◆アパホテル書籍問題・・・
この事件、最初中国にアパが進出してのことかと思ったが、どうやら日本国内のアパホテルに南京大虐殺を否定する経営者の本が置いてあっての騒動という。気に入らなけりゃ泊まらなきゃいいだけじゃん。
とはいえ、逆だったらどうだろうか、たとえば中国のホテルに天皇を侮辱する本が置いてあったら、日本人の中には発狂する人が少なからずいそうだ。でもこんな事いうと南京大虐殺はなかったと主張する人々からは袋叩きにあうだろう、では・・・
◆南京大虐殺はなかった?
とする人々の主張を見るとだいたいが、そもそも当時の南京には30万人もいなかったとか、日本人が南京市民と談笑してたり保護している写真を示して、だから大虐殺はなかった、というパターンがほとんどなので、その非論理性に驚いてしまう。
ハッキリいって、こういう主張の仕方はあまり頭が良くないなあと思うのが正直なところなんだけど、結構まともそうな人もこういう主張をしているので、ますます混乱してしまう。ナショナリズムの怖いところだろう。
当時の南京人口が30万人いなかったから30万人の大虐殺はなかったと言ったところで、じゃ20万人なのか、何10万人? いいよ、じゃ日本人は10万人を大虐殺したわけだといわれたらどうするんだろう。
中国人が日本軍と談笑している写真をもって虐殺はなかったという主張に至っては、完全に知能に問題ありと言わざるを得ない。仲の良いもの同士が喧嘩して殺人事件になるなんて話はゴマンとあるではないか。いったいどういうロジックを描いてるのだろうか。
◆主張すべき相手が違うのでは?
といつも思う。南京大虐殺はなかったというならば、日本国政府にそれをぶつけるべきだろう。そして日本政府から中国政府に対して、確たる証拠を出せと強く要求させ国際世論にも訴えるべきではあるまいか。
ブログやツイッター、FBなどで主張するのも良いが、その主張はおそらく中国人に対してだろう。でもちょっと考えれば、そうした主張は中国のメディアが中国で取り上げない限り中国人に伝わらないことは分かるだろうし、伝わったところで理解されないことも分かるだろう。
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