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2011/06/03

前代未聞のペテン内閣

菅直人の呆れたペテンには、多くの民主党議員、国民があっけにとられ、マジに涙が出そう。こっ、ここまでやるかあ?!だろう。朝から非難ごうごう、ほとんど菅擁護の話は聞こえてこない。

■ひょっとして、不信任反対表明か?

昨日の代議士会のライブ放送では、鳩山氏、原口氏の発言を聞いて、一瞬何を言ってるのか分からなかった。たとえて言うと天皇の終戦放送みたいで、えっ?それって、ひょっとして、不信任反対表明?って思ったくらいだ。で、ホントに不信任反対だった。

■武士の情け?

でも、気を取り直して考えたら、確かに、不信任可決して辞めさせるよりも、武士の情けで一応はカッコ付けさせれば、党内分裂も避けられ、政治空白も生まれないから一番良い結論だなあと思ったものだ。

■小沢氏にも、ちとガッカリ

ところがその直後に岡田幹事長は、具体的にいつ辞めるなんて約束してないと言ったものだから、オイオイ、岡田さん、原口クン、君たちは毒まんじゅうを食ったのか、この裏切り者と思った。同じく、小沢氏にも、ちとガッカリした。

■松木けんこう氏の潔良さと、原口氏の言い分

それに比べ、何と松木けんこう氏の潔良い事、ぶれない信念には感動を覚えたものだ。だから原口氏のフェイスブックに怒りの書き込みをしようかと思ったが、まあ待て、彼の言い分も聞かなければと思った。結論を言えば、鳩山氏も原口氏も、激しく菅首相を非難しているので一応は安心したが、それにしても、代議士会で菅をヨイショして流れを変えてしまった責任は大きい。

■皆がどう思ったのかが問題

呆れた事に菅氏は、いつ辞めると約束はしていないと主張し、苦し紛れに冷温停止までと答え、事実上の続投宣言をやってのけた。厚顔無恥とはこのことだ。確かに鳩山氏が見せた覚書には、いつ辞めるとは書いてないが、鳩山氏とどういう約束をしたかなんて、そういう問題では無い。

代議士会の演説を聞いて、皆がどう思ったのかが問題であって、どこかに文書が有ろうとなかろうとそんな事では無いのだ。

一国の総理が、全国にライブ中継される中、至らない点が有りましたゴメンナサイ反省してます、一定の目途が立った段階で若手に任せると言ってのけたことが重要、採決後になって、あれこれ言う菅氏の説明なんてどうだって良い。そんな説明は採決前に言え、だ。要は、採決直前の首相の殊勝な発言を、聞いた側がどう感じたのかが問題なのだ。

不信任に賛成すると考えていた議員達は、この演説を聞いて、直ぐに退陣するのだなと思ったから、敢えて政党政治を危うくする自党党首への不信任賛成を撤回したのだろう。

http://sankei.jp.msn.com/politics/topics/politics-14578-t1.htm

<引用開始>

菅氏、改めて辞任約束を否定

菅直人首相は3日午前の閣議で、内閣不信任決議案採決前の鳩山由紀夫前首相との会談について「自分と鳩山氏の会話はあの紙(確認文書)に書いてある通りであって、それ以外のことは一切話をしていない」と述べ、鳩山氏との辞任の約束を否定した。

<引用終わり>

もし、こちらの記事にあるように、証拠がないから辞任の約束はしてないと言うならば、あの代議士会での演説は一体なんだったのか。「一定の」とは言ったがいつとは言ってないなんてのはクマ公ハチ公のヨタ話しレベルだ。一国の総理が全国民の見ている前で言った事に対し、そんなペテンまがいの屁理屈が通ると言うのか。

■錯誤に基づく意思表示は無効

代議士会で、菅氏の演説を聞いて、一気に流れを変えてしまった鳩山、原口両氏が、騙されたと非難しているのだから、錯誤に基づく投票で有った事は明らか。もし錯誤では無いと言うなら再度採決してみたら良い、逆に今度は予想された僅差どころか、圧倒的多数で不信任可決は間違いないだろう。

錯誤に基づく意思表示は無効だ。こんな事法治国家の常識だろう。それを首相がやってのけたのだ。皆に辞めると思わせておいて、辞任を約束した証拠がないから辞めません?怒りを通り越して涙が出てくる。

■国民を人質に取って脅す首相がどこにいる?

