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2012/06/27

消費増税採決⇒破廉恥が幅を利かす世であってはならない!

以前にも何度か書いたが、日本には羞恥心さえ捨てれば、敵を簡単に陥れやっつけられるメソッドがあるようだ。いわゆるウワサの類だ。根も葉もない事であっても、噂を流されると、人々は火の無いところに煙は立たないとして、ダメージを受ける。


■噂に左右されるのは日本人のDNA?
この心理、どういう訳か日本人のDNAに組み込まれているみたいで、大多数の人がそう思っているようだ。でも、ちょいと考えればわかるが、人はウソをつかない事が前提だから何の論理的根拠もない。

■悪口はあてにならない
誰もが悪意を持っていなければ、確かに何らかの事実があって噂になるだろう。でも、悪意を持った人が言う悪口は、その人の感情だからあまり当てにならないし、ましてその悪口が客観的事実ではなく、悪意を持った人の感想なり評価であったなら、まず全く事実とは無縁と言ってよい。

■火の無いところに煙が立つ?
結論を言うと、現代日本において聞こえてくる噂は、ほとんどがデタラメだと思う。火の無いところに煙が立たないどころか、火の無いところに煙が立つ事の方が圧倒的に多いと思う。

まず、読者諸兄はこの事実認識に立っていただきたいと思う。そうじゃない、火の無いところには煙は立たんよと思う方は、根本的な事実認識が違うので、ここで退場してくださいな。先、行きます。

■古くは与謝野鉄幹
でだ、古くは与謝野鉄幹がこのやり方、つまり根も葉もないウワサを流され雑誌の廃刊に追い込まれた。鉄幹は、噂が流れたら、真実か否かは関係ない、流された時点で負けだと嘆いたとか。

■近くは小沢バッシング
近くで言えば、小沢バッシングがその典型だろう。ゼネコンからの裏献金疑惑から始まり、多くのネガティブ情報が流され、明日にも逮捕かと思わされ続けてきた。今となってはいちいち思い出せないほどたくさんの疑惑報道だったが、いづれもウソだったにも関わらず、報道各社はウソでしたとは一切公表せず、「それでも疑惑は残る」みたいな思わせぶりな書き方をし、さらには、これでもかと執拗なネガティブ情報が流され続けている。

■したり顔で語られても、気持ち悪い
多くの識者も、したり顔で、小沢は怪しいみたいな発言をする。だったら、教えてほしい、何故、それほどアンタ達は小沢を嫌うのか。そんな思わせぶりな言い方ではなく、これこれこうだから小沢が嫌いだと言ってくれまいか。そこに客観的事実があれば、こちらも即座に反小沢になれるのに、したり顔で語られても、気持ち悪くて仕方ない。

■すべてウソだった
繰り返すが、これまで流布されてきた小沢氏への疑惑はすべてウソだったが、ウソと分かっても一度定着した悪いイメージは、人々の頭から払しょくされない。誰が仕組んでいるのか特定できないが、国民の洗脳作業が堂々と行われているようで不気味だ。

■破廉恥
言えることは、非常に破廉恥なやり方だという事。たとえば、小沢夫人が出したとされる手紙についても、早くもガセである事が明らかになりつつあるようだが、こんな愚劣なやり方で人を陥れることは、羞恥心があれば普通は出来まい。

■良識の府というのなら・・・
この夫人が出したとされる手紙のコピーが、全国会議員に郵送されたと言うから、なんとも情けない。良識の府というのなら、書かれた事との真偽に関わらず、このような低俗な行為が国会議員を対象に行われたことに憤慨し、犯人を突き止めるべきだろう。

そうでなければ、国会議員のレベルがその程度であるという風に、見えてしまうではないか。

■真実を推理せよ
私たち市井の民には、いくらネット時代とはいえ得られる情報も限られている。だが、得た情報から真実を推理することはできる。もちろん推理した結果が絶対的真実であるとは言えないが、矛盾の無い推理は、矛盾だらけの与えられた情報よりは数段真実に近いことは明らかだ。

■真実はどの角度から見ても真実
真実はどの角度から見ても真実だが、ウソは視点が変わると矛盾を露呈する。たとえば本物そっくりのカレーライスと本物のカレーライスがあったとしよう。写真では区別つかないから両方真実に見える。匂いが付いていれば、現物を前にしても区別がつかないだろう。だが食ってみれば直ぐに真偽がわかる。

