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2011/05/19

震災復興は巨額な景気刺激策では?

昨日のTVで辛坊治郎氏が復興費用が約50兆円と言っていた。未曾有の損害によって経済にダメージが大きいかの様に言っていたが、何か変。資産が失われたと言っても土地はそのままだから、復興の原資が消費税だろうが国債だろうが、50兆円が市場に流れるのだから。

説明しよう。この投資はほとんどが物作りと設計など知的労働による付加価値創造に回る。つまり消えて無くなるお金ではなく、すべて市場に出回るお金だ。

これが普通の社会資本整備のための公共投資とは大きく違うところ。例えば道路を造るとなると、大半が用地費であり、この投下資本自体にはあまり付加価値を生まない。道路の築造費のようにブルを買ったり、ガソリンを買ったりと言った産業連関があまり考えられないのだ。

用地費が1億円のところ2億円になったとして、土地を売った人間が余分に手にした1億円を使うかと言えば、そんな保障はどこにも無い。1億手にしようが、2億手にしようが、ベンダソンみたいに宵越しの金を持たない享楽主義者ならともかく、普通、使う金はそんなに変わらないだろう。つまりタンス預金になってしまう可能性が高いから、お金の動きが1回で止まってしまう。

ところが、先に述べたように、この大震災で失われた資産は、家屋や車など人為的生産物であり、土地は失われてない。基本的に壊れた都市基盤を直すのには、新たな用地費はさほど要らないのだ。

もっぱら、復興のために投下される資本は、建設機械、資材、人件費、宿代など産業連関する投下資本だ。だからトンデモナイ景気刺激だと思うんだが?実際、調査しようと一関市に行ったら、宿と名のつくところは全て警察関係で占められ全く空きがなかった。全て稼働率100%、街中のレストランも繁盛していた。

でもって、50兆円はとてつもない巨額で、しかも通常の国家予算みたいな義務的経費が無いから、原則そっくり社会資本整備や直ぐに消費される保障費なので、市場に回る金だ。これを税金であろうと国債であろうと、どうやって国民から集めようとも、国民の金融資産総額が1500兆円もあるから別に破綻もしない。

使いもしないタンス預金が市場に出回るのだから、有効な金の使い道ではないか。

先日、或る首都圏の電鉄会社取締役と話していたら、確実に業績が悪化し大変な事態になったたと言っていたが、ホンマかいな。そりゃ、計画停電やらなんやらで乗降客が減っただろうが、ほとんどが定期の客じゃないの。利用客が減ったとしても一時的だろう。

と言う訳で今、世を上げて不況だと騒いでいるが、本当に50兆円が市場に出れば、不況は吹っ飛んで、インフレになるんじゃないか?でも、誰も専門家はそんなこと言わないから、コレ素人の妄想なんだろうか、でも気になるんだな。

ところで、蛇足だが、この震災で土地は失われていないと言うと、水没した土地、塩害を受けた農地や、放射能汚染で使えなくなった土地はどうなんだと、つっこまれそうなので言っておく。

それでも、土地はあるでしょ、そして使えなくなった土地に固執する事も無いでしょ、と。少し専門的になるのと、技術的ノウハウなのでこれ以上は書けないが、土地が無くなってない事は間違いないのだ。この事にかなりの専門家も気が付いてないように思う。では、また。

本日これにて、

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