると必ずと言ってよいほど起こる抵抗だ。経験的には、欲得での行動の方が、人々の支持を得られる。以前にも書いたが、欲得抜きで中立を保つと、必ず誰かの利益を否定することになり敵が増える事はあっても減る事は無く、やがて孤立化傾向になってくるものだ。

こうした日本人社会の器の小ささは、これまで島国根性と自嘲されて来たが、今もってこの傾向は変わらず、むしろ島国根性と意識されないまま、これが世論の原動力にさえなってしまっているように思う。

言えば、そんなバカなと憤慨されそうだが、例えば鳩山前首相の母親からの献金騒動はその範疇に入るように思う。金額の多寡や個人名を忘れて、単に最も純粋な政治献金にはどんなものがあるかと考えたら、この献金パターンがベストではあるまいか。

ところが、それが金持ちボンボンの鳩山氏とわかり、しかも自分の年収より多い活動資金を毎月得ていたと分かった途端に、人々は我が身と比較し、嫉妬と羨望に苛まれ、怒り狂うのではあるまいか。だとすれば実に小さい。

小さい故に、そうした事を指摘されると、バカにされたと、これまた怒り狂う。誤解なら誤解と指摘内容に対する反証を上げ論破すれば良いではないかと思うが、先ずそういう人にはお目にかかれない。

さて、敢えてここまで読者諸氏の気分を害する書き方をしたが、別に嫌~な思いをさせ、ベンダソンてなんて嫌味なヤツと思われたいのでは勿論無い。ショック療法と言うか、手っ取り早く核心に触れたかっただけだ。何、それがムナクソ悪い?まあ、そう怒らんと聞いてちょーよ。

要は、最初に書いたように、何かを提案すると、特にそれが私利私欲より公共を優先すればするほど、抵抗が起こって来て、抵抗の原動力は実に不可解。それはどうやら、公より私にあり、器の小ささにあるんじゃないかと言う事。

現象としては、総論賛成各論反対の形になって現れるようだが、根っこはこういう事じゃなかろか。だから、日本で、真面目に何かを提案するのは非常に疲れるし、結果としてロクなことにならない。

ところが、彼の地はそうでもないと言う。意思決定は以外と早く、良しやるぞとなると、あっという間に実現するらしい。細かく見れば、その政策決定の過程において、多くの庶民が犠牲になっているのかもしれないが、ある種公を最優先する政策決定の速さには期待が持てそう。確かに大局観では圧倒的に中国が勝っている。

ただ、これはある高名な教授の受け売りであって自分で確かめた訳じゃないから、今回それを確かめてみようと思った次第。私のテーマは現実の市民生活の中でいかにCO2削減を実現するか、その総合的な施策の研究なのだ。

日本ではいくら提案しても、あーでもない、こーでもないと反対されるので、かの地で提案した方が早い。そしてもしそれが実現すれば、おそらく手のひらを返したように、そう思ってたんだよねと、皆が言いだすだろう。

敵(?)に1番を取らせる手助けをするのは、ちょっとシャクではあるけれどその方が現実的だ。そういう意味では「1番じゃなきゃダメなんですか」と言うのも、現実路線としてはアリだと思う。

これもかなり以前に書いた事だが、今の日本は否定文化だ。先ず何でもかんでも否定する。誰かの意見を否定すると、あたかも勝ったかのように見えるからだろう。しかし、否定は単なる否定でしかない、その先の解決策を出さなければ実に無責任で卑劣な議論の仕方だ。

でも多くの人が、否定だけをする。言いかえれば日本人の多くは卑劣だとも言える。改革をしよう⇒そんなのは弱者切り捨てだ。CO2削減しよう⇒削減なんて非現実的だ。真実を明らかにしよう⇒明らかにしてどうする。○○しよう⇒効果が不明だ。こんな調子で、何でも否定してしまうが、否定した先にどうするかは全く考えない。

だから、能力ある人々はアホらしくなって日本を脱出してしまう、ノーベル賞受賞が良い例だが、今後もこの傾向は変わらないだろう。と言うか益々加速すると思う。例えば、私の良く知る大学の大学院では全て英語だ。日常的に英語で会話し英語で研究しているから、既に言葉の障壁が無く、いつでも海外に行ける。私が現役のころは、こんなの考えられなかった。

とまあ、いろんな事を書き連ねたが、最初にお断りしたように、しばらく更新出来そうも有りませんと言う事です。向こうの大学でも当然にインターネットは使えるので、出来なくはなさそうだけれど、スケジュールを見ると朝昼晩、研究とミーティングみたいなのでタブンそれどころではなさそう・・・と言う事です。

本日これにて、しばし御免。

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コメント

ペンダソンさんのいう事はみな、今の新聞やTVのことみたいな気がする。私は、ちょっと浮世離れした生活をしてきましたので、日常の直接体験では、ペンダソン観察的な経験はあまりありませんでした。しかし、たまに非常に嫌な付き合いをすることもあり、その場合はおっしゃるとおりです。でも、大勢じゃないですよ。一般庶民レベルでは、日本人の民度は高い。

私も中国に行ってみたことがあるのですが、それは、メディアによる中国のイメージがあんまり悪いので、本当か?というのが本当の動機。いろいろもっともらしい口実はつけたんですが(~_~)。行ってよかったと思ってます。

投稿: CA | 2010/10/13 23:20

本質を突いた鋭い内容でした。振り返ってみると日本の歴史はまさにその邪魔をどう取り除くかの歴史でもあります。大陸のように力や論理でねじ伏せることは無理でも権威の前では従順でした。名を残した人間ほどそこに徹底して気を使い、城を落とすより御旗を手に入れることに重点を置いています。
従って正論を説くにも一定の実績と評価と権威が必要になります。野球でもサッカーでも観客と監督の作戦が食い違うとき、選手はギャラリーのほうが正しいと思っていても監督の指示に従います。結果が悪かった場合はおっしゃるようなことが起きます。しかし、すべてが悪いわけではありません。
日本人の悪い側面を書けばいくらでも書けますが、それはどの国の人間にも言えることです。どの方法をとっても良い面と悪い面が必ず存在するからです。日本では責任ある立場にあれば、堂々と正論を説き、人々を導くことができます。偉くなってください。

投稿: ぷにょ | 2010/10/13 16:08

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