■ウソつきはカレーを食わない
真実はどのようなシチュエーションでも真実だが、ウソは想定したシチュエーションでしか成り立たないので、ウソをつく人はそうしたシチュエーションを避ける。見りゃわかるだろ、匂いだってカレーなんだから、食わなくたっていいじゃないか、となる。

では、そういう観点で、小沢騒動に関連して昨日の消費増税法案可決騒動を検証してみよう。

■造反有理
まず「造反」という言い方。ここからもう胡散臭い。これは、民主党執行部の見方だ。国民から見ればマニュフェスト違反なんだから、執行部こそが造反だろう。正確に言えば、「国民に造反した民主党執行部対して造反する議員たち」だ。なに、ややこしい?だったら、消費増税反対派とかマニュフェスト派とだけ言えばよいではないか。

■本当の政治家
次、民主党の前原政調会長は「次の選挙のことを考えて行動されているようにしか思えない。目先の選挙で物事を決めるということは、わたしは、本当の政治家ではないんではないかと」と述べたことに関して。

■本音丸出し
う~む。この発言、実に本音がにじみ出ていて味わい深い。というか聞いてて、あまりも本音丸出しなので噴き出した。「次の選挙のことを考えて」ってどゆ事?、それって賛成したら勝てないということがわかってるってことではないか。

■選挙とは国民の意思・審判
選挙とは国民の意思・審判ではないのか。いったい誰の方を見て政治をやってるのか、政局にしか目が行ってない視点から、本来の政治の視点に返ればすぐ分かる。いったい前原氏が言う「本当の政治家」とは何か、国民が望まない事をやるのが本当の政治家ということになる。

■国民はバカ?
これは一段上に立ったものの言い方だ、医者が患者の求める通りの処置をしていたら患者の為にはならないが、そういう感覚かな?国民はバカだから、俺たちに任せておけばよい、国民に媚を売るのは真の政治家ではないと言いたいのだろう。じゃあ、どうやって選挙に勝つのか、ウソを言って勝ちますということになる。アホくさ。

■小沢氏は消費増税に反対してないんだが?
ちなみに、小沢氏の論点は消費増税の可否ではない。何故かみんな、この事を言葉で言っても感情では理解してないような気がする。小沢は消費増税に「反対」だから「造反」という印象操作をマスゴミ総動員でやってるが、事実まで書き換えてないから、「やることをたってからにしろ」と主張しているのはわかるはず。

■何故今?
つまり小沢氏は消費増税に反対ではない。つまり消費増税するのが「本当の政治家」との前原氏の言い分に合ってるから、前原理論は破たんしている。前原理論が成り立つのは、消費増税が「今」ではなくてはならない事がキチンと説明された場合だ。

■「雄弁」は真実にあらず
だが、それは、昨日の野田総理の演説を聞いても、「待ったなし」というばかりで、何故、改革をやってからじゃダメなのか、何故「今」なのか、具体的客観的根拠は示されず、ただ「雄弁」に語られただけだった。だが雄弁は真実とは限らない、むしろ逆の場合がある。

■具体性がないという具体性の無さ
また、評論家たちは、「小沢さんは、やることをやってからというが、具体性がないではないか」と批判するが、その批判の方が具体性がない。だってマニュフェストに書いてあるんだから。

■民主党の存続以上に重要なこととは?
次、う~ん、疲れてきたので端折っちゃおう。何故、「今」消費増税なのかだ。前原氏の本音ポロリを聞くまでもなく、次の選挙で勝てそうもないような政策を、政治生命をかけてまでやるのか。民主党の存続以上に重要な価値があるということになる。

■国家の為?
国家の為? 自分たちのトクにならない事を一生懸命やるのだから、私利私欲には見えない。なので論理的には筋が通る。ただし直接的には私利私欲に見えないだけで、執行部がトンデモ無いバカで誰かの手先であったなら、こちらの仮定も同じように筋が通る。

■■■カレーを食えばわかる真実■■■
この検証は、カレーを食えばわかるように、この後起きる事実を冷静に見れば分かる。社会保障のために必要ですと言い切った野田総理は、政権に左右されない制度をつくり安定した社会保障を補償すると言い切った。

