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2012/08/12

竹島問題で毅然とした態度?

韓国のイ・ミョンバク大統領が、竹島を訪問したことについて、玄葉外務大臣は、「到底受け入れ難い、毅然とした態度をとる」と言ってた。でも、毅然とした態度って、具体的にどうするんだろう。

 

とはいえ、こうとしか言いようがないから玄葉大臣を責めても仕方ない。自国領土を守れない日本の法体系に問題があるのに、そこには常に目をつぶり、言っても仕方ない事を言い続ける我々日本人のメンタリティに問題があると思う。

 

だいたい、日本の法律でも、20年以上実効支配されていれば時効取得になるだろう。国際司法裁判所に訴えたところで、韓国は提訴に応じないし、それでほったらかしなんだから、韓国は平穏に土地を支配し続けたと思っていることだろう。

 

自衛隊を軍隊ではないと定義し、なし崩し的に防衛庁が防衛省になる。軍隊じゃない軍隊の位置づけを強化していったい何の意味があるというのか、だったらきちんと憲法9条を議論し、すでにやってる事実に整合させるよう改正するか、現憲法に整合させ自衛隊を解散するか、どちらかハッキリすべきだ。

 

と、ここまで書いてきて、チョイまてよ、改めて冷静に考えてみたらどうなんだ。

 

ある日、庭に他人が入り込み、そこに住ついて60年。裁判を起こそうにも相手が応じない。庭の持ち主は今まで、一度たりとも、その占有された土地には足を踏み入れず、他が家の中で家族同士怪ケシカランと騒いでいるが、直接文句言ったり、追い出そうとはただの一度もしなかった。これが日本の現状だ。

 

そして何度か、竹島問題を取り上げてきたが、こういう現状を踏まえれば、ありゃもう韓国のもんだろうと思う。ところがこういうことを言おうものなら、この非国民めとばかり、発狂する人がいる。

 

自国領土を守るということは、当たり前の上に当たり前が付く常識であり、人を殺してはならないというのと同じで、議論の余地はないと思っている。そうでなければ国は成り立たないからだ。

 

では何故、竹島はもう韓国のもんだなどと不埒な事を言うか、それは本気でそんな事を言ってるわけではなく、領土問題とはいえ、たかがちっぽけな島なんじゃないの、という事なのだ。

 

そもそも、何故領土を保全しなきゃならないかを考えてみよう。ある種族なり考えを持った仲間が集まり社会を創り、その一定の集まりが生活を営む土地の範囲が領土なんじゃないか。生活を営むと言っても、今現在利用している土地と言うわけではなく、利用する可能性まで含めての事だから、確かにその縄張りは広い方が良い。

 

家を建てたら、庭は出来るだけ広い方が良いと思うだろう。ところが、実はそうでもない。庭が広くなれば手入れが大変だ、金もかかる。よくよく考えてみれば、自分の土地が増えれば資産は増えるが、その資産を金に換えない限り、必要以上の土地は利益と維持費を考えるとマイナスになりかねない。

 

そんなバカなと思うかもしれないが、これは事実だ。バカなと思った皆さんは、土地なり不動産に価値があるとの前提でものを考えているのだろう。ところで私はあるリゾートマンションを所有しているが、さすがに同じ場所では日常化して飽きてきてしまった。

 

一方管理費だけで、家族で温泉旅行に毎月行ける金額だから、いかにももったいなくなってきたので、売りに出したら、全く買い手が付かない。

 

そのうち、全くそのリゾートマンションに行かなくなり、管理費だけを無駄に出費することになったので、どなたでも只で差し上げることにしたが、それでも貰い手が付かない。結果、管理費と税金だけを払い続ける事数年。いったいこれのどこが資産なのかと思う。

 

さて、竹島の話に戻そう。損得で考えた時、竹島は領有する価値があるかだ、尖閣のように膨大な地下資源があるならともかく、精神面を除けば竹島領有のメリットはEEZの海域が拡大されることだけだろう。

