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2012/01/02

政党交付金狙いの何が悪い?

暮れに、消費税増税に反対する民主党議員10名が離党し、その1人石川知裕議員は鈴木宗男氏、松木謙公議員らとともに28日、新たな政党「大地・真民主党」の設立を届け出た。これに対し読売は、「大地・真民主党に「政党交付金狙い」の見方も」との見出しで報道している。

これらの記事、同じ新聞社の報道としてみると2つの違和感がある。一つは、主観的評価の有無だ。「大地・真民主党」に対しては、当事者が述べてもいない心の内を類推し、それをあたかも第三者の意見のように装い事実であるかのように報道しているが、「新党きずな」に対しては、そうしたことは書かれていない。

新聞社が、事実報道のみならず意見を述べる事は何ら問題ない。だが、「・・の見方も」などと第三者の意見を装うのは、プロパガンダ(propaganda)であり非常に姑息で信用ならない。意見は意見として堂々と述べるべきである。

そもそも、「大地・真民主党」が政党交付金狙いならば、それよりもっとギリギリで届け出をする「新党きずな」に対して同じ見方を報道しないのか、なんとも恣意的である。

二つ目の違和感は、「政党交付金狙い」があたかもイケナイ事のように印象づけられるが、一体何がイケナイのか。公的に政治資金が出るなら、献金のように紐付きではないから、それを当てにする事のどこがイケナイのか分からない。そもそも、「政党交付金」はどの政党ももらっているのだ。

私は、別に「大地・真民主党」を応援しているのではないし、否定もしない。そもそも結成意図が分かる報道がされてないので分からない。要は、事実と主観をごちゃ混ぜにして、あたかも客観的事実であるがごとく世論を誘導する報道に騙されたくないのだ。

ついでに言うと、もともと何でもない事を、あたかも問題であるかのように印象つける報道や表現にも辟易だ。日本語にはそれ自体では意味をなさないが、評価を印象づける単語が多い。「ベンダソンは正月にもかかわらず餅を2個しか食べなかった」と「ベンダソンは正月をいいことに餅を2個も食べてしまった」では印象がだいぶ違うが、表している事実は「正月に餅を2個食べた」なのだ。「も」「しか」「にもかかわらず」などの言葉は、事実とは全く無関係な言葉なのである。

本日これにて、

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コメント

○ 高橋元子様、コメントありがとうございます。

>確かに、新聞にデカデカ書かれたことを覆すのは難しいと知っている人が「不確かな情報」を意図的に添えて情報操作を狙うと考えるのも一理ありです。

⇒その典型が、小沢批判です。「小沢=悪党」を刷り込まれた人々は、小沢の話題になるだけで、いや~っ!と耳を塞ぎ、一切の聞く耳を持ちません。

状況から見れば、アメリカの思惑であることが明らかですが都市伝説や推測の域を出ず、結局は、ほぼ小沢つぶしは成功してしまいました。

投稿: ベンダソン | 2012/01/05 09:48

「高橋元子はこの三が日で餅を6個食べた。」
ここまでなら事実ですが、この後に、「米(こめ)の国内需要向上に貢献のねらいか?」
なんて新聞一面に書かれたら、「いやいやそんなことないです、私が返事する前に、夫が雑煮の餅の個数を多く答えちゃったからです」と全国の高橋ファン(←そんな人いません)触れ回るのはとってもたいへん。

確かに、新聞にデカデカ書かれたことを覆すのは難しいと知っている人が「不確かな情報」を意図的に添えて情報操作を狙うと考えるのも一理ありです。
イラッとしてお腹が空くから、私はこう考えないようにしていますが。

というより、最近の新聞、特に読売は見出しが下手くそです。見出しは記事の要約中の要約で、これさえ眺めれば、その日のニュースがつかめると私は考えていたのですが最近は人目を引くだけが目的のようです。
何とかして読ませよう、買わせよう、とい魂胆が見え見えで、私は金を払ってまで読みたくありません。

もしかしたらプロパガンダという高尚な概念すらなく、ブンヤが「作文へたくそ」なだけかもと、思わなくもないです。
読む側にも、日本語が通じない日本人が、増えていますから。書き手だけでなく、読み手の質低下も、プロパガンダ(みたいなもの)が成り立つ要因かもしれません。

投稿: 高橋元子 | 2012/01/05 00:27

○名無し様、コメントありがとうございます。
ご指摘の件、おっしゃる通りでした。
「どの政党ももらっている」⇒「ほとんどの政党がもらっている」と訂正します。
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○小山祐三様、コメントありがとうございます。
ご理解いただき、ありがとうございます。
私たちは、自分のアタマで考え、踊らされたくないものです。
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投稿: ベンダソン | 2012/01/04 18:40

議員なら誰でも当選したいと思うし、活動するには金がかかるので資金が欲しいと思うだろう。落選してもよいしお金もいらないという議員がいたらお目にかかりたいものだ。政治評論家が離党のニュースにコメントを求められこんなことを言っていた。「今この時期に離党するのは政治資金のためと、支持者に媚びて選挙に勝ちたいからでしょう。」あのコメントは評論ではなく私情を交えた悪口だ。なぜ離党するのかに思いが至らず、おかしなことを言うと思った。テレビでは街の中年女性たちが同じことを言っていた。お決まりの採り上げ方である。「もともと何でもないことを、あたかも問題であるかのように印象付ける報道や表現に辟易」に私も同感である。

投稿: 小山祐三 | 2012/01/04 14:11

政党助成金はどの政党ももらっているという表現は正確ではない。私は、共産党支持者ではないが、制度実施以来一貫して政党助成金の受け取りを拒否している国政政党がある事は周知の事実です。

投稿: 名無し | 2012/01/04 00:13

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