ならば、当然目的税として社会保障と震災復興に使途を限定する仕組みが固定されるはず。間違っても、復興の名目で他の目的に使われないか、あるいは、アメリカ国債の残高が増えたりしないか、よ~く、見ていく必要がある。

■■■カレーを食う小沢VS食わない前原■■■
シロアリ退治や、身を切る改革をどこまでやったか、今年一年じっくり検証しようではないか。最後に、カレーライスのたとえで思い出した。小沢氏がゼネコンからの裏献金疑惑でバッシングされていた時、当の小沢氏は、「だったら企業献金を廃止すべきだ」と主張した。これに対し、前原氏は反対した。

カレーを食えば分かる(疑惑は晴れる)という小沢氏と、食う必要はないという前原氏の構図だ。
構図だ。
本日これにて
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コメント

○小山祐三様、あきこ様コメントありがとうございます。
日本の報償費(通称官房機密費)は約12億円が官房長官の自由になります。一人当たり1千万円使っても120人を買収できます。しかし歴代の官房長官は私的に使っていたことが結構ありますので、こんな風に輿論操作に使われはしないでしょう。

でも、諜報機関を持っている外国ではどうでしょうか。弱小国の一つ二つを平気でぶっ潰すくらい金がありそうです。100億円あれば、一人1000万円で千人買収できます。それで自国の国債を兆の単位で日本に買わせれば、実に安い投資ですし、戦争よりはるかに確実です。

マスコミ人や評論家は、とても信念があるとは思えないので、簡単に買収できそうです。政治家も同じです。手ごわいのはおそらく官僚でしょうが、名誉と権力欲うまく擽りながら洗脳すれば、国の為と思わせて国賊に仕立てることも可能な気がします。

こんな話、もちろん空想であり都市伝説の類ですが、カレーを食う例のように確認は出来ます。この場合は、どこの国が儲かったかを見れば直ぐにわかります。ゆえに外国国債の日本政府保有が増えたり、様々な名目での外国への資金流出が増えない事を祈るばかりです。
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投稿: ベンダソン | 2012/06/29 14:21

初めまして
いつも拝見しています。
小山様のおっしゃるように衆議院を増税法案が通った途端にテレビのワイドショー等では家庭への負担言々言い出して唖然としました。しばらく世論調査してないなあと思ったら早速小沢新党に期待するかなんて、、、
本当にあきれるばかり。
世論調査も毎週のようにしつこいくらいする時もあるのに今回は採決が終わるまでしばらくありませんでしたね。新聞とテレビをすべての情報にしている人達はまんまと騙されるしかないのでしょうか。
忸怩たる思いです。ペンダソンさんがおっしゃるように
次回の選挙では増税法案に賛成の議員を落選させなければと決意を新たにしています。

投稿: あきこ | 2012/06/28 21:36

 このところ矢継ぎ早にメッセージが繰り出されるので、自分の考えをコメントしようと考えているうちに、つい書きそびれてしまいます。でも毎回頷きながら読んでいますので、これからもタイミングよくどしどし書いていただきたいと思っています。今日の「破廉恥」もカレーライスの例えが効いて、よくわかります。そのとおりだと思います。          
〇どうしてもマスコミ批判になってしまいます。
 さて、消費税増税の国会採決が終わった次の日、新聞もテレビもいっせいに、増税になったらこれだけの家計負担増になりますよと報道しました。それを見たオバちゃんたちはギョッとしたのではないでしょうか。インタヴューに答える街の人のほとんどが、増税は困ると答えていました。そのとき、気がつきました。増税の話が持ち上がった時、荻原博子さんなんかがテレビでさかんに「消費税が上がったらこうなりますよ」と言っていましたね。それがいつの間にか荻原さんが姿を消し、国の借金と社会福祉のためには必要な増税ですとなり、それに反対する者は造反だと敵視しはじめました。意図的に情報操作されていましたね。家計負担のことを当初からガンガンやっていたら、増税する前に、まず無駄を省けという主張は正論であることが、オバちゃんたちにも理解できたのではないでしょうか。   
 またマスコミは、世論を誘導することもやっています。得意の世論調査です。一方的な情報しか与えられない人たちは、何の躊躇もなく、テレビに出てくるコメンテーターのとおりに質問に応ずることでしょう。それをさも公平な民意ですとやるわけです。
 増税賛成勢力がマスコミを使ってやりたい放題ですね。
 


 


投稿: 小山祐三 | 2012/06/28 16:36

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