 

その海域の面積割合は日本国の海域のわずか0.5%に過ぎず、日本の年間漁獲高を約1兆円とすれば、まあせいぜい50億程度の経済価値しかない。ところがおそらく韓国が実効支配を続けるためには年間50億以上は掛かっていそうだ。

 

仮に日本の自衛隊が同じように駐屯すれば、もっとかかるだろう。お互いの国民が竹島は自国領土だ!と主張しあい、一方は軍隊まで派遣しているから、さぞや大事な島だと思い込んでいるが、もともと人が住んでもいない(住めない)島だからこそ、明治以前はどこの国も領有など主張してこなかったはず。冷静に考えれば、それは今も変わらないんじゃないか。

 

何かそこを失ったら大変な利益を失うかのように錯覚し、さらには沽券にかかわるとばかりにメンツも絡んで話がややこしくなっているが、落ち着いて考えればどうでも良い、たいして価値もない島な気がする。

 

ただしこのことは、領土問題一般論とは相いれない、あくまで竹島固有の特殊事情だから、一般論で語れば当然に竹島は命に代えて死守すべきとなる。結論は、おそらくどちらも正論ではないか。冷静に損得で考えれば、あんな島どうだってよいが、領土問題一般で考えれば重要なのだ。

 

要は、損得ではなくお互いの国の為政者が政治的イシューとしてそれぞれが都合よく利用しようとして、あれこれ毎度出来レースをやってるに過ぎない。だからテキトーにうまくこの政治的イシューを、それぞれが活用すりゃいいんじゃないの、と思う。

 

韓国大統領が、上陸してもしなくても何ら変わりないのにわざわざ上陸したのもそういう意図からだろう。対して、日本はというと、へっぽこヤクザの出入りよろしく、対岸で、テメー・コノヤロと叫ぶだけ。

 

国民から見れば何とも歯がゆい。そんな価値もない島だから別に戦争しろなんて言わないが、舐められている感がぬぐえない。であれば、アホくさすぎるから、前段で書いたように、きっちり武力行使できるように憲法を改正するか、現憲法に合わせて自衛隊を解体するかどっちかだと思うのだ。

 

話しが長くなるから、そもそも論は省くと、当然に後者はないだろう(あれは軍隊ではないなどと言う議論は勝手にやってくれ、武装しているんだから、軍隊と定義されない軍隊でいいよと思う)。だから、この際、領土保全と密接に結び付く軍備について真面目に議論すべきだと思うのだ。

 

なにしろ、竹島という特殊例を特殊例として考えず、領土問題一般論で考えるのだから、じゃあ領土保全をどうするか真剣に議論しろよ、だ。

 

それが出来なければどうするか。ま、このままほっとくんですな。敵は、島根県が竹島を県土に位置づけただけで大騒ぎするし、日本が遺憾の意を表すりゃ、一応は反応する。その反応は、日本がほとんど金をかけない口先だけに対して、アチラは結構な経費をかけて、無駄な出費を続けているからだ。

 

不動産を資産だと思い続けて、実はただの金くい虫と気付くかどうかは知らんが。

本日これにて

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コメント

メタン様、コメント有難うございます。

うかつでした。ご指摘ありがとうございます。

もしかして、メタンハイドレートのことでしょうか。
とすれば、その採掘コストが商業ベースに乗るか、乗ったとして、争うほどの価値があるかを見極めなければなりませんね。
また確認されたその埋蔵量は、圧倒的に南海トラフが大きいので見落としてましたが、日本海側の方が採掘効率が高いようですね。

その可能性という意味では、軽々しく無価値と断じたのは私の間違いですので訂正します。

投稿: ベンダソン | 2012/08/13 13:51

竹島周辺にもメタンの氷が眠っていると研究者は発表してますよ。

投稿: メタン | 2012/08/13 12:04

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