そもそも、この国難にあって、不信任可決なら解散するぞと、完全に国民を人質に取って脅す首相がどこにいる?もうこの時点で首相失格だろうし、誰もがあの菅ならばやりかねないと思うから、自らの辞任するとの言葉に折り合いを付けたんじゃないか。

■ペテン首相を支えるならば、閣僚も同罪

にもかかわらず、目先の不信任を回避した途端に、今度は辞任を約束してないとか、紙に書いてはいないとか言って、政権にしがみつく、こんなペテン首相を支えるならば、閣僚も同罪だ。同じ目で見られたくないならば、即刻辞任すべきだろう。

■民主党も同罪

さらにはこうした閣僚連中を認めるならば、民主党議員達もどうかしてる。次の選挙ではどんなに立派な人物であろうとも、民主党と言うだけで票はとれまい。前代未聞のペテン首相とその一派は、ここまでやるからには、どんな事をしてでも政権にしがみつくだろうから、民主党は再起不能になってるハズ。

■真面目ゆえの始末の悪さ

始末が悪いのは、ペテン師は自分自身も騙せると言う事。だがこの場合はもっと始末が悪くて、おそらく菅氏と取り巻き連中は、本気でこの国難を乗り切る使命感に燃えているのではないか。そして自分達は真面目に一生懸命やっていると思っているのだろう。これならば、むしろ悪意を持ってやってくれた方が、多少は良心の呵責に訴える事も出来ようから、余計に始末悪い。

■論点は能力の是非であって、意気込みでは無い

多くの人々が問題にしているその論点は、菅氏とその周辺一派の能力であって、意気込みでは無いのだ。能力の無い者たちが、真面目に一生懸命やってはいるから、非難されても、オレ達はこんなに一生懸命にやってるのに何故理解できないのかとなってしまい、本当に始末が悪い。

■民主党議員全体の連帯責任

さて嘆いてばかりいても仕方ない。現実に政権与党内部からの造反で不信任可決が現実のものになりかけていたのに、言葉のアヤで賛成派議員達をペテンにかけてまで乗り切った菅氏と一派をこのままのさばらせるならば、民主党議員全体の連帯責任だから、一刻も早く辞任させるべき。

■民主党議員は一斉に離党してしまえ

ところが手続き上、それが出来ないならば、この際、民主党議員は一斉に離党してしまえ。そうすればいくら使命感に燃えた菅総理と一派といえども、事実上成り立たないだろう。そうした時、政治空白をどうするなんて一般論を持ち出してはいけない。

■空白を消しても空白にはならない

論点は、菅総理の能力の是非なのだ。現に復興は何も進んでいないのに、この先進むと言う根拠はどこにあると言うのか。菅内閣そのものが政治空白なのは明らかなのに、空白の元凶を潰したら空白が生まれるなどと言う不安感を持つ事は、意味を成さない。

■未曾有の危機にあって、未曾有のイカレ宰相に出くわしてしまった不幸

ところで、今日書いた事、いちいち書かなくとも、この件に関しては大多数の方が呆れて、絶句している事だろう。未曾有の危機にあって、未曾有のイカレ宰相に出くわしてしまった日本国民は、本当に運が悪いとしか言いようがない。

■誤謬に基づく初歩的な詭弁

菅氏の主張は、誤謬に基づく初歩的な詭弁だ。「消防署のほうから来ましたので消火器を設置してください。」「はい分かりました」「じゃ2万円いただきます」「えっ?!消防署が金取るの?」「消防署じゃありません、消防署の方角から来たと言っただけ、もう設置したから金払え」、このたぐいなのだ。

■菅総理の精神鑑定をしてもらいたい

怪しげなセールスマンがこんなやり方したら逮捕されるのに、立法府の長がやると許される?そんな法治国家がどこにある。こんな錯誤にもとづく不信任採決、無効に決まっとろうが。だから民主党だけじゃない、全代議士がオカシイ。

ついでに言えば、菅総理の精神鑑定をしてもらいたい。尋常では無いと思う。

本日これにて、

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コメント

高橋元子様、コメントありがとうございます。

一国の首相は、国の舵取り役。
ゆえに、価値判断指標は「気込み<能力」です。

これが「気込み>能力」になってしまうと、負ける戦争をカマしたり、竹ヤリでB29を落とそうとしたりしてしまいます。故に首相選びには、情実の入る余地は無いという訳です。

投稿: ベンダソン | 2011/06/21 11:42

お久しぶりです。

意気込みではなく能力が大事というのは、ほんと、そう思います。
一生懸命作った料理でも不味ければ人は褒めないと表現した人がいました。社会人は学生と違って絶対的評価をされるものということの例えで書かれたものです。

一国の宰相だから菅さんが目立ちますが、こんな人は世の中大勢います。ここで口に出すか出さないかがその人の器に思います。
自分が見えている人は、わざわざ自分を高く言うなんてこっ恥ずかしくてできません。


投稿: 高橋元子 | 2011/06/21 06